14年ぶりの再会（学生時代の仲良し達と盛岡・繋温泉で一泊）

2019/07/28 - 2019/07/29

東北地方の大学を卒業した私は、当然ながら、友人たちは東北在住の方が多いのです。
昨年末に急に母校の定期演奏会に行ってみたくなり、急遽会うことができた一人を除くと、実に14年ぶりの再会です。
14年前は仲間の一人が癌で亡くなり、追悼の気持ちで母校とそれぞれの当時の下宿先を巡ったりしました。
私だけが首都圏在住（出身も首都圏なので卒業して戻ってきただけですが）なので、遠く離れていることこともあり、私は会えなかったのですが、他の方たちは2年前にも集まれたのだとか。

盛岡在住のHさんのかゆいところに手の届く、行き届いた仕切りで繋温泉で一泊、再会することになりました。

なかなか皆さんのスケジュールが合いません。ごめんね、私、まだパートの仕事してて…。「2年後にはまた暇になるから、それまでは私抜かして計画してかまわないから」なんて言っていたのに、なんとか調整してくれて、私の都合に合わせたら、ちょうど御所湖の花火大会の日になったって、皆さんが喜んでくれました。でも、今でも現役バリバリのYさんが今回も参加できなかったのがちょっと残念です。

Hさん、何から何まで、ありがとう。楽しかったよ。

エリア 盛岡(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

「盛岡」を初めて意識して目指します。2006年の夏に「八幡平・白神山地・十和田奥入瀬」なんてツァーに参加したときに（初めてのツァー旅行でした）たぶん、盛岡で新幹線を降りてバスに乗ったんだと思うのですが、お引き回しだったので、記憶がもう曖昧です。東北新幹線自体も2006年秋に仕事で仙台日帰りしたとき以来です。あの時は東京ー仙台間が1時間半で行けてしまうことに驚きました。学生時代は特急に乗っても4時間でしたからね。（遠い目）

さて、山形在住のNさんと仙台から隣の席に座って行こうということで、はやぶさ・こまちに乗ることにしました。

いつもは東北新幹線も東京駅から乗ります。だって東京駅なら乗り換えなしで行けるんだもの。らくちんですから。

でもね、ルート検索すると、我が家からは大宮駅から乗る方がお得だと出てきます。東京駅経由で行くことを考えると大宮へ斜めに向かうのは三角形の一辺になるから近いのですね。でも、乗り慣れない武蔵野線とか埼京線とかを乗り継いでいくのも（JRは遅れたりいろいろありますからねぇ）めんどくさくて、結局私鉄で新宿まで出て、そこから埼京線で大宮に向かうことにしました。

大宮駅 駅

これから出発するのに新幹線に始発駅から乗らないのは久しぶりかもしれません。
ホーム下のコンビニで弁当を買い、BECK'S COFFEE でアイスコーヒーを買ってホームに上がってきたのに、コンビニに日傘を忘れたことに気付いてあわてて戻り…。なんか乗車前からちょっと疲れちゃった。そんなこんなで11:46発のはやぶさに乗り込みました。

大宮駅 駅

どんな顔の新幹線が入ってくるのか待ち構えていたのですが、あら？ちょっとズームしたままだったみたいで、顔全体が入らず。

こんな色だったんだねぇ。（全然記憶にない）というわけで新幹線の中の人になりました。お隣の席はもうすでに東京から乗っていらして、奥の席に入るのにちょっと…。でも次はもう仙台なんですよね。仙台からはNさんが隣に乗ってきます。（ということはお隣さんは仙台下車ですね）それまでにお弁当食べ終わっておかなければ…。

仙台で無事Nさんと合流し、また懐かしい話がはずみます。

約30分で盛岡駅に到着。新幹線改札口に盛岡在住のHさんがお出迎え。14年ぶりなので、私はすぐにはわからなかったのですが、Nさんがすぐに気が付いてくれました。Hさん少し丸くなったかな？いやいや私は学生時代の5割増しだから、人のことは言えません。

秋田からMさん八戸からAさんが順次新幹線でやってくるので私たちはちょっとだけ名店街でお土産物色していました。ほどなく2人も合流。みなさん変わってないなぁ。変わったのは私だけかも（前回集まった14年前に比べても一回り大きくなっていますし）。

盛岡駅 駅

みんな学生時代と同じ雰囲気、同じ話し方。卒業してン10年も経っているのだから、見た目はしっかりおばさんですが、中身はそうそう変わるものではないんですねぇ。

さて、盛岡もご多分に漏れず暑いです。
とりあえずホテルに直行して、のんびりしようということになりました。

盛岡駅 駅

Hさんの運転する車で繋温泉へ一直線。

道々、盛岡に不案内な私はいろいろと教わることばかり。
「冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば」が盛岡三大そばだとか、
サンサおどりは盛岡市のお祭りなんだとか、
チャグチャグ馬っこも盛岡市のお祭りなんだとか…
盛岡はいろいろ偉い人が出ている（住んだことがある）とか…
みんなは知ってることなんでしょうが、私は「へぇ～」ばかリでした。

盛岡つなぎ温泉 愛真館 宿・ホテル

今夜のお宿、繋温泉「愛真館」全景。この建物の6階のどこかの窓が私たちの部屋でした。

3時ちょうどにチェックイン。1時間くらいお茶飲んだり、おしゃべりしたり。
18ものお風呂があるというこのホテル、食事の前に第一弾のお風呂にすることにしました。終了時間の早い露天風呂から、ということで「庭園縄文風呂」の「しだないの湯」へ。この「庭園縄文風呂」は「しだないの湯」と「ぬりさわの湯」があり、それぞれ３つの露天風呂と1つの内風呂があり、男女入れ替え制になっています。

盛岡つなぎ温泉 愛真館 宿・ホテル

今日は19:30から御所湖の打ち上げ花火大会です。
17:30から夕食ビュッフェだというので、食事会場に早々に乗り込みました。
あゆの塩焼きなんて久しぶりです。日ごろなかなか食べられないものをいただきました。こういう時ってついつい欲張って、胃が出るくらい食べちゃうんです。Hさん曰く「そういえばあの頃はすごく痩せていたのにウィッチママは胃の形がわかるほど大食漢だったねぇ。」はい、その通りです。

盛岡つなぎ温泉 愛真館 宿・ホテル

スウィーツは別腹。アイスクリームをいっぱいもらって席に戻ったら、ゼリーとババロアが届いていました。「え～、これみんな食べるの？」といいつつ、ペロリ。
お留守番のマグルパパには冷食のお弁当を用意してきました。ごめんねぇ、私だけおいしいものをいっぱい食べて…。

盛岡つなぎ温泉 愛真館 宿・ホテル

19:30花火大会が始まりました。ホテルの部屋からも花火は見えたのですが、打ち上げ位置が目と鼻の先なので、御所湖まで行ってみることにしました。

湖に面した公園の芝生に座り込み、のんびり花火見学です。

つなぎ温泉御所湖まつり 祭り・イベント

花火を間近に見るのは30年ぶりくらいです。ちょっと感動。
音はそれほど大きく感じないけど、打ち上げ位置に十分近いのに、観客の人口密度が私の地元よりずっと低いので、暑苦しさというか圧迫感というか、そういうものを全く感じません。

そのうち、ベンチに座っていたカップルが帰ったのでみんなでベンチに座って「特等席だねぇ」とご満悦。

つなぎ温泉御所湖まつり 祭り・イベント

まぁ、私自身は直接見るよりカメラを通して観ていた時間が長かったのですが、十分迫力を感じました。なんか、私の地元の花火大会よりのんびりしている感じでよかったです。
手振れ補正、夜景撮影のモードにはしていましたが、自分でも、花火の写真が良く撮れていたのに、ちょっとびっくりです。

つなぎ温泉御所湖まつり 祭り・イベント

最後にスターマインが上がって、花火大会もおしまいです。

ホテルに戻って、みんなで大浴場（今夜の女湯は「あいの湯」でした。ここにも6種類のお風呂がありました）にのんびり入って、その後は、お部屋で一杯やりながらおしゃべりです。友人たちは（一人を除いて）みなさんいける口です。学生時代は全くの下戸だった私ですが、お付き合い程度ならいけるようになりましたよ。

じゃんけんで寝床を決めて寝たのですが、窓が開けられない部屋ではエアコン切ったら暑かった…。

つなぎ温泉御所湖まつり 祭り・イベント

みなさん、朝が早い。私が一番起きるのが遅かったかもしれません。
まずはお風呂へ。今回は「庭園縄文風呂」の「ぬりさわの湯」へ。
朝からのんびり。温泉はいいねぇ…。

8:00、朝ごはんもビュッフェです。朝からいっぱいいただきました。
こんなに朝から食べることはないですね。

盛岡つなぎ温泉 愛真館 宿・ホテル

10時ちょっと前にチェックアウト。御所湖の上にかかる橋を渡って盛岡方面へ。

御所ダム 名所・史跡

昨日はここで花火上げていたんですね。

御所ダム 名所・史跡

ここから小岩井農場が近いのですね。雫石というとスキー場をイメージします。

御所湖広域公園の看板。ここに入るのかと思ったら…　違った。

岩手県立御所湖広域公園 公園・植物園

盛岡手づくり村に入りました。

盛岡手づくり村 テーマパーク

御所湖広域公園の地図です。
ここは盛岡の特産品の紹介、実演、体験ができる施設です。
陶芸、南部鉄瓶のなどの伝統工芸品から南部煎餅、お団子、冷麺のてづくり体験まで。子どもと来たら1日過ごせそうな施設です。

盛岡手づくり村 テーマパーク

手づくり村に入る前に御所湖を見ました。奥の方に行くとダムまで行けるようです。

盛岡手づくり村 テーマパーク

繋温泉の奥の方のホテルも見えます。

南部鉄瓶の伝統工芸士の方の説明が面白くて聞き入ってしまいました。
小さな鉄瓶を欲しいと思ってしまったのですが、「IHには使えない」という一言で我に戻りました。買ったってうちじゃ使えないじゃん。

盛岡手づくり村 テーマパーク

南部と言えば曲り家です。馬と一緒に生活した民家ですね。
中学生の時に夏休みの自由研究で「民家」を調べたことがありました。
近くの民家園に移築された曲り家を何度も訪ねた記憶があります。
そうか、曲り家は岩手だったんだね。

盛岡手づくり村 テーマパーク

鉄瓶屋さんで引っかかっていたので遅くなってしまいましたが、皆さんはアイス屋さんで休憩中。私も南部煎餅に挟んだ黒豆アイス（なんじぇら？）をいただきました。
おせんべいを半分割って中身がアイスだってわかるように撮ったつもりですが、あらぁ、食べかけみたいです。

盛岡手づくり村 テーマパーク

さて、いよいよ、わんこそばを食べに盛岡へ。

途中、裁判所前に新渡戸稲造の銅像があるよ、とか

石割桜が有名なの、とか教えてもらいましたが、

石割桜 花見

走ってる車の中からは良く撮れません。（これは石割桜の根元の部分）

石割桜 花見

岩手銀行赤レンガ館は1911年に盛岡銀行本店行舎として竣工した建築。東京駅丸の内駅舎を設計した 辰野金吾・葛西萬司建築事務所の設計で建てられた、赤煉瓦造りに緑のドーム、外観はルネッサンス風の輪郭の厳格さを表した建物です。

盛岡の町も駅からそれほど遠くない範囲に見どころがたくさんあるんだな、と思いました。いつかゆっくり見学したいです・

岩手銀行赤レンガ館 名所・史跡

ほどなく、今日の昼食「わんこそば」の『直利庵』さんに到着。

普通のおそばは1階で。予約制のわんこそばはお2階で。
2階廊下から見下ろす素敵な中庭。

わんこそばのセットです。
手前のお椀のお蕎麦が1杯分・ほんの一口です。その右が一人分の薬味、右の大きなお椀はおつゆを捨てるお椀です。奥の7つはテーブル共有の薬味、漬物など。
始まる前にマッチ箱を渡されて、何杯食べたか記録を取るのです。

お盆にいっぱい小さなお椀に入った1杯分のお蕎麦を持って中居さんがやってきて、食べている肩越しに「はい、どんどん」「はい、じゃんじゃん」と調子のよい掛け声とともに空になったお椀にお蕎麦が投げ込まれます。

でもお盆が空になると奥にお蕎麦をとりに行くので、その間にちょっとお腹がきつくなります。休みなしならもっと行けるのかもしれませんが…
私は27杯でギブアップ。もともと小食のAさんが18杯、ほかの方は36杯、34杯、32杯と「大食い」のはずの私よりも多く召し上がっていました。

初わんこそば、お腹いっぱいになって、大満足。

またまた、あわただしく盛岡駅に向かい、盛岡始発、2時7分発の東京行きやまびこ号で私とNさん、30分後にMさん、Aさんが新幹線の人となって、14年ぶりの会合は解散になりました。
Ｈさん、ホントにいろいろありがとう。とっても楽しかったよ。

次は2年後に「富士山を見に河口湖へ行こう」ということになり、現地に一番近い私が幹事になることになりました。この次はYさんも来れるといいね。

それまで、みんな元気でいようね。