和歌山アドベンチャーワールド　大丈夫！？ 犬歯が抜けちゃった后ちゃん・・・それにしても可愛すぎる四男君！！

2019/07/15 - 2019/07/15

后ちゃんの犬歯が抜けちゃいました！！

今や、ある種、僕のライフワークとも化しつつある后ちゃんの情報収集、お陰様で様々なチャンネルから様々な情報が入ってくるようになりました。
そんな中で舞い込んで来た衝撃の情報が「后ちゃんの左下犬歯が見当たらない」と言うもの・・・写真を見ると確かに無い！！
后ちゃん、どうやら５月２８日から３０日の間に歯が抜けちゃったようなのです。
なんで抜けたのか？の原因はとても気になるところではありますが、今のところ、採食には問題がないと言う事で一先ずホッとしています。

今日はそんな后ちゃんの”無い歯”を見にアドベンを訪問です。
果たして、都合よく后ちゃんの”無い歯”を見れたのか・・・。

旅行記タイトルは后ちゃんと四男君・・・でも、表紙写真は仁君です（笑）


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 南紀白浜(和歌山)

今日は車で和歌山アドベンチャーワールドへ。
開園前の９時３０分には着ける感じで走らせたのですが、３連休の最終日と言う事もあり高速道路はいつもの日曜の１．５～２倍くらいの混み具合に感じました・・・なんとか９時５０分頃に到着。
今日は早目に帰らないといつも以上の大渋滞に巻き込まれるかもしれませんね・・・。

お客さんも多かったので定刻より若干早く開園しました。
アドベンチャーワールドの入園料は大人４５００円、僕は年パスで入園です。

入園すぐ右側のウエルカルームへ。

歯の治療後、一旦は放飼場の方に戻っていたライラちゃんがウエルカムルームに復帰し母子での展示が復活しました。
ただし、左右の運動場は行き来出来ない様に仕切りが入れられました。
完全な親離れ、子離れ前のモラトリアムと言ったところですね。

ライラちゃん。

麻酔をされメディカルセンターで抜歯治療を受けてる画像はかなり衝撃的でしたが復帰後は以前と変わらず元気で安心しました。
ライラちゃんのお母さんのココちゃん（現、札幌市円山動物園）も歯に問題を抱えているので遺伝的要素が気にはなりますが、ひとまずは適切な処置に感謝です。

ママが帰って来て嬉しいけど仕切りが邪魔でママと遊べないアンビバレンスを抱えた四男君。

大人への階段を一歩一歩登っています。
毛繕い中の四男君・・・拗ねている訳ではありません（笑）

エントランスドームからレッサーパンダ舎方向をパチリ。

レッサーパンダ舎の後ろで工事中の建物が気になります。
今の所のお話では”レッサーパンダには関係ない施設”とのことですが、レッサーのバックヤードからも近いですし、しらっと屋内展示場でも併設してくれたら嬉しいのですが。

こちらレッサーパンダ舎です。

少しだけアスレチックのレイアウトが変わりました。

朝一番が后ちゃんだろうと踏んでいたのですが・・・仁君でした。

ウエルカムルームから放飼場に移動して一気に換毛した仁君ですが、だいぶんふっくら感が戻ってきました。

びっくりするほどバッチリのカメラ目線を頂きました。

可愛らしさは折り紙付きの仁君です。

昨日の天気予報では今日は涼しいはずでしたが蓋を開けるとかなりの暑さで、少しだけ期待していた彩浜ちゃんの屋外展示は当然の様にありませんでした。

朝のこの時間はすごい列が出来ていて彩ちゃんの観覧はとりあえず保留。

ブリーディングセンターからパンダラブへ。

なんだか昔の青春映画の主人公の様なポーズで竹の茎を食べていた桜浜ちゃん。

事故以来不自由な展示となっていたアジアゾウですがどうやら新しい放飼場が造られているようですね。

このアジアゾウ舎、そして、ホッキョクグマ舎、レッサーパンダ舎の改良は急務だと思います。

再びウエルカムルームへ。

毛繕い中のママとママを見る四男君。

円山時代には”世界一かわいいレッサーパンダ”のニックネームを持っていたライラちゃんに鼻上のおハゲは似合わないですが、これは皮膚病の息子に渾身の子育てをした母の勲章・・・彼女の可愛らしさ、美しさは不変です。

ママとの急な別れ、そして、再会と目まぐるしい経験をした四男君。

月齢的にもそうなのですが着実に大人っぽくなってきていますね。

お互い背を向けつつも近くでお昼する母子。

暫くの別居程度では母子の情は消えないようですね。

今年９歳のライラちゃん。

年齢的なこと、血統的なこと、そして、今回露見した歯の問題を考えると四男君が最後の子育てになるのではないかと思います。
小柄な体で渾身の子育てをしてきたライラちゃんですのでここいらで繁殖の任は解いてあげたいです。

これからは子供達の世代が中心となって新たなアドベン・レッサーを創造していくことになりそうです。

おそらくはこのうち誰かは他園に出て、そして、誰かはアドベンにお嫁さんを迎えることになると思います。

ウエルカムルームのお向かいのショップへ。

一応、今日、もし、后ちゃんに会えない場合の布石を打っておきます。

上はおチビな頃のココロ君、そして、下は既に当時成獣の后ちゃん（笑）

何でしょう真ん中の綺麗なおにぎり形の輪郭は（笑）

放飼場に戻ると仁君はアスレチックの陰で涼を取っていました。

彼にとっては初めての屋外での夏となります、無理はしないですね。

１２時１０分頃、仁君収容です。

代わりに出て来たのは后ちゃん！！

あれ？后ちゃんの出入り口ってこの扉だったかな？
バックヤードのシフト変わったようですね・・・ちょっと意味深・・。

前回、６月に訪問した時は気付かなかったのですが、后ちゃんの左下犬歯が５月２８日から３０日の間で抜けてしまったようなのです。

ファンの方がキーパーさんに確認されたところ、

歯が抜けたのは治療のための抜歯ではなく自然に抜けた、との事で、現状では採食に問題も見えていない事から治療は考えていないとの事でした。

そのあたりの判断は獣医師さんに任せるしかないので、僕としては「どうぞよろしくお願いします」とお願いするのみです。

個体名の非公開や謎の展示シフトなどアドベンには改善をお願いしたいことはもちろんありますが、基本的なことを言うと僕はアドベンのスタッフさんの知識、技術を信頼しています。

マルル君の食糞の対策だったら嬉しいのですが、最近は放飼場に竹も出されていますし、この様に軽食？が出される事も多い様に思います。

后ちゃんのメニューはリンゴとペレット、掛かっている粉はサプリか何かでしょうか？
もし、ライラちゃんや后ちゃんの歯がこれ以上悪化し体重減などの支障が出た場合は円山動物園がココちゃんに与えてる”竹の葉入りドロドロご飯”をお勧めしたいです。

アスレチックの配置が変わり、木に登る難易度が少し上がりました。

后ちゃんは少し登りにくそうにはしていましたが、今の所、全員登れる難易度ですので筋力維持にも適度かなと思います。
もう少し、年を重ねてきたらちょっとずつ難易度を下げてもらえればと思います。

木の上で寛ぐ后ちゃん。

アスレチックのレイアウト変更でミストの効果が出る箇所に寛げるポイントが減った可能性がありますね、以前はミスト下で寛いでいたのにミストの上まで上がってますので。

ウエルカルームへ。

可愛らしく毛繕い中の四男君。

自分で身だしなみを整える様になったんですね。

おもむろに隣に転がっていた竹筒を抱える四男君。

仰向けでこちら向きでこんな事するなんて！！

可愛すぎるにも程があるってば！！

絶対に「ねえ、僕こんなことも出来るんだよ、可愛いでしょ？」って言ってるよね？

ナチュラルにこんなことをしちゃうのがレッサーパンダの底の見えないおそろしさ（笑）

動物の単純な擬人化はあまりよろしくないとは思ってはいますが、レッサーパンダをはじめ動物園動物を見ていると、仕草はさもありなんですが、彼らの心と言うか気持ちがばっちり分かる事があるんですよね。

そんな息子を凝視するライラママ。

ライラちゃん、あなたの子供はやっぱり人の心を掴んで離さない面白い子に育ってますよ！！

もう一度、ブルーディングセンターに行ってみましたが、未だ３０分待ち・・・今日の彩浜ちゃんの観覧は断念です。

それにしてもここ最近のジャイアントパンダブームはすごいです。

彩ちゃんには会えなかったので、桜たんの可愛らしい寝姿をどうぞ。

再びレッサーパンダ放飼場へ。

今日は帰りの渋滞がひどそうなので后ちゃんの歯のアップを撮って帰路につきたいと思います。

上手く撮れなかったけど右側。

そして、問題の左側・・・分かってたことだけどやはり下の犬歯が抜けていますね。
他の歯もけして万全ではない様に見えます。

人もそうですが、生きていればガタもきます、そして、それは一定ではなく個体差が大きく出ます。
だから、それに責任を取って欲しいとは言いません。
ただ、確認出来た事象に対しては出来る限りの対応をして欲しいと願っています。

最後になりますが、７月２０日付でアドベンのHPに”動物達の定期的な歯科検診”の記事が掲載されました（→https://www.aws-s.com/topics/detail?id=top1541 )。
素晴ら取り組みだと思います。
アドベンさん、さすがです。