2010/02/19 - 2010/02/21
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forestkoroさん
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少し古いのですが、最近、人気という「五島列島」の
旅行記をご紹介します。
ツアー会社は忘れてしまいましたが、羽田から長崎に入り、
ジェットフォイル(水中翼船)で五島列島・福江島へ。
「五島コンカナ王国」に宿泊し、翌日は福江島を観光。
午後にはまた長崎にジェットフォイルで戻り、バスで
佐賀の唐津へ。
「唐津ロイヤルホテル」に宿泊し、最終日にフェリーで
壱岐へ渡って駆け足観光で島内を巡るという内容。。。
忙しい旅ではあったけれど、映画「悪人」の舞台ともなった
「大瀬崎灯台」はまたいつか訪れてみたい場所となった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
10:50に羽田を飛び立ったANA663便は
定刻より5分遅れで長崎空港に到着した。
長崎出身の福山雅治主演の大河ドラマ
「龍馬伝」に便乗した観光PRも兼ねているのか、
空港内は坂本龍馬と開催中の
長崎ランタンフェスティバル関連の
グッズで埋め尽くされている(驚)。
そういえば前回、長崎訪問時は頼みもしないのに、
タクシーの運転手さんが福山の生家を
見に連れていってくれたなぁ(笑)。 -
世界初の海上空港として知られる長崎空港。
-
バスで長崎市内を経由して長崎港へ。
ここからジェットフォイル(水中翼船)「ぺがさす」に
乗り換えて五島列島・福江島をめざす訳だが、
船の出発時間(14:50)までにはだいぶ時間がある。
やや遅いランチタイムということで、
羽田で購入してきた「空弁」をいただくことにした。 -
食事のあとはターミナルをぶらぶらと散策。
「いかりのモニュメント」は実際に
長崎港で「いかり」として使用されていたものなのだそうだ。
もっと暖かいと思っていたのに、
2月の長崎の港は風が異様に冷たかった。 -
時速80キロの水中翼船「ジェットフォイル」。
-
長崎港を出港しておよそ90分。
五島列島の福江港に到着したのは16:15だった。
このジェットフォイル、普通に乗船すると
片道6,520円といささか割高だが、
フェリー(2等で片道2,640円)だと
約4時間かかるのだそうだ(驚)。
もちろん長崎空港や福岡空港からの
飛行機によるアクセスも可能だ。 -
ようやく福江港ターミナルに到着!!
-
長崎の西方約100kmの東シナ海に浮かぶ
大小140の島々から構成されるのが、
五島列島である。
主な島は南から福江、久賀、奈留、若松、中通の5島で、
若松島以北を上五島、奈留島以南を下五島と呼ぶのだそうだ。
今回は、五島列島の主島である福江島を訪れた訳だが、
中世から明治維新まで全五島を治めた
五島氏の旧城下町として知られる福江市をはじめ、
美しいリアス式海岸や目に眩しいほどの紺碧の海、
そして江戸時代の弾圧下で隠れキリシタンとなって
信仰を守り抜いたという多くの教会が点在している。 -
福江島のシンボル的な存在の鬼岳(標高317m)。
山の中腹より上は芝に覆われ、
子供達の絶好の遊び場となっているそうだ。
すでに夕方ということで、
宿泊先のコンカナ王国に近い
鐙瀬溶岩海岸(あぶんぜ)の展望台へ。 -
360度の素晴らしいパノラマビューが
目の前に広がる絶好のスポットだ。
鬼岳の大昔の噴火で流出した溶岩が
海に流れ込んで独特の景観を造りだしている。
その後、歩いて鬼岳の中腹まで上ってみた。
とんでもなく風が冷たかったが、
稜線から望む夕陽の美しさは
思わず息を呑むほどだった。 -
五島福江で迎えた旅の二日目は
朝一で玉之浦にある「井持浦教会」をめざす。 -
ここは1895年、フランス人宣教師ペルー神父に
よって建立されたロマネスク様式の教会で、
教会境内にはフランス南西部にある
聖母マリアの出現で有名な霊泉ルルドを模して
1899年に造られた日本初の「ルルド」がある。 -
五島全域の信徒が島内の奇岩・珍岩を持ち寄り、
聖母像は本場ルルドの聖母像を求めて洞窟に収め、
さらにフランス本国から霊水を取り寄せ、
洞窟横の泉水に注ぎ入れたのだという。
今も全国からの巡礼者が後を絶たないのだそうだ。
せっかくなのでペットボトルに汲んで
東京まで持ち帰ることにした。 -
その後は五島屈指の景勝地として名高い
「大瀬崎断崖」へ。
東シナ海の荒波に削り取られる形でできた
高さ100~160mの断崖が約20kmも続く
見事なビューポイントだ。
断崖の突端にある白亜の灯台は
200万カンデラという日本最大級の明るさで
海を照らし、沖合約50kmまで光が届くのだそうだ。
また、日本最後の夕陽を見ることができる
灯台としても知られ、「日本の灯台50選」にも
選ばれているのだという。 -
玉之浦の入り江を望む。
-
「椿茶屋」で遅めのお昼をいただいた後、
バスは武家屋敷通りを通って再び福江港へ。
武家屋敷通りには小さな玉石を積み上げた
立派な石垣塀が続いている。
塀を越えて侵入しようとすると、
玉石が崩れて侵入を阻んだのだそうだ。 -
福江港からジェットフォイルで再び長崎港へ。
船の中ではオリンピック中継が流れていたが、
すっかりと寝こけていた(爆)。 -
バスは長崎自動車道を北上して佐賀県に入り、
次の目的地である「唐津」をめざす。
途中、土産店に寄るために嬉野ICで一旦、
長崎道を下りたが、県道沿いの信号脇に忍者を発見!
何でも近くに忍者村があるとかで
そのPRを兼ねた出張パフォーマンス忍者なのだそうだ。
せっかくなので赤信号でカメラを構えたところ、
気づいてくれたようでしっかりポーズを
とってくれた(笑)。 -
佐賀へは人生で2度目の訪問となる。
といっても初回は海沿いの鄙びた宿で
仕事で缶詰だった記憶しかない(笑)。
生まれてはじめて「白魚の躍り食い」を
朝食に出されて、どうしても食べられずに
涙をのんだ思い出の地でもある(爆)。
バスは唐津湾沿岸に黒松林が5kmも続く
「虹の松原」を通って
当日のお宿である唐津ロイヤルホテルに到着した。
この虹の松原は、日本三大松原の一つとして
特別名勝に指定され、日本の白砂青松100選にも
選ばれているのだそうだ
(写真はあまりうまく撮れなかった・恥)。
夕食までには時間があるので唐津市内の散策と
洒落込んでみることにした。
といっても夕方なので行動範囲は限られるが、
徒歩で15分程度という唐津城をめざす。
唐津藩の初代藩主、寺沢広高が7年の歳月を費やして
1608年に完成させたのが、この唐津城だ。
現在の天守閣は1966年に復元されたもの。
五層五階、地下一階の美しい天守閣は
別名「舞鶴城」とも呼ばれている。
もう少し暗くなるとライトアップされた姿も
鑑賞できたらしいが、
夕陽を全身に浴びた唐津城も十分に美しかった。 -
舞鶴城からの夕陽。
-
旅行最終日の朝は、唐津東港から
フェリーで壱岐・印通寺港をめざす。
所要時間はおよそ100分とのこと。
三世紀の頃の日本を記した
中国の「魏志倭人伝」に一支(いき)国として
登場する壱岐は、東西15km、南北17kmの
なだらかな丘陵地が広がるのどかな島だ。
古来、大陸との中継点として重要な役割を
担ってきたのだという。
島の至る所に神社やお寺、祠や石仏等があり、
古からの神々への信仰の深さを漂わせている。 -
フェリーからバスに乗り換えて
弥生時代の大規模環濠集落原の辻遺跡をめざす。
1995年、この遺跡は『魏志倭人伝』の中の
「一支国」の王都と特定された。
その後も古代史を書き換えるような発見が
相次いでいるという。
山の上にある近代的な建物は
来る3月14日にオープンする
壱岐市立一支国博物館。
黒川紀章氏の設計によるものだそうだ。 -
その後は「左京鼻へ。
玄界灘に面して約1kmに及ぶダイナミックな
海蝕崖の上はなだらかな草原が広がる
壱岐屈指の景勝地として知られている。 -
その近くの海中に6体の地蔵が祀られている。
この「はらほげ地蔵」は腹の部分に
丸い穴が開いていて、満潮時は
その穴の下まで水に浸かるのだそうだ。 -
途中、直径45m、高さ13mという
横穴式石室古墳鬼の窟、
第2次世界大戦時に山をくり抜いて作られた
要塞跡の黒崎砲台跡を経由して、
黒崎にある「猿岩」をめざす。
海岸にそそり立つ高さ50mの岩なのだが、
角度によっては猿の横顔にそっくりで面白い。
反対側から眺めてみると、ただの普通の
大きな岩だった。
夜には帰京予定だったこともあり、
さらにスピードアップを迫られた観光だったが、
たぶん1日あればのんびりと散策できるであろう場所だ。
此方も機会があったら再訪してみたい島だ。
また、壱岐は麦焼酎発祥の島なのだそうだ。
なんでも焼酎メーカーだけでこの島に
7社がひしめいているのだという。
昼食時の土産店でいくつか試飲させてもらったが、
比較的に濃い感じの麦焼酎だった。
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