2009/09/26 - 2009/09/28
1855位(同エリア4944件中)
パンダ番長さん
- パンダ番長さんTOP
- 旅行記55冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 12,442アクセス
- フォロワー2人
マカオ旅行の1日目。関西国際空港から香港を経由してマカオへ。そして、マカオ街観光とカジノ体験。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
-
<関西空港待合場所にて>
搭乗便は、JAL701便香港行きで、搭乗開始は9時35分の予定である。あと1時間弱である。
まだ誰も待合場所にはいない。
しかし、すでに搭乗機はスタンバイしており、備品の搬入を開始している。我々も特にする事もなく、記念写真を数枚撮り終えると街合場所の席について待つことにした。
丁度、この待合場所には、マッサージ機が2台置いてある。
最近、何かと肩が凝る事が多く、久しぶりにマッサージ機を使用する事にした。最新式のもので操作がよく判らないが取り敢えず、腰掛、200円/10分と書かれているので、200円を入れる。
スタートボタンと肩のボタンを押し、肩中心に行なう事にした。足のふくらはぎも揉み解してくれる様になっている。そのマッサージ機に座り、冨田君と話をしているとあっという間に終わってしまった。10分程度では気持ち良くもならない。 -
その内に徐々に待合場所に人が集まり出した。言葉を聞いているとやはり中国人が多い。
香港行きであるので、香港へ行く人が殆どかも知れない。その様な事と考えているとアナウンスがあり、搭乗手続き開始が9時40分からとなり、当初予定より5分遅れるという。
いつもの事ながら定時に搭乗が開始される事はまずない。待つ間に今回の澳門の今晩の廻れる観光スポットをチェックする。
地図などでは確認しているが、実際の街を歩いていないので、どのくらいで歩けるものなのかは想像でしかない。そうこうしていると搭乗ゲートが慌しくなって来た。すると、またアナウンスがあり、今より搭乗を開始するという。
まずはビジネスクラスの人から開始で、エコノミークラスの人達は列を作り、待っている。
少し経って冨田君といっしょにその列に並ぶ。思った程人が多くない。
すぐに順番が来て、パスポートと搭乗券を手渡す。搭乗券は半券を切られることなく、そのまま返され、ゲート内に入る。最近は半券を切らずにバーコードのチェックのみなのか?
機内に入り、席を探す。席は丁度翼の後辺りで、機内右手の2人席である。 -
<香港行きのJL701便の機内で>
JL701便の機体はB767-300で、横が2人、3人、2人の7人掛けである。
待合場所では、然程多くないと思っていた乗客であったが、見れば満席である。JALと言っても香港への便は人気がある様だ。この様な状態の便ばかりなら、今騒がれている様な経営状態にはなっていなかったであろう。
全員の搭乗が終了すると機体はすぐに動き出した。
CAのアナウンスでシートベルトの着用を促される。後進でターミナルから機体が離れていくのが機内モニターに移し出されている。その後、牽引車が外され、エンジン音を上げながらゆっくりと前進で進み出す。
滑走路脇の誘導路をゆっくりと進んで行く。途中で別の1機が我々の機体の前に入り込み、同じ様に誘導路を進んでいる。モニターに移る前の機体が右手にターンを開始した。ここから滑走路に入るのである。我々の機は、その手前で一旦停止する。離陸待ちである。
暫くして再度動き出し、前の機体と同様にターンを開始し、滑走路へ進入する。
滑走路のスタート位置で一旦停止したかと思った次の瞬間、エンジン音が急激に上がり、加速を開始した。飛行機に乗っていて、この瞬間が一番気持ち良い。
滑走路を走り、無事機体が離陸をする。
大阪湾上空で旋回をしながら徐々に高度を上げて行く。眼下には、淡路島が見えている。
機は、淡路島上空を通り、四国方面に向かっている。席の前にあるモニターに飛行経路が写し出されている。それを見ると四国の徳島上空から高知上空を通り、九州に向かう様だ。
上空へ上がるにつれて機体の揺れも激しくなる。機長からのアナウンスでこの先も気流の悪いところを通過する予定であり、出来る限りシートベルトを着用する様お願いしますとのコメントが流れる。冨田君が窓際の席についているので、先程からカメラで下の景色を撮ったりしている。
すると突然に眼下に大きな川が見えるという。徳島の吉野川だと思い、吉野川だろうと言ったが飛行経路を見るともう既に高知上空を飛んでいる。それからすると眼下の川は四万十川である。
もう関西空港を飛立ってから近く30分は経過している。
その内、JALのモニターシステムが自由に使える様になったみたいだ。機内のアナウンスなどが入るとこのシステムはそれが優先されて止まってしまう。先程までは揺れが大きく、盛んにアナウンスが入っていたが、それも幾分収まり、システムが使用出来る。
メニューを見るとゲームなどが豊富にある。澳門ではカジノに行く予定であるから、その予行演習を行なっておこうと思い、ルーレットなどを選択し、感を養うつもりで行なうも全然である。
30分程やっていたが、飽きてきたので、映画を見る事にした。映画のメニューを見ると意外にも新しい映画が多い。その中にスタートレックを見つけ、それを見る事にしたが、スタートレックの映画は殆ど見たつもりでいたが、オープニングが始まった時点でこの映画は見たことがない映画である事に気がついた。オープニングで大体の時代背景や設定が把握出来た。
スタートレックは私もファン(所謂、世間で言われている”トレッキー”)のひとりで、翻訳された文庫本は中学校時代から全作品を読んできている。その為、大概の登場人物は把握出来ている。非常に興味深い映画であるので、早速これからの時間をこれで潰せると思い、見始めると直ぐにまた機体の揺れが激しさを増し、機内アナウンスで映画が中断される。
その後、その様な事が多くなり、結局最後まで見る時間がないと思い、見る事を諦めた。
すると、丁度機内食をCAが配り始めた。JALに乗るのは久しぶりであったので、機内食を期待していた。メニューは2種類用意されており、ひとつは”たいめいけんのキーマカレー”、もうひとつは”鮪の照焼きと野沢菜ご飯”である。私も冨田君も” 鮪の照焼きと野沢菜ご飯”を選び、受取る。しかし、“たいめいけん”という日本でも有名な洋食屋にメニューをお願いするという贅沢な事を行なっているので、経営面で問題が生じるのではないかと考えてします。
機内食のメニューは以下の通りである。
①鮪の照り焼きと野沢菜ご飯
②野菜サラダ(オーロラドレッシング)
③春雨とほうれん草、油揚げの和え物
④ゲーテ・デ・ロワ(フランスパンに砂糖を塗り固めたものお菓子)
⑤飲物
さすがにJALの機内食は美味しい。もうひとつの”たいめいけんのキーマカレー”もさぞかし美味しいことだろう、食べてみたかった。
機内食を完食し、モニターの飛行経路を見ると既に台湾上空近くを飛んでいる。これからは、中国大陸沿岸を飛行し、香港へ向かう。まだ、1時間近く飛行予定であるので、少し寝る事にした。
少し機内が涼しいので、毛布をはおり、寝る体制にはいる。依然偶に機体が小刻みに揺れる。
寝る体制に入るとこの小刻みな揺れがまた眠気を誘う。直ぐに眠りに落ち、一瞬しか寝ていない感覚であったが、飛行経路を見るともう中国大陸のかなり南に来ており、もう少しのところまで来ている。すると機内アナウンスで約20分後香港に着陸予定であるとのアナウンスと、この先も揺れが激しい事と告げられる。また、香港の天候がくもりで、気温が29℃、湿度が57%である事が報告される。冨田君もいつから寝ているのか判らないがとなりで寝ている。
再度、澳門のガイドブックなどを見ていると、いつの間にか冨田君も起き、窓の外を眺めている。
そのうちに機体が徐々に降下して行くのが、体でも感じるくらいになる。耳が痛い。
結構大きく揺れながらどんどん降下して行く。窓の外には、中国大陸の山々が機体と同じ高さに見え出す。かなり下まで降りて来た。
席の前のモニターも機体前方のカメラに切り替わり、徐々に降下する様子が移し出されているが、まだ移っているのは海ばかりである。不意に前方に高層ビル群のある海岸線が見えてきた。香港の中心街かと思ったが、近づくにつれ、それが同じ建物の集合体である事が判る。マンション群の様である。さらに同じ様な建物群が左右に見えてくる。
香港の都市かどうかは判らないが都市周辺部に来ているようだ。そんな中でも機体は降下を続けている。ある程度の高度まで達すると降下を止め、水平飛行に移る。窓の外には、ビル群や街並みが見えている。すると前方に島らしきものが見え始め、海岸線沿いに滑走路が見えてきた、香港国際空港である。
そこに向かい、機体がまた徐々に降下を始め、前方モニターに地面が近づいてくる。
無事、香港国際空港に着陸した。 -
<香港国際空港でのトランジット>
着陸と同時にモニターが切れ、機内アナウンスに変わる。そのまま機体はターミナルにゆっくりと進む、着陸地点から然程遠くないゲートに機体が着けられる。
中国・厦門では、機内に検疫官が入り込み、乗客ひとりひとりの体温を測定したが、今回もそれが行なわれるのかと思っていたら、何のアナウンスもなく、次にアナウンスがあったのは降りる準備が整ったとのアナウンスであった。乗客が前方に移動を始める。
我々も早々に席を立ち、その列に加わる。香港の新空港に降りるのは、今回で4度目である。
あとの3回はすべて仕事でのトランジット(メルボルン、広州、バンコク)で立寄った。
その為、この空港の構造は大体把握している。到着ゲートからトランスファーエリアへ移動する。
今回はフェリーでのトランジットである。JTBの説明で、E2カウンターに進む様に言われている。空港内の案内板に従い、E2に向かう。この看板に従うと1階下のシャトル駅に行くようだ。ここでシャトルに乗らなければならない。香港でこのシャトルに乗るのは初めてである。
国内線へのトランジットであるためか? -
中国国内の空港でシャトルと言えば、北京第三国際空港を思い出す。見れば、シャトル駅の造りなどは同じである。北京ではシャトルがなかなか来ずに閉口したが、ここ香港のシャトルは1分間隔で運行している。殆ど待つことなく、シャトルが駅に到着する。
乗る人は結構多い。見ればシャトルも北京第三国際空港と同じである。乗り込むとシャトルは直ぐに発車し、1分程で降車駅に到着した。そこから、また看板に従ってE2を目指す。
長いエスカレーターで上に上がる。そこは検疫所の事前審査なのか、サーモグラフィーなどが置いてあるのか、ひとりの係官が居て、エスカレーターを降りてくる人をチェックしている。 -
冨田君が被っている帽子を脱ぐ様に言われている。そこを過ぎると少し広いエリアに出て、矢印でE2が示されている。
E2には、2つのカウンターが存在するが、我々はターボジェットに乗る様にパンフレットに書いてあったので、向かって右のカウンターに進む。
そこで、パスポートと関西空港のJALカウンターで受取った手荷物預り書の半券を提出する。
すでにJTBで手配が済んでいるので、直ぐにパスポートを返却され、その後フェリーの手荷物預り書の半券(このフェリーのもの)を貼り付けられた乗船券を手渡される。
冨田君の乗船券には手荷物預り書の半券が貼られていない。よく見ると私の乗船券に2枚貼られている。書かれている名前も私の名前で私の手荷物がふたつある様に書かれている。
これで、この旅行で一番心配していたフェリーでのトランジットは無事終了である。
トランジットエリアの案内画面で、ゲートを確認する。ゲートは10番ゲートである。出発階は1階上であるので、どこから入るのかを探す。探すまでもなく、E2カウンターの横に出発階への入口があった。
そこの通路に入り、トランジットであるので、また荷物と身体検査を受ける。
今度は、冨田君も引っかから無かった様で、二人で直ぐにそこを通過出来た。
乗船券に書いてある乗船手続開始時間まであと1時間半程ある。 -
取り敢えず、出発ゲートの場所まで行く事にし、10番ゲートを探す。
10番ゲートは奥まった所にあったが、その前には非常に広い待合場所がある。
また他にもうひとつ出発ゲートがある。
丁度、深圳・蛇口行きの受付を開始している。この深圳・蛇口行きが案内画面では11番ゲートとなっているので、この出発ゲートは10番と11番で交互に使用されている様だ。
まだまだ時間があるので、コーヒーでも飲みに行こうと冨田君を誘う。
この待合場所の奥にエレベーターがある。それを見るとこの階が4階で7階が飲食街になっている。
まずはそこまで上がって見る事にした。7階に上がると見覚えのある風景である。
以前にトランジットでこの空港に立寄った際にも同じ様なところで食事をした。
しかし、少し前に来た時と店が違う。近くの地図で確認すると前に訪れたのは、反対のウイングエリアの飲食街で今回のところとは違っていた。
冨田君とふたりで飲食街と免税店をぶらぶらする事にした。
しかし、軽食を食べられるレストラン風の店やファストフード店などはあるが、喫茶だけが可能な店がない。途中、チャイナ服を着た女の子の看板の店で、冨田君が声を挙げる。聞くと、九州によくある”味千らーめん”という熊本らーめんのチェーン店であるという。
見ると書いてあるメニューも日本語である。よくよく他の店も見てみると日本語でメニューが出ている店が半分くらいある。これを見ても日本人の利用者が多い事が伺える。
このエリアは非常に多くの人で賑わっている。このエリアの店を見尽くしたが結局御目当ての喫茶のみの店がなく、仕方なく、待合場所に戻る事にし、再び乗ってきたエレベーターで4階の待合場所に降りる。
11番ゲートでは、既に我々の前の便の澳門行きの乗船手続も終わり、次の蛇口行きの手続待ちの状態である。待合場所には人も疎らで、その隅で時間を潰す。
この後の澳門に着いてからの行動と今晩の食事場所について、冨田君と相談していたが、結局は食事などはその場で店を見て決める事にした。決めていても混雑していては入れない可能性もあるので。その様な夕飯の話をしているとチップの事が気になった。
澳門は、元々がポルトガル領であるため、チップの習慣がある。しかし、ホテルで荷物を運んで貰っても小銭を現時点では持っていないのでチップの払い様がない。やはり何かを購入して小銭を作る必要がある。そこで、まだ時間もあるので再度、7階の飲食街に行き、何かを購入する事にした。
先程廻っていて、適当なものは無かったが、1階下の6階には免税店も多いので何か買えるものがあるだろう。
もう一度、先程のエレベーターでまずは7階まで上がり、エスカレーターで1階下の階に降りる。
丁度、降りた右手にお菓子、薬、飲物などの飲食品を扱う免税店がある。ここで互いに飲物だけを購入する事にした。私はお茶(砂糖入りであった)を、冨田君は水を購入し、何とか小銭を作る。
そして再び待合場所に帰る。乗船手続開始まで後20分程である。
このゲートからバスで乗船場所まで移動をする。ゲート前には、シャトルバスが数台止まっている。
先程買ったお茶を飲みながら、待っていると10分前くらいに人がゲートに集まり出した。
するとゲートで手続をし、シャトルバスに乗り込み始めた。少し早いが手続が始まった様である。 -
<澳門行きのフェリー>
我々も乗船券を見せるとゲートを通り、シャトルバスに乗る様に促される。
シャトルバスに乗り込み、席に座り、バスの出発を待つ。徐々に乗客がバスに乗り込んでくる。
半分くらいは日本人か?隣の席では日本人の学生グループが澳門の地図を見ながら話をしている。
バスは満員になる事なく、程なく出発した。ターミナルの建物に沿ってバスは空港の中を進む。
空港の端近くで、バスは線路沿いの道を進む。この線路は空港から香港市街に繋がっている電車のものか?線路沿いに進むと駅が見えてくる。ここが終着駅の様である。
シャトルバスは更に奥に進む。一旦バスが駅を過ぎた辺りで停車する。この先は道が狭く、対向車が交わせない様である。ここで対向車を待っている。
対向車が通り過ぎると再び動き出す。まもなく、海が見えてきた。この奥に桟橋があるのだろう。
程なくフェリーが止まっているところに到着し、その駐車場でバスを降りる。バスを降り、細い通路を通り、フェリーの待合場所に到着した。
ここには既に多くの人がフェリーに乗るために待っている。みんな次の澳門行きに乗る人であろう。
また小さな売店もあり、エッグタルトなどの澳門名物も売られている。この待合場所では然程待つことなく、乗船が開始された。待合場所の出口付近で乗船券を見せ、半券がもぎ取られる。 -
出るとすぐ前が桟橋になっており、そこに乗船するフェリーが停泊している。
フェリーに乗り込むと1階は自由席でどこに座っても良いらしく、ふたりで好きな席に座る。
2階は特別席である。意外に中は広く、待合場所では多くの人がいる様に感じていたが、みんなが乗船してもまだまだ自由席には余裕がある。
席に着くと書類が2枚手渡される。一枚は澳門の入出国カード(旅客抵澳申報書)、もう一枚は検疫問診書(健康申報書)である。
乗客がすべて乗り込むと直ぐにフェリーがゆっくりと桟橋を離れる。
席の前には飛行機と同様に船内の説明書などが入っている。その中に検疫問診書の書き方があるかを探すがなく、持っているガイドブックの”地球の歩き方”にもこの検疫問診書の書き方までは載っていない。
また、このターボジェットフェリーには幾つもの機種があるらしい。我々の乗ったフェリーは、”海猫”型と言う。
桟橋を離れたフェリーはゆっくりと旋回をし、方向を変える。旋回が終わるとエンジン音が変わり、急に加速を始める。思いの外速い。こんなにもスピードが出る船に乗るのは始めてである。直ぐにフェリーは最高速度に達したのか、一定のスピードで快調に海面を滑る様に走り出した。
もっと揺れると思っていたが意外にも揺れが小さい。 -
少し揺れる中で、入出国カードと検疫問診書の記入を行なう。入出国カードは事前に今回の旅行のサポートを行って頂いたサクセストラベルの野宮さんに作成頂いたので、それを提出するのでここでの記入は必要ない。入出国カードを参考に検疫問診書を書き込む。その間もフェリーは順調に海面を走る。非常に快適である。
しかし、海面から近い事もあり、水しぶきと窓ガラスの汚れで外の景色が良く判らないのが残念である。順調に走る事40分、少しスピードが落ちたと思ったら、湾の様なところに入ったのか、船の右手には、防波堤が見える。それに沿うようにフェリーは走る。
速度を落してからもかなりの時間、走っていたが、やっとの事湾内に入ったのか、左右に防波堤が近づいてきた。その内、上方に道路が見えてきた。澳門半島からタイパ島に繋がる橋である。
それを潜ると船着場が見えてきた。予定よりも早く到着した。桟橋にゆっくりと横着けされる。
大きな衝撃もなく、フェリーが桟橋に停止する。 -
降りるのは、乗った反対側からの様だ。そこに人の群がり出来ている。
我々は通路奥から廻りこみ、その出口脇に出る事が出来た為、意外に早く下船出来た。
桟橋から埠頭の建物の中に入る。埠頭のほぼ先端にフェリーが着いたので建物の中をかなり歩かなければならない。
途中、動く歩道の前で検疫の係官が先程フェリー内で記入した検疫問診書を回収している。
しかし、見る事もなく、ただ単に回収しているだけである。中国・厦門の時とは大違いである。
そこを過ぎると通関所があり、そこで入出国カードとパスポートを提出し、何の問いも受ける事なくパス出来た。その右横で人だかりが出来ている。ここが手荷物受取所になっている。
そこはターンテーブルなどもなく、ただ少し広い場所になっているだけで、桟橋から手押の籠で運ばれて来た手荷物を床に並べるだけである。それも人力で運ばれてくるので、ひとつの籠にあまり手荷物が積まれていない。何度か籠が運ばれてくるが、手荷物がなかなか出てこない。
その内に私の手荷物は出てきたが、冨田君の手荷物が運ばれて来ない。係員が手荷物を渡した人から半券を受取ったり、チェックをしたりしている。
私が手荷物を抱えていると、半券をチェックしようと来るが、2個口である事を告げると理解してくれたのか離れ、出てくる手荷物を整理している。
結局、最後の最後で冨田君の手荷物が出てきた。係員に2個揃った事を示し、半券を手渡す。
そこから出口は直ぐ横で、出口を出た正面右手にJTBの旗を発見した。 -
<澳門港からホテルへの送迎>
旗を持った中年女性に近づき、名前を告げる。確認が取れ、待つ場所を言われ、その際にこの旅行の簡単な日程表が渡される。
取り敢えず、言われたところまで移動し、待つ事にする。
周りには、10名程度の日本人が同じ様に待っている。この人達もJTBの何らかのツアーの人達である。そのうち、先程の中年女性が現れ、もう一組、4名の方がまだ来ていないので暫く待って貰う様に言われる。
そう言えば、先程手荷物受取所で、ガラの悪そうなおやじ達が居て、それが4人組であった事を思い出したが、先に出口を出て、さっさと外に出て行ったのでまさかとは思っていたが、そのうち一人が、我々が待つ近くに戻って来た。JTBの旗を持つ中年女性に近づき、名前を聞かれている。
最後の一組はこのおやじ達であった。澳門へ着いた途端に勝手な行動を取っていたのである。
またまた団体行動を無視した集団である。
これで全員が揃い、迎えのバスに向かう。出口を出て、直ぐに地下道を通り、出口前の道を渡る。
その前が駐車場となっており、ガイドの中年女性がバスを探している。
見つからない様で携帯電話で運転手と話をしている。少し遠い場所に駐車されているらしく、その駐車場のかなり奥まで歩いて移動する事となった。バスはいつもの様なマイクロバスである。
宿泊するホテルを告げ、手荷物を預ける。そして、バスに乗り込む。
全員で、20名程度。泊まるホテルが違うようだ。
我々が宿泊するのは、グランド・エンペラーホテルである。バスが走り出すと前にまず、ガイドの中年女性が自己紹介をされる。名前はMAYUMIさん。澳門に住んで、19年になるという。
ここで、簡単な澳門での注意事項および連絡事項を言われた。また、両替もこのバスの中で受け付けるという。いつもの事ながら、必ず海外では注意事項が出てくる。それは、次の項目である。
①バスやタクシー内は禁煙である。
②煙草やゴミのポイ捨てや唾を吐く行為などは罰金である。
③深夜12時以降の夜歩きは警察の尋問を受ける可能性あり。またパスポートなど身分を証明
するものがないと開放されない可能性もあり。
④水道水は飲んではダメ。
⑤ホテルの冷蔵庫に入っているものは基本有料である。しかし、我々の泊まるホテルのみは、
冷蔵庫の中のものも無料との事。
⑥日本との時差は1時間。
⑦パタカ(澳門独自の通貨)はカジノでは使用不可。また空港でも交換出来ない。
⑧両替のレートは、約12円強/HK$。
⑨免税店はフォーシーズンズホテル内のみにあり。
である。中国での共通の注意事項もある。
それ以外で質問がないかを聞かれ、不意に冨田君が質問をする。
最初に配られた日程表の上にMAYUMIさんの携帯電話が2種類書いてあるので、どちらに掛けたら良いのかを聞いた。MAYUMIさんは2個の携帯電話を持っていると言う。それが書かれてある携帯番号である。質問を終えると、何かを配り出した。
配り終えるとその説明が開始される。配られたのは、クーポン券で、食事やオプショナルなもののクーポンである。もし、希望があれば、電話をすれば予約などの手配をして貰えるという。
冨田君とそのクーポンの一覧を見て、今晩の食事をお願いするかどうかを考える。このクーポンの説明が終わるとバスが走り出す。向かうホテルの順番をMAYUMIさんが告げる。全部で3つのホテルに行く。我々は最後の様だ。
ますは、フェリー埠頭から一番近いホテルである”グランド・ラパ・ホテル”に向かう。
このホテルには、2~3分で到着するという事で、ここで先にこのホテルの人で両替が必要な人の両替を優先的に行なう。それが済む頃には、ホテル横に到着した。
4人がMAYUMIさんに付いて降りる。MAYUMIさんを含め、5人を降ろしたバスは、ここには停車出来ないのか、直ぐに動き出し、ホテルから少し離れた道路の脇で停車し、MAYUMIさんを待つ。この待っている場所は、ホテル・サンズの噴水の前である。この噴水はガイドブックにも紹介されていた。夜になると綺麗にライトアップされると紹介されている。
10分弱で再びバスが動き出し、MAYUMIさんをピックアップし、次のホテルに向かう。
その際に両替が必要な人はMAYUMIさんに両替をお願いする。
レートを聞くと、820HK$/1万円である。関西空港よりもかなりレートが良い。
ここで我々も両替をして貰う。私も冨田君も2万円分を両替して貰う。旅行前にアクセストラベルの野宮さんにレートが良いところを聞くと関西空港内が良い様に聞いていたがやはり思った通り、現地でのレートが一番良い。
バスは走り出して、また5分も経たない内に次の”リスボアホテル”に到着した。
このホテルはガイドブックなどで見ていると大きなカジノを持つホテルである。案の定、ここであの4人のおやじ組が降りる。このホテルに殆どの人が泊まるらしく、12人がここで降りた。
また、全員が降りるとバスは動き出し、少し離れた公園の脇で停車する。この公園は丁度、タイパ島に向かう道路(橋)の付け根に設けられたロータリーの中にある。
バスに残ったのは我々2人ともう2人である。12人も降りたので、チャックインなどの手続に多少時間がかかるだろう。
ここで再度、冨田君と今晩の食事をクーポン券のところで行なうかどうか話を行なう。
今日が土曜日でMAYUMIさんの説明ではどこのレストランも予約などでいっぱいの可能性があるという。話合いを行なったが、結局、どこか自分達で食べる場所は探す事にした。
夜の観光予定もまだ決まらないので、何時に食べられるか決めてしまうと制限される為である。
その様な話をしているとバスが動き出した。再び、12人を降ろした場所にバスが向かう。そこで再度MAYUMIさんをピックアップし、バスは我々の宿泊するグランド・エンペラーホテルへ。
先程両替をして貰ったが、食事のクーポン券をお願いしないという事になったので、私は更にもう1万円分の両替をお願いした。これで関西空港での両替も含め、4万円分を両替した。
ホテル・リスボアから数分でグランド・エンペラーホテルに到着した。
ホテルの玄関にバスが着けられる。入口に衛兵が立っている。 -
中に入ると床に1kgの金の延板が幾つも埋められている。また、ロビー中央に噴水もある。
ロビーを抜け、フロントへ進む。そこでMAYUMIさんが我々のチェックインを行う。パスポートを手渡し、チェックインを済まして貰う。
各々に部屋のキーカードを渡された。ポーターが荷物を運んでくれる。我々は先に部屋に向かう。部屋は15階の1535である。エレベーターで15階に上がり、部屋に入る。 -
いつも思うが豪華すぎる部屋である。部屋の奥には机と応接セットが置いてある。直ぐにポーターが荷物を持ってきてくれた。チップとして香港でわざわざ作った小銭の10HK$(約120円)を渡す。荷物を解き、少しゆっくりとする。
-
<澳門の街へ>
少し寛いだところで、これからの予定を冨田君と相談する。16時過ぎに澳門港には着いたが、もう17時半を回っている。本番の観光は明日に行うとして、今晩はその予行演習を行う事にした。
取り敢えず、夕食も兼ね澳門観光の中心地であるセナド広場周辺に行く事にした。
互いに外へ出かける準備をする。私は、カメラをバックから出す。
ホテルを裏側に出て、蘇亞利斯博士大馬路の通りを渡り、ホテル・シントラの前を通り、殷皇子大馬路に出る。この大通りを北西方向に進む。この通りは澳門のメイン通りである。 -
メイン通りらしく、様々な店が通りの両脇に並んでいる。大きな看板が通りに張出している。
この通りを北西に進み、通りの名が新馬路と変わった辺りでコカコーラのお馴染みの形の大きな電飾に飾られた看板が見えてくる。その前を過ぎるとマクドナルドなどお馴染みの店も見える。
その様な看板に気を取られていると右手にステージが組まれた広場が現れた。ここがセナド広場である。
この広場には、10月1日の国慶節の為に、それを祝う準備がされている。
そのひとつとして大きな門型の提灯模型が造られ、置かれている。
薄暮の状態でも非常に綺麗である。頭上にも色とりどりの提灯がたくさん飾られている。
門型の提灯模型には、中国建国60周年の文字が見える。非常にこれらの飾りつけは綺麗であるが、残念な事にセナド広場がこのような飾りつけとステージで広場が埋め尽くされているので、広場という感じがしない。 -
この門型の提灯模型の間を通り抜け、右手に仁慈堂を見ながら聖ドミニコ教会方向に向かう。
左手には、リーバイスやスターバックスなどの日本でも馴染みの店が見える。また右手にはマクドナルドがある。それらの店を見ていると既にその前が聖ドミニコ広場である。
-
前には聖ドミニコ教会が建っている。既に周りはかなり暗さを増している。この広場で数枚の写真を撮り、広場から左手の小路を入る。地図をあまり確認する事無しに小路を進んでいると道に迷った様で、どの辺りにいるのか皆目判らない。
夜である事と迷路の様な小路が多い事、更にこの小路のひとつひとつが真直ぐな路で無い事が非常に方角などを判りにくくしている。
地図を見るのには慣れていたつもりであったが、今の位置が判らない。
少し歩くと見覚えのある道に出た。遠くに先程の電飾に飾られたコカコーラの看板が見えている。
やっと、自分達の場所が地図上で確認出来た。 -
地図で見ると近くに関帝古廟がある。そこに向かい、小路を戻る。
ごみごみとした小路に入り、少し歩くと右手に関帝古廟が見えてきた。
ライトアップされて非常に趣がある。しかし、残念な事に時間が既に19時近くになっているので、戸が閉まり、中には入れない。
仕方なく、そこから再度出発地点となるセナド広場に戻る事にした。 -
セナド広場に戻るとその前に新馬路を挟んで民政總社が建っているのが判る。来た時には気が付かなかった。現在は修復中で、外観にも足場が組まれている。
そこから再度、新馬路をホテル側に少し戻り、1本目の路地を左に折れると階段がある。その階段を昇り、大堂(カテドラル)に向かう。丁度、階段を昇り切った右手にメニューが店先に出ている小さなレストランがある。 -
<初日の夕食、ポルトガル料理店:エスカーダ>
どのようなものが食べられるのかとそのメニューを冨田君といっしょに見ていると、店からウェイターが出てきて、店に入る様に促される。
どうするかを迷っていると、冨田君が、ここが澳門への途中で夕食場所の候補のひとつとして考えていたポルトガル料理の店の“エスカーダ”である事に気が付いた。
それなら、もう19時頃でもあり、ウェイターにも促されるので、食事に入る事にした。 -
店の1階は然程広くもなく、テーブルも4、5である。既に数組が食事をしている。
2人でもあり、狭いが階段脇の2人席に進められる。
しかし、ガイドのMAYUMIさんが有名店は予約で一杯で、食事には入れない様な事を聞いていたのでラッキーである。店は2階以上にも席がある様だ。
我々が席に着いてから続々と店に人が訪れる。本当にタイミングが良かった様である。
まずはメニューを見て、飲み物を選ぶ。私はいつもの通りソフトドリングを注文すべくメニューを見る。すいかジュースなど中国で馴染み深い飲み物がある。それを頼むつもりでメニューを冨田君に渡す。冨田君はまず麦酒を飲む様だ。店の人を呼んで飲み物を注文する。
まず、私のソフトドリンクを注文するが、すいかジュースは、今日はない様だ。
仕方なく、パッションフルーツジュースを頼む。続いて冨田君が澳門の地麦酒を頼む。
それから二人で注文する料理をメニューから探す。丁度、冨田君が持っているガイドブックにポルトガル料理の代表的なものが載っている。そのガイドブックを基に店のメニューを見る。
するとメインメニューは日本語のメニューが付いている。その中からガイドブックに載っているものを中心に5品を注文する。
直ぐに飲み物が出てきた。互いに飲み物を飲みながら、食べ物が来るまで今後の行動を話し合う。注文したメニューは以下の通りである。
①ポルトガル風サラダ(ふつうの日本でもあるサラダである)
②バカリャウのコロッケ(ポテトコロッケ風。少し中華風に仕上げてある)
③えびカレー(大えびの入ったスープカレー)
④ポルトガル風焼飯(パエリア風シーフードのトマトケチャップライス)
⑤アフリカンチキン(香辛料がチキンの中まで染込んだ骨付きグリルチキン)
どの料理も思った以上にボリュームがある。
まず出てきたのがポルトガル風サラダであるが、これは日本でもよくあるサラダである。しかし、大皿に山盛りである。続いて出てきたのが、バカリャウのコロッケである。バカリャウは、鱈の塩漬けである。これを肉の変わりに使用したコロッケである。しかし、ポテトが大半を占めているので、あまりバカリャウの味は判らなかった。味も薄めである。 -
冨田君は麦酒から飲み物をワインに変え、小さなボトルのポルトガルワインを追加で飲み始めた。
その後、えびカレーとポルトガル風焼飯が出てきた。えびカレーには大きなえびが幾つも乗っている。カレーと言ってもスープの様なものである。辛くなく非常にまろやかなスープカレーである。 -
しかし、非常に美味しく病みつきになる味である。
また、ポルトガル風焼飯は、見た目パエリア風のチキンライスである。味はこれも少し薄めで非常に食べやすい。これも量が非常に多い。
ここから最後の料理のアフリカンチキンが出てくるまでに少し時間があり、その他の料理を殆ど2人で食べ尽くした為か、アフリカンチキンが出てきた時には既にお腹が一杯である。
しかし、このアフリカンチキンも非常に美味しい。香辛料が非常に効いた料理である。 -
結局、これをすべて食べる事が出来なかった。また、この機会にデザートも食べてみたいと思い、冨田君にもどうするか尋ねる。それぞれひとつのデザートを注文する事にした。
私はポルトガル風卵プリンを、冨田君はポルトガル風チョコレートプリンを注文する。
⑥ポルトガル風卵プリン
非常に甘ったるい極普通のカスタードプリンである。また、冨田君のポルトガル風チョコレートプリンは、クリームチョコレートケーキ風プリンでプリンなのかチョコレートなのか判らない。
このチョコレートプリンには、ブランデーとコーヒーパウダーが添えられている。これで多少は味にアクセントが付けられる。
これらを食べ終わり、会計を行う。2人合わせての合計が、712HK$である。チップに30HK$を付け、合わせて742HK$(約9,050円)。支払いを追え、店を後にする。時刻はもう20時である。
ほぼ1時間強を食事に費やした。それにしても本当にラッキーであった。この澳門旅行で行ければ良いと考えていた有名店に一番に行けたのである。 -
<ライトアップされた澳門の世界遺産>
店を出て、当初の目的地である大堂(カテドラル)を目指す。といっても前方を見れば、大堂(カテドラル)らしき教会が見えている。石畳の路を進むと直ぐにその教会の前の広場に達する。
この広場も世界遺産のひとつである大堂広場である。時間帯が遅いせいか、広場には然程人はいない。広場の壁沿いに椅子が設けてある。中央には噴水と十字架のモニュメントが立っている。
-
広場はすべてタイル張りである。広場を囲む塀もタイル張りである。壁と一体となったベンチまでタイルで出来ている。
-
大堂(カテドラル)は時間が遅いので既に閉まっている。しかし、綺麗にライトアップされている。
正面に廻るとステンドグラスが夜でも綺麗である。周りの街灯なども非常に景観に即したもので、幻想的な風景を醸し出している。
その後、大堂(カテドラル)前の大堂斜巷の通りを抜け、賣草地街を通り、次の目的地である聖ポール天主堂跡に向かう。賣草地街は繁華街で、この通りの両脇には様々な店が並ぶ。 -
ここから、聖ポール天主堂跡までの通りは店が多い。途中に澳門の名物であるエッグタルトの看板の架かった店が多くある。また、上海などの下町の店でよく見かけた何の肉かは判らない焼き鳥風の串物が売られている。それらの店々を過ぎると、細い路地からライトアップされた聖ポール天主堂跡のファサード(正面壁)が見えてきた。少し昇りの坂を進むと、広場に出た。
ここがイエズス会記念広場である。すぐ右手にポルトガル植民地時代の建物が建っている。 -
そこから聖ポール天主堂跡のファサードまで石段が続いている。その石段にはまだ多くの人がいる。
石段を登り切ると目の前に聖ポール天主堂跡の壁が聳え建っている。ライトアップされて、ここも非常に綺麗である。 -
た、正面左手には、ここにも国慶節のための飾り灯篭が置かれている。
この聖ポール天主堂跡にも入る事が出来るが、時間が遅く閉まっている。 -
そこで、更に左手奥に進み、そこにある哪咤廟に向かう。聖ポール天主堂跡の裏横にひっそりと廟が建っている。これが哪咤廟である。
その横には大きな、古い塀があるが、ここも世界遺産のひとつである旧城壁である。
ここまで来たところで時刻は20時40分である。 -
<澳門国際花火競演>
今日は21時からマカオタワー沖で花火大会が行われる。第21回澳門国際花火競演である。
たまたま今日がその競演日で、それも日本の花火が21時から打ち上げられるのである。
これまでに9月5日にスペインと韓国、9月12日に台湾とフランス、9月19日にイタリアとフィリピン、そして今日の9月26日に日本とポルトガル、この後、10月1日にオーストリアと中国が競演する。ここからホテル付近まで戻るのに15分程度かかる。もと来た道を戻る。
もう一度、賣草地街を通り、今度は聖ドミニコ教会前を通り抜け、セナド広場に戻る。
そこから新馬路から南灣大馬路に入り、そこから澳門ヤオハン前を通り、南灣湖沿いに建つビルの辺りまで行く。もう時間は21時前で、この辺りから南灣大馬路の道路脇は人だかりが出来ている。
我々もこの辺りで花火を見る事にした。
この場所に着いて、2~3分でマカオタワーの左手に花火が打ち上がる。
思った程高くなく、低い位置で花火が上がっている。花火を撮ろうとするが、やはり三脚がないと花火は上手く撮れない。丁度、花火は20分間程度をかけて打ち上げられた。
最後にやはり日本の各地の花火大会でもよく打ち上げられるスターマインが上げられて終了である。 -
この後、22時からポルトガルの花火も打ち上げられるが、それまでに時間もあるので一旦ホテルに戻る事にした。ホテルまでは歩いて5分程度である。
ホテルは電飾で覆われ、特にホテルの看板が綺麗である。
ホテルの部屋に戻ったのは、21時30分頃である。冨田君はポルトガルの花火を見に行く気満々である。私はもう花火を見に行く気もないので、この部屋で休憩する事にした。
そして、冨田君が花火から帰ってきたらいっしょにカジノに行く事を決めた。
冨田君は21時50分頃に部屋を出て行った。私はテレビを見ながら、先程の食事の会計を行う。
テレビを見て、うとうとしながら冨田君が帰るのを待つ。
丁度、22時30分に冨田君に部屋に戻ってきた。 -
<初めてのカジノ:グランド・リスボア>
それから少し経ってから時間も遅いので、早々にカジノに向かう事にした。
このグランド・エンペラーホテルにもカジノはあるが、折角なのでこの澳門で最も有名なカジノであるグランド・リスボアのカジノに行く事にした。
このグランド・リスボアは澳門の街のどこからでも見えるくらい大きなホテルである。
ホテルを出て、また澳門のメイン通りである殷皇子大馬路を先程とは逆の南西方向へ向かう。
もうこの辺りまで来るとグランド・リスボアは見えている。
冨田君が、カジノが終わればマッサージに行きたいという。どこか良いところがある様だ。
この道の途中にもタイル張りの建物が幾つか見える。この辺りにもポルトガル植民地時代の建物がちらほら残っている。そのような建物を見ながら街を歩いていると直ぐにグランド・リスボアに到着した。周りに多くの人が行き来している。
早速、中に入ると中はどこかのコンサートホールのような構造で、更にそのホールへの入口に2人の店員が立っており、入る人をチェックしている。
我々も何かチェックされるのかと思っていたが何事もなく、中に入る様に促される。
入口を入ると広いロビーとなっている。その左奥には多くのテーブルが並び、ダイスやカードのテーブルとなっている。また、右手には、スロットなどが並んでいる。またロビー中央には2階へのエスカレーターがある。少し左奥のテーブルを覗きに行く。
多くの人が群がるテーブルもあれば、ひとりもいないテーブルもある。
各テーブルのディーラーにより人の集まり方が違う様だ。
2階にも上がって見る。2階は1階に比べ、最低掛金が高い場所である。2階はこれまた圧巻である。フロア全面にテーブルがびっしりと並ぶ。どれくらいあるのか想像出来ない。
裕に100以上ある。またフロアの中央部にステージがあり、そこでショーを行う様である。
様々なテーブルを覗きながら、フロアを廻る。最初、どの様にして現金とチップを交換するのか判らなかったが、テーブルで見ているとその場でチップに交換してくれている。
ここで使用出来るお金はHK$のみである。しかし、入るきっかけが掴めない。
その内、ステージでショーが始まった。冨田君はそれが気になる様でそちらに近づく。私も付いて行き、少しショーを見ていたが、少しカジノを行う事を告げ、適当なところを探すが、どうもディラーとの駆引きなどが掴めない。仕方なく、テレビゲーム風のマシンでのものを行う事にした。
ゲームは大小というダイスを3個振って、その出た目で勝負をするものである。
基本は名前の通り、大(4~10)か小(11~17)かで、特別に1の3個ぞろ目と6の3個ぞろ目が別にある(ルーレットの0や00と同じ)。
マシンに500HK$(約6,000円)を投入し、ゲームを開始する。同じマシンには2人が既に座っている。意外にも大小のどちらかであるのになかなか上手くは行かない。
ほんの20分足らずで、500HK$を摩ってしまう。
丁度、お金が無くなる間際にショーが終わったのか冨田君が近づいて来た。500HK$を使って事を告げると驚いていた。
今日はもうこれ以上はお金を使用しないと言い、いっしょに奥のテーブルなどを見て廻り、1階に戻った。その際に換金所があったので換金レートを見ると何と830HK$/1万円である。
ここの換金率が最も良い。
1階に戻り、再度1階のフロアを見学し、このカジノを出た。時刻は早23時を廻っている。 -
<澳門でのマッサージ体験:皇朝按摩中心>
これから冨田君のいうマッサージ店に行く。場所を聞くと、何とここから500m以上は離れている。
本当に行くつもりかと思ったが行く気満々である。
まだ、午前0時を回っていない事もあり、街には人が溢れている。少し遠い気はしたが、いっしょに行く事にした。羅理基博士大馬路から通りを折れ、北京街を通りに入り、東に進む。
この北京街は店が立ち並んでいる。多くの看板が通りに張出している。 -
エンペラーホテルの前を通り、友誼大馬路に出る。ここから地下道を通り、路の反対側に移動し、宋玉生廣場の大通りを南東に進む。何本かの通りを過ぎると、足の形をした電飾の看板が見えてきた。そこが目的地の皇朝按摩中心である。
早速、ふたりで入ると入口脇に受付があるが、誰もいない。少し待っていると2階から女性が降りて来て、2階へ上がる様に薦められる。その女性に付いて2階へ上がる。
2階にはリクライニングの椅子が10個程置いてある。階段を上がった近くに座る様に言われ、そこで待つ。直ぐに女性2人が現れ、我々の前に座る。椅子を調整し、再度2階のフロア奥に消える。
今度出てきた時には大きな桶を抱えている。中には薬湯が入っていた。それが前に置かれ、足を漬ける様に促される。少し熱めのお湯であるが、慣れて来たら気持ちが良い。
その薬湯に足を10分くらい漬けた後に、女性の足マッサージが開始される。
隣で冨田君もマッサージを開始している。この店の内部やマッサージを行って貰っているところを写真に撮りたかったが断られた、仕方ない。日本語や英語で質問をしてみるが、私も担当した女性はどちらも判らない様である。冨田君の担当女性は後で聞くと多少日本語が判ったと言う。
マッサージは45分間で、気持ち良い事は直ぐに過ぎる。あっと言う間に終わりである。
最後に念入りに足を拭かれ、終了である。
席を立とうとすると冨田君のマッサージをしていた女性がチップを要求してきた。
ここでもチップが必要なのである。ひとりに20HK$を渡し、1階に降りる。入口の受付でマッサージ代金として98HK$(約1,200円)を支払う。 -
もう時刻は0時40分である。ここからまたホテルに戻らなければならない。
タクシーで帰る事も2人で考えたが、肝心のタクシーが走っていない。諦めてゆっくりと歩いて帰る事にした。宋玉生廣場の大通りを渡り、巴黎街の通りを南西に進む。この通りはさすがにこの時間帯になると人通りはない。ちらほらと店が見えるが、カジノか、バーである。
スター・ワールド・ホテルの手前を北に折れ、友誼大馬路に出る。帰りは道が判っているので早い。
その後、友誼大馬路を渡り、ホテル・プレジデンテの前を通り、更にホテル・リスボアの前を抜け、グランド・リスボアまで戻る。ここまで戻れば、人通りも多く安心である。
その後、メイン通りの殷皇子大馬路に出て、そこからホテル・シントラの前を通り、グランド・エンペラーホテルに辿り着いた。部屋に戻ると時刻は既に午前1時回っていた。
冨田君と互いに簡単にシャワーを浴びる事にした。
今回のホテルの浴室がまた凄い。浴槽とシャワー室が別にある。浴室の右奥にゆったりと浸かれる浴槽があり、洗面所を挟んで反対側にシャワー室があり、その前にトイレと非常にゆったりとしている。
明日は、6時に起きて、セナド広場を出発点にして、本格的に澳門の世界遺産場所の30箇所を回る予定である。シャワーを浴び、今日の整理をして、午前2時前頃に就寝した。非常に長い一日であった。
今回はここまで! 明日は本格的に世界遺産マカオの街の構成遺産巡り。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
マカオ(マカオ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
38