青春１８きっぷで富士山のまわりを一周。

2019/04/07 - 2019/04/07

青春１８きっぷが１枚余ったので軽く小旅行です。
２０１９年春の静岡のディスティネーション・キャンペーンで、伊豆急の列車に、普通は車庫の片隅に留置中のかつての特別車両「ロイヤルボックス 」が連結されている、というので行ってみました。
東京駅から熱海へ。伊東を往復してから冨士へ。そして身延線で北上。甲府からは中央線で東京駅へ。１１時間くらいで一周しました。
桜がいっぱい。お手軽でバラエティに富んだ鉄道小旅行でした。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは東京駅へ。
この後２０２０年春のダイヤ改定で東京駅には中央線の各駅停車が来なくなりました。貴重な写真になりました。

東京駅 駅

６：０７東京駅始発の東海道線。無事、ボックスシートを得ました。
東京上野ラインになって東北・高崎線と直通運転になったので、午前の東京駅始発の電車は早朝の４本だけ。あとは超早朝の品川発の２本と土休日の９時頃に上野発の１本のみ。
昔は楽だったなあ。それに朝５：３０ころの始発と７：３０ころの２本は特急型の電車でよく旅行で使いました。

西に向かって。
新幹線に抜かれるのはしかたなし。

根府川。

熱海駅まで約２時間。ここで伊東線に乗り換え。
伊豆方面のりばは１番線。
あ、ホームにニャンコ。降りる気？

やってきました。
今日の目的。
黒船電車。伊豆急のリゾート２１を黒く塗装した列車です。

熱海駅 駅

そして狙うはこの車両。

この豪華な車両。ふだんは伊豆高原の車庫の片隅に留置。めったに連結されていないロイヤルボックスという特別車両です。
伊豆のキャンペーンで特別に列車に連結され、しかもグリーン車ではなく普通車として運転、なのです。

伊豆急リゾート21 乗り物

一部は観光案内のパンフ置き場になってました。

まあ、普段使用していないだけに痛みのある場所も。

この豪華な大理石のテーブル。バブルの時代ですねえ。

高い天井。トンネルでは星空になって流星も飛ぶという仕掛けがあるのです。

窓の方に傾けて固定できるシート

座席背面についた荷物置き場。足乗せじゃないんです。
この車両、網棚がないんです。

特別車両なのでグリーン車と思ったか、みな敬遠して普通車は満席なのにこの車両はがらがら。

そのまま発車。伊東線内でも海はところどころ見えます。

乗車率はこんな感じ。
ところで、トンネル区間の星空の演出はなかったです。
伊東から先の伊豆急区間のみのようです。残念。
まだ機能は残っているはず。ただ車掌さんの手動スイッチらしいですのでどのトンネルで見られるのかは「運」なのかも。

この並木が見えると伊東駅近し。

このホテルが見えると伊東に来たなあ、と思います。
昔はよくCMでこのホテルの曲が流れていたのですが、そういえば最近聞いてないような。サンハトヤです。

青春１８切符なのでJR区間の終わるここで下車します。
星空の天井が見られなかったのが残念でした。

伊東駅 駅

ありがとう。初めて乗りました。ロイヤルボックス。
親の伊豆旅行に勧めて乗せたことはあるのですが。

さて、次は身延線に乗ります。
伊東から普通の伊豆急の電車で熱海にもどり、

伊豆急 伊豆急行線 乗り物

東海道線に乗り換えて西へ

熱海駅 駅

丹那トンネルを抜けて

富士駅から身延線甲府行きに乗り換えます。
乗り換え時間が短く、ほぼ満席でセミクロスの車両のロングシートの端っこに。

富士山と逆側の進行方向左側だったのですが、ころっと忘れてました。
西富士宮からぐるりと回ってこちらが富士山の正面になることを。
見逃して去りゆく富士山です。

なぜか内船という駅でかなりの降客。がらがらに。
ここでボックスシートに移動。

ここからは富士川に沿った景色を眺めながら旅気分。

桜もありますね。

富士川は暴れ川？
河原いっぱい石だらけのとこが多いです。

JR身延線 乗り物

上流になっても。石ころだらけ。

途中、特急との交換待ちで車外に出てみたり

川の堤防の桜並木をみたり、のんびり各駅停車の旅です。

甲府に近づくにつれてお客さんが増え、満席に。
最初の１時間はロングシート、そのあとの２時間はボックスシートでいい旅でした。

甲府駅 駅

あ、甲府駅の北口。お祭りやってます。信玄公祭り。去年見たなあ。

信玄公祭り 祭り・イベント

というわけで今日は下車することなく、東京に戻ろうと思います。

特急あずさと身延線の電車が同時発車していきました。
身延線が先行しているけど次の停車駅で抜かれるだろうなあ。
２駅ほど平行してるのです。

さて、こちらは高尾行き中央線各駅停車。たまたまボックスシートの電車がきました。少ないのでラッキーです。
旅行気分で発車。桃源郷をいきます。
そう、甲府は桜より桃が有名。

桃がきれい。

塩山桃源郷 自然・景勝地

桃がきれい。

塩山駅を過ぎて甲府盆地の展望台、勝沼ぶどう郷に向かって山裾のカーブを登っていきます。特急あずさとすれ違い。

あ、まだ桃より桜だわ。
勝沼ぶどう郷駅はちょうど桜の真っ盛り。
旧勝沼駅のホームの甚六桜のお花見客がいっぱい。

甚六桜 花見

きれい。
桃源郷の眺めは、ホームからはちょっとわかりませんでした。

大月で富士急の電車が見えました。
すっかり通勤型車両ばかり。ちょっと寂しい。

列車は淡々と走り高尾駅に到着。

高尾といえばこの天狗のお面。
酔客脅しで作ったと昔聞きましたが、まあ、たぶん理由の１０％くらいでしょう。

高尾駅 (東京都) 駅

さて東京までは特別快速に乗り継ぎです。１時間ほどで東京駅到着。この小旅行の出発駅に帰ってきました。１０時間４０分で一周したことになります。

東京駅 駅

ちょっと日本橋の山梨県のアンテナショップに寄ってみると、何か雪のイベントやっていたようでその名残が。

都内の桜はもうおわりかけ。

東京駅の地下街をちょっと散歩して、次回の食べ放題のターゲットのお店を下見して帰路につきました。