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JR横須賀線には湘南新宿ラインも乗り入れており、その北鎌倉駅前に円覚寺はあります。これ以上ないロケーションです。見ていると多くの方が三門(山門)の先の仏殿にお参りして満足して帰って行くようなのですが、谷戸と呼ばれる山あいを登りつつ奥まで進んで行かないとこの寺の魅力は十分には楽しめません。教科書にも載っていた国宝の舎利殿や佛日庵、そして突き当りの黄梅院までご堪能下さい。御朱印は、総門を入ってすぐ左の寺務所(十王堂・桂昌院の手前)に出して帰りに頂くのですが、寺務所では書き置きを頂き、佛日庵で御朱印帳に書いて頂くというのもおすすめかも知れません。<br />建長寺まではさほど遠くないのですが、歩道が狭く、観光客が両方向に向かうので歩を進めるのが容易ではありません。紫陽花はあと10日といったところでしょうか。それでも明月院への道は歩行者で渋滞気味でした。いろいろなお店を覗きながら歩き、鎌倉学園の校舎と正門が見えてきたらもうすぐです。<br />鎌倉学園の隣に建つ門もそれなりに立派ですが、バス駐車場を抜けることになるので、正面に回りましょう。総門を通り抜けて左手に御朱印所はあります。円覚寺同様に「御朱印帳を朱印所にお出しください。お帰りにお渡しします」とありました。私は御本尊である「南無地蔵尊」の御朱印を頂きましたが、他にも「釈迦牟尼佛 / びんずる尊者 / 千手観音(鎌倉三十三観音霊場 第二十八番)/ 心平地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第九番)/ 済田地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十番)」と多様な御朱印が頂けるようです。立派な三門から仏殿だけではなく、此処も伽藍を巡りましょう。<br />バスダイヤを調べておき鎌倉駅へ向かう計画だったのですが、定刻5分近く前に停車していました。乗る意思を示しながら近づいて行ったにも関わらずそのまま発車・・・。バス停にとまっても道路にはみ出していないのですから、定刻まで時間調整をしてほしいところでした。バスを諦め徒歩で鶴岡八幡宮へ向かいます。<br />西側の入口から入ると、あの大石段を昇らずして本宮(上宮)の左側に出ました。近くには八幡宮の総本宮である宇佐神宮(大分県)の遥拝所もあります。お詣りをした後、大石段を下って左にある祈祷受付奥(若宮・下宮寄り)で御朱印をいただきました。日曜昼で十数名の待ち列でした。さらに参道を南下し、源平池(蓮が密生する様子は上野不忍池のようです)に浮かぶ島に建つ旗上辨財天社にもお参りして御朱印もいただきました。<br />八幡宮の参道正面に建つ立派な鳥居をくぐり、段葛を散歩しながら駅方面へ。<br />以前土井善晴さんの美食探訪という番組で観て気になっていた鎌倉山下飯店(若宮大路に面したビルの地下1階)に入店。鎌倉駅にも近く、30年地元の方々に愛され続けている中華料理店とのこと。県産の畜肉など様々な厳選食材を使ったオリジナルのメニューが魅力ということでしたが、今回頂いた「鶏肉のマヨネーズソース」も他ではあまり見ない料理でした。料理長は四川料理の名門で修業し、副料理長は広東料理の名店で腕を鍛えた本格派とのこと。四川と広東の料理を30年かけて融合させ、地元客に愛される味を生み出している名店です。家内はレディースランチ、私はしらすチャーハンセットを注文したのですが、平皿に盛られて登場したチャーハンは、ほぼ2人前ではないかと思われる量! しらすの香りもしっかりするパラパラ系の炒飯でした。タピオカ入りチャイティーは紅茶の香りがしっかりする、逸品でした。<br />腹ごしらえも万全というところで、駅の東口から鎌20大塔宮ゆきのバスに乗車。終点で降りる予定でしたが、車内に荏柄天神社の吊り広告が。急遽終点の一つ手前の天神前バス停で下車しました。<br />荏柄天神社は、古くは太宰府・北野(京都)と並ぶ三天神社と称されたと書かれていました。現代ではその面影は無いものの、石段の上からの眺めは素敵でした。<br />大塔宮(鎌倉宮)へは徒歩で。上が朱く塗られた鳥居が遠くからでも目印になります。御祭神である護良(もりなが・もりよし)親王は、後醍醐天皇の皇子で、父とともに鎌倉幕府を倒し建武の中興(新政)を実現したものの、その後、足利尊氏との対立により足利方に捕えられて東光寺に幽閉され、建武2年(1335年)の混乱の中で家来によって殺められた人物です。明治になってから、武家から天皇中心の社会へ復帰させることを目的とした建武の中興(新政)に尽力した親王の功を賛えるとして、明治2年(1869年)に護良親王を祀る神社の造営を明治天皇が命じて鎌倉宮の社号が下賜され、東光寺跡の現在地に社殿が造営されたそうです。その後明治6年4月に明治天皇自身が鎌倉宮へ行幸し、同年6月9日に鎌倉宮は官幣中社に列格したのだということです。というわけで、ちょうどその記念日であったため、列格記念祭限定御朱印もいただけたというわけです。<br />大塔宮バスロータリーから再びバスに乗車し、若宮大路で下車、小町通りを抜けて(と言ってもすごい数の人でしたが)、江ノ電鎌倉駅へ。<br />予想していたとはいえ、ホームには溢れんばかりの観光客がいましたが、4両編成に増結していたのでなんとか乗車できました。<br />江ノ島駅で下車し、人の流れとは逆に右の陸方向へ。湘南モノレールの湘南江の島駅交差点を右へさらに進むと、龍口寺があります。仁王門・山門とくぐり、大本堂へ。<br />日蓮宗の本山の一つですが、此処は『立正安国論』を著した日蓮が捕らえられ斬首されるために連行された龍ノ口と呼ばれる刑場であったとのこと。あわや斬首になるとき、日蓮自身の手紙によると「江ノ島の方より満月のような光ものが飛び来たって首斬り役人の目がくらみ、畏れおののき倒れ」、斬首の刑は中止となった・・・のだそうです。そんな名刹は立派な五重塔もそびえる静かな境内でした。<br />帰りは小田急片瀬江ノ島駅から乗車。龍宮城のようなかつての名駅舎は残念ながら取り壊されており、東京オリンピック前の完成を目指して工事中でしたが、始発駅からの快速急行は快適そのものでした。<br /><br /><br />

北鎌倉から片瀬海岸までの寺社巡り

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2019/06/09 - 2019/06/09

30182位(同エリア48216件中)

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TOSHI

TOSHIさん

JR横須賀線には湘南新宿ラインも乗り入れており、その北鎌倉駅前に円覚寺はあります。これ以上ないロケーションです。見ていると多くの方が三門(山門)の先の仏殿にお参りして満足して帰って行くようなのですが、谷戸と呼ばれる山あいを登りつつ奥まで進んで行かないとこの寺の魅力は十分には楽しめません。教科書にも載っていた国宝の舎利殿や佛日庵、そして突き当りの黄梅院までご堪能下さい。御朱印は、総門を入ってすぐ左の寺務所(十王堂・桂昌院の手前)に出して帰りに頂くのですが、寺務所では書き置きを頂き、佛日庵で御朱印帳に書いて頂くというのもおすすめかも知れません。
建長寺まではさほど遠くないのですが、歩道が狭く、観光客が両方向に向かうので歩を進めるのが容易ではありません。紫陽花はあと10日といったところでしょうか。それでも明月院への道は歩行者で渋滞気味でした。いろいろなお店を覗きながら歩き、鎌倉学園の校舎と正門が見えてきたらもうすぐです。
鎌倉学園の隣に建つ門もそれなりに立派ですが、バス駐車場を抜けることになるので、正面に回りましょう。総門を通り抜けて左手に御朱印所はあります。円覚寺同様に「御朱印帳を朱印所にお出しください。お帰りにお渡しします」とありました。私は御本尊である「南無地蔵尊」の御朱印を頂きましたが、他にも「釈迦牟尼佛 / びんずる尊者 / 千手観音(鎌倉三十三観音霊場 第二十八番)/ 心平地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第九番)/ 済田地蔵尊(鎌倉二十四地蔵 第十番)」と多様な御朱印が頂けるようです。立派な三門から仏殿だけではなく、此処も伽藍を巡りましょう。
バスダイヤを調べておき鎌倉駅へ向かう計画だったのですが、定刻5分近く前に停車していました。乗る意思を示しながら近づいて行ったにも関わらずそのまま発車・・・。バス停にとまっても道路にはみ出していないのですから、定刻まで時間調整をしてほしいところでした。バスを諦め徒歩で鶴岡八幡宮へ向かいます。
西側の入口から入ると、あの大石段を昇らずして本宮(上宮)の左側に出ました。近くには八幡宮の総本宮である宇佐神宮(大分県)の遥拝所もあります。お詣りをした後、大石段を下って左にある祈祷受付奥(若宮・下宮寄り)で御朱印をいただきました。日曜昼で十数名の待ち列でした。さらに参道を南下し、源平池(蓮が密生する様子は上野不忍池のようです)に浮かぶ島に建つ旗上辨財天社にもお参りして御朱印もいただきました。
八幡宮の参道正面に建つ立派な鳥居をくぐり、段葛を散歩しながら駅方面へ。
以前土井善晴さんの美食探訪という番組で観て気になっていた鎌倉山下飯店(若宮大路に面したビルの地下1階)に入店。鎌倉駅にも近く、30年地元の方々に愛され続けている中華料理店とのこと。県産の畜肉など様々な厳選食材を使ったオリジナルのメニューが魅力ということでしたが、今回頂いた「鶏肉のマヨネーズソース」も他ではあまり見ない料理でした。料理長は四川料理の名門で修業し、副料理長は広東料理の名店で腕を鍛えた本格派とのこと。四川と広東の料理を30年かけて融合させ、地元客に愛される味を生み出している名店です。家内はレディースランチ、私はしらすチャーハンセットを注文したのですが、平皿に盛られて登場したチャーハンは、ほぼ2人前ではないかと思われる量! しらすの香りもしっかりするパラパラ系の炒飯でした。タピオカ入りチャイティーは紅茶の香りがしっかりする、逸品でした。
腹ごしらえも万全というところで、駅の東口から鎌20大塔宮ゆきのバスに乗車。終点で降りる予定でしたが、車内に荏柄天神社の吊り広告が。急遽終点の一つ手前の天神前バス停で下車しました。
荏柄天神社は、古くは太宰府・北野(京都)と並ぶ三天神社と称されたと書かれていました。現代ではその面影は無いものの、石段の上からの眺めは素敵でした。
大塔宮(鎌倉宮)へは徒歩で。上が朱く塗られた鳥居が遠くからでも目印になります。御祭神である護良(もりなが・もりよし)親王は、後醍醐天皇の皇子で、父とともに鎌倉幕府を倒し建武の中興(新政)を実現したものの、その後、足利尊氏との対立により足利方に捕えられて東光寺に幽閉され、建武2年(1335年)の混乱の中で家来によって殺められた人物です。明治になってから、武家から天皇中心の社会へ復帰させることを目的とした建武の中興(新政)に尽力した親王の功を賛えるとして、明治2年(1869年)に護良親王を祀る神社の造営を明治天皇が命じて鎌倉宮の社号が下賜され、東光寺跡の現在地に社殿が造営されたそうです。その後明治6年4月に明治天皇自身が鎌倉宮へ行幸し、同年6月9日に鎌倉宮は官幣中社に列格したのだということです。というわけで、ちょうどその記念日であったため、列格記念祭限定御朱印もいただけたというわけです。
大塔宮バスロータリーから再びバスに乗車し、若宮大路で下車、小町通りを抜けて(と言ってもすごい数の人でしたが)、江ノ電鎌倉駅へ。
予想していたとはいえ、ホームには溢れんばかりの観光客がいましたが、4両編成に増結していたのでなんとか乗車できました。
江ノ島駅で下車し、人の流れとは逆に右の陸方向へ。湘南モノレールの湘南江の島駅交差点を右へさらに進むと、龍口寺があります。仁王門・山門とくぐり、大本堂へ。
日蓮宗の本山の一つですが、此処は『立正安国論』を著した日蓮が捕らえられ斬首されるために連行された龍ノ口と呼ばれる刑場であったとのこと。あわや斬首になるとき、日蓮自身の手紙によると「江ノ島の方より満月のような光ものが飛び来たって首斬り役人の目がくらみ、畏れおののき倒れ」、斬首の刑は中止となった・・・のだそうです。そんな名刹は立派な五重塔もそびえる静かな境内でした。
帰りは小田急片瀬江ノ島駅から乗車。龍宮城のようなかつての名駅舎は残念ながら取り壊されており、東京オリンピック前の完成を目指して工事中でしたが、始発駅からの快速急行は快適そのものでした。


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