2019/06/06 - 2019/06/06
4482位(同エリア9582件中)
旅歩き人さん
日本海東北自動車道が朝日まほろばまでとはいえ開通して、笹川流れを通ることがなくなり、一度も来訪したことがなかった。村上も通り過ぎるだけで周ってみたことがなかった。通り過ぎなくなった分、かえって一度行ってみるかという気になって出かけてみた。
その前に耕雲寺を訪れる。曹洞宗の名刹だ。
村上山辺里インターで降りて少し山の方に走るとある。
ちなみにこのインターは「やまのべのさと」と少し洒落た名前を付けたのかと思っていたら、「さべり」と読む。つまり完全な地名であった。
耕雲寺はかつての曹洞宗の大寺院だが、今では面影もない。今ではもう山里の小さなお寺になってしまった。
門前の参道もなくお土産屋さんなどまるでない。駐車場もなく、近くの空いているスペースに車を止める。
だが、何の樹かわからないが、幹回りが大人数人はあろうかという大木が、さすがかつての大寺院。
山門は小ぶりながらなかなか堂々としていて、ちょっと見上げてしまう。
ここの池にヤマトミクリが自生(?)している。北のこの地ではとても珍しい。
もっとも、花が咲いていないと、その辺に生えている野草と区別はつかない。野草の哀しさよ。
村上市街に戻り、国道345号に入る。
海際すれすれを走り、わずかな平地に家が軒を連ねて固まっている、日本の海岸の模範のような道路だ。ドライブ道として楽しめる。
笹川流れは目的地にしてはいたが、まあ、どうでもよかった。東尋坊にせよどこにせよ、海岸の奇観というのはみなたいしたことがない。
ところが、なかなかおもしろい。
陸地が櫛状に海のなかに突き出た地形で、たしかに他の土地ではあまり見ない。
「流れ」というのは潮流ではなく、海岸まで迫った山が流れるように海に突き出たことを言ったのではないかと想像する。
歩いたらおもしろいかもしれない。ただ、天然記念物でありながら、国道が「櫛」を貫いて通っている。
途中、柏尾という小さな海岸集落に、カーサデルファーロ(Casa del Faro)というイタリアン・レストランがある。
民家のような素朴な建物に近づくと、中が賑やかだ。
ひょっとして? やっぱり。
おばさん連が6人ほどテーブルに固まって座っている。ママ友のランチおしゃべり会だ。
世のイタリアンレストランはランチ時はママ友に完全に占拠されているが、まさかこんな小さな集落のレストランまで占拠されているとは!!
私は100%の確信をもって言う。インバウンドの中国人がうるさい? いや、日本のママ友の方がはるかにうるさい。
料理はとてもおいしい。イタリアントマトも酸味があっておいしく、パスタもおいしかった。ママ友がいないときに、ゆっくり料理を味わいたいレストランだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
耕雲寺
参道というものはなく、歩くとすぐ山門が見えてくる。
山門は小ぶりだが、この寺で一番威風堂々としている。 -
ヤマトミクリの池
左の黄色い花を咲かせているのはちがう。
池の中の雑草にみえるもの。 -
笹川流れの観光船のルート
笹川流れの全容を見るのにいい。笹川流れ遊覧船 乗り物
-
笹川流れの観光船
2隻あり、この船は石垣港から出港する離島航路の船のように低船体。
もう1隻は普通の船。笹川流れ遊覧船 乗り物
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