なつぞら十勝 vol.1【競馬と美術鑑賞、そして素敵なB&Bに滞在】

2019/08/17 - 2019/08/19

魅力あふれる北海道の中でも、我が家で一番人気なのは十勝地方。花も景色もきれいだし、なんたって食の宝庫だし。さらに今年は朝ドラの舞台が十勝ということもあって注目度が上昇中。
そんな十勝の音更町でよさげな宿を見つけたことをきっかけに十勝（と、ちょっと日高）に行ってきた夏旅を前編、後編に分けてまとめてみました。こちらは「前編」です。

★スケジュールは旅行全体のものです。旅行記内容とは一致しませんので、ご容赦のほどを。

エリア 新得・芽室・士幌(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪から帯広までは直行便がないため、まずは新千歳に向かいます。
2日前に中国地方を縦断し北上する台風10号が予想外に低速でまだ北海道沿岸をフラフラしているもんだから「飛行機ほんとに飛ぶ？」「行けるの？？」と気を揉みながら当日を迎えた今回のなつ旅。

とりあえず離陸。
遠くに富士山のシルエットが。どんな方角からであっても富士山を見つけると、なんだかいい旅になる予感がしてうれしい。

まだ台風周辺の雲に覆われている千歳上空。でも薄日も差し込んでいてほっと一安心。
無事に着陸し、新千歳空港の日産レンタカーでノートを借りてドライブを始めました。

新千歳空港 空港

道東道の占冠PAで小休止。小ぢんまりとしたお花畑があったりして、北海道に来たことを実感する。
ちなみに、紫竹ガーデンさんのデザインした庭でした（看板があった）。

占冠パーキングエリア 道の駅

午後1時前に中札内村に着きました。十勝はご覧の通りピーカンの青空！
3年前の夏にも来ている十勝地方、その時に行かなかった中札内美術村とばんえい競馬が今日のコースです。

もしよければ前回の十勝旅行記も覗いてみて下さい。↓
https://4travel.jp/travelogue/11158586

六花亭アートヴィレッジ中札内美術村 美術館・博物館

芝生の広場やイングリッシュ庭園はジリジリと暑かったけれど、木陰はとっても爽快。
柏の林の中に点在する建物を巡りながら絵画を鑑賞します（写真は真野正美小館）。

北の大地美術館内にて。太陽に照らされた林が、どことなく絵画っぽい。

小泉淳作美術館では京都の建仁寺に飾られている「双龍図」とご対面。伽藍ではなく美術館で見ても、龍の生き生きした迫力が伝わってきました。
写っているのは、おなじみ六花亭模様の巨大サイズ版マスキングテープ、のような募金箱。しゃれたデザイン。

小泉淳作美術館 美術館・博物館

真野正美作品館は大きな屋根の古民家を移築したもの。
真野さんの絵が醸し出す心温まる雰囲気と建物や周囲の光景がよくマッチしているという印象。

日射しを浴びながらイングリッシュ庭園を散策。せっかく来たんだしね。
子供たちは暑さに関係なく元気です。

青空のもと、緑やオブジェがよく映えます。

淡いピンク色のアナベルの花々。白のアナベルも咲いてました。

庭園沿いに作られたヤマモミジの木のトンネルを中から撮ってみる。秋の彩りも見事なことでしょう。

美術村の一角にあるレストラン「ポロシリ」で昼食。
屋根の上に浮かんだ白い雲が、まさに「十勝のなつぞら風景」。

ポロシリ グルメ・レストラン

一品目はやわらか牛肉のハヤシライスと、ほくほくポテトサラダ。

二品目はタンシチューにトマトサラダ。
地元の食材、新鮮な野菜をふんだんに使った料理で、お腹も気持ちもほっこり。

見どころ満載の中札内美術村でした。

来た道を戻って40分くらいで帯広市内の競馬場に到着。
夏休みまっただ中の土曜日、プロっぽい？方々だけでなく家族連れも多くいたし、駐車場もわりと混雑してました。

帯広競馬場(ばんえい十勝) 名所・史跡

100円を払って入場。テレビやブログで見ていた障害付きのレースコース、実物を見たのはもちろん初めて。

まずは15:50発走の第3レース「いざ！マルハン」を観戦してみることに。

2つある障害の間で各馬の差がついて開きます。短い坂に見えるけど、重しを牽いた馬にとっては相当ハードなんだろうなぁ。

7番の芦毛が一足先に障害を越えた！このまま逃げ切るか？？

ところが独走逃げ切りとはいかず、すぐ後を追ってきた馬とデットヒートを演じながらゴールへ。結局1着は3番がさらって、7番は2着でした。

トップ集団がゴールする頃、まだ手前の障害で悪戦苦闘している馬たち。
普通の競馬と違ってばんえい競馬は大きくばらけるんですね。それに比較的ゆっくりのレース展開だから、ド初心者の自分にもわかりやすいように感じたです。

障害のてっぺんでピタリと止まってしまった馬も。
「勝負ついてるし、もうええですやん、ここでギブアップさせてーな」って言ってます。

せっかくの競馬体験なので、ちょっと賭けてみました。
こちらのコーナーで馬券の選び方、買い方を教わりながら、あとはもうヤマ感で勝負。

まじめな方はパドックで研究したり倍率を見据えたりしながら、慎重かつ大胆に選んでいく訳ですな。

第4レース、ライオンズクラブ杯がスタート。

1番や4番が争っているところに9番がなだれ込んできて・・・最後は1番が逃げ切り。

続いて、なんとか障害を過ぎた馬がぞくぞくとゴールへと向かって頑張ります。
上位に入った馬はどれも人気が高めで「大穴」的な結果ではなかったようです。我が家も無難な買い方をしていたおかげで、ほどほどの配当金をGet。

元を取った訳でもないのに勝っちゃうと気が大きくなるもんで、もう1レース挑戦してみることに。17:00発走のとかち青空杯です。

今から思うと、素人が深みにはまる典型的パターンだったかもねー（苦笑）。

レースの直前なのにパドックで堂々と立ち振る舞っていた9番のアアモンドボスに掛けてみた。
でも蓋を開けてみたら・・・最初に飛び出してきたのは2番やん。

その後ろも3番とか5番とか。アアモンドボスよ、どこへ行った・・・

若干ブルーな気分で競馬場を後にしたうーパパを、リッキー君が慰めてくれました。

夕闇が迫る中、音更町の「家畜改良センター十勝牧場」の南西にある今宵の宿へと急ぐ。

この道の奥にある、B&Bの「イージーリビングテラス」に二晩お世話になりました。こちらの宿での滞在が今回の旅の大きなミッション（=楽しみ）。

イージーリビングテラス　Ｂ＆Ｂ 宿・ホテル

十勝らしい風景が広がる地にぽつんとある静かな一軒宿。その分、周囲の自然が半端ない雄大なスケールで北海道にいることを体感できます。

滞在できる部屋は、本館的な建物の中にあるメインハウス、コテージ、キャビンの3種類。我が家は、少しだけ離れた所のコテージを使わせていただきました。
写真はそのコテージの外観。

寝室の窓からの眺め。デッキバルコニーのすぐ先に緑ゆたかな風景が広がります。

室内の様子をいくつか。
向こう側がリビングのソファ。テレビとコンポが置かれてます。

ロフトがあって、そこからリビングとダイニングを見下ろした所。ログハウス風の別荘って感じでしょうか。（ログハウスも別荘も行ったことがないので、勝手な想像ですけどね）

リビングの隣にある寝室はこんな感じ。寝ている間も窓を開けて冷気を取り込みながら過ごしました。

キッチン台とダイニングテーブル脇の棚に一通りの料理道具（食器や鍋類だけでなく調味料なども）が取りそろえてありました。

食器類と電子レンジ。左側の白い布の下に並んでいたのがコーヒー・紅茶類。

洗面コーナー。この反対側に冷蔵庫と洗濯機があります。

最後にお風呂とトイレ。
どれも立派な設備で、清潔感もばっちりだったので快適に過ごせました。

この宿でのもうひとつの想い出は、十勝のゆたかな食材をふんだんに使った朝食。
好天だった1泊目（2日目）の朝は外のデッキテラスでいただきました。
ちなみに、写真はないけれど、満天の星空も貴重な想い出。

周囲の大自然と心地よい風とともにおいしい朝食を食べる。贅沢だよねー。

1泊目の朝食をご紹介。
ベーコンとチーズをはさんだフォカッチャ、フレンチトースト、キャロットラペ、リエット、ピクルス、それに地元の野菜をたっぷり味わえる豪華メニュー。
それにハスカップのジュース、四つ葉牛乳、自家製ヨーグルトなど。

1泊目の朝食で添えられたスープ。確かソーセージ？と野菜が入ったトマト系のスープだったかな。曖昧ですいません。

曇りだった2泊目の朝はメインハウスの中の窓辺に座って朝食。

2泊目の朝食メニューです。
クルミライ麦パンにミルクパン、トマトたっぷりのオムレツ、そのオムレツの下にはクミン入りのキャベツ炒め、ストーブ鍋で作ったお野菜（豆やお芋、ブロッコリーなど）のオーブン蒸し、などなどいっぱい並んで、味だけでなく見た目も綺麗。

アスパラガスのグリーンスープも付きました。美味なごはんを前にして、すっかり撮り忘れました。
ジュースはブルーベリー、あとは昨日と同じ牛乳＆ヨーグルト。
ライ麦パンは、すぐ近くに今年オープンしたというパン屋（toiさん）からの仕入れだそう。魅力ある宿やお店が並んだ一角になるかも？？

百点満点の朝ごはんをいただいた後は、昨日の朝と同じようにデッキテラスに出て食後のコーヒーを。至福のひととき。

メインハウスのリビングは共有スペースとして開放されています。
読書をして過ごすもよし、音楽を聴いて過ごすもよし、思い思いに寛げる空間。

B&Bということで夕食は基本ありません。なので2泊とも買ってきた弁当などをコテージで食べました。
写真は2泊目の夜に食べたお寿司。写真にはないけど、オーナーさんが「お味噌汁作ったので、どうぞー」と差し入れして下さいました。

ウェルカムスイーツ。自家製のパウンドケーキとアーモンドのキャラメリゼ。

こちらのサイトを見たり↓
https://www.visit-hokkaido.jp/colocal/airport2-post4.php

ショコラさんの旅行記を参考にしたり↓
https://4travel.jp/travelogue/11307257

しながら選んだイージーリビングテラス。想像以上に素敵で居心地のよい宿でした。また機会を作って泊まってみたいです。
宿の周囲を散歩した時の写真、そして旅の後半はその２でご覧いただければ幸いです。ここまで読んで下さった方、どうもありがとうございました。