2019/06/16 - 2019/06/16
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Tam-Kさん
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この旅行記のスケジュール
2019/06/16
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船での移動
高松港
この旅行記スケジュールを元に
女木島、高松港沖4キロの瀬戸内海に浮かずぶ小島、南北に細長いこの島は、港がある中央部東岸付近以外は山に覆われ、この島の最高峰標高217mの「鷲ヶ峰」、この山頂付近には巨大な洞窟があります。この洞窟は、鬼の洞窟と呼ばれ、桃太郎伝説の鬼ヶ島が正にこの女木島だ、とも言われています。
桃太郎伝説は、歴史的には朝廷の命を受け瀬戸内の平定に向かった稚武彦命(わかたけひこのみこと)が、海賊の根城となっていた女木島へ渡り、讃岐の人々を苦しめていた海賊を成敗したことが、桃太郎伝説の始まり、とも言われています。
海賊の根城だった女木島、そして海賊から島民を守るため、山の斜面に迷路のようなまちがかたちづくられた男木島、高松沖に浮かぶこのふたつの島は、かつて雌雄島村というひとつの村でした。このようにふたつの島に全く正反対の性格が見られるところなども、面白いところではないでしょうか。
現在、女木島には約100人の島民が暮らされており、島の東岸、港の北側には白い砂浜がひろがり、夏には海水浴で賑わう場所でもあります。島の産業としては、サワラ、マナガツオなどの漁のほか、ニンニクや落花生、みかんなどが栽培されています。
港周辺の集落を見ると、その周囲は石垣で覆われ、城塞都市のような雰囲気も味わうことができます。この石垣は、「オオテ」と呼ばれ、これは冬場に起こる女木島独特の気象現象に備えるため、造られたものです。女木島は南北に細長く、中央部には山が横たわった地形となっています。冬場に西からの風が吹くと、女木島の山で舞い上がった風は、島の中央部の尾根を越えたあたりで気流が大きく乱れ、渦まくような気流は女木島の海岸沿いの海面に打ち付けられます。これにより海水が巻き上げられ強い風と共に島へ吹き寄せる現象が生じます。これを島では「オトシ」と呼び、この「オトシ」から島の集落を守るため築かれたのが「オオテ」なのです。
鬼ヶ島、女木島、この島は、港周辺の集落を中心にたくさんのアート作品があります。さらに、女木島最高峰の鷲ヶ峰山頂すぐ下、鬼の大洞窟には、地元香川県内の中学生が造った、たくさんの鬼瓦が「オニノコ・プロジェクト」として2013年の芸術祭から展示されています。今回、2019年芸術祭でこれら鬼瓦は一部新しい作品に置き換えられています。また、島の小さなお店プロジェクトや家船などの新作もたのしみなところです。
- 旅行の満足度
- 4.0
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高松港から女木島、男木島を結ぶ赤いかわいいフェリー、「めおん」
高松港 乗り物
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木村崇人 カモメの駐車場
女木島についてまず迎えてくれるのは、港の岸壁にずらっとならぶカモメたち、カモメの駐車場です。
風の向きに応じてたくさんのカモメたちは、時々刻々その方向を変えていきます。時には一瞬で全員がある方向へ一斉に回転する。まさに風が可視化されたような状態です。女木島(鬼ヶ島) 自然・景勝地
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女木島のモアイ像、
イースター島にあるモアイ像、約2000体の像がイースター島にはあり、そのうち15体が転倒したままの状態でした。1988年、あるテレビのクイズ番組でこのイースター島の転倒したモアイを起こしてくれるクレーンがあれば、という現地の声が放送されました。これを見た高松のクレーンメーカー株式会社タダノが、イースター島へクレーンを送るべく、イースター島モアイ像修復プロジェクトが発足しました。
ここでまず行われたのが、実際のモアイを取り扱うための方法をどうするかということでした。そこで実際のモアイを模した像を作り、自社のクレーンで取扱いについて様々な実験が行われました。プロジェクトが完遂したのちの1996年、このモアイ像が高松市に寄贈され、ここ女木島に展示されています。 -
イチオシ
禿鷹噴上 20世紀の回想
風になびく帆、ピアノに帆船のようにマストが立ち、白い帆が海からの風になびいています。
この作品、マストと帆は大航海時代を象徴し、ピアノは西洋文化が根付いたアジアの今を表しています。
青空の下、はためく白い帆を眺めつつ耳を澄ますと、ピアノの音色がかすかに聞こえてきます。これからアジア、そして我々が向かうべき方向は、
それぞれに考えてみるのもいいかもしれませんね。 -
イチオシ
平尾成志+瀬戸内工芸ズ BONSAI deepening roots
2013にも「feel feel BONSAI」にて香川が誇る盆栽文化をテーマに展開されたこのプロジェクト、
前回の芸術祭イベントで島民の皆さんに託した島盆栽を記憶の起点として、前回と同じ場所で「根ずく」をテーマに様々な活動が展開されています。
室内が「BONSAI」と共にひとつのアート作品となり、縁側の向こう側の庭も含めて、盆栽の文化とアートを楽しむことがでいるのがこの作品の特徴ではないでしょうか。 -
イチオシ
女木島の集落の中を歩きます。
途中で人懐っこい島猫に出会えるかもしれません。 -
「島の中の小さなお店プロジェクト」
ここには、カフェ、ヘアーサロン、ウエディング・ショップ、卓球場、ランドリー、レンタサイクル、マッサージサロンといったお店が、かつて海の家だった建物の中に展開されています。
どのお店を最初に訪れるか、なかなか楽しみなスポットが今回の芸術祭で出現しました。 -
小さなお店プロジェクト
・Cade de la Prage ベロニク・ジュマール
・ヘアサロン 壽 宮永愛子
・ウェディング・ショップ リョン・カータイ(梁家泰)+ 赤い糸
・ピンポン・シー 原倫太郎+原游
・ランドリー レアンドロ・エルリッヒ
・世界はどうしてこんなに美しいんだ 山下麻衣+小林直人
・こころのマッサージサロン 中里繪魯洲
・的屋 長谷川仁 -
ピンポンシー 原倫太郎+原游
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この先に何が、
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いい感じですね、
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こころのマッサージサロン 中里繪魯洲
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「不在の存在」 レアンドロ・エルリッヒ
見えないものが見える、目には見えなない、けれどそこには何か存在しています。
見えないものを可視化したのがこの作品です。ここには、白砂の中庭にある「Invisible(みえないもの)」と和室の「Double Tea(ふたつの茶室)」、ふたつの作品が展開されています。
ここには図書館とレストラン・イアラもあります。
かつての住人も「不在」となったこの空き家、空き家でもここにはかつてここに住んでいた人たちの歴史が「存在」しています。
瀬戸内ガストロミー EAT & ART TARO
食の芸術家 EAT & ART TAROさんによる瀬戸内の食材を活かした料理の芸術&パフォーマンス・ショー
目の前でパフォーマンスを見ながら料理が仕上がっていきます。
前回芸術祭に高松で開催されたALL WAY CAFE、前々回の本島、伊吹島などで行われた島スープ、今回で瀬戸芸3回目の出展となるEAT & ART TARO、温かい人柄と共に楽しい食の場が、きっと演出されることでしょう。 -
「女根」 大竹伸朗
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女根
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まさにカオスな大竹ワールドです。
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女木島名画座 依田洋一郎
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ヨーダ、、、依田さん
1階には、懐かしの映画のポスターやブロマイドが壁面に描かれています。
2階には、ニューヨーク42番街のエッセンスを満載した古き良き名画座があります。 -
家船 KOUROU
今回の新作です。 -
家船の内部です。
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家船
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MEGI House
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MEGI House
愛知県立芸術大学瀬戸内アートプロジェクトチーム
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