念願のハワイ島7泊9日　火山、海、星空... 1/7

2019/07/20 - 2019/07/28

ハワイ4回目で、初めて念願のハワイ島に上陸しました。
前半はキャッスルヒロハワイアンに3泊、後半はフェアモンドオーキッドに4泊です。
日本ではありえないようなスケールの自然と、リゾ－トライフを満喫。
今までの人生で一番と言ってもいい、思い出深い旅行となりました。

この巻では、出発からキャッスルヒロハワイアンホテルでの一泊目までをご紹介します。

エリア ハワイ島(ハワイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

第2ターミナルの駐車場に車を停めていよいよ出発です。駐車場の入り口がわからず、ぐるぐる回って間違ってまた高速に入ってしまって、冨里ICまで戻るというへまを犯してしまいました。往復30分のロスでした。

我々のフライトは、JL770　成田発21:25　コナ着10:15です。JALはコナ直行便があるのが強みですね。

膝元は余裕あります。去年のマレーシア航空が超絶狭かっただけに、ＪＡＬのありがたみが身に沁みます。もっとも、私はどのみち機内では眠れません。会社の机ではよく眠れるんですけどね。ここから長旅の始まりです。到着後は徹夜明けで100キロのドライブが待っています。

安定飛行に移ったらお楽しみの機内食の時間。私は赤ワインを一緒に注文しました。メインは、「若鶏のガランディーヌソースアラビアータ」です。機内食とは思えない本格的なメニュー名です。

有名なシェフとのコラボ企画だそうです。西麻布にある「L’Effervescence」(レフェルヴェソンス）のグランシェフである生江史伸（なまえ・しのぶ）さん監修とのこと。機内食もいろいろ工夫していますね。

おいしそう。そこはエコノミーの機内食なので、贅沢とまでは行きませんが、普通のエコノミーの機内食よりワンランク上という雰囲気は漂っています。

チャイルドミールです。

私は最初から寝るのはあきらめ気味で、映画を２本見ました。そのあともまんじりともせぬまま朝を待ちます。着く直前に若干まどろんだけど、完全に意識を失うところまではいきませんでした。

エリソン・オニヅカ・コナ国際空港につきました。空は真っ青で、強い日差しが照りつけます。ついに念願のハワイ島に来た～。睡眠不足も吹き飛びます。

タラップを降りてトボトボと建物に向かいます。税関はテントみたいな建物でびっくり（中は撮影禁止）。なんか、アフリカの最貧国の空港にでも来たみたいです。入国手続きは２段階で、まずは機械でパスポートのコピーや顔写真をとった後、担当官のいるブースで10本の指の指紋を取ります。厳重ですね。機械は6～8台くらいあったと思いますがそれでも行列で、2回列に並ぶので、合計で45分前後かかりました。

外から空港の建物を見るとこんな感じ。建物というより、公園によくある東屋（あずまや）を大きくしたような建屋が並んでいるだけで、密閉された空間ではありません。空港がまるごと屋外にある感じです。天下のハワイ島の空港がこんな造りだったとは！新鮮な驚きです。

レンタカーの送迎のプラットホームは50メートルくらいありますが、どのレンタカー屋の送迎車がどこに停まるかは決まっておらず、その時々で空いてる場所に停まります。我々はハーツでしたが、待ってる人が多い割に送迎バスがなかなか来ず、こちらで待てばあちらに停まり、あちらで待てばこちらに停まるという感じで、そのたびに列の最後尾になって何本もやり過ごすはめに！妻は、「タクシーで行く！」と発狂寸前でした。列を管理してほしいなあ。

ハーツレンタカーの空港支店に着きました。早速手続きのためカウンターに並びましたが。会員になっていると、並ばなくても、入り口前の表示パネルで車の場所を確かめ、勝手に自分で車のところに行って、そのまま出かけていいようです（駐車場の出口で簡単なチェックを受けるだけ）。私は会員だったのですが知らずに並んでしまいました。でも、カウンターでは結局免許証もパスポートも見せろとは言われず、予約番号だけ聞いてパソコン打ってはい終わりでした。その後も旅行中、免許証見せろと言われる機会はなかったので、忘れても大丈夫だったことになります（笑）。出かけてから免許証忘れたことに気づいた皆さん。諦めるのはまだ早い！

すでにぐったり

カウンターでは何も渡されることなく、車の場所を教えてもらうだけでした。鍵を含め、必要なものは車内に全部入ってました。これが我々の車、日産セントラです。１週間お世話になります。頑張って走っておくれ。でも結構傷だらけだし、洗車もされていないし、日本のサービス業の質の高さを改めて認識しました。

これがオプションのカーナビです。申し込むときに、自分のスマホのグーグルマップを使おうか迷ったのですが、異国でのドライブが不安だったこと、スマホのバッテリーに不安があったこと、予約したWi-Fiルーターのギガが大きくなかったことで、あらかじめ1万5千円くらいするオプションのカーナビを注文しておいたのです。しかし、実物を見て拍子抜け。フロントパネルにプリセットされているモニタ－を想像していたのですが、これじゃあほとんどスマホじゃん。セットもセルフです。これだったら自分のスマホのグーグルマップでも良かったかも。この先、機能的にもグーグルマップの方が優れていることが明らかになっていきます。内蔵地図がグーグルマップより粗く、目的地を入力しても出て来ないことが再三ありました。スマホのグーグルマップなら出てくるのにです。結局、かなりの時間、自分のスマホのグーグルマップで移動せざるをえなかったので、あまり意味がありませんでした。日本語対応ですが、アナウンスの日本語訳もおかしい。おっさんの声で、「しばらく道路を進みます」とか教えてくれます。道路以外のどこを進めばええんじゃ！スマホより優れているのは台が付いていて見やすいところだけでした。皆さんもカーナビを借りてはいけません。多めのギガのWi-Fiを借りて、自分のスマホを使ったほうが安いです。あと持ってくのはスマホを立てる台とモバイルバッテリーです。

本日予定しているルートです。我々はヒロに3泊、コナ（コハラコースト）に4泊を予定しています。まずはヒロに向かいます。西海岸から東海岸に抜けるには、ハマクアコーストを通るこの北回りルートと、サドルロードという中央部を通るルートがあります。空港からなら、サドルロードの方が20分ほど早いようですが、我々はワイメアで昼食をとりたかったので、北周りルートです。ちなみに、サドルロードは、景色はいいですが、周りにほとんど何もない道です。

まずは、空港から北に向かいます。空港の近くだし、それなりの市街地を通って行く形を想像していたのですが...、なんと、空港を離れるやいなや、見渡す限りの溶岩台地が広がるばかりで、周りに何もありません。これだけの広大な平原に、人工物が何ひとつないという景色を初めて見ました。ホノルルとは違うんだなあ。さっそくハワイ島らしい景色に遭遇して感激です。

コハラコーストを通って山を駆け上がり、ワイメアに向かいます。旅行前は、ハワイ島に高速道路があるかどうか知らず、あればいいなくらいの認識で来たのですが、結論から言えば有料の高速はありません。ただ、来てすぐわかったのは、主要幹線道路がほぼ全面、無料高速状態であることです。この道路事情なら、高速道路を作る意味がありません。北海道も似ていますがそれ以上の快適さです。信号がほとんどなく、幹線道路は片側2車線で、渋滞もないので、長い移動がストレスになりません。最高速度は広い道路で55マイルくらいですが、60マイルくらいで走る人が多いです。約100km/hですね。もっとも、走っていると、制限速度が結構頻繁に変わる点には注意が必要です。

海岸沿いを離れ、山を駆け上がっていくにつれ、だんだん涼しくなっていきます。丘陵地帯も美しい。 目指すワイメアは、南のマウナケア山と北のコハラ山地に挟まれた海抜850mの地域にあります。

これが最初に目指していた目的地です。ワイメアのショッピングセンター「パーカーランチセンター」の中にあるヴィレッジバーガーです。評判が高いということで、妻の希望でやってきました。

カウンターで注文し、奥のフードコートのテーブルでいただきます。注文後、パティをフライパンで焼き、3人くらいで1個1個手作りで作るので、出てくるまでに多少時間がかかります。

味は期待に違わぬものでした。噛むとジューシーで、かつ「肉～」という噛み応えがあります。

おいしいね。ポテトもおいしかった。近くに来る人は絶対おすすめです。

壁にかけてあったメニューです。決して安くはありません。来て早々、米国価格の洗礼をうけた感じです。もっとも安いハワイビッグアイランドビーフバーガーでも8.5ドル（単品、セットなし）ですから。バーガー二個、ポテト一個、コーラ2個で軽く3000円突破です。よく、米国からの駐在者が、日本ではランチが3ドルで食べられる（牛丼とか立ち食いソバとか）ので感激するという話を聞きますが、逆はありえません。この先も、食費代が湯水のようにかさんでいくことになります。

コナ空港は快晴でしたが、ワイメアまで山を登ったら曇り、その先は小雨で、山を下りきったらまた快晴と、短い間に天気が目まぐるしく変わります。ここはハマクアコーストのビューポイントです。ここまで来たらホテルまではあとわずかです。　

本日の宿泊地、キャッスルヒロハワイアンホテルに着きました。ここに3泊の予定です。後半は西海岸に戻ってフェアモントオーキッドに4泊です。格安プランがあったのでH.I.Sで予約しました。

やっと一息付けます。

広さは30㎡台でしょうか。ヒロでは観光中心で、あまりホテルにいない予定なので、このくらいのスペックがあれば十分です。

小さめの机とソファーです。

風呂です。バスタブは浅く、あまり浸かる気はしません。

トイレはウォッシュレットではありません。後半のフェアモントオーキッドも違ったので、ハワイ島ではまだ一般的ではないようです。日本は、いまや場末の安ホテルに至るまでほとんどウォッシュレットですもんね。ちょっと残念。

アメニティはあまりそろっていません。

シャンプー類です。最低限です。室内にスリッパはありませんので、日本から持参しました。歯ブラシもありません。

石鹸。

コーヒー、紅茶、お茶です。

ラナイに出ます。オーシャンビューです。向かいの海岸はヒロのダウンタウンです。我々のホテルはワイアケア半島という海に突き出た地形の先っぽのほうにあります。ダウンタウンまでは湾をぐるっと回って2～3キロくらいです。

ラナイから隣を眺めます。遠くにプールも見えます。プールはさほど大きくありません。結局泳ぎませんでした。

水に関してはこんなボトルを人数分渡され、ホテルのフロントのウォーターサーバーでセルフで好きな時に給水する形になります。

ホテルの前に、小さな海上公園があります。地元の子供たちがたくさん泳いでいます。

海上公園の方からホテルを眺めるとこんな感じ

ちょっと休憩した後、散歩と夕食を兼ねて外に出ました。これは「この木なんの木」ですね。

ホテルの隣に、リリウオカラニ公園という、日本風庭園があります。あくまで「風」です。赤い鳥居にヤシの木は似合わないなあ。やはり針葉樹系でないと。もともとは王族の養魚場で、現在は国外で最大の日本庭園なのだそうです。と言われてもやはり日本庭園には見えないです。

満潮時は園内まで潮が入り込んでくるようで、トレイルが沈んでいます。

だんだん日が暮れていきます。ヒロは雨が多いということですが、今日は晴れてます。

こんなイタチみたいなテンみたいな動物をあちこちで見ました。なんなんだろうか。

ヤシの実あるかなあ。

ディナーはホテルから1キロ弱くらいの、「ココナッツグリル」というところに来ました。これは妻のカクテル。「ヒロTsunami」だったかな。

メニューから想像するものと全然違うものが出てくることは異国ではよくありますよね。もう少し手を加えたカニ料理を予想していたらただのゆでガニでした。しかも日本より高くかつ大味。

マヒマヒのグリルです。このあと急に激しい雨が！やむのを待ってなんとか歩いてホテルに帰れました。ヒロにはすごくいい声でなくカエルがいます。日本のカジカガエルみたい。カジカガエルはフィフィフィ～と長く鳴きますが、こちらは「フィッ」「フィッ」と口笛で誰かを呼ぶように、1回ずつ語尾を上げて鳴きます。残念ながら姿は拝めませんでした。
長かった１日がやっと終わりました。40時間ぶりくらいに眠れます。

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