2度目のフィンランド+(ちょっとだけ)初めてのスウェーデンとデンマーク - ヘルシンキ到着編 -

2019/06/28 - 2019/06/28

マルメからコペンハーゲンを経てヘルシンキへ。ヘルシンキではアパートに滞在です。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はマルメを発ってコペンハーゲン空港からヘルシンキに向かいます。1日3カ国です。EU間のフライトでイミグレーション審査もないので、国内線みたいに空港には1時間くらい前に行けばいいか、と思いましたが、コペンハーゲン空港は新しくなっていろいろ買い物とか楽しそうだし、最後にミッケラービールを一杯、と行きたかったので2-3時間前目標にしました。あとで出てきますが、これが正解でした。フライトは午後2時前くらいで午前中は時間があったので、最後にマルメ市街をもう一度散策しました。

ライオン薬局の前あたりに何かいました。何だろうこの隊列は？

フォルムデザインセンターにも行ってみましたが、オーとか、ホーとかと思うものはなく(説明が不明瞭ですなあ)、こう言っては何ですが、私には期待した様な所ではありませんでした。ちなみに1階のカフェには行っていませんが、外から見たところでは、綺麗で感じの良さそうなカフェでした。

市庁舎前です。お花が綺麗でした。

最初着いた日から始まって、何度も通ったマルメの大広場ともお別れです。

マルメ中央駅です。バス停は駅の目の前です。

ホテルの近くにあった、聖ペトロ教会です。大きくてかっこいい教会です。今日もまた良い天気でした。

結局昨日買った空港ーマルメ間の24時間の切符の期限は過ぎたので、駅で片道切符を買って空港へ向かいました。今日は金曜ですが(関係ないかな？)、空港方面へ行く列車が激混みです。空港へ行く人だけではなくて、コペンハーゲン中央駅あるいはその向こうまで行く人もたくさん乗っていましたし、マルメ中央駅の次のTriangeln駅や、その次のHyllie駅からもさらに人が乗ってきて、スーツケース持ったまた、奥さんとも離れ離れになりながら、身動き出来ないギュウギュウ詰めの列車で空港へ向かいました。

そして空港到着。例によって36時間前にWebチェックインを済ませていて、好きな席は選べなかったけど席も決まって、iPhoneのWalletに搭乗券が入っています。あとはBaggage dropに荷物を預けるだけ、と思っていました。空港はこれまた列車と同様に混雑していて、Baggage dropと思われるカウンターも行列で、さらに普通のカウンターはその3倍くらい並んでいました。Baggage dropの列に並んで、ようやくカウンターごとに分かれる所まで来たところで、係りの人から止められました。お前はあっちの普通のカウンターに行け、と。何で？もうWebチェックイン済ませてますよ、とiPhoneの搭乗券を見せようとしても、その係員は聞く耳持たず。何だかよくわからないけど、Webチェックインしていてもさらに空港で荷物のチェックインなることをしないといけないみたいで、確かにこっちの列にはスーツケースにタグが付いている人達が並んでいました。そんなことは知らないので、どうすればタグを手に入れられるかもわからず、言われるがまま仕方なく普通の列に並びました。おかげで２度長い列に並ぶ羽目になり、合計1時間近く並んだと思います。ヘルシンキ空港でも同様でしたが、たとえ前もってWebチェックインを済ませていても、Baggage check-in を、空港にあるそれ専用の機械でセルフで行わないといけない様です。コペンハーゲン空港ではその機械がどこにあったのかわかりませんでしたが、ヘルシンキで見た時には、機械の前はすごい行列で、セルフなので何人もやり方わからない人がいて、何度もやり直したあげく係員を呼ぶ、でも係員は一人しかいなくて全然対応できない、というカオス状態でした。これではWebチェックインする意味がない様な気もしましたが、チェックインを済ませていれば、行列に並んでいて乗り遅れそう人なっても待ってもらえるか、先に行かせてくれる(はず)という安心感は得られますね。やっぱりWebチェックインはしておいたほうが良いと思います。昔はWebチェックイン時に紙に搭乗券をプリントする必要があって、プリンターが無い出先では思った様にWebチェックインができませんでしたが、今はWalletなどの電子搭乗券でOKですし、Wi-fiのない宿はまず無いので、やろうと思えば大抵できます。

とにかく、めでたくバッグを預けられて、まだ少し時間がありました。早く空港に来て良かったです。1時間前だったら完全にアウトでした。
コペンハーゲン空港には、昨日行ったロイヤルコペンハーゲンやIllums Bolighus、行かなかったけどミッケラーバーなんかがあります。Illums Bolighusでは昨日買いそびれた、Normann Copenhagenの泡立て器をお土産に買いました。ミッケラーバーでもコペンハーゲンとのお別れに20種類ある中から、空港限定のAirport Pilsを1杯頂きました。他に、アルネヤコブセン、ヤコブイェンセン、ラースラーセンとかノードグリーンと言った、デンマークの腕時計やスウェーデンのDWの腕時計も見たかったけど、免税店ではタグホイヤーとか超高いものばかりで、安い(それでも3万円くらいします)時計を売っている店は発見できませんでした。残念。

コペンハーゲン散策時にも行ったIllums Bolighusがあった。

これでも泡立て器です。収納がしやすそう。

ミッケラーバー空港店です。

写真には写っていないけど、女子の一人飲みも普通みたいです

20種類ありました。

白くて小麦ビールみたいだけど、これがミッケラーのピルスナーです。

帰りもヘルシンキの時と同様、搭乗前に飛行機の前で一度下に降りて、一番後ろのドアから乗り込みました。

こんな角度から飛行機見られる機会は滅多にないですよー。フィンエアーのヘルシンキーコペンハーゲン便は後ろの方の席を選びましょう。とは言え、追加料金払わないと席は選べないけど。。。

1時間半ほどでヘルシンキヴァンター空港に到着。もう夕方なので、寄り道せずヘルシンキの宿に向かいます。ヘルシンキは5泊の予定です。3年前の秋に来た時に泊まったソロソコスホテルトルニは、前回泊まった時は1泊2万円切っていたと思ったけど、今回調べると1泊5万円！ 嘘でしょ、と言うほど超高い。出来れば1泊1万円台で泊まれないか探しましたが、この時期そんなホテルは有りません。ホテルを探しているうちに見つけたのが、民泊です。そういえば、3年前ウィーンで泊まったのも、普通のマンションの一室だったのを思い出しました。その時は、たまたまBooking.comで見つけて、ホテルより安かったのでそこにしたのですが、ウィーンで普通に生活しているみたいで結構楽しかったので、ヘルシンキでもどうかなと思いました。Booking.comに登録されているアパートはそれほど多くはなかったので、Airbnb(エアビー)と言う民泊専門のサイトを探してみました。一泊1万円切るくらいのワンルームから、3万円あるいはそれ以上の高級マンションまで色々ありました。たくさんあって選ぶのに困りますが、我々夫婦は今回カッリオ地区に泊まろうと考えていたので、カッリオ地区で検索して探しました。それでも候補がたくさん出てきます。悩んだあげく、ちょうど泊まりたい日が空いていた、1泊1.3万円(二人で)くらいの可愛らしい内装の1LDKのマンションを選びました。Airbnbは今回初めて知ったので、どんなもんか？で、本当に大丈夫かと思いましたが、貸主は女性でスーパーホストのマークがついていたのと、クチコミでも評判が良く、日本人からの報告でもOKだったので、多分安心だろうと判断しました。Airbnbのアプリを通して貸し主とやりとりが必要になりますが、そこは英語でメールのやり取りしないといけません。アプリに翻訳機能もあったりしますが、トンデモ訳なのであまり役には立ちません。でも宿泊関係の話を文章でやり取りするだけなので、それなりに時間をかければ、高校英語位で何とかなります。そんな外国の人とのやり取りも旅の楽しみだと考えれば、英語メールに悪戦苦闘するのも、いい思い出になりますよ。10年くらい前の話ですが、メールで予約を入れていったスコットランドのセントアンドリューズの個人経営のB&Bで、行ってみたら予約が入っていなかったことがありました。予約を受け付けましたというメールをプリントして持っていっていたので、それを見せて宿側のミスだと認めてもらいましたが、その宿は1泊分は一杯だったので他の宿を紹介してもらってどうにか泊まれました。その話はこちら。
http://theopen1999.air-nifty.com/blog/2012/12/5--9f1c.html
Airbnbはアプリで管理しているので、そんな問題は起きないと思いますので安心です。

宿はカッリオ地区なのですが、オーナーさんが言うには、ヘルシンキ空港からは、フィンエアーのヘルシンキ中央駅行きのリムジンバス(Finnair City Bus)に乗れば、途中の停留所で降りてアパートまで徒歩6-7分くらいとの事で、勧めてくれましたので、お言葉通りヘルシンキ空港を降りてフィンエアーシティーバスに乗車、カッリオ地区のちょと北側のPorvoonkatuと言うところで下車しました。

車内のモニターに次の停車はXXと出てくるので(英語でも出ます)、出てきたらボタンを押して降りる事を伝えます。普通ですね。フィンエアーのホームページから、上に添付した様なバス停付きのルート図や時刻表がダウンロードできるので、前もって見ておけば間違わないと思います。ちなみにバスはVOLVOです。

空港からバス停までは25分くらい、オーナーさんが言う通り、アパートはこのバス停から徒歩6-7分くらいでした。リムジンバスではWi-ifにつながるので、「バスに乗ったのでこれから向かいます」と、オーナーさんにメールで連絡していたら、オーナーさんがアパートの入り口で待っていてくれました。挨拶して(nice to meet you.くらいはさすがに言えるようにしておきたいですね。ウチの奥さんは、フィンランド語で挨拶を覚えて行っていきなり喋ったので、オーナーさんにビックリされていました。)、アパートに入る鍵と部屋の鍵をもらい、今日から6日過ごす部屋に向かいます。部屋は7階です。この古いエレベーターがこのアパートの歴史を感じさせます。

オーナーさんが言うには、アパートは出来てから100年以上たっているみたいです。昔の家なので壁が薄いから夜は静かにしてね、と言われました。はい大丈夫ですよ、まだ時差ボケで夜まで起きていられませんしね。確かに古いことは古いですが、設備は十分ですし、内装もリフォームされているのでしょう、とても綺麗です。外装だってエレベーターを始め歴史を感じさせますが、ボロさは微塵もありません。古いものを大切に使い続ける、ヨーロッパ文化の賜物でしょうね。部屋には靴を脱いで入って下さいね、と言うことでしたが、ちゃんとスリッパが準備されていました。この後行った湖水地方のコテージでもそうでしたが、フィンランドの家庭では日本と同様、部屋では靴を脱ぐんですかね？掃除が大変だからかな？どっちにしても、我々日本人にはウエルカムです。

ダイニングキッチンのダイニング部分です。なんかフィンランドらしくないですか？フィンランドだけど。

さらに、オーナーさんが焼きたての大きなパンを準備しておいてくれました。冷蔵庫にはミネラルウォーター、ジュースや牛乳、新品のバターやチーズも入っていて、小分けされているコーヒーの粉とコーヒーメーカーその他何でもあるし、部屋にあるものは全部使って良いし、飲んでも食べてもOKということだったので、軽い朝食ならこれで済んじゃいそうです。われわれは、卵とハムくらいを買ってきて、毎日の朝食は基本この家で取りました。

また、オーナーさんは同じアパートの隣の部屋に住んでいるので、何かあれば直接助けを求めることもできます。もちろん英語でですが。
ただし、普通の家に住むので、普通に生活する様な意識、周りと協調し、やるべきことはちゃんと自分でやる、という姿勢が多少必要ですし、神経質になる必要はないと思いますが、部屋を綺麗に保つ、周りの家に迷惑をかけない、物を大切に扱うなどは普通にした方が良いと思います。そして何より、言葉の問題があっても、恥ずかしがらずにオーナーさんとちゃんと接して意思疎通を図る事が一番大事です。ゴミ捨てルールとか、分からないことがあれば、片言英語で良いので、ちゃんと聞いて理解する必要があります。この様なことを、めんどくさいと思うか、旅の楽しさだと思うかで、アパートでの宿泊に向いているかいないか変わってくるのではないかと思います。

とりあえずチェックインして落ち着いた所で、周りを散策してみました。目の前にトラムが走っていて駅もすぐ近くにあります。さらに目の前にヘルシンキの老舗サウナ、アルラ がありました。

アルラの隣では、レストランかバーか分かりませんが、たくさんの人達が楽しそうに飲んでいます。コンビニもあるし、もうちょっと進むと、オット見覚えのある光景です。道端に腰にタオルを巻いただけのオッサンの一群が座っています。3年前に行った、ヘルシンキ市民の憩いの場所コティハルユンのサウナは、今日も健在です。なんか嬉しくなりましたが、裸のオッサン達を見て嬉しくなっている自分って？さらにぐるっと回ってカッリオ教会辺りまで歩いて、歩き疲れた所でそろそろ夕食の時間になりました。二日ぶりの夕食ですので、今日は食べそびれるわけにはいきません。

ヘルシンキへ来ていきなりタイ料理ってのもアレですが、オーナーおすすめのレストランの一つ、タイ料理屋のTuk Tukへ。レッドカレーとパッタイです。こちらの人は辛い物が苦手なのか、タイ料理にしては辛さは控えめでした。小さいお店でしたが、ひっきりなしにお客さんが来ていました。辛さ不足を除けば、味も美味しかったですよ。

腹ごなしに、近くにあるらしいコインランドリーを探してみました。アパートからトラムで一駅くらいのところにある、S-Marketの一角にありました。歩いても5分ほど。そろそろ着るものが無くなってきたので、明日は洗濯の予定です。
アパートにも共同の洗濯機があるらしいのですが、予約しないといけなかったり、なんか使うのが難しいらしい(confusingだからオススメしないと言ってました)、と言うことで、オーナーさんに、部屋に洗濯機あるから少しくらい洗濯してあげるよ、と言われましたが、二人分でたくさんあるし、パンツとか人に洗ってもらうのは、さすがに申し訳ないので、コインランドリーにしておきました。

明日は洗濯からヘルシンキの1日が始まります。