2019初夏　高雄と台中の旅－4．台鐵海線・途中下車で日治時代の駅舎を訪ねる旅

2019/06/30 - 2019/07/06

まだ乗ったことがない台鐵の區間が二ヶ所。
■ローカル線・内湾線
■海線のうち、大甲駅ー竹南駅

この日は海線を、日治時代の駅舎が残っている駅に途中下車しながら廻りました。
台中駅ー(自強號)→彰化駅ー(區間車)→追分駅ー(區間車)→通霄駅ー(區間車)→新埔駅ー(徒歩)→白沙屯駅ー(區間車)→竹南駅ー(自強號)→台中駅
悠遊CARDで(自強號無座乗車も含め)237元でした。

エリア 台中(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日もしっかり朝ご飯を食べてから出発。

おやつにバナナをちょうだいしました。ねっとりしていて甘かったです。

台湾大道まで出て300番バスに乗車。無料。
途中に通りかかった柳川水岸景観歩道、河畔公園としての整備が進んできれいになっています。

台中駅に到着。
きれいになりました。

おお、ペッパー君が案内係として活躍中。

自強號105次　台中駅9:18→彰化駅9:32
悠遊CARDでの立ち席(自願無座)乗車
けっこう混んでいましたが、１席だけ空席がありku-は座れました。

扇形車庫がちょこっとだけ見えました。

次の山線、區間車10:11発まで30分以上あいてしまいました。

待ち時間を利用して駅施設をぶらぶら。

荷物を持っての旅で各地でお世話になってきた、台鐵主要駅の行李房(手荷物取扱所)ですが・・・

合理化によって人出不足が進んでいるのでしょうか、時間を区切って昼休み的に閉鎖する駅が多くなっています。
ここ彰化駅は細かい時間割。

南下するラッピング列車。
海線沿線・白沙屯にある廟のパレードがデザインされた車両。

區間車2524次　彰化駅10:11→追分駅10:19

この駅には跨線橋がありません。
普段は、線路を通るな！と注意書きがあるのに、ここでは、
「ここを通りましょう」でした。

線路を横切って駅舎へ。

1922年竣工の木造駅舎。

庭園まである立派な駅。

ベンチは最近設けられたのでしょう。

旅情を感じますね。

有人駅です。

海線・追分駅と山線・成功駅を結ぶ連絡路線｢成追線｣が設けられています。
以前は例えば台北発の特急･急行は、追分駅→成功駅→台中駅(折り返し)→彰化駅というルートで運行されていたそうです。

次の列車は11:08発までありません。
しばらく駅前散策することにします。

百年近くたっていますが、きれいに整備されています。

駅前通りから幹線道路へ。省道1号線。
しばらく進んでみることにしました。

追分國民小學。
守衛室でしょうか、カラフルな屋根です。
ルービックキューブみたい！

他に適当な店が見当たらないので・・・

こちらでしばらく休憩。

イートインコーナーにこんなすてきな写真が掲示されていました。

駅に戻り次の目的地に向かいます。
区間車2528次　追分駅11:08→通霄駅12:03

稲刈りの真っ最中でした。
二期作地帯なんでしょうね。秋にはもう一回稲刈り。

沙鹿駅通過

清水駅通過

台中港駅通過

大甲駅通過。
特産品のタロイモを模したベンチ。
以前に大甲鎮潤宮を参拝したとき、この駅から彰化駅まで乗車したことがありますので、いよいよここから先が初乗車区間です。

日南駅通過。
追分駅と同じ設計の建物。

苑裡駅通過。

通霄火力發電廠が見えたら・・・

通霄駅まですぐでした。

最近立て替えられたのでしょうか、真新しい駅でした。
ku-によればトイレもすごくきれいだったとのこと。

標識にしたがって通霄神社に向かいます。

木製の階段が設けられていました。

参道らしい雰囲気。

おお立派な鳥居です。

社務所はだいぶ痛んでいましたが、修復されることが決まっているようです。
ありがたい話です。

通霄神社は屋根の先端が作り替えられているそうですが、1937年に建てられた当時の姿をほぼとどめている貴重な建物。

https://www.taiwangods.com/html/landscape_jp/1_0011.aspx?i=36

せっかくここまで歩いたのですから、がんばって丘の上にある｢日露戦役望楼記念碑｣まで登ることにしました。

わーい、海だ(*⌒▽⌒*)

更に石段を登ると

バルチック艦隊の台湾沖通過を警戒して、見晴らしが良いこの丘に見張り台が置かれたことを記念して設けられた「日露戰役望樓紀念碑」

紀念碑は空に向けられた戦艦の砲塔を模したもので、根元には戦艦の碇。

通霄鎮の紹介図。

暑いです。

次の電車まで時間がありますので、駅前でしばしティータイム。

可愛すぎて食べられません。

次の駅に向かいます。
區間車2534次　通霄駅14:02→新埔駅14:07

新埔駅は海線でいちばん海に近い駅。

無人駅です。
めちゃくちゃレトロ！

潮風に痛めつけられても耐えてきた、日本統治時代の木造駅舎。

防風林を抜けると、遊歩道を兼ねた堤防・新埔海堤。
向こうは通霄の街。

次の目的地は新埔駅と白沙屯駅の中間にありますので、頑張って歩きます。

新埔海堤は1997年に完成したそうです。

そろそろ一般道に出ようと・・・

踏切を渡りました。

山門を潜ると省道1号線

バスは2ルート走っているのですが、合わせても12本/日しかない(>_<)
逆ルート車両と2回すれちがいました。

2.1km、25分歩いて
台鹽通霄観光園區に到着。

1975年操業、台鹽生技・通霄精塩廠

製塩展示施設・塩來館

ちなみに台南の七股塩山もこの会社の施設です。

あっ、踏切だ！

工場は線路を挟んで海側にあるんですね。
以前は製品を貨車で積み出していたのでしょうか。

南下する電車が通り過ぎていきました。

その名の通り。
製塩に使うきれいな海水を温めていますから、ミネラル豊富でまさに海洋温泉。

｢血液の循環を促進、疲労回復、神経を癒やす、皮膚の角質を柔らかくする｣効果が大きいそうです。

すごく気持ちが良いお湯で、30分浸かりました。

音楽に合わせて｢踊る｣噴水。
子供たちが群がっていました。

中学生以上はこちら。

正直言って大した施設ではないですが、｢脚湯｣の魅力もあってか、平日ですが夏休みですから訪れる人は多く、観光バスも２台来ていました。

白沙屯駅まで徒歩1.2km、15分でした。

区間車2542次　白沙屯駅16:41→竹南駅17:08

風力発電塔が続きます。安定した風が続く地域なのでしょうね。

後龍渓鉄橋

談文駅通過

竹南駅到着。
ここから山線で台中駅に戻ります。

自強號175次　竹南駅17:25→台中駅18:13

なんということでしょう。

２席並びで座ることができ、そのうえ途中の苗栗駅と豊原駅からも予約者は乗り込んできませんでした。

台中駅まで座れて超ラッキーでした。

ホテルよりひとつ先のバス停まで行って、大腕公・台中東海店。

さすが台中、いろんな店に布袋様が。

芒果鳳梨牛乃冰、75元。
マンゴーとパイナップルのコラボ。
下は黒蜜で美味しかったです。

その後は、四海遊龍鍋貼でお持ち帰り。

ホテルに帰り、すばやくシャワーを浴びて

ファミマで買ってきた18天ビールで乾杯(*⌒▽⌒*)