2018/09/19 - 2018/09/19
17位(同エリア241件中)
とーりさん
旧ソ連、黒海とカスピ海の間に挟まれた位置にあり、ヨーロッパともアジアともはたまた中東とも言えなくもないコーカサス三国と、関係する未承認国家に行ってきました。そもそもこの地区は、ガイド本などにも案内は少なく、ロシア、トルコを含めた微妙な国際関係もあって、充分学習したうえ旅行しようと思い後回しにしてきましたが、情報を仕入れ旅程を練りに練り、機は熟したと思い今回旅行を実行することにしました。行って見ると三か国ともそれぞれ違った個性があり、決して危険なこともなく回ることができました。バクーはオイルマネーで予想を遥かに超えて発展しており、ジョージアの高原地帯の眺望は粗削りながら、西欧景勝地に勝るとも劣らないダイナミックさを見せ、アルメニアの物価の安さと居心地の良さは抜群で、未承認国家アルツァフでは東洋人の珍しさから一躍人気者になった気分を味わうことができました。また、この旅では自分の旅行について、色々反省し考えることもあり、貴重な旅となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/15)成田 ⇒ モスクワ ⇒ バクー
2日目(9/16)バクー市内観光
3日目(9/17)コブスタン・泥火山観光、バクー市内観光、トビリシ移動
4日目(9/18)トビリシ市内観光
5日目(9/19)ジョージア軍用道路観光、トビリシ市内観光、エレバン移動
6日目(9/20)エレバン市内観光
7日目(9/21)ステパナケルト移動、市内観光
8日目(9/22)エレバン移動、市内観光
9日目(9/23)エレバン ⇒ モスクワ ⇒ 成田
10日目(9/24)帰国到着日
今回は5日目⑤です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イサニ駅からメトロで旧市街方面へ向かいます。
(イサニ17:37 ⇒ 17:59自由広場) -
メトロ車内はこんな感じ。混雑とまでは行きませんが、それなりに乗車しています。
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リバティスクエア駅に着きました。毎度ですが、ここからコテアブハズィ通りを下って行き、その間にあるスーベニアショップを見て回ろうと思います。
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自由広場もいい具合に撮れました。
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トビリシ市庁舎、かっこいいです。
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輝く聖ジョージア像とコートヤードバイマリオットトビリシホテルです。この眺めも慣れてきました。
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コテアブハズィ通りを歩いて行くとこのような広告やビラ配りなどもいて、ツアーが盛んな様子です。グルジア軍道観光は結果的には2か所停車(アナヌリ教会、壁画)でも充分ですし、デリカ分別払いでの価格差、帰りのマルシルートカでのイライラを考えると、ツアーはひとり参加でもチャーターより安く、効率的でストレスなく行けたかもしれません。しかし私としては、好きに写真が撮れたことや、交渉して乗る達成感、失敗を立て直すスリルはチャーターの方があり、負け惜しみになるかもしれませんが、その経験はより深い思い出になったかなと思います。
(コテアブハズィ通り土産物屋めぐり18:01~18:40) -
途中の店でジョージアの名物ハチャプリが売っていました。明日の朝食用に買おうかと思いましたが、結構ボリュームがありそうなので見るだけにしました。
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こちらの店はお菓子を売っていました。葡萄でしょうか。
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コテアブハズィ通りを2往復くらいしてスーベニア類を買い、幾たびかのゴルガサリ広場に出ました。
(ゴルガサリ広場18:40~18:46) -
ナリカラ要塞を見上げるこの眺め、昨日も来ましたがやはり好きな眺めです。
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夕食は今日も昨日と同じ「マスピンゼロ」で食べようと思います。
(マスピンゼロ18:51~19:57) -
まずはワイン。今日は夜行列車に乗らねばならないので自重すべきかもしれませんが、やはりこれは外せません。
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そして「チヒルトマ」。ジョージアの家庭料理で鶏のスープです。バター感が強く、私には合いませんでした。
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昨日食べたトマトサラダ。野菜補給でまた頼みました。
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昨日頼もうと思っていたタパカです。こんなに山盛りに出てくるとは思いませんでした。味は見た目通りでクセも無く美味しかったです。ですが量が多すぎ食べきれませんでした。
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実はタパカの量を侮っていたのでもう一品、豚肉炒めも頼んでしまいました。美味しかったですが満腹です。
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食事の後続いては温泉です。今日は夜行列車に乗るのでホテルでシャワーを浴びれません。できればさっぱりして列車に乗りたいので、値は張りますが昨日目をつけておいた個室風呂に行きました。受付に行くと意外にも予約で埋まってしまっているとのことで入れませんでした。残念。
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仕方がないので安い銭湯形式の大衆浴場に入ります。タオル込で5ラリ(180円ほど)でした。中は打たせ湯や普通の湯船もありました。入っている人も水着ではなく真っ裸で雰囲気はアジアっぽかったです。
(温泉銭湯20:15~20:39) -
さっぱりしたところでゴルガサリ広場からナリカラ要塞の夜景を見上げます。そろそろこれも見納めです。
(温泉銭湯20:39 ⇒ 21:00自由広場) -
コテアブハズィ通りを上り、リバティスクエア駅に来ました。ここからトビリシ駅へメトロで向かいます。
(リバティスクエア21:13 ⇒ 21:30ホテル) -
トビリシ駅到着後、駅上のホテルで荷物を引き取り、階下の駅へ。
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この時間、駅はこんな感じで静かです。
(トビリシ駅21:45) -
エレバン行きはどうやら定時運行のようです。この時期はトビリシが始発ではなく、黒海沿岸のバトゥミから来ているようです。
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ホームに降りると既に列車は到着していました。
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この色合いはアルメニアカラーでしょうか。
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「エレバン」ではなく、「アルメニア」と書いてあります。上の文字はジョージア語かアルメニア語かはよくわかりません。
因みにコーカサス三国の中で最後までビザ(短期滞在)が必要だったアルメニアも昨年(2017年)遂に180日までの滞在なら不要ということになりました。日本のパスポートは最強です。 -
各入口には車掌さんが立っていて切符のチェックをしています。部屋は1等個室(二人部屋)を予約したのであわよくば同室者なしで部屋を占拠できると思ったのですが、入ると既に先客がいました。先住者は30代のオランダ人男性、長身で真面目、陽気ではないですが無口という訳ではなく、話してくれる人なので少し安心しました。彼はアルメニア・エレバンからジョージアのバトゥミへマルシルートカで抜け、そこからこの列車でエレバンに戻るところということでした。
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片言ですが、長身君とお互いマルシルートカは大変だったという話などをすることができました。
室内には水のペットボトルが2本(1本は炭酸水)、使い捨てスリッパ、歯磨きセット、それに毛布類が置かれていました。 -
列車は定刻よりやや遅れてトビリシ駅を発車しました。ジョージア国境前に車掌のおばちゃんにパスポートを回収され、国境駅と思われるところで暫く停車、発車後スタンプを押され返されました。下車することも係員が来て手続きすることも無く、ここまではすんなりいきました。
(トビリシ22:16 ⇒ ジョージア国境 ⇒ アルメニア国境1:40 ⇒ 7:19エレバン) -
車内は基本こんな感じで灯りはほとんどなく暗くうらぶれた雰囲気です。
1時頃、今度はアルメニア国境と思われる駅に停車。情報では車両毎に列車から降ろされ、イミグレに行って入国審査を受けるということだったのですが、いつになっても下車指令は来ません。すると制服を着た2人の入国審査官がPC持参で各部屋を回っています。私たちの部屋にも来てパスポートを渡すと、決して居丈高な雰囲気は無く、英語で普通に対応してくれました。ただやはりアゼルバイジャンのスタンプを見つけると怪訝な感じになり「入国目的は?」「何日滞在するか?」「泊るホテルは?」「アルメニア出国後はどこへ行くか?」など聞かれました。事前に予約していたホテルの予約票を見せたこともあり、この程度でスタンプを押してもらえましたが、やはり両国の仲はかなり険悪のようで警戒された感じです。
しかし晴れてアルメニア入国。これで欧州40カ国目(※数え間違いで欧州全49カ国に訂正します)、制覇まであと9カ国です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 横浜臨海公園さん 2019/10/15 14:07:27
- トビリシ
- とーりさま、こんにちは。
何時も旅行記を興味深く拝見させて頂いております。
さて、トビリシですが、小生、今から41年前に訪れたときは、現在の如く垢ぬけたユーロピアンタイプの街並みなどでは無く、本当にアラビアンナイトに出てくるのはコンナおとぎの街と言った雰囲気が濃厚でした。
驚いております!
横浜臨海公園
- とーりさん からの返信 2019/10/15 23:05:01
- いつもありがとうございます。m(__)m
- 横浜臨海公園さま、こんばんは、とーりです。いつもありがとうございます。
40年前に行ったことがあるのですか凄いですね、バリバリ「ソ連」な時代ですよね。当時は海外旅行はメジャーではなく、ハワイへ行くのも凄いと言われた時代だと思いますが、その時期の「ソ連」旅行はさぞや大変であったと思います。
現在、ジョージアは欧米寄りの姿勢なので新しい建物も建ったり、英語も氾濫して賑やかで、他の欧州都市と全く違うということはありませんでした。
私の旅行記で懐かしさを感じていただけたのであれば望外の喜びです。ありがとうございました。
とーり
- 横浜臨海公園さん からの返信 2019/10/16 16:26:59
- 拝復
- とーりさま、こんにちは。
小生、実は42年前に、旧一般旅行業主任者資格を取得し、学生をやりながら方や某旅行エージェントで海外旅行専門のコンダクターのアルバイトに精を出しておりました。
小生、何故かアメリカ大陸には出させてもらえず、ヨーロッパと東南アジア、中近東、アフリカばかり遣らされて、当時のソ連時代のシベリア鉄道1週間横断ツアーなども行かされました。
当時のトビリシは中世そのまんまの街で、ただ、街中にブレジネフ書記長の絵が赤旗と共に此れでもかとデカデカ飾ってあり興醒めだったです。
ただ、トビリシ自体は、第二次世界大戦中まで、ヨーロッパ各地→ストックホルム→トビリシ→東京の無線通信中継点だったと地元の老人が教えて下さったのが印象的でした。
横浜臨海公園
- とーりさん からの返信 2019/10/16 23:44:48
- 貴重なご経験ですね。
- 横浜臨海公園さま、こんばんは、とーりです。
アルバイトでヨーロッパだけでなくアフリカなどにも行かれていたとは...情報や各種選択肢が少なかった時代にご自分のことだけでも大変なことなのに、旅客の引率やお世話までするのは大変なご苦労があったかと思います。
私も「ソ連」「ユーゴ」「英領香港」の時代に行ってみたいなあとは思いますが、それはwebで事前にホテルや乗り物のチケットを取って、Wi-Fiで常に情報を得て、グーグルマップや翻訳を駆使して回る現代旅行での話で、当時の旅行スタイルでは怖くてアジアにも行けなかったと思います。
横浜臨海公園さまは当時の「過酷」なご経験があるから今の旅行もゆったり楽しめていらっしゃるのですね。
また訪問させていただきます、よろしくお願いいたします。
とーり
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