高崎観音山から那須茶臼岳へ〜温泉、グルメ、大自然を満喫する癒しのひとり旅〜

2019/05/31 - 2019/06/02

こんばんは。いよいよ1年で最も嫌な月である6月になってしまいましたね…どんよりした天気とジメッとした暑さ。そしてウィークデーだらけのカレンダーにうんざりする季節です。

さてそんな6月なので、月初めの週末で旅行に行ってきました。今回の旅のテーマはズバリ「癒し」。美味しい食事、美しい自然そして温泉と、五感で癒しを求め…さあ、5月最後の金曜「プレミアムフライデー」でいつもより早めに会社から飛び出し、そのまま旅行にレッツゴー！

エリア 那須(栃木)

★高崎の街並みを見下ろす「高崎観音山温泉 錦山荘」は都心から僅か1時間ちょっとで行けるオアシス。
まずは大宮から新幹線に乗車。高崎までは30分ほどで着いてしまいます。

大宮駅 駅

そして高崎からぐるりんバス「観音山線」に乗車。「洞窟観音入口」バス停に向かいます。

洞窟観音 名所・史跡

バス停を降りると、少し下に行った場所に「錦山荘」の門があるのでそこから今宵の宿へ。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

いや～新緑に囲まれたこの雰囲気は最高。そして小鳥のさえずりに癒されます。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

坂道を登り、やって来た「観音山温泉 錦山荘」さん。今日5月末の営業を持ってリニューアルの為一時休業されるとのこと。以前から来たかったので今日、やって来た訳です。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

今回利用した部屋「松」は錦山荘さんの中でも最上クラスの部屋。
手入れの行き届いた和室に加え、

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

清潔なウォシュレット付きトイレ、

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

そして高崎の街を遠くに望めるお風呂があります。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

早速温泉に入りましたが、景色、開放感共に抜群で最高でした。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

館内は木を使った内装がレトロで、落ち着きと貫禄を感じさせます。
階段が多いので移動はちょっと大変ですが、いざ通された部屋へ。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

さて部屋でひと息ついたところでいよいよ夕食タイム！
錦山荘さんでは、高崎の街を望む個室の食堂で食事を頂けます。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

特に「しゃぶしゃぶ」がお肉が柔らかくてとても美味しかったです。

尚今回は「地酒の飲み比べプラン」を選択。お酒自体は好きなものの、
お酒に激弱な私。全部飲めるはずもなく半分で残しましたが
それでも部屋に戻ると撃沈。もうちょっと飲みたかったところです。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

部屋に戻って高崎の夜景を風呂から見ればこんな感じ。
尚大浴場からだと、もっと綺麗な景色を眺めることが出来ます。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

朝食を食へたり、部屋でゆっくりしたり温泉に入ったりして過ごし、チェックアウト。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

次に錦山荘さんに来れる時にはどんな宿になっているのでしょうか。楽しみですね。

高崎観音山温泉　錦山荘 宿・ホテル

★翌日は観音山公園から歩いて高崎に移動。そして新幹線で一気に那須へ！
そして迎えた土曜日。今日も気持ちの良い天気に恵まれ、テンションがあがります。

懸念していた猛暑もなく、天気が良かったことから歩いて高崎駅を目指してみることに。
まずは錦山荘さんから下った所の道を少し登った場所にある「観音山公園」へ。

観音山公園 公園・植物園

ここは子供の遊び場みたいなところで遊具があるエリアがメインですが、園内をループするコースもあってジョギングなんかも出来ます。気持ちの良い新緑に癒されながら、園内を歩きます。

観音山公園 公園・植物園

そして公園の芝生が途切れた場所から階段を登って…

観音山公園 公園・植物園

観音山の山頂に到着です。昔ながらの店が連ねていて何だか昭和に
タイムスリップした気分ですね。

観音山公園 公園・植物園

山頂付近の駐車場からは、高崎の市街地を一望！
昼間でも絶景ですが夕方や夜に訪れるのもロマンチックで良さそうですね。

観音山公園 公園・植物園

その後は適当に歩いて観音山から下山します。

観音山公園 公園・植物園

車が行き交う国道を横目に見れば、もう高崎の街はすぐそこです。

高崎には11時過ぎ、ゆっくり歩いて約1時間ほどで到着。
そして12時過ぎの新幹線「MAXたにがわ」で大宮へ。

高崎駅 駅

私が「MAX」の指定席を利用する際は、いつもここ。一部車両にある「平屋席」は、席数が少ないので、落ち着いていてゆっくり過ごせます。

上越新幹線 乗り物

大宮で昼食後、「なすの」で那須塩原へ。なお現在東北新幹線「なすの」では
「50%OFF」で東京から那須塩原まで新幹線に乗れてしまう「えきねっと お先にトクだ値スペシャル」があり、それを今回利用。大宮から那須塩原までの新幹線料金が5000円位でそのうち新幹線自由席料金が2590円なので、普通列車レベルの料金で新幹線に乗れちゃう訳です。

東北新幹線 乗り物

そして那須塩原からは路線バスに乗り換え～
今宵宿泊する「休暇村 那須」を始め、那須の温泉では「路線バスを利用した送迎サービス」があります。これはどういうことかといえば…

那須塩原駅 駅

「那須界隈のサービスを行っている温泉宿に泊まる場合、予め自身が泊まる連絡し、路線バスで行く旨を伝えておけばその日の最終乗車地(那須塩原駅や黒磯駅または友愛の森等途中停留所でも良い)から宿に行くバスの運賃が無料になる。」

「翌日も宿からバスで向かう最初の目的地(どこでも良い)までのバス運賃が無料になる。ただし2回目以降の乗車は有料。(例として大丸温泉からバス乗車→那須塩原駅に行く場合、大丸温泉→那須塩原駅まで１度も降りずに行けば無料です。しかし「友愛の森」等途中バス停で下車した場合、「友愛の森」までは無料ですが、次に乗る那須塩原までのバスは有料になります。）といったサービス。
路線バスならどれに乗っても良いので、送迎バスにある時間の縛りがないのはとっても魅力的です。公共交通で那須の温泉に泊まりに行くなら、是非確認されることをお勧めします。

那須塩原駅 駅

しかもこのバス、「Wi-Fi」がついています！
緑が一杯の景色も楽しみながら、バスは坂道を登っていきます。

そして那須塩原から約1時間ほどで今宵お世話になる「休暇村那須」さんに到着。

休暇村 那須 宿・ホテル

清潔なツインルームは居心地が良く、あれば便利なUSBタップもありました。
尚Wi-Fiは残念ながらロビーのみです…

休暇村 那須 宿・ホテル

部屋からは那須野が原に広がる森と、遠くに望む那須の市街地の眺めを一望！このロケーションが決め手になり、今回この宿を利用することにしました。

休暇村 那須 宿・ホテル

トイレも清潔でウォシュレット付き。ただお湯の出がMAXにしてもあまり強くならず。
安価な東芝の物ですがパワーに劣る印象はあまりないので、水圧の問題でしょう。

休暇村 那須 宿・ホテル

洗面所も綺麗で快適です。

休暇村 那須 宿・ホテル

早速温泉に行きましたがまだこの時間は日帰りのお客さんもいらっしゃるようで、露天風呂は占拠されていました。ということで早々と部屋に戻り、アイスを頂きながらのんびり。

休暇村 那須 宿・ホテル

那須野が原の眺めも太陽の傾きと共に、変化していきます。

休暇村 那須 宿・ホテル

★「とちぎ和牛」の旨さにほっぺたが落ちちゃった～
いよいよ夕食の時間。休暇村那須さんの食事はバイキングが基本なのですが、今回はバイキングを避けたかったのでワンランク上のコース「とちぎ和牛会席」料理に舌鼓。お洒落な前菜の数々に…

休暇村 那須 宿・ホテル

そしてメインディッシュの「とちぎ和牛のすき焼き」。目の前でスタッフさんが調理してくれる高級すき焼き。
口に入れた瞬間感じたのは「とろける美味しさ」。和牛の油と旨味が口いっぱいに広がり、ほっぺたが落ちる～

休暇村 那須 宿・ホテル

お野菜。料理人のセンスが光り、見た目にも、味覚でも「美しい」料理ばかり。

休暇村 那須 宿・ホテル

さらに「とちぎ和牛の棒寿司」を頂けばもう幸せ。

休暇村 那須 宿・ホテル

締めのデザートが来て料理が終わったところで「良かったらバイキング料理もどうぞ」なんて言われてしまいました。
ということでまず「CABアンガスビーフのローストビーフ」を「とちぎ和牛」と比較する。なんてなかなか出来ない目的も兼ねて頂いてみました。

ソースも色々あってこれはこれで勿論美味しいです。がやっぱり「とちぎ和牛」のとろける美味しさには叶いません。あくまでも「普通の美味しい牛肉」なので「とろける美味しさの超うまい和牛」を食べて本当に良かったです。

休暇村 那須 宿・ホテル

その他川魚の刺身(名前失念)をカルパッチョにしてサラダとして頂いたり、

休暇村 那須 宿・ホテル

那須のソフトクリームを食べたりしました。デザートがあったので少しで済ませるつもりでしたが、これがまた絶品！ついおかわりしてしまったところで夕食は終了。
とちぎの味覚、たっぷり堪能させて頂きました。ご馳走様でした。

休暇村 那須 宿・ホテル

部屋に戻ると日も暮れ、那須野が原も真っ暗に。

そんな那須野が原の奥に「那須市街地の夜景」がぼんやり浮かび、
ここが山奥にあることを思わせてくれます。
そんな夜景を見た後は温泉の混雑を避けるため、暫し部屋でのんびり。

休暇村 那須 宿・ホテル

23時過ぎ、温泉に入浴。案の定ガラガラ。
泉質は単純泉、循環ろ過+消毒ありで、塩素臭もあり。温泉の中ではそれなりの部類です。

休暇村 那須 宿・ホテル

気持ち良さはあまりありませんでしたが、空いている温泉だと自分のペースで
楽しめますね。そして日付が変わった頃、就寝。おやすみなさ～い。

休暇村 那須 宿・ホテル

★癒し旅もいよいよ最終日。ロープウェイを利用し、那須の名峰「茶臼岳」にお気軽！？登山そして「快適すぎる電車で八王子まで乗り換えなしの極楽帰宅」
そして迎えた今旅の最終日。前日寝るのが遅かった割に、6時過ぎに目が覚めます。
早速朝風呂に向かい、一風呂浴びます。

休暇村 那須 宿・ホテル

朝食バイキングは内容も充実。今日は山登りの予定なので昼飯であまり良いもの食べられそうにありません。その為ここで沢山食べて行きます。スクランブルエッグ等のおかずとご飯に加え…

休暇村 那須 宿・ホテル

「ヌードルバー」でラーメンを注文。沢山食べて山登りに備えます。

休暇村 那須 宿・ホテル

そして昨日も食べた美味いソフトクリームですが、朝食にも登場。しかしあまりの美味しさからか「品切れ状態」に。すぐにスタッフさんに声をかけ、何とかありつけましたが人気が多い証ですね。

休暇村 那須 宿・ホテル

食後、滞在中最後の入浴を終え、宿を後に。
休暇村那須さん、とっても良い宿でした。

休暇村 那須 宿・ホテル

そしてロープウェイ乗り場行きのバスに乗車。

休暇村 那須 宿・ホテル

休暇村利用だと「ロープウェイ乗り場行きのバス」も、
「ロープウェイ乗り場から黒磯駅那須塩原駅に向かう帰りのバス」も
ロープウェイ乗り場以外で下車しなければどちらも無料乗車出来るんです。これはロープウェイに乗るならお得感満載です！

ロープウェイ乗り場バス停までは10分ほどで到着。
早速ロープウェイ乗り場に向かいます。

那須ロープウェイ 乗り物

ロープウェイは毎時20分間隔での運行。座れましたが直前に
団体客が乗ってきて一気に大混雑！
満員電車さながらの状況になりましたがすぐ到着なのでそこまで気になりません。

那須ロープウェイ 乗り物

そして山頂駅には11時前に到着。今日は夏に予定している「尾瀬を越えて福島から群馬へ抜ける旅」の練習も兼ねて茶臼岳山頂を目指すことに。

茶臼岳 自然・景勝地

最初はきつい階段で始まり、牛首方面へ向かう道が分岐。その分岐後はどんどん道が険しくなって行きます

茶臼岳 自然・景勝地

岩場が目の前に現れると、そこからきつい急登が始まります。

茶臼岳 自然・景勝地

これ、「お気軽登山」ではなく「お気軽にきつい登山が味わえる」の間違いではないでしょうか。子連れ客も多く、一生懸命登っていましたが私が子供の頃、山好きの親に何回か山に連れて行って貰いましたがこんなきつい山に行った記憶はありません。

茶臼岳 自然・景勝地

そんな岩場は足元が悪い場所もあり、私も何回か軽く滑りました。
距離は短いものの正直言って整備された道が続く「尾瀬」よりきついです。

茶臼岳 自然・景勝地

きつい岩場と格闘すること10分。ようやく山頂近くの三角点で平坦になります。

茶臼岳 自然・景勝地

そして三角点からすぐ、茶臼岳の山頂に到着。山頂駅から私の足では35分くらいでした。食事を摂るハイカーなどで大賑わい。

茶臼岳 自然・景勝地

今日は天気が生憎で景色はあまり楽しめませんでしたが、「きつい急登を乗り越えて山頂に登った」というのは先程のきつさを上回る、達成感に浸れます。

茶臼岳 自然・景勝地

記念撮影をし、少しのんびりした後下山。

思ったより時間が掛からなかったので途中で小休止を挟み、ゆっくり。
茶臼岳周囲のゴツゴツとした眺めを楽しみます。

茶臼岳 自然・景勝地

茶臼岳山頂から約45分、ロープウェイ山頂駅から往復2時間ほどで山頂駅に戻って来ました。

茶臼岳 自然・景勝地

「食堂がない」と言った事前情報があったので早々と下山するつもりでしたが実際には軽食を扱う売店があったのでここで昼ごはん。

那須ロープウェイ 乗り物

これから目指すのは上に見える丸い山です。何だか気が遠くなるような場所ですね。
「徒歩50分のお気軽登山」と案内していますが果たして…

茶臼岳 自然・景勝地

800円の「ミートソーススパゲティ」を注文。山上なので電子レンジ加熱のものですが勿論想定内。この場所で温かい食事にありつけることに感謝ですね。

那須ロープウェイ 乗り物

その後はちょっと時間があったのでロープウェイを撮影。

那須ロープウェイ 乗り物

復路は気合を入れて列に並び、最前列座席に着席することに。

那須ロープウェイ 乗り物

那須野が原の雄大な眺めと、

那須ロープウェイ 乗り物

ロープウェイ同士の離合を楽しみ、山麓駅に戻りました。お土産を買ってのまだ時間があるので…

那須ロープウェイ 乗り物

「峰の茶屋駐車場」まで歩いて行ってみることに。
やや急な階段を登ること6分くらいで…

駐車場の手前にある展望台にやって来ました。

峠の茶屋 グルメ・レストラン

この場所からはロープウェイの離合シーンや新緑の眺めは勿論、

峠の茶屋 グルメ・レストラン

「さっき登った茶臼岳山頂」が遥か上に見えます。
たった2時間前はあんなとこに居た。と思うと何だかすごいですね～

峠の茶屋 グルメ・レストラン

ここ「峠の茶屋駐車場」は車で来た場合の拠点。登山道が駐車場の奥から伸びていて、トイレもあります。（但しロープウェイの駅にあるトイレより汚いので注意）

峠の茶屋 グルメ・レストラン

そして折角なので「峠の茶屋」を覗いてみることに。

峠の茶屋 グルメ・レストラン

「那須牛乳」が気になり、それを注文。
1杯400円と瓶牛乳や1リットルの紙パック牛乳、いやコーヒーよりも高い牛乳でしたが
これまた絶品！コクがあるのにしつこくなく、とにかく美味しかったです。

峠の茶屋 グルメ・レストラン

峰の茶屋を後にし、ロープウェイ乗り場からバスに乗車。
とうとう那須を後にしなくてはならない時が来てしまいました。
途中からの乗車が多く、最後には立ち客が出る盛況ぶりに。

そしてバスは黒磯に15時半ごろ到着。曇っていて比較的過ごしやすいとはいえ、やっぱり平野は蒸し暑いです…

黒磯駅 駅

黒磯駅到着後、時間があるので駅前の喫茶店でコーヒーブレイク。
お洒落なカフェでとっても良かったです。

イリス ブレッド&コーヒー グルメ・レストラン

さてここからはオールロングの通勤電車で帰宅で、一気に現実に戻される…と思いやられる心配はありません！今週末は何と「リゾートやまどり」がここ黒磯にやって来て、中央線の八王子まで乗り換え無。しかも「運賃+520円」で乗れるという最強の列車があるんです！

黒磯駅 駅

私は東京の西部に住んでいるので、この列車は「神」と言っても良い存在そのもの。

リゾートやまどり 乗り物

通勤電車に乗らなくて済むし、料金は安い。更に大宮とかでちまちま乗り換える必要もなし。

リゾートやまどり 乗り物

そしてとどめには「グリーン車レベルの座席」と、私の大好きな「MT54モーター×DT32台車の走行音」。

リゾートやまどり 乗り物

大きな窓から眺める車窓と言い、もう至れりつくせり。
小山までは特急列車さながらの飛ばしっぷりでMT54のモーター音といい、駅の高速通過といい、まるで「特急はつかり」にでも乗っているかのような感覚にさせてくれます。

リゾートやまどり 乗り物

混雑するE231系を横目に、リゾートやまどりで乗り換えなしの快適帰宅。
あれじゃ旅気分も台無しです。
また次回もあれば、是非那須にやまどりで旅行したいですね。

地元に戻ってくる最後の最後まで、癒され続けた「高崎観音山温泉→那須茶臼岳癒しの旅」は無事、幕を降ろすことが出来ました。

リゾートやまどり 乗り物