2019/07/09 - 2019/07/10
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この旅行記のスケジュール
2019/07/09
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サールナート
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飛行機での移動
VNS 2105-2235 CCU 0200-0610 BKK 0735-1545 NRT
この旅行記スケジュールを元に
行くと人生観が変わるとよく言われるインドですが、世界有数の鉄道王国でもあります。
鉄ヲタの私的には、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んで空想していた10代の時分から、始祖のイギリスに次いで憧れの地。
何かを調べていて見つけたこちらのブログを見て、インドへ行きたい欲が急激に高まり、チケットを検索。
https://yukinkoblog.com/indiantraincompletemanual2/
丁寧にインドの鉄道について解説してあり、非常に参考になりました。
コルカタからの夜行列車を降りてバラナシの中心街をぶらぶら、サールナートを訪問してコルカタ経由で帰ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- インディゴ タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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雨が窓を叩く音で目が覚めます。一つ手前のbhabua road駅を50分遅れで発車、まあこんなもんでしょう。
ちびっ子が夜中にギャン泣きしてなかなか騒々しかったのですが、疲れからか熟睡でした。
隣の車両への貫通路はシャッターで閉鎖されています。他クラスの車両から人が移ってくるのを防ぐためでしょうか。 -
バラナシ郊外のムガールサライ駅に到着、630なのでほぼ定刻です。外は雨。
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やや新しめな、カラーリングが奇抜な車両が停まっています。どこ行きだろう。
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跨線橋を歩いていると、若い兄さんが声を掛けてきます。タクシーはどうだ?と。
トゥクトゥクのドライバーのようです。
雨の中バスを調べるのも面倒なので、バラナシの中心地へ行きたいんだけどいくら?と聞いてみます。 -
最初800ルピーをふっかけてきたので、乗らないフリして立ち去ったら、いくらなら出す?と追いすがってきたので500ルピーで。交渉妥結。
雨でぬかるんだ道を飛ばすので水が跳ねる跳ねる、リュックサックはレインカバーで防御しましたが、ズボンと靴は結構食らいます。 -
途中でほいほい人を乗せます。。ドライバー横に乗せたり後部座席の隣に乗ってきたり。
よく見ると天井がおしゃれなトゥクトゥクです。 -
ダシャシューワメードガートに近い交差点で降ろしてもらいます。
乗ってから降りるまでずっと、500はインドの金ではなくUSダラーだと言ってました、このドライバー。
あっはっは。笑いながらアイハブノーマネーと答えます。
降りる間際も言ってましたが、500ルピーを座席に置いて降りたらさすがにあきらめたらしく、ガートの方向を教えてくれました。ありがとう。 -
案内表示を見ながら路地を進むと、見えてきましたガンジス川です。
道すがら何人に声をかけられたことか。。。 -
ダシャシューワメードガートは大きなガートで、周囲に店も多く、休むためのいすやテーブルが周囲に置いてあります。
盛んにボートに乗らないかと勧められますが、雨だよ? -
傘さして、しばらくガンジス川を眺めます。雨で煙る彼方までガートが続いているように見えます。
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下流のガートへ行ってみます。
露店が並ぶ路地の屋根に猿がいます。バナナ食べてる。
目が合うと威嚇されます。お食事中失礼しました。 -
川へ下る方向に多くの路地があり、それぞれに進んでみたい魔力が・・・
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このへんどうかな?と当たりをつけて路地を進んでみます。
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唐突に神様に遭遇。ゆっくり歩いておいでです。
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色合いの異なる神様も。ホルスタイン柄のちびっ子神様も。
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人気のない路地を迷いながら進んで、ガンジス川が見えてきました。
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ガートへ出ました。人気が少なく落ち着けます、多分ボンサラーガートです。
上流へ向けて川沿いを歩きます。 -
100メートルも歩けば次のガート、それぞれに特徴ある建物があり、飽きません。
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傾いた塔のあるスンディヤーガートが見えてきました。
ごく小雨が降ったりやんだり。現地の人は誰も傘など差していません。 -
スンディヤーガートの傾いた尖塔は近づくことができます。
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人がブリッジしているかのような不思議な装飾です。。。
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火葬場のあるマニカルニカーガート。英語・日本語・韓国語で書かれた看板があります。
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マニカルニカーガートの遠景です。火葬場は撮影厳禁とのこと。
煙突のある赤い屋根の建物が、上位カーストの人用の火葬場。入り口に薪が積まれていました。
その下の河原に、屋根のない粗末な下位カーストの人用の火葬場もあります。
死してなお、階級の差があるのだ。
火葬場へ上がろうか迷っていると、ガイドが言い寄ってきました。
ちょうど火葬される方がいて、様子を説明してくれます。
ホスピスの関係者だ、カルマを積むためにドネーションしてくれ、私のポケットには入らないよ!だそうな。
その後も下位カーストの火葬場に関する説明もしてくれたので、お礼として5USD渡したら、ホスピスのためにもう5USD!と食い下がります。計10USDを寄付。本当にホスピスに使われる・・んだろうな。。
おでこに遺灰を塗られました。・・いいのかな。。 -
ガートでは神様も所々でくつろいでいらっしゃいます。人慣れしている、もとい、人を穏やかな目で見守ってくださっています。
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1時間くらい歩いていますが、まだ遙かなるガートの連なる河岸の道のりです。
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ダルバンガーガート、見張り台のような高い塔が目を惹きます。
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喉が渇いたので、売り歩いているチャイ売りから一杯買い求め休憩。雨が上がりました。
通りすがりの男に「葉っぱ」を勧められました。。。おいおい、大麻?そういう日本人が結構いるってことかな? -
通りすがりの老人、顔に何かを塗っていて真っ白です。
写真を撮ったなら金をくれと。手持ちの細かいお金が20ルピーしかなかったので渡したら、笑いながら20ルピー!写真撮ったのに20ルピー!みたいなことを言っています。。。相場がわかりませんです。。。 -
ガートの建物の壁に「久美子の家」?ゲストハウスか何かでしょうか。
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若い子がガンジス川で魚を獲っています。あれ?殺生いいの?
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取水塔でしょうか、レンガ積みで古い物のようです。
描かれたイラストに思わず吹き出してしまいます。。。 -
ガンガーマハルガート。こちらも塔が目を惹きます。あの上の方の窓から景色を眺めてみたい。
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そして終着地、アッシーガートへ到着。3時間のガートを巡る旅でした。
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振り返ります。歩き始めたのはどのあたりだったか・・・
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街の雑踏をぶらぶら。神様や犬の落し物が雨でドロドロになっていて危険です。コケたら大惨事なので慎重に歩きます。
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路地に入ると、元の場所に戻れなそうな迷路感が楽しいです。
路地には神様とその乳を運ぶ自転車。 -
歴史を感じる建築が目白押しです。テラスがあるこちらの建物は、元は何だったのでしょうか。
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当たり前のように神様が道を闊歩しておられます。
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ダシャシューワメードガートに近づいたら混雑してきました。リキシャにトゥクトゥクにバイクが入り乱れ、歩く人と犬と神様と。
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歩き回っておなかが減りました。何食べようかなー、とあたりを歩いていると、また声をかけられました、自分を名倉潤と名乗る陽気なインド人。
お兄さんが営む土産物店へ行こうと誘われ、ダシャシューワメードガート近くのお店へ行ってみると、日本語が堪能なお兄さんがいらっしゃいます。
このお兄さん、大沢たかお主演のテレビドラマ版深夜特急に出演したらしい!モケ?!ちょっと感激です!
深夜特急を読んでバラナシに来たくなったことを片言英語と日本語混じりで話します。そんな間にも、勝手知ったる雰囲気の日本人の方が出入りしています。
ちょっとした土産と紅茶とカレー粉を買います。荷物がもう限界、20リットルのリュックがぱんぱん。。
写真左は弟さんの名倉潤、右がモケ役さん。親族に不幸があり頭髪を剃ったそうです。 -
おなか減ったので、勧められるままお昼ご飯、近くのお店でバターチキンカレーです。日本で食べるものとあまり変わらない味、美味しいです。ただ、ご飯は。。やや匂いが。
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マンゴーラッシーも頼んでみましたが、青臭い野趣溢れる味です。
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あとは空港へ行くだけなので、バラナシ駅から空港近くまで列車に乗ると話すと、名倉さんとモケお兄さんに止められます。やめとけと。
お二人が勧める、サールナートへ行ってみます。仏陀が初めて説法を行った地だそうです。
呼んでもらったトゥクトゥクで巡ります。 -
まずはチベット仏教寺院です。入口の狛犬?が素っ頓狂な顔で吹き出しそうになります。
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寺院の中にはダライ・ラマ14世のお写真が飾ってあります。
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続いて日本寺院です。ここだけ見たら日本のお寺と変わりありません。
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中には涅槃仏がいらっしゃいます。南無妙法蓮華経がローマ字。
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続いて、ムールガンダ・クティ寺院です。静かな祈りの場です。
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靴を脱いで裸足でお祈り。
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境内の四隅に石碑があります。仏陀のお言葉でしょうか。
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寺院の裏にちょっとした動物園があり、足下をリスが走り回っています。人馴れしていてあまり逃げません。
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寺院の前の通りで、お坊さんが行列しています。何の行事?!
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最後にダメーク・ストゥーパへ。チケット売り場で300ルピーを払い、入場券を手に入れます。博物館にも入る時は5ルピー追加のようです。
ちなみにチケットにQRコードがありますが、入場時にはハンコ。QRコードの意味なし。 -
先ほどのお坊さんの行列は、ダメーク・ストゥーパへ続いているようです。
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入るとすぐ、広大な遺跡が目に入ります。アユタヤを思い出します。
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ダメーク・ストゥーパ。人と比べるとわかる巨大な塔です。
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あまり目立ちませんが、表面には細かい装飾が彫り込まれています。
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先ほどのお坊さんが並んでストゥーパの周囲を回り出しました。大人のお坊さんから次第に小坊主さんへ、だんだん背が小さくなる。
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引率の方にせっつかれるように小さなお坊さんが歩いて行きます。
何かの祭祀の日なのでしょうか。 -
仰ぎ見るストゥーパ。大きい。どうやってこれを造ったのだろう。。
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サールナートを満喫し、1700過ぎにトゥクトゥクで空港へ向かいます。途中ガススタンドへ寄ります。トゥクトゥクってCNGで動いてるんだ。
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道路を快走しているときはいいのですが、街に入ると独特の家畜臭がするのは神様の落とし物のせいでしょうか。
そういえば、走っている車がスズキとトヨタとヒュンダイばかりです。
逆走ありありの道を1時間弱走り、バラナシ空港に1800に到着。
ここまでトゥクトゥクで1500ルピーでした。寡黙だが安全運転のドライバーさん、ありがとう。 -
最後にチャイを一杯、空港近くの道端で。美味い。
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思ったより大きな空港ターミナルです。
トイレ・医務室・ATMにお菓子売店、お土産売店などが並びます。空調が効いていて涼しい・・・。 -
IndiGo 6E762便でコルカタへ向かいます。持ち歩いているモバイルバッテリーがセキュリティチェックで引っかかって大変、リュックの中身をひっくり返して大捜索です。
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6E762便はA320です。となりで搭乗中の同じくコルカタ行きスパイスジェットはDHC8です。あっちでも楽しかったかな?
結構空いています。半分くらいの搭乗率ではないでしょうか。 -
コルカタ空港へはやや早い2210着、国際線乗り換えの案内に従い歩きます。
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出発口は国内線国際線とも2階のようで、閑散とした1階に比べてきれいで賑やかで随分と印象が違います。
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タイ国際航空のバンコク行きTG314便は2時発。
インターネットでのチェックインを済ませた人用の列があったのを見損ね、長く並ぶ羽目に。
しばらく時間があるのでラウンジへ行ってみます。 -
TG314便が出発する10番ゲートの近くにある、travelClubラウンジでご飯にします。ベジタリアン用とノンベジタリアン用のカレーがあり、それぞれ味が違って美味しい。
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TG314便はB777、バンコクまでは3時間弱のフライトです。
チキンカレーと温野菜、パン、お米のペーストにレーズン乗せたデザート、フルーツ。飲み物はハイネケンを頂きました。写真取り忘れた。
気がつけば熟睡していて外が明るくなって目が覚めます。眼下にタイの町の様子が見えます。 -
ほぼ定刻、6時ちょい前にスワンナプーム空港へ到着。大規模拡張中でしょうか、工事中のターミナルが見えます。
しかし、B777なのに沖どめです。。バス何台分の人が乗っていると思っているのさ??トランスファーカウンターも激混みで行列しているし。。 -
成田までのTG676便は0735発です。
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TG676便はA380!初です。巨体が見えます。
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機内に入ってすぐの階段は上級クラス席用、エコノミーの二階席は1階の通路をひたすら後ろへ歩きます。
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最後部から螺旋階段で2階席へ。わくわく。
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側壁のRがきつめの2階席エコノミーです。2-4-2の8列配置。
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窓際の荷物入れです。B747の2階にもあったような?
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窓側席に座ります。斜めの窓が特徴的、やや圧迫感があります。
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A380では機内Wi-Fiが使えます。一番安い10MB4.99USDを使ってみましたが、あっという間に使い切りました。。
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離陸し程なく機内食が配られます。魚にしてみました。
白身魚のフライ餡かけごはん、クロワッサン、フルーツは赤いウリのようなものとリンゴとパイナップルと白地に黒い種の実、ヨーグルト、ジュース。食後にコーヒー。ごちそうさまでした。 -
しばらく寝て起きたら、またご飯のサービス。ガパオライスです。美味い。
お隣は旦那様の仕事に同伴&スイスに住む息子さんのところへ行くため、スペイン~スイス~ロシア~デンマークと、ヨーロッパにひと月ほど滞在されたご夫婦の奥様。
インドは暑かった話とロシアやデンマークは寒かった話などを交わします。素敵です、おいらもひと月旅したい。夫婦もいいな。
ジュネーブまでのEasyJetが欠航しバーゼルまで行ってからバスでジュネーブへ行った話や、水が硬い話など、楽しく伺います。
降り際、言葉のイントネーションでもしやと思いたずねたら広島ご出身、カープファンであることが判明!今年は優勝は無理かねぇ、といったお話をしてお別れします。 -
成田へ到着、隣にはANAのA380が!
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ANAのA380とタイ国際航空のA380。ANAの機材が二つにタイ国際航空、A380が成田に3機います。
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税関で色々渡航先を聞かれますが、荷物は開けずに大丈夫でした。
晴れた東京、気持ちがいい日差し、ほどほどの気温、日本は過ごしやすいな。。
スカイライナーで帰宅。
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旅行記グループ 初インド コルカタとバラナシ
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