2019/07/20 - 2019/07/21
3045位(同エリア5629件中)
ころたさん
名古屋に行ってきた。
何故に、と言う処から説明すれば、関ジャニのおかげで。それでもまだよく分からんだろうから説明すると、次女が関ジャニ8のファンでコンサートに行きたかったのだが、手に入ったチケットが名古屋ドームのものしかなかった。で「車で連れてって!」という大甘な願いを聞いて家族旅行と相成った。次女に引きずられて長女もコンサートへ、パパママはしょ~がないので名古屋観光だ。
はてさて・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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横浜町田IC近くの我が家からナゴヤドームまでは約320km、ほんの4時間ドライブだ。今回は新東名で行ってみよう! トンネルだらけの新東名は道中あまりおもしろくはないが、名古屋に近づくと尾根筋に風車がずらりと並んでいたりして、それはそれで面白かった。
「グッズが売り切れちゃうから早く!」とかほざく娘に急き立てられての早朝ドライブ。9時に娘らをドームで下ろした。
さて、どこに行こうかな。 -
とりあえずドーム付近の観光地をググると「徳川美術館」「徳川園」がヒット!
で、行ってみた。
徳川園とは尾張家徳川光友の隠居所だと言う。ご多分に漏れず当時の建物は大戦の空襲で焼失し、現在の庭園は平成16年リニューアルしている。入場料は徳川美術館とセットで1350円。駐車料金がそこそこ掛かる事に注意。 -
入園すると広々とした池を巡る池泉回遊式の手入れの行き届いた日本庭園だった。
徳川園 名所・史跡
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池のほとりでは結婚の記念写真を撮影中。今日は和装でもあまり暑くなくてよかったね。近づいて写真を撮ろうとしたが、Wifeに止められた。
徳川園 名所・史跡
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錦鯉の泳ぐ池をのんびり一周。
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お馴染みのコイもここのは高そうな錦鯉ばかり。我が家の脇の川のコイとは品格が違うぜ。1回100円の餌やりに群がるのは中国人観光客ばかり。それに群がるコイコイコイ。
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蓮の花は見ごろ。
朝早くくれば「ポンッ」という音を立てて花が開くという都市伝説があるが、本当かいな? -
池に注ぐ川にいかにも人工の滝があるのだが、この滝の石はなんと東京の尾張徳川家江戸下屋敷跡から移設したもの。そこは早稲田大学の敷地で、発見されたのは平成10年、ついこの間だ。その名を竜門の瀧と言うそうな。
徳川園 名所・史跡
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その奥にも、こちらは自然っぽい滝が。大曾根の瀧と言う。
まあこれも人工だろうけどね。庭園としては整っているし、池から渓流、滝と楽しめる。徳川園 名所・史跡
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もう少し広々とした空間があると嬉しいが、伝統的な日本庭園にそのようなスペースはなかったのかな。
一方で敷石の隙間に生い茂る苔がいい味を出していたりする。
それに所々にあるベンチ等のお休み処にさりげなく蚊取り線香が置いたあったりして、オモテナシの心を感じられる。 -
徳川園をゆっくりひと回りして園外に出ると、そこは徳川家所縁の宝物を所蔵する徳川美術館と、徳川家伝来の書物を所蔵する蓬左文庫に続く広場になる。
まずは入場無料の蓬左文庫へ。蓬左文庫 美術館・博物館
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中に入ると照明を落とした昔ながらの木組みの部屋になる。壁際にいくつかの展示品。
ここまでは入場無料だが、奥の資料室・図書室に入るのは別途入場料が必要になる。って、後で分かったのだが、反対側の徳川美術館から入場できるのだ。同じチケットで。蓬左文庫 美術館・博物館
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蓬左文庫の代表的所蔵品、「河内本源氏物語」。鎌倉時代のもので、現存する最古の写本だという。
「いづれの御時にか女御・更衣あたま候ひ給ひける中に」
かの冒頭の文章が読めるよね。 -
蓬左文庫の無料エリアは15分もあれば十分。
では、徳川美術館に突入~!徳川美術館 美術館・博物館
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今は(と言うか明日の7/21まで)徳川家の衣装・織物の端切れを集めた「烈美」展を開催中。これは一番奥の展示室で見られる。着物の端切れはもちろん、調度品を包んでいる布や、染物のパターン見本などが展示されている。
徳川美術館 美術館・博物館
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もちろんここも美術館内撮影不可(なんでかなぁ~)。なのでなかなかに良かった展示品の紹介もろくにできない。絵葉書を買ってほしいからなのかね?
展示は鎧兜、刀剣、書画、調度品、茶室などなど、見所多数。 -
こちらの甲冑は徳川家康着用のもの、のレプリカ。本物は久能山東照宮にある。
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ゆっくり回って2時間ほど。これからの季節は避暑がてらにちょうどいい。
ミュージアムショップには金箔物が多い。なぜか名古屋と言うと金だよね。しゃちほこの影響だろうけど、家康ってそんなにキンピカ趣味じゃないよね。秀吉じゃあるまいし。。。徳川美術館 美術館・博物館
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という事で午後はしゃちほこを見に名古屋城へ。
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名古屋城の天守閣は改装工事中で入れないが、城内を見て回るだけでも興味深い。実は初めて。入場料500円也。
名古屋城 名所・史跡
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御覧の通り天守閣だけでなく、左手の御深井丸、上手の塩蔵遺構、正門近くの広場等々、多くが工事中。
加えて隣接する愛知県体育館では名古屋場所の真っ最中。そのせいだろうか、名古屋城周辺の道路はビッシリと路上駐車。こりゃあお城の駐車場も満車かなぁと思っていたら、有料駐車場はガラガラ。
おいおい、名古屋人はせこい事をいわない豪快な金遣いのお人が多いんじゃなかったの?嫁入り道具満載の紅白幕トラックで町を練り歩くって、もうやってないの? -
新名古屋人気質にがっかりして城内に入る。
道が広い! 広場じゃないよ、これ。正門から表二之門に通じる道だよ。名古屋人の広い道好きは徳川の世からなのね。 -
その広い道で「おもてなし」なるイベントがあるそうな。え~本日の名古屋おもてなし武将隊は、前田慶次、徳川家康、加藤清正に、なつ、踊舞。後の二人はオマケ。平日は案内や写真撮影に応じてくれるし、土日は殺陣やダンスも披露してくれるそうな。
今の時間は14時過ぎ。あれま、幕間で出演者なしかな。 -
と思ったら足軽や侍はいたよ。「写真を撮りましょう」なんて気軽に声をかけてくるのだが、見ていると声をかけるのは決まって若い女の子。
お前らねぇ。。。 -
正門脇にはお約束の金のしゃちほこ、実物大。
お写真撮りますよ~。有料でぇ。 -
こんなのもある。ARアプリをインストールすれば家康の顔出しパネルに収まったあなたが、名古屋城内で家臣に取り囲まれる写真が撮れる。
もちろん中国人観光客が殺到します。
ここはテーマパークか? -
と呟きつつ広~い道を天守閣に向かう。手前の櫓は西南隅櫓。名前のまんまの場所だ。後で中に入った。
名古屋城 名所・史跡
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ここが表二之門。内堀に掛かる橋を渡って門に至るのだが、内堀に水はない。
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門をくぐれば本丸御殿。本物は残念ながら天守閣と共に大戦で焼失していて、これは2018年に再建したもの。中に入れば豪奢な造りに見入るのだろうが、入場者の列が長かったので、外観だけ眺めて過ごした。
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コンクリート製の天守閣と違って、本丸御殿はしっかりと木造建築。
名古屋城 名所・史跡
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本丸御殿越しに天守閣を見ながら、西南隅櫓に向かった。
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櫓の方はさして混雑しておらずに入場できた。
南西隅櫓の内部は400年の歴史を伝える。建立当時のものが現存している、と思いきや、大正時代に石垣ごと倒壊しており、現存のものは建立時の材料を使った再建だと言う。名古屋城 名所・史跡
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なので屋根瓦なんかも当時のもの。年季が入っています。
ただし中には葵の紋ではなく菊紋の瓦も見られる。何で?と思いきや、大正の修理は宮内庁が行ったらしく、そこで菊紋瓦が使われたらしい。 -
西南隅櫓から眺めた天守閣。ここからが一番よく見える。
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では天守閣へ。名古屋城天守閣は大戦の空襲で焼失した後、1959年に鉄筋コンクリート製の現天守閣が完成している。中は資料館になっているらしいが、現在は木造建築化のため立ち入り禁止。木造天守閣の竣工は2022年末の予定。
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その足元にショップがあった。
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ありますものは、金飴、きんつば、金茶。。。やっぱりそうなのね。
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おぉ!これが噂のエレベータか!
まぁ今の鉄筋コンクリート製なんちゃって天守閣にはいいと思うよ。でもこれを建立当初の木造再現天守閣でやるの?本当に? れいわナンチャラが2議席も獲るご時世だからなぁ、やるのかね。でも木造の天守閣内部も相当歪んだ構造にしないと、車椅子は昇れない。
姫路城も松本城も富士山も縄文杉も、み~んなそうしろって言うのかね。それがミンシュシュギって奴なのかね???名古屋城 名所・史跡
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話変わって、この石垣の中の巨石が加藤清正が運んだと言われる「清正石」。
ただし石垣の施工大名は黒田長政らしく、真偽は不明とか。
この先の東二之門を出ると、これまた工事中の搦手馬出(読めなかったよ。カラメテウマダシだそうな)に抜けられる。そこから西の丸に戻って正門を出た。 -
正門を出てお濠を渡ると、金シャチ横丁なる商業エリアがある。
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江戸時代の町を再現しているのだろう。通りの両側にお土産屋や食堂が並んでいる。
金シャチ横丁 (正門エリア 義直ゾーン) グルメ・レストラン
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ここにもあったよ、金箔。金箔豆腐ソフトクリームは900円也。話のネタにはなるね。
正直、名古屋城の満足度は今一だったな。木造天守閣ができてから再訪しよう。ただしエレベータが付いてなかったらね。
関ジャニライブのはけた娘らを拾って、今夜の宿に向かった。 -
今夜の宿は三河安城。ずいぶん遠くまで来ちゃったのだが、これも関ジャニの影響なのか、名古屋中心部は全く空きが無かったのだ。で、三河安城の新築ビジネスホテル、トレンドって所に一泊。安くてきれいだったから良しとしよう。
明日はもう一度市内に戻ってちょいと見物して帰るぞ。ホテルトレンド 三河安城 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (1)
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- olive kenjiさん 2019/08/12 11:12:40
- ミンシュシュギ
- ころたさん ご無沙汰しております。相変わらず、いいねを頂いて、はっと旅行記を読み返すダメ男です。
お嬢様も、感心事が動物園から関ジャニ8に変わってきたように時間の推移を感じますね。変わらぬのはお父様の優しさかな。
名古屋城は行ったことないですし、関心もなかったですけど、この旅行記を読んで・・・・やはり今一つ行く気がしないですね。
声掛け足軽に、有料しゃちほこに、顔出しパネルに、何でもかんでも金粉塗り。ちょっと私の好みじゃないかも。
ころたさん、いいこと言いますね。これがミンシュシュギかと!
同感です。でも歳寄りになりそうな私は、折角なのでこのミンシュシュギに便乗して、どこまでも車イスで行けるところにしろ!っと、ごねようかな。←こんな爺は早く逝ってもらいたいですね。
暑いですね。誰にも教えたくなかったビーチは今日も盛況なんでしょうか。お元気でいて下さいね。今日はいいね有難うございました。
olive kenji
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