2019/05/05 - 2019/05/06
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フォルナリーナさん
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友人は5月5日の朝、一足先に帰国しました。さて一人で何処へ行こうかな。
当初、ヴィテルボにでも行こうかとホテルの予約も早々に入れましたが、なんか気分が今一つ乗らず。
ヴィテルボはローマ近郊とは言え、列車は各駅停車でやたら時間がかかります(乗換1回、3時間半も)。
教皇の街で中世の雰囲気とあり私の好みだけど、今回はピエンツァ、コルトーナ、スポレートと中世は充分味わうし・・・
行くのが面倒臭いとまで思い始め、これはマズイ。
4traを見ていたらマテーラの旅行記に目がとまり、えっ、 マテーラってItaloでこんなに簡単に行くことができるの?
と言うことで、スーツケースはローマのB&Bにおいて、一泊でマテーラに行くことにしました。
気分はいっぺんにウキウキ、こうでなくっちゃ。
今回の旅程は下記の通りです。
4/27 名古屋~ニース
4/28 ニース・サンポールドヴァンス
4/29 ニース~フィレンツェ
4/30 南トスカーナ周遊(オルチャ・ピエンツァ・コルトーナ)
5/1 ピストイア・フィレンツェ
5/2 フィレンツェ~スポレート
5/3 スポレート~ローマ
5/4 ローマ
5/5 マテーラ
5/6 マテーラ~ローマ
5/7 帰国
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BSで映画「奇跡の丘」を見て、そのロケ地であるマテーラにいつか行きたいと思っていましたが、地図を見ると「遠い~」
ところが、Italoでローマからサレルノへ向かい、そこからそのItaloがマテーラまでバスを出していると、なんですと?
列車とバスのチケットはセットで、列車がたとえ1時間以上遅れても、バスはちゃんと待っていると、まじで?
イタリアでの移動で何が嫌って、列車が遅れ1日わずかな本数しかないバスに乗り遅れ、目的地に着けないんじゃないかとずっーと心配しなきゃいけないこと。
バス乗り場が駅からとんでもなく離れていたり、誰かに聞いても確かな答えは戻ってこず、あっちこっちとウロウロする羽目になること。
でもこれなら何の心配もなく、ボゥーっと座ってのんびりと景色を楽しんでいればいい。
今回、ローマを12:15発のItaloに乗り、サレルノに14:16に到着。
バスはサレルノ駅を14:35発、マテーラには17:35到着しました。
2月にItaloのHPからprimo(1等)の席を購入、行きは53.9EURO、帰りは44.9EUROと5時間半乗って片道6000円そこそことは安い。 -
Italoのprimoの席は通路を挟んで二人席と一人席、ローマでほぼ満席に。
乗車まもなく飲み物とお菓子のサービスがありました。
Italo内はwifiフリーですぐ繋がりましたが、ItaloのHPから移動できない、なんで?
いったんItaloのwifiを切って、持参したルータに繋げてyahooで検索したところ、チケット番号とメールアドレス、同意欄のチェックが必要でした。
初Italoで楽しみにしていたのは、イタロボックスというItalo内で売られるお弁当。club、primoのみで購入できるとかで、販売時間も12:30~14:30と19:30~21:30に限定されているらしい。
Etalyが提供していて、ボックスの中には瓶ジャーに詰められたチキンのトマト煮や果物のペーストやグリッーシニ、パンなんかが入ってるそうで、美味しそう~
すごく楽しみにしていました。
しかし、待てど暮らせど注文を取りに来る気配もなく・・・・結局私はお昼を食べ損なったのでした。
お菓子のサービスがあった時に聞けばよかったのかな。
サレルノ駅に到着、BARでパニーノやカフェゼロなどを買ってバスに向かいます。 -
駅を出て右手前方にItaloのバスが待っていました、バスも格好いい。
バスの後部にはスーツケースを入れるスペースもあります。
外人女性のグループでほぼ満席、運転手さん、ちゃんと人数を確認しています。 -
バスの中から見たサレルノ駅前の様子。
建物と建物の間、遠くに海が見えます。サレルノ、なんかいいなぁ~ -
マテーラまで3時間、長いかと思っていましたが、窓の外を眺めていると全然飽きない、楽しくて仕方ない。
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こんな山、こんな景色見たことない!
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途中、ここでバスが停まりました。
ポテンツァの駅です(裏口)、ここでトイレ休憩でした。
効率的だけど、どこかサービスエリアのAUTOGRILLのような所に寄って、コーヒー飲んだりお菓子を買いたかったな。 -
今まであまり見たことがないダイナミックな風景にすっかり魅せられて、「南イタリアいいかも」って初めて思いました。
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マテーラのマッテオッティ広場に到着。
タクシー乗り場を探します、1台停まっていました。 -
マテーラは車の乗り入れに規制があるそうですが、今夜のお宿「B&B アイ・テラッツィーニ」まではタクシーで来ることができました。
階段を上がって門扉を開けます。 -
洞窟住居を改装したB&Bです。
1人なのにメゾネットタイプで、2階にもう1つベッドがありました。
ポットや紅茶、冷蔵庫にはお水、ジュース、スナックもサービス。シャワーなどの水回りも充分に整っていました。
右側にある階段は・・・ -
この窓から外へ出ると・・・
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テラスに出ます。
各部屋から出られる共通のテラス、居ながらにしてサッシを眺められます。 -
このB&Bは、マテーラに2つあるサッシ地区の1つ、サッソ・バリサーノ地区にあり、テラスからもこの眺め。
このまま出かけなくてもいいんじゃないかと思うほど。 -
テラスの椅子に腰掛けて、マテーラに浸ります。
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でもはるばるマテーラまでやって来たんですから、B&Bで地図をもらって、街歩きに出かけます。
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わぁー、素敵!
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少し上ってきました。ほぅー!
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こういう石造り建物に囲まれた所ではGoogleマップは役に立ちません。
貰った地図は平面でも実際は坂道ばかり、ここは何処? 私は何処へ向かっているの? -
いきなりドゥーモ、着いた~
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薔薇窓と手前に停まっている赤い車がなんとも印象的。
方向感覚を失って坂道を上がったり下がったり疲れた~、戻ろう。 -
B&Bで一眠りをしている間に雨が降ったようで、街がしっとり濡れています。
さぁ、晩御飯に出かけましょ。 -
4traを参考に、B&Bから歩いてすぐの「la Talpa」へ。
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こちらもサッシを改装したのか、店内はこんな感じ。
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アンティパスト
ミートボールやパンなど3種のトマトソース煮。 -
プリモはトマトソースのオレキエッティ
この日は疲れていたので、メニューを検討するのも面倒で、お委せにしたのですが、2品ともトマトソースって・・・
コーヒーで締めて、24EUROとはお安い。 -
夜のマテーラ、何とも言えない雰囲気。
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オレンジの灯りで照されて、とても幻想的。
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旅行も10日目疲れもピーク、起きたのは9時過ぎ。
今日は何処にも出かけないで、ずーっとあのテラスにいようかな。
朝食後、帰りのタクシーをフロントにお願いしたら、一時間ちょっとで廻れるコースを提案して頂き「行きます!」
そしてマテーラの東側を歩き始めて、いきなりこの景色、 ひゃっほー! -
途中コースには、こんなオブジェが(これはいらんわ)。
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道の左側はずっとこの景色が続きます。
わぁー、来てよかった! -
これが、グラヴィーナ渓谷。
渓谷を挟んで左側が今まで眺めてきたムルジャの高台。 -
前方に岩をくり抜いたイドリス教会が見えてきました、あそこまでは行こう。
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その前にたどり着いたのは、サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会。
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中には、こんなカラフルなプレセピオや
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彩飾された素敵な像がいくつかありました。
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なんともゆったりした穏やかな聖母子像
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一番美しかったのは入口近くにあったこのマリア像、まるで歌っているような感じでした。
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教会を出ると、絵になるワンちゃん。
ここからの眺めも凄まじい・・・ -
イドリス教会の入口を探して歩いていると、まるで南イタリアの映画にでも出てきそうな風貌の年配の男性が、絵葉書を売っていました。二枚買って教会への道を尋ねました。
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カーサ・グロッタ
1700年初期に建てられたと言われる典型的なサッシ地区の住居、日本語のパンフレットもあり、入る時に可愛い女性に「アシモトニ、キヲツケテ」と日本語で言われました、思わず二度見。 -
ベッドは高さがあり、しめった床から寝藁を遠ざけたり、雌鳥の巣をつくるスペースとして利用していたそうです。
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住居内ではロバや鶏なども飼われていて、この一番小さな凹みには堆肥が置かれ、それが発酵して放出される熱が部屋の暖房になっていたとか。
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壁にはこんな可愛い天使、さっき教会で見た天使も赤いパンツはいていました。
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やっとサンタ・マリア・デ・イドリス教会に到着しました。
大岩を人の手で掘って造られたという岩窟教会です。 -
内部は写真撮影が禁止。
壁にはフレスコ画があり、ちょうど修復中だったので、その作業の様子を間近に見ることできました。 -
(パンフレットより)
左の一番上のフレスコ画を脚立に乗って二人の若い女性が修復していました。 -
イドリス教会を出ると、先程見たカヴェオーソ教会やムルジャの高台を見下ろすことができました。
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こちらはサッソ・カヴェオーソ地区が拡がります。
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降りて来ました。ここでまた方向感覚を失い、オロオロ・・・
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タクシーは11時半にお願いしてあるので、急いでB&Bに戻ります。
このサン・フランチェスコ教会も素通り。 -
マテーラを12:15発のItaloバスに乗って、またこんな景色を楽しみながら、ローマに戻ります。
途中大雨に見舞われましたが・・・ -
しばらくすると、青空が覗いていました。
ほんの少しの滞在だったマテーラ、できればもう一泊したかったと思います。
ローマからまた行こうかな。
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