宿ログ｜MAOIQ komfort（2019年）

2019/08/09 - 2019/08/11

泊まりました。

＜宿泊代＞
MAOIQ komfort：2名朝食付き　1泊56,160円（予約手段：一休.com）
　　　 　　 　　　 　　 　　　　 　 -1,683円（即時ポイント利用）
　　　　　　　　　　　　　　　計：54,477円
東急ステイ札幌：2名朝食付き　1泊16,000円（予約手段：一休.com）
　　　　 　　　 　　　 　　 　　　　-700円（即時ポイント利用）
　　　 　 　 　　　　　　　　　　 -2,000円（Yahoo!トラベルポイント利用）
　　 　　　　　　　　　　 　 計：13,300円

エリア 追分・穂別・長沼(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発4日前に週間天気予報をチェックしたところ8月9日～8月13日の旅行期間中毎日雨の予報。

あーそーすか。

羽田空港にやって来ました。

「まずはラウンジへ」と言いたいところですが入れる身分じゃないので入り口から写真のみ。

「すごい。遅延連絡がメールで送られて来るんだ。」と驚く相方に「そうよ。」とガラケーユーザーの自分。

その後遅れが増幅し日が暮れる頃離陸しました。

外の景色は台風接近中らしいドラマチックな雲。

相方が仕事帰りだったので機内でビールを買って飲みました。

結局ANAは1時間遅れ、宿に到着した時はすでに真っ暗に。

本当は夕焼けを見ながら夕食を食べたかったんだけどな。

どのみち曇天だったけど…

では早速室内の紹介を。

写真は入ってすぐのところにある暖炉とテレビ代わりのプロジェクター。

アメニティは「shiro」。

種類豊富なバスソルト

バスアメニティはお気に入りの「イソップ」です。

バスタブは肩と腰からお湯が出る楽湯機能付き。

ドライヤーはレプロナイザー。

今年オープンしたばかりの宿なので家電類は全て最新式高級家電です。

トイレとシャワーは1階と2階の両方に有ります。

面白い形のシャワー

使わなかったけど。

夕食は部屋のワインセラーに入っていた長沼の「マオイ自由の丘ワイナリー」のワインと

事前予約した長沼の「Shandi nivas café」のカレーセット（@3,000円+税×2人分）を頂きました。

カレーセットは出前ではなくシェフが宿のレセプションまで作りに来てくれるので出来立てほやほやが提供されます。

外の景色

寝ます。

寝室は1階と2階に有り、1階のテラスに出る扉が建付けの問題なのか鍵が掛からなかったので2階で寝ました。

翌朝

この宿に来て初めて外の景色をまともに見ました。

目の前の草原は「ハイジ牧場」なので人が通ることはありません。

天井が高いので夏は晴れてれば部屋にいながら星空が見ることが出来て、冬は一面雪景色で夜でも昼間のように明るい景色を楽しめるようです。

そういう意味では今回の天気はつくづく残念でした。

半袖短パンで外に出たところ激寒のあまり速攻で部屋に戻りました。

8月上旬にも関わらず気温は何と10℃台です。

こちらは使わなかった方の1階の寝室。

前日から用意されていた朝食を頂きます。

ソーセージがジューシーで美味しい。

そしてこのトマトが砂糖並の甘さ。

自炊道具もご覧の通り一通り揃ってます。

オーナーさんのセンスの良さとこだわりっぷりがよく分かります。

ワインセラー

ワインは良心的な価格です。

冷蔵庫の中。

ビール以外はフリーです。

食後外に出て散歩しました。

「MAOIQ komfort」外観

こちらはもう1棟の初代「MAOIQ」。

ちなみに「MAOIQ」の名前の由来ですがオーナーさんの話によると近くの馬追山（うまおいやま）の「まおい」に共存繁栄の意味で「区」を付けて「MAOIQ」にしたのだそう。

そして我々の泊まった「MAOIQ komfort」がcomfortでなくkomfortになっている理由はインテリアに北欧家具を使っているので北欧デンマーク語のスペルである「komfort」に由来しているのとあともう1つ、ビジホの「Comfort Hotel」と間違われたくないからとのこと。

宿の住所も一風変わっていて「北海道夕張郡長沼町加賀団体」が全住所名です。

地名が団地でなく団体なのは昔石川県の加賀から大勢の団体が移り住んだのが由来だそう。

番地もなくこの辺り一帯全て加賀団体なので新人の郵便屋さんは苦労するそうです。

こちらが宿のレセプション兼オーナーさんの自宅です。

元々自宅用にMAOIQを建てたところ目の前の家が空いたので引っ越して、代わりにMAOIQを宿として営業することにしたようです。

レセプションのベランダからは綺麗な庭が眺められるようになってます。

早朝から雨が降ったり止んだりでしたが下の方まで歩いてみました。

どこから流れてたのか不明ですが遠方から大音量の音楽が。

こちらは部屋から遠くに見えてた黄色い電車。

気になって帰ってから調べたところ「喫茶トレイン・クララ号」と判明しました。

さらに丘をどんどん下っていくと

北海道らしい景色が見えてきました。

ここで折り返し部屋に戻りました。

チェックアウト後は送迎車で北広島駅に送って頂き札幌行きの電車に乗り換えです。

駅に貼られているICカード対応一覧表

ICカードが世に出始めた頃はその地域のものしか使えませんでしたが、今やすっかり相互利用出来るようになりましたね。

キタカ
スイカ
パスモ
マナカ
トイカ
　・
　・
アベシ
ヒデブ
タワバ
（そんなのないか）

札幌到着後は宿泊するビジホに荷物を預けて昼食を食べにイタリアンの「テアトロ ディ マッサ」に行きました。

見た目も味も洗練されていて最高です。

この日は円山公園に行く予定でしたが駅に向かう途中さっぽろ大通ビアガーデンの横を通ったところ、

そのまま吸い込まれて

予定変更。

今しがたペアリングでワインを沢山飲んだばかりですがこの行き当たりばったりでゆるい感じが国内街旅行の醍醐味です。

ここは花壇も綺麗です。

もっともヨッパライ星人達は注目してませんでしたが。

チェックイン可能時間になったので休憩を兼ねて本日の宿泊先「東急ステイ札幌」に戻りました。

2018年開業なので綺麗です。

部屋のある9階へ。

狭いけどお洒落な内装です。

部屋の中に洗濯機とティンが有りチェックインの際にアタックを渡されました。

部屋で一休みした後は再び外出。

道路の信号をよく見ると雪国ならではの縦型信号機になってます。

この日は夏休みの土曜日なので各所でイベントをやってました。

北海道庁旧本庁舎（赤れんが庁舎）に到着。

ところで北海道の歴史的建造物をよく見るとこのような星マークが付いていることに気付きます。

気になって調べたところ、開拓使の旗印である五稜星を描いた「北辰旗」に由来していてサッポロビールの星印もここから来てるようです。

入場無料なので入ってみましょう。

写真枚数の都合上省略しますがぜひ入ることをオススメします。

赤れんが庁舎を出たところでまたパラパラと雨が降ってきたので地下道を歩いて大通駅方面へ。

札幌の地下道は横幅が広く大勢の人々がイワシの群れの如く一心不乱に歩きます。

札幌PARCOに寄っていろいろ物色。

再び雨が止んだので夕食の店までは外を歩きました。

ちなみに写真に写っている路面電車では貸切の宴会が。

有名なすすきの交差点にやって来ました。

うむ。

うむ。

予約していた夕食の店「味処 まつ田」に着きました。

まずはお通し。

貝、イカ、タコ、甲殻類が苦手な相方曰く「食べれるものがない」と。

地物のお造り（3,000円）

ハッカクの刺身が白身魚ながら濃厚な味わいで美味しかったです。

右上：葉わさび（700円）
左下：ししゃも（1,200円）
右下：ずわいがにの天ぷら（1,800円）

ししゃもはメニューに「特大ししゃも」と謳っている割にはサイズも味も普通で値段高過ぎな感じ。

葉わさびは美味しかったです。

このお店ではいろいろ北海道らしい料理を満喫出来て良かったのですが、残念なことにふすまを隔てた隣の座敷に観光で来たと思しきジジイ集団が終始大声でバカ騒ぎしてて落ち着きませんでした。

店を出てハシゴで向かった先は「ザ バー ナノ グールド」。

普段都内でバーに行くことはないけど旅行の時は非日常を味わうためしばしば利用します。

落ち着きのある洗練された空間で、飲み物食べ物のみ写真OKとのことで撮らせて頂きました。

内装デザインは昼食を食べた「テアトロ ディ マッサ」と同じ建築事務所が手掛けているとのことで、言われてみれば壁に這う植物の感じがよく似てます。

狸小路商店街を歩いてホテルに戻ります。

翌朝

朝食を食べにレストランへ。

このホテルを選んだ理由の1つが朝食の評判が良いこと。

メニュー数はそれ程多くありませんが

どれも美味しかったです。

北海道ならではの朝食海鮮丼ホテルも検討しましたが、前日夜が海鮮で朝から再びはキツそうなのでこちらを選んで正解でした。

食後ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい電車で円山公園へ。

樹木が北海道らしくて爽やかです。

円山公園に隣接する北海道神宮で見られる野鳥一覧

いろんな時期・時間帯に訪れて執念深く探せばこれだけの種類の鳥が見られるようですが見つけられたのはカラスだけ。

なぜか載ってないけど。

今回訪問した目的の1つであるエゾリスを発見しました。

幼少の頃から自分の実家にあるエゾリスの剥製と同じくクルミを食べてます。

今までずっと「やらせポーズ」と思っていたのがそうでないと分かり安心しました。

ちなみに最初の1頭を見つけた時こそ感動したエゾリスですが、いる所にはうじゃうじゃいて…極めつけは餌付けされた社会派リスが自分の方目掛け駆け寄り最後は複雑な気分に。

公園散策後は荷物のピックアップと昼食のため大通駅まで戻りホテル近くの二条市場に向かいました。

味噌ラーメン、スープカレー、海鮮丼と迷った末、物産展でも同レベルのものが食べれそうなものはやめて基本に忠実に海鮮丼を食べることに。

イクラ丼とウニ丼を1つずつ頼んでシェアしました。

写真はイクラ丼（2,800円）。

ムラサキウニ丼（4,000円）※時価

イクラもウニも近年の不漁の影響で10年前の1.5～2倍ぐらいの価格になってしまいました。

そういう意味では今回の北海道旅行はタイミング的に最悪でしたが、日常的に食べるものではなく一過性の出費なので気にしないことにしましょう。

ちなみにウニ丼は写真映えするのでブロガーにとっては美味しい素材ですが、単品で食べた時と違いご飯でウニが温まって甘味が半減してしまうので丼以外で食べた方が美味しいという結論に至りました。

それともう1つ、途中から飽きてきます（美味しかったですが）。

食後ホテルで荷物を受け取り電車で札幌駅に向かいました。

次回、ニセコ編に続きます。

この旅行記へのコメント （6）

• suzuqさん 2019/09/30 17:54:40

  これはこれは。

  おお　おお　おお
  これはこれは。
  なんというドン曇りw
  
  素晴らしい景色なのに、天気が最悪で残念でしたね…。
  しかも最終日が晴天という…。
  かたきを討つために、私がMAOIQに行きたくなりました。
  (この宿は知らなかったので、速攻でブックマークしました)
  宿自体のクオリティはもちろんのこと、この見渡す限りの緑は、私大好きです。
  一週間くらいゆっくり過ごしたいですね。
  レストランができるかもしれないとのこと。私は朝アラームをかけずに起きて、好きな時間にふらっと、できたての朝食を食べるのが好きなので、レストランができた方が好みかもしれません。定期的にチェックする宿の1つになりそうです。
  
  ところで、今ザ・スレートの旅行記を書いているんですが、前にコメントのやりとりをした時に暴れナメクジさんが仰っていた「ちょいワル」という表現を使わせて頂いても良いでしょうか?
  実際に宿泊してみて、ヴィラはオサレな炭鉱労働者(?)でも住んでいそうな渋い感じで、まさに「ちょいワル」という感じでしたので。
  これ以上ないピッタリな表現だな、と思い頭の中から離れなくなってしまいました。
  

  暴れナメクジさん からの返信 2019/09/30 23:31:01

  RE: これはこれは。

  suzuqさま、こんばんは。
  
  空港から送迎車で宿に向かう道中、宿の方に「いやー昨日までは
  ずっと天気で真夏のような気温だったんですけどねー」と言われ、
  「ｿｽｶ」と力なく返しました。
  晴れていればもっと絶景、なはずです…。
  なので是非かたき討ちをしてください。
  
  suzuqさんはこの宿に一週間滞在が理想ですか〜　いいっすねー♪
  自分は平日のサラリーマンの如く夜着いて朝出て行きましたが、
  本当は長期滞在してこそより一層良さが分かる宿だと思います。
  でも空港から近いので、予約さえ取れればひょいと行けるのも
  魅力ですけどね。
  
  お、プーケット旅行記がついに完結するのですね。
  そう言えばスレートの前身のインディゴが来年箱根に出来るみたい
  ですが、さすがに日本の宿だけあってオサレな炭鉱労働者は住んで
  いないようです（笑）
  ちなみに「ちょいワル宿」は商標登録しませんので気になさらず
  どしどし使ってくださいな♪
  
  暴れナメクジ

  suzuqさん からの返信 2019/10/02 18:44:04

  RE: RE: これはこれは。

  暴れナメクジさん
  
  転載許諾頂きまして、ありがとうございます。
  遠慮なく使わせて頂きます。
  
  箱根にできるインディゴは、スレートを訴えた人じゃないですかね。
  『「インディゴ・パール」だと俺らと名前が被ってるから変えろ』→『「ザ・スレート」に改名』という流れだと思います。
  事実関係ちゃんと理解していないから、もしかすると別の人かもしれないですが…
  個人的には、「ザ・スレート」の方がしっくり来る気がします。錫の産地として栄えたプーケットの歴史にインスパイアされた名前らしいですよ。
  
  そうそう、敵討ちと言っちゃいましたが、この後に宿泊された坐忘林の方が優先度としては上でした。
  これから旅行記拝見しますが、もうここは絶対に行かなきゃいけないと思っている宿です。
  ここに一週間はさすがに無理そうですがw
  

  暴れナメクジさん からの返信 2019/10/02 22:01:42

  RE: RE: RE: これはこれは。

  suzuqさま、こんばんは。
  
  てっきりインディゴ・パールはインディゴブランドを展開する
  InterContinental Hotels Group（インタコ組）から別会社に
  売却されて改名したものだと思ってたのですが、元々別会社
  だったんですね。
  
  まあ自分が同ホテルグループと勘違いしていたぐらいなので、
  インディゴ・パールの問い合わせが間違ってIHGに寄せられる
  こともしばしばで、都度対応に迫られた予約課の人が電話口で
  「はい。当ホテルとインディゴ・パールさんは別会社でして、」
  「ですからそのー、パールさんとは…」
  「ええ。ええ。先ほども申し上げました通りパールさんは…」
  
  もーやってられへん！パール訴えたるー！という流れになったん
  でしょうね。恐らく。。。
  
  坐忘林やっぱり気になってましたか。
  GWに泊まったアマンキラ朝食付3泊分と坐忘林夕朝食付1泊分の
  宿泊代がほぼ同額だったので決める前は相当悩みましたが、
  こんな比較をしていたら永遠に泊まれないと思い最後は腹を
  くくりました。
  ここも連泊がオススメですが宿泊代が高いので、休みが取れて
  季節にこだわりもなければ11月の平日に行くのがベストかも
  しれません。
  
  暴れナメクジ

• puyomushiさん 2019/08/17 09:31:20

  MAOIQ

  おはようございます、暴れナメクジさん。
  
  MAOIQやっぱり絶景です！
  わたし、SNSをフォローしていて季節折々の絶景を観ていたのですけど
  やっぱり、実際にstayした方のレポとともに拝見する景色は格別です。
  滞在型の宿だと思うけど、連泊するには宿泊Feeが高いですよね。
  でも行ってみたい。
  
  キッチン用品も充実ですね。
  欲しいと思っていても、なかなか費用対効果がわからないバーミキュラの使用感もおためしできますが、こういう景色の中だったらやっぱりシェフに来てもらいたいかな。
  
  そして、札幌の夏のビアガーデン。ケンミンショーでしか見たことないのですが、東京ではビアガーデンがら空きしそうな気温でも、TVの情報どおり満員なんですね。
  ふしぎ。
  
  ニセコも楽しみです♪
  
  puyo
  

  暴れナメクジさん からの返信 2019/08/17 16:14:23

  RE: MAOIQ

  puyoさま、こんにちは。
  
  MAOIQご存知でしたか。
  今回国内旅行にしてはトータル旅費が高めだったので
  MAOIQどうしようかなと迷ったりもしましたが、結果
  泊まって良かったと思える宿でした！
  
  ここはチェックイン時間が遅めなので、絶対連泊した
  方が良いと思います。（先日1週間滞在された方も
  いるようです。）
  
  連泊して初日はスーパーで買い物してバーミキュラを
  お試しし（送迎の途中にスーパーに寄ってもらえます）、
  2日目は外食なりカレーなりという楽しみ方もあると
  思います。
  でもこの景色を堪能するなら、おっしゃる通りシェフの
  出張サービスが最高の贅沢でしょうね。
  
  ちなみにオーナーさんのお話によると今は初代MAOIQと
  komfortの2棟ですが、3棟目も斜面上の方に構想中で
  （高齢の宿泊客と清掃スタッフさんの上り下りを考慮
  して平屋にするみたいです。）、さらに3棟目が出来たら
  レストランも検討するそうです。
  
  ただしレストランが出来ると食事利用の外来客が訪れて
  うっかり部屋の窓の外を通ったり（今でもカフェと間違えて
  宿泊棟に入ってしまう方がいるようです）、人手不足で
  空港送迎も出来なくなるとのことでトータル的には今のまま
  の方が良いのかなと思いながら聞いていました。
  
  札幌の夏のビアガーデン、ケンミンショーで紹介されてい
  いたんですね。自分もあの番組は好きなのですが、相方が
  「内容がわざとらしい」と言って中々見せてくれないので
  知りませんでした。
  その割にチェンネル変えた先が芸人だらけのもっとわざと
  らしい番組なんですけどね（笑）
  
  ニセコ編も頑張って明日中にUPします。
  
  暴れナメクジ