ウクライナ＆モルドヴァの旅　4　　

2019/08/15 - 2019/08/17

2019年8月10日～17日

　ウクライナ＆モルドヴァを巡る一人旅。

　今回で台湾入れて通算100ヵ国（国連加盟国でいうと97ヵ国、日本と外交関係のある国でいうと99ヵ国ですが）達成です。コーカサス三ヵ国以外のヨーロッパは全ヵ国制覇です。ある意味メモリアルな旅です。

　行きは関空発のタイ航空でバンコク経由のミュンヘンin、帰りはウィーン発のバンコク経由の成田着。ちなみにそのルートと日付、偶然にも去年と全く同じでした(笑)。関空発が夕方、というのが唯一違いますが。ミュンヘンからルフトハンザ航空でウクライナの首都キエフへ、キエフから同じくウクライナのリヴィウまではウクライナ航空国内線、リヴィウから黒海沿岸のオデッサまでは夜行列車、オデッサからモルドヴァの首都キシナウまではバス、キシナウからウィーンまではモルドヴァ航空です。各都市約一日です。これ、ある意味理想的な組み合わせなんです。交通手段が飛行機、列車、バスと多様だし、5時間トランジットのミュンヘンだと同じスタアラのルフトハンザなのでラウンジ使えるし、ウクライナ航空、モルドヴァ航空と、マイナーな航空会社も利用できるので。

　記念すべき100ヵ国目は超マイナーな謎大き国モルドヴァです。十年くらい前にはやった「恋のマイアヒ」歌っている人たちがモルドヴァ出身、だったと思います。東京オリンピック前の100ヵ国訪問、達成できました。まあ、国連加盟国で言うと97ヵ国なので、あと3か国は意地で行きます、オリンピック前に。

　コーカサス三ヵ国以外のヨーロッパは全ヵ国制覇です。なので来年の今頃も同じような旅を続けているのであれば、次はコーカサス三ヵ国（アルメニア、ジョージア、アゼルバイジャン）かなと勝手に思っています。

　08/10　福井～関西空港～バンコク空港～
　08/11　～ミュンヘン空港～キエフ泊
　08/12　キエフ～リヴィウ泊
　08/13　リヴィウ～
　08/14　オデッサ泊
★08/15　オデッサ～キシナウ泊
★08/16　キシナウ～ウィーン空港～
★08/17　バンコク空港～成田空港～横浜

エリア キシニョウ(モルドバ)

8月15日（木）
　早朝のバスでキシナウへ。16人乗りくらいのバン。

近郊バスターミナル バス系

　後部にスペースがほとんどなくて、荷物は強制的に詰め込められた。一時間ちょっとでウクライナ・モルドヴァ国境へ。
　
　ドライバーが全員分のパスポートを預かり、10～20分ほど車内で待機していると、ウクライナの出国スタンプ、モルドヴァの入国スタンプが押されて返ってきた。色々と噂もあったが意外とあっさり。

　通算100ヵ国目の訪問国モルドヴァはこうしてあっさり入国完了。モルドヴァに入った瞬間道が悪くなり、一気にガタガタ道に。ブドウ畑、トウモロコシ畑といった景色が続く、モルドヴァワインは有名なので。旧ソ連ですが、人種的、歴史的にはお隣のルーマニアに近いです。余りイメージもない国ですが、十数年前世界的大ヒットした「恋のマイアヒ」を歌ったグループO-Zoneの出身地でもありますが、歌っている本人たちよりもネコが歌って踊ってる画像ばかり思い浮かびます。モルドヴァ語がラテン語系でスペイン語とも近いので、ウクライナと違って書いてある事が微妙にわかります。

（トウモロコシ畑）

キシナウ市内に入ります。

　北バスターミナル（GARA AUTO NORD）に到着。

北バスターミナル バス系

気温は22度で意外と涼しい、というか曇り空で風が強くて少し寒いくらい。

北バスターミナル バス系

ウクライナはひたすらキリル文字で書いてあることすらほとんどわからなかったが、モルドヴァはラテン文字でモルドヴァ語はラテン語系なので、スペイン語とも似ているので書いてあることも多少はわかるので、気楽。ガイドブックには近くのロータリーから9番のバスに乗れば町中に行けると書かれているが、どのロータリーかわからずに探し回って、ようやく発見。

クヴァスという麦系の冷たい炭酸飲料で一服。ちなみにウクライナにもエストニアにもあります。

　ちなみにバスターミナルを背に左側に5分ほど歩いて、最初の大きな交差点を左に曲がると市街に向かうバス乗り場があります、ご参考に。

　地図とにらめっこしながら、通りの名前を確認しながら、下車。こういう絵、好きです。

15分ほど歩いて、

本日の宿Amazing Ionika Hostelに到着。こちらの看板が見えたら門を入って、

こちらの建物が宿です。オーナーのおっさんが、とにかくハイテンションで面白い。それでもパッカー宿ながら、意外と設備がきちんとしていた。たまたまフロントの所に日本人男性がいて一緒に昼食に行くことに。この旅行、ミュンヘンから先ではほとんど日本人会わなくて、キエフで一人会ったくらい。

ちょっと意味不明な絵

こちらもちょっと意味不明な地図。

　日本大使館の人に紹介してもらったというプロパガンダというレストランへ。

さすがに大使館御用達ということで少し値が張ったが（それでも1000円強くらい、今回の旅の食事で唯一の合計1000円越え、物価安い国々なので）、味も内装もしっかりしていた。

ビーフストロガノフと、モルドヴァワイン。

　そのまま一緒に市内散策へ。話を聞いてみると、私とほぼ同世代で（彼の方が3歳下ですが）、東大卒で自動車メーカー勤務で、結婚していて子供もいるけど奥さんが乗り物苦手で旅に興味ないらしく、夏休みやGWは毎回長期旅行に行っているみたい。私のドラクエ好きの友人女性はその逆パターンだなーと思いながら。結婚するなら、旅好きと、旅しても放置してくれる人と、どっちがいいのかなーと思う、というかそのどちらかじゃないと結婚は無理かなーと。あと、海外の旅先で東大って初めて聞いたかも、、、昔からぶっちぎりで早稲田が多いイメージが。。。

　広い道路、巨大な建造物、いかにも旧ソ連という感じです。キシナウ大聖堂、勝利の門、シュテファン・チェル・マレ大公像を見学。でもそれで観光終わりみたいな感じ。見どころ少ないし、世界遺産もあってないようなものだし。郊外にはギネスにも乗った世界最大のワイン貯蔵庫があるらしいです。

勝利の門 建造物

（勝利の門、記念の一枚）

勝利の門 建造物

（キシナウ大聖堂）

ナステレア大聖堂 寺院・教会

（記念の一枚）

ナステレア大聖堂 寺院・教会

（キシナウ大聖堂）

ナステレア大聖堂 寺院・教会

（シュテファン大公の像）

シュテファン大公の像 モニュメント・記念碑

（記念の一枚、三連発。いつも三脚とかガイドブック、カメラケース使いながらセルフタイマーで自分の写真撮っているので、同行者がいるとありがたいと本当に思いました。構図のイメージもきちんと日本語で説明できますし。）

シュテファン大公の像 モニュメント・記念碑

（国立オペラ座）

大統領府

政府庁舎、だったと思います。

　せっかくなので、少し離れた場所にある「Mall Dova」（モールドーバ）というふざけた名前のショッピングモールへ。バスに乗って、キシナウホテルあたりで下車。ソ連時代に建てられた、スターリン・クラシック。

Chisinau Hotel ホテル

聖ティロン大聖堂

橋を渡ると、モールドーバ。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

モール自体は10周年らしく綺麗でした。とはいってもヨーロッパ最貧国モルドヴァ、歩道とかガタガタで凹凸が多すぎて、足元見て歩かないと危ないです。あと夜になると街灯が少なくて暗いです。こういうところに出るみたいです。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

近代的な造り。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

モルドヴァのコカ・コーラは25周年だそうです。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

中は開放的で明るい雰囲気です。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

モルドヴァの方々の日常が垣間見られます。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

ワインは有名です。お土産に購入。

モールドヴァ ショッピングモール ショッピングセンター

　いったん宿に戻ってからお土産買ったり、しばらく散策。

　民芸品マーケットでお土産が買えます。

こちらの方のお店でお土産を購入。英語殆ど喋れませんでしたが、取り敢えず欲しいもの指させば、ケータイとか、電卓で、金額を教えてくれます。なんとなく交渉もできます、万国共通。

お手製の手芸品でしょうか、ミッキーマウス、ピカチュウ、ダンボ？

何気ない街角も絵になります。

こんな感じに。

夕食時にはもう一人男性が合流して、三人で食事へ。途中からもう一人合流して、レストランへ。

　その後宿に戻り、アラフォー男三人でモルドヴァワインの飲み比べ。ワインあまり詳しくないし、お酒も弱いのですが、楽しいひと時でした。

8月16日（金）
　朝5時前に起床、朝食は準備しておくから適当に食べておけと、結構親切。昨日の彼も帰国、飛行機の時間が近かったのでタクシーシェアして空港へ。

キシナウ国際空港 (KIV) 空港

　彼はキエフ、アスタナ、ソウル経由で帰国、安いチケットを組み合わせたみたい。そして7:40発のモルドヴァ航空867便のウィーン行きはすでに出発二時間遅れ。ウィーン観光を諦めたので、浮いたお金でお土産を追加で漁る。たまたまCNNの天気予報観ていたら、キエフが13℃、一気に涼しくなったと思った一方で、クウェート45℃って。。。（アルファベット順なので）

キシナウ国際空港 (KIV) 空港

　さらに一時間遅れて、三時間遅れ。

キシナウ国際空港 (KIV) 空港

（モルドヴァ航空　機体）

キシナウ国際空港 (KIV) 空港

ウィーンに到着、例によって入国して即出国、滞在30分ほど。去年5時間トランジットでウィーン市内の観光見送って、今年は6時間トランジットで行きのミュンヘン見送ったので帰りのウィーントランジット観光と思ったのですが、3時間しか無いので諦めた。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

オーストリア航空のラウンジで休憩。

オーストリア航空ラウンジ ビジネスラウンジ (ウィーン国際空港) 空港ラウンジ

去年もここにいたなーと思いだす。

オーストリア航空ラウンジ ビジネスラウンジ (ウィーン国際空港) 空港ラウンジ

　14:35発のタイ航空937便でバンコクへ。

　（タイ航空機体と、オーストリア航空機体）

8月17日（土）
　早朝にスワンナプーム空港に到着、二時間のトランジットながらも速攻ラウンジでシャワー浴びて、7:35発のタイ航空676便で成田へ。時期が時期なので機内は大混雑でした。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

　ほぼ予定通りに帰国、そのまま横浜の実家に戻る。

翌日恒例の鎌倉への墓参りを済ませ、小松行きの全日空最終便使って福井まで戻りました。

（番外編　お土産）

（こちらは頂いた沿ドニエステル共和国のコインです。しかもプラスチック製、プラスチック製のお金ってここくらいじゃないでしょうか。）

この旅行記へのコメント （4）

• Yukikoさん 2022/08/03 20:10:15

  モルドバ

  マイナー国モルドバ‼️。2019年に行かれたのですね！
  
  私も、2020年4月にモルドバ行くはずで、
  会社の有給も取り、航空券も既に購入済だったのに、、、コロナでダメになりました💧💧
  
  しかも、いまだに航空券代、返金されてないです😅　全額取られたまま😅。
  往復ビジネスクラス、アエロフロートでした。
  
  ↑ 笑い話にしてますが、今年6月のカタール航空を決済する際も、「また何かあって、全額戻って来なかったら、どうしよう💦」と、ちょっと悩みました😅。
  
  Miyatanさんのモルドバの写真、「行けてれば、こうだったんだなー」と思いながら、見ましたよ😊
  
  そうそう、モルドバと言えばワインですよね。私はモルドバでワイナリーも行く予定でした。
  
  結婚するなら、旅好きな人か、旅しても放置してくれる人か、、という、くだりも面白かったです。私もそれ、時々思います。笑

  Miyatanさん からの返信 2022/08/04 22:01:46

  RE: モルドバ

  Yukikoさん、こんばんは。
  
  マイナー国モルドバ、行ってきました。行けるうちに行っておいてよかったです。
  
  返金されないって災難ですね。しかもアエロフロート、、、ビジネスクラス。。。
  もう半分泣き寝入りですよね。。。
  
  私は、毎回都度都度航空券を購入しているので、2020年のGWは最初からあきらめていたのでどこへの航空券も購入していませんでした。
  
  モルドバはそこまで見所のある国でもないのですが、ヨーロッパ最貧国らしく、そういった目で見ると色々な発見もあります。でも、極端に貧しい印象は受けなかったのですが、よく観察するとあちこちでガタガタが見つかります。
  
  ワインはお土産で買ったのですが、、、引っ越しの際にどこかに埋もれました。^^;
  
  「結婚するなら、旅好きな人か、旅しても放置してくれる人か」、つくづく感じますね。一緒に旅できたら理想ですけど、放置してくれるのも嬉しいです。
  
  Miyatan
  
  

• らびたんさん 2019/09/02 20:21:54

  祝☆100か国

  Miyatanさん、こんばんは^^
  
  リヴィウ編から楽しく読ませていただきました。
  
  ライトアップあちこちで不気味な光を放ってるものありますよねー。
  オペラ座もどーんとしてて中ボスがいそうな雰囲気ではありますね。
  
  ルィノク広場って（ロシア語で市場って意味ですが）マーケットになってましたか？
  その後の民芸品マーケットは心惹かれるものが並んでますね。
  あとウクライナ料理屋さんすごい雰囲気あるー！
  ほか、錬金術のお店ですね。大変興味深いです。
  
  オデッサは錨のマークがおしゃれ！
  
  モルドバはラテン語系なんですね。
  確かにルーマニアと近くて、我々に有利な気が。
  
  ついでに言うと私ロシア語はわりと話せますが、読み書きは無理です。
  なんとなく、дではDだよねとかわかるくらいで。
  スペイン語フランス語も英語もそうですが、会話が先なんで読み書きダメなんです。
  
  脱線しましたが、クヴァス大好きです。
  ロシア駐在友達とかみんな苦手っていいますが、ラトビアでもペットボトルで売ってますし、おっしゃるとおりエストニアにもあるので。
  
  ドラクエ好きの友人女性って私ですか？w
  ともかくモルドバのワインは飲まねばという感じで、なんとか10年以内に行きたいと思います。
  ウクライナとベラルーシまでセットにしたら大変かなと思いながら諦めていません。
  
  らびたん

  Miyatanさん からの返信 2019/09/04 00:43:57

  RE: 祝☆100か国

  らびたんさん、こんばんは！
  
  オペラ座のライトアップ、、、あまり気にしていなかったのですが、言われてみればそうですね。中ボスがいそうです。
  
  ルィノク広場は、マーケットとまではいきませんが、お土産屋さんの屋台は数件ありました。あとカフェも数件ありましたね。民芸品マーケットは、面白そうなものがいろいろと売っていますね。かさばりそうなのであまり買ってはいませんが。ウクライナ料理のレストラン、農村風の内装が増えているみたいで、雰囲気いいですよ。お腹いっぱい食べても1000円を越えることはまずないので、いいと思います。錬金術のお店、、、あれは一体何だったんでしょうね。もうちょっと探求すればよかったです。
  
  オデッサの錨のマーク、素敵ですよね。
  
  クヴァスは、、、好き嫌いわかれそうですが、慣れると暑い時に飲むと気持ちいいと思います。
  
  ドラクエ好きの友人女性は、もちろんらびたんさんです。(笑)
  
  モルドヴァワインいいですよ。ウクライナ、モルドヴァ、ベラルーシ、三ヵ国周遊はかなり駆け足になりますが、行けない事はないと思います。現に他の方の旅行記を見ると、三ヵ国周遊している人いましたよ。物価安めなので、子連れで二人でもそこまで高くならないと思います。ただし相当駆け足になりますし、インフラも弱いのでかなり大変とは思いますが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
  
  Miyatan