2019/07/21 - 2019/07/29
160位(同エリア805件中)
azianokazeさん
- azianokazeさんTOP
- 旅行記488冊
- クチコミ0件
- Q&A回答12件
- 892,073アクセス
- フォロワー29人
燃料費今回の中国旅行は、昨年貴陽から南寧に移動した際に素通りした桂林と、映画「アバター」のモデル地とされる張家界。
桂林は33年ぶり、2度目。
今回は郊外を中心に回りますが、まずはやはり「漓江下り」でしょう。29年前の印象はまだ鮮明に残っています。
久しぶりの桂林、どんな顔を見せてくれるのか・・・。
表紙写真は、20元札の裏面の図案になった景観「黄布倒影」
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2019年7月21日 関西空港から中国南方航空で広州へ
いつもの一人旅です。
フライトは3時間半ぐらいですから、楽勝です。近いというのはいいですね。
中国南方航空には、ある「期待」がありました。
以前使用した際に機内食で出された蕎麦のワサビが、信じられないぐらい殺人的に辛く、ネットで調べると、一種の名物にもなっているようです。
今回もあのワサビに出会えるのでは・・・とワクワクしていました。
果たして、蕎麦は出てきましたが、ワサビは小袋ではなく、すでに蕎麦の上に。
「これは違う・・・」と食べてみると、普通の、むしろ気の抜けたようなワサビでした。残念・・・・。帰路に期待しましょう。
あの辛さは毒物とは言わないまでも、劇物指定が必要な辛さです。知らずに食べると呼吸困難を起こします。 -
食事を終えてウトウトしていると、はや広州のようです。
いつも通路側の席を頼むのですが、今回は空きがなく窓側の席。
そんな訳で普段は到着地の上空風景を眺めることも殆どないのですが、今回広州の上空を眺めると、やけにビニールハウス(白いカマボコ状のもの)がいっぱい。
広州が特別多いのか、普段見ないだけで、どこもこんなものなのか・・・知りません。 -
黒いものも。ビニールハウスのように見えますが・・・
-
広州白雲国際空港に到着
入国審査などに1時間ほどかかりましたが、出てくると依頼していた日本語ガイド氏が・・・・いない。
携帯に電話しようとしているところで、やっと発見。
ガイドは李乃玉さん。
この日は、高速鉄道の駅までの案内だけですが、最終日に広州にもどってきた際に、1日観光案内をしてもらいます。 -
女性ガイドの李さんにせかされて、高速鉄道の広州南駅へ地下鉄で移動。
今回の旅行は、昨年の南寧方面(徳天瀑布など)観光をお願いした「旅情中国」に手配をお願いしてあります。
李さんがせかすのは、空港から駅まで非常に遠いためで、地下鉄でも50分ほど要しました。
専用車ではなく地下鉄にしたのは私の希望ですが、車内は日本と殆ど同じような感じ。みんなスマホに見入っています。 -
でもって、桂林へ移動する高速鉄道の駅である広州南駅。
広州は人口1270万人の大都会ですから、駅構内は人もいっぱい。
さすが中国・・・・と感動ものの光景です。 -
中国に来たと実感する光景です。
李さんからは、スリなどに気をつけるようにくどいほどの注意を受けます。
「バッグは背中ではなく、前に抱えて。お金はポケットに入れない」等々。
列車の時間まではまだ1時間ぐらいあります。
列車を待つ場所などを教えてもらい、李さんといったん別れます。
パキパキした感じの李さんは「この人、一人残して大丈夫かしら?」と、とても不安そう。
私の不用心さがよほど気になったらしいことは、桂林でわかりますが、それはまた後程。(私が不用心なのは事実で、これまでもウルムチで、お金もパスポートも全部入れたバックを置き引きにあうなどの経験もしています) -
李さんと別れて、まずは駅構内のレストランで昼食。
鶏肉とキクラゲを炒めたような料理。
悪くはないですが、中国の鶏肉はたいてい骨付きなのが食べるとき面倒。 -
改札が始まるまで、入口付近で待ちます。
人が多すぎるので、椅子も足りません。
みんな床に座っているので、私も。 -
発車15分前ぐらいにホームに。
高速鉄道は昨年(貴陽→南寧)に続く乗車ですが、まあまあ日本の新幹線と似たようなものです。 -
桂林までは3時間弱。
昔(一人でシルクロードを旅した二十八年前)の中国の列車旅行は、とてつもなく大変でした。
車内に入ることもできず、連結部分のトイレ前に座って一晩明かしたことも。
女性車掌に「邪魔」と背中を足蹴にされたり、トイレからあふれた汚水が流れてきたり・・・といったことも。
それに比べれば、現在の冷房も効いたゆったりした席に座れる高速鉄道は天国です。 -
桂林到着の20~30分前の車窓の景色
独特のカルスト地形が、すでに“桂林っぽく”なっています。 -
午後6時半頃、桂林北駅到着 出口を出ると・・・・今度はガイド氏とすぐに会えました。
女性日本語ガイドの安雪梅さん。21日から24日までお世話になります。 -
桂林北駅
-
桂林北駅
ガイドの安さんから、また、李さん同様に「バッグは前に、ポケットにお金をいれないように」といった注意を受けます。
更に、駅前の店でライターを買った際に、店奥に並べられていた腰に巻くポーチを買うように勧められます。
ポーチはあまり趣味ではないし、簡単なものならスーツケースに入っていたようにも思ったので、買いませんでした。
それにしても李さんと同じようなことを言うものだ・・・と思ったら、後日李さんから聞いた話ですが、李さんが安さんに電話して、「あの人は不用心だから、桂林でポーチを買ってあげなさい」と連絡していたそうです。 -
この日のホテルは桂林市内の「桂林貴客0773酒店」(写真は翌朝撮影)
-
チェックインして安さんと別れ、一人で夕食。
安さんのお勧めで、ホテル向かいの店で桂林名物「米粉(ビーフン)」を。
ビーフンとは言っても、日本で言うビーフンとは全く異なり、むしろうどんのような感じ。
ベトナムのフォーも米粉ですから、似たようなものになります。
桂林など中国南部では米のご飯よりは米粉が好まれるようです。 -
****桂林米粉(ビーフン)****
桂林ビーフンは中国国内でその名を知らない人がいないほど有名な桂林の食を代表する食べ物であります。
ビーフンは米を液状になるまで練ったあと、それを袋につめて漉し、火を通して圧縮し、麺状に押し出したもの。
桂林ビーフンはこのように乾麺ではなく生の麺を使う。切り口が丸いものを米粉(ビーフン)と呼び、平たいものを切粉(チェーフン)と呼ぶ。麺は白く、柔らかく、つるつるしていて口当たりが良い。
食べ方はいろいろある。
ビーフンで一番重要なのは、日本のラーメンと同じように、タレ(スープ)である。
各店独自の門外秘伝のタレのレシピを持っていると言われる。
基本的には、トンコツ、牛骨、羅漢果と各種調味料を煮詰めてつくる。その香りは濃厚だ。
ビーフンの食べ方の種類は豊富で、鹵菜粉、炒粉、三鮮粉、湯粉、酸辣粉、牛ナン粉(牛アキレス腱)、馬肉米粉などがある。
中でも地元の人が最も好むのはタレをかけただけでスープを入れない、鹵菜粉である。
日本人には日本の焼きビーフンにも煮た、炒粉が人気である。店に置いてある香菜、漬物、唐辛子など付け合せの具は無料である。 【China Highlights】
****************
食感は、日本のうどんみたいな感じで、美味しく食べられます。
お値段は12元程度、日本円で200円ぐらいだったように思います。 -
7月22日 ホテル朝食 ほかに米粉もあったのですが、頼み忘れました。
まあ、量的にはこれで十分です。 -
朝のホテル周辺
夜中、激しい雨が降り心配していたのですが、雨も上がったようです。
今日は「漓江下り」の予定ですから、多少雨が降って霧がかかる程度がかえっていいかも。 -
朝食を買い求める人
中国では朝食は基本的に外食ですから、日本に来た中国人観光客は、朝から営業している店が少ない日本で、「どこで食べたらいいの?」と困るそうです。 -
お値段は・・・(1元=16円程度)
-
昨夜、夕食を食べた米粉店
-
こちらのお店は・・・
-
朝食には手ごろな価格です。
-
おいしそう・・・(多分、中には具材などは何も入っていないと思います)
-
今日は桂林の超定番メニューの「漓江下り」
29年前にも一度経験しましたが、何はともあれ、桂林に来た以上これは外せないでしょう。
ガイドの安さんと車で「漓江下り」船着き場へ。
磨磐山埠頭と竹江埠頭の二カ所がありますが、今回は磨磐山埠頭から。
市内から車で50分ぐらいかかったように思います。
中国の観光地の料金は、日本に比べてバカ高いものになっています。
中国有数の観光地・桂林はともかく、ちょっとした施設に入るにも100元(1600円)以上します。
今回はそうした料金は手配旅行代金にすべて含まれていますので、ほとんど気にすることなく観光。
「漓江下り」の船も、三ツ星クラスで260元(約4200円)以上すると思います。四つ星クラスならもっと。今回は事前に「安い船にして」と頼み、三ツ星クラスで。 -
船着き場に入るための列
-
こんな船がたくさん待機しています。
-
船内は指定席 私の席は2階 おそらく料金にも差があるのでは・・・
たまたまなのか、意図的なのか、2階席には外国人が多く、1階席は中国人が多かったように。
船内は冷房が効いています。 -
チケット
食事代30元を含めて245元(約4000円)
中国の観光地料金からすれば、かなり割安でしょう。 -
コース案内
陽朔まで、約3時間
この時期は水量が多いので船の速度が速いとか。 -
出航です。
殆どの船が同時間帯に出航しますので、船は列をつくって進む形になります。 -
3階はオープンデッキになっています。(2階席乗客用みたいな感じでした。)
天気は良好 ただ、屋根も椅子もないので、長時間デッキにいるとちょっと疲れます。 -
川が茶色く濁っているのは、ここのところの雨によるもので、普段は川底が見えるぐらいに澄んでいるとか。
-
竹江埠頭を通過
-
こういう小さい筏での観光もできます。
一人でチャーターすると、乗船している大きな船より割高になるとか。
ただ、小舟の方が水に近く面白そうにも。 -
出航してから20~30分ほどで、桂林独特のカルスト地形が両岸に広がるようになります。
-
3階オープンデッキ なぜかこの船は外国人が多いです。
最初は混雑していますが、次第にすいてきます。 -
段々と桂林っぽくなってきました。
-
前回桂林を訪れたのは1986年、33年前。会社の後輩と二人、ツアーに参加してのことでした。
そのときは初めての中国ということで、見るもの・聞くものすべてが珍しく、特に桂林の漓江下りでは、その雄大な景色に感動もしました。 -
ただ、「これは、ちょっと・・・・」という思い出も。
当時は、観光客の多くは欧米人で、漓江下りの遊覧船はもっと小さい船だったようにも記憶しています。
デッキには椅子・テーブルが置かれ、テーブルの上にはキャンディーの入ったガラス容器が置かれていました。
川の岸辺では地元の子供たちが水遊びしており、船が近づくと船に向かって泳いできます。
すると欧米人観光客がテーブルのキャンディーをつかんで川の中の子供たちに向けてばらまく・・・・。
終戦後の日本の「ギブミー チョコレート」を連想させる光景でした。 -
今は、テーブルも、キャンディーもなくなりました。
旅行客のほとんどは中国人。
子供だって今どきはキャンディーなど欲しがりません。船内の子供たちは、欲しがるままに両親が買い与えているおやつや果物も四六時中食べ続けています。 -
そういえば、岸辺で遊ぶ子供たちも見かけなくなりました。どこに行ったのでしょう。
危険な川遊びは禁じられているのでしょうか。 -
二回目の漓江下りということに加え、ベトナム・ハノイ近郊のタムコックとか、昨年の広西の明仕田園とか、「〇〇の桂林」と呼ばれるような桂林によく似たカルスト地形の観光地を訪れることも多いこともあって、今回の漓江下りの印象は、さすがに33年前の初回ほどではありません。
-
「〇〇の桂林」といった場所に比べると、さすがに本場・桂林の景色は雄大です。
-
最後の見せ場 20元札の裏面の図案になった景観「黄布倒影」
-
20元札
「倒影」というように、川面に岩山の影が映る状態でないと・・・
追加料金を払えば、このスポットの近くにホテルをとれるけど・・・という話が旅行社から事前にありましたが、まあ、船から短時間眺めるだけでもいいでしょう。 -
見どころエリアも終わったので、冷房の効いた船室に戻って昼食。
写真のような簡単なお弁当が配られました。昼食代30元にしては、ちょっと寂しい感も。
33年前は、船内で調理された簡単な食事をツアー客みんなで一緒にデッキで食べました。
もちろん質素なもので、ツアー客の箸はそんなに進まないものでしたが、私と同行者は二人は楽しくて、ご飯にスープをかけて「お行儀が悪いね。猫ごはんだよ」「でも、これが一番おいしい」などと。
当時のキラキラした時間が懐かしく思い出されるというのは、自分が年をとったということでしょう。 -
ガイドの安さんからもらった毛林のお菓子
-
食べ終わってしばらくすると、船は終点「陽朔」に到着。
33年前を思い出しながらのセンチメンタルジャーニーも終了です。
写真枚数も多くなったので、ここでいったん終了。続きは次編で。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
azianokazeさんの関連旅行記
桂林(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
60