平成から令和へ　スーパーＧＷはヨーロッパ四か国周遊旅へ　その４　チャンピオンズリーグ観戦編

2019/04/30 - 2019/05/02

その３からの続き。https://4travel.jp/travelogue/11499316

バルセロナ観光2日目、午前中のサグラダファミリアと共に、今回の旅のハイライト。UEFFAチャンピオンズリーグ　バルセロナ対リバプールの試合を観戦しに、カンプノウスタジアムへ。

試合は準決勝。対戦カードと試合日、会場が決まったのが、バルセロナ到着の約１週間前。

当初試合が滞在中にあるかどうかは五分五分だったのだが、まさかの試合決定。
それからいろいろと手配を進めて試合観戦を実現することができた。

チャンピオンズリーグとＦＣバルセロナの試合を現地で見るのは長年の夢だったが、まさか本当に叶うとは。
しかも準決勝。相手も強豪リバプールと事実上の決勝戦とみていた試合が見られるなんて。

まさに夢のような瞬間だった。

今回は試合がもしかしたらあるかもとのことで、4月30日と5月1日の夜はスケジュールを空けておいた。そして4月30日に試合がなければカタルーニャ音楽堂へ。5月1日に試合がなければバル巡りツアーに参加する予定だった。

今回チケットはバルセロナウォーカーさんに手配をお願いした。クラシコでも９８％くらいの確立で確保できるとのことだったので依頼。重要な試合だしチケット入手は困難と思っていたが、出発3日くらい前に無事確保できたとのことでホットした。ありがとうございました。

ちなみにバルサの公式ページでチケットみてみたが、VIP席なら買えそうだったが、一般席はソシオで埋まっているようでキャンセル待ちのような感じだった（空いたらメールするから登録してといった感じ）


尚、これまでの日記とこれからの日記は以下のとおり。今回はその4です。



その１　日本出発からドイツ編
その２　バルセロナ　ガウディ巡礼と音楽堂編
その３　バルセロナ　サグラダファミリア、グエル公園編
その４　バルセロナ　チャンピオンズリーグ観戦編
その５　バルセロナ　カンプノウスタジアムツアー編
その６　アムステルダム　タリス乗車編
その７　ブリュッセル　グランプラス編
その８　フランクフルト　RIMOWA購入と帰国編

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

グエル公園から一旦ホテルに戻り、サッカー観戦の準備を。

スタジアムでは夕飯が食べられなそうだったので、先にすませていくことに。

時間がなかったので、ホテルのレストランで食事した。

カテドラルを見ながら外で食べた。この時点で17時30分頃。

まわりはカフェタイムだった。夕方になると風がでてきて、ジャンバーを羽織るくらいの気温だった。

こちらが今回注文した品。

スペイン風オムレツ、サラダ、シシトウの素揚げ。ドリンクはスペインの白ワインを。どれもおいしかった。

そしてデザートはこちら、クレマカタラーナ。
柑橘系の香があり、甘すぎずにおいしかった。

日本で食べたのとはちょっと違う印象。

ホテルに再度戻り、ユニフォームやタオルマフラーなど前日バルサショップで買った応援グッズにタグがついていたので、フロントではさみを借りて切っていざホテルを出発。

キックオフは21時で、3時間前の18時に出発した。

まずホテル最寄りの地下鉄駅 Jauma Ｉ　駅へ。

地下鉄の駅には、リバプールサポ向けにこんな案内も。
パラウ・レイアール駅で降りるように書いてあった。

僕らもそこから行く予定。

２つ目の駅パセジ・ダ・グラシアで地下鉄3号線に乗り換え、パラウ・レイアール駅へ。

ジャウマ駅からだいたい20分ほどかかった。

車内はバルササポやリバプールサポで結構混雑していたが、運よく座れたのでよかった。

ただ、スリには細心の警戒をして、バルセロナウォーカーさんのアドバイスにより、財布は持たずに、２０ユーロ札を腹巻や靴の中などいろいろなところに仕込んで手ぶらで行くようにした。

車内では早くもバルササポとリバプールサポの応援合戦が始まっていた。

ヨーロッパにサッカー見にきたという雰囲気。

特にリバプールサポが元気で、最後まで歌い続けていた。

まあサッカー見ない人にはいい迷惑だろうが。

駅を降りるとバルサこっちのマークが。

だんだん気分が盛り上がってくる。

駅を出るとこんな感じ。

遠くにカンプノウが見えた！

スタジアムまではまっすぐ。歩いて7分くらい。

途中ペプシの車が。

無料でコーラ配っていたのでもらう。
喉が渇いていたのでおいしかった。

スタジアムに着くと人がわんさか。

この時点で午後7時00分くらい。

明るい。

どちらかというとリバプールサポーターが盛り上がってました。

敷地内では公式グッズも売っていた。

チャンピオンズリーグのグッズはなく、バルサグッズばかり。公式ショップと一緒の品ぞろえ。

こちらの奥のほうに飲食できるところがあったが、リバプールサポがビール飲んで盛り上がっているように落ち着いて食べることはできなそうだった。

やはりスタジアムに来る前に食事を済ませてきて正解だった。

この付近は人が多かったので、とりあえず入場ゲート近くへ移動することに。

入場ゲートへ向かって歩いていると急に警察が増えだし、通路が封鎖された。

次第に白バイも。

後ろからはリバプールサポが歌いながらこちらに向かってくる。

やはり選手バスの入場だった。

むこうに赤いリバプールの選手を乗せたバスが。

歌で鼓舞するリバプールサポーターとブーイングで迎えるバルササポーター。

運転手は見えたがさすがに選手までは見えなかった。

選手は飛行機移動だろうが、バスははるばるドーバー海峡を越えてやってきたのだろうか？

やはり外からは社内は見えない。

それでも選手バスに遭遇できて貴重な経験ができた。

できればバルサ側もバスも見てみたかったが。

バスが通りすぎると封鎖は解除された。

いよいよ入場ゲート付近へ。

カンプノウももう間近。

ただ、試合開始９０分前だがまだ開場せず。

ちなみにこちらがチケット。

今やサッカーのチケットもｅチケット化。
ちょっと味気ない。

ACCESSが入場ゲートの目安。DOORはスタジアムの壁に貼ってある入口番号、スタジアム内ではPORTAと書いてあった。BOCAはスタジアムに入ってからの
エリア番号、ROWが列、SEATは座席番号。

チャンピオンズリーグ準決勝なので、チケット代はいい値段した。

そして試合開始1時間１５分くらい前にようやく開場。

まず最初のゲートはチケットを見せて、その後手荷物検査。

自分は手ぶらで行ったのだが、ボディチェックを受けた。

そして遂に憧れのカンプノウの敷地へ。

特にチャンピオンズリーグの特別グッズなど売っているわけでもなかったので、試合開始まであまり時間もなかったため、早々とスタジアム内へ。

まずはPORTAの位置を確認。

入口を探して歩いているとこのようなものが。

歴史を感じる。

そしてこちらが今回自分の入場するゲート。

ちょっと周りをまわらないといけなく少しわかりにくかった。

階段を降りると係の人がいて、ｅチケットをみせる。

問題なければゲートをとおしてくれる。

階段を抜けるとついに目の前にカンプノウのピッチが。

もう感動！

とりあえずトイレをすませておきたかったのと、スタジアム内見学のため
一旦席を離れる。

こちらが通路。
ドリンクや軽食を売るスタンドがあった。

試合開始前はトイレはすいていた。
（ハーフタイムにも様子みてみたが、とても行けるような状況じゃないくらい並んでいた。また試合後行ってみたが、結構汚い。）

トイレをすませ、席へ戻る。

夕日がスタジアムに映える。

といってもこの時点で19時すぎ。

明るいなあ。

そして座席はなんとこんなに前。

もうピッチが近い。

バルセロナウォーカーさんありがとう。

そして試合開始1時間をきっているが、スタジアムはまだこんな感じ。

そしていよいよチャンピオンズリーグの象徴が。

少し遠くから。チャンピオンズリーグのあれを。

あれを揺らすところを生で見られるなんて。

時刻は20:15。

バルサのゴールキーパー、テア・シュテーゲンがウォーミングアップで登場。

盛り上がってきた。

第二キーパーはオランダ代表のシレッセン。

試合開始45分前でまだこの入り。

本当にスタンドは埋まるのか？と少し半信半疑に。

まだ20時過ぎでこの明るさ。

続いてリバプールのゴールキーパー陣が登場。

先発はブラジル代表のアリソン。

メインスタンド側の選手入場口。

決勝がマドリードなので、Road to Madridの文字も見えた。

上の椅子の色が違うところは貴賓席かな？

一番ピッチに近いところはVIPチケット席だろう。

この試合のＶＩＰ席は高価すぎて手がでなかった。

後でみると、アラブの王族のような人たちが座っていた。
やぱりそういう人たちが買うのね。

時刻は20時20分。

なんか意外と試合前のんびりしてるなあ。

Ｊリーグだと両チームすでにウォーミングアップしている時間。

ここでようやくリバプールの選手が登場。

一番手前はセネガル代表マネ、その隣はプレミアＮＯ１ディフェンダーの呼び声高いオランダ代表ファンダイク。

そしてこちらエジプト代表　モハメド・サラー。

この試合注目の一人。この人のプレーも見てみたかった。

やっぱりボールまわしからウォーミングアップはスタートというのは万国共通のよう。

マネをアップで。

ロシアワールドカップの時は日本代表はこの人にゴールを決められました。

この選手も注目の一人。

だんだんと人も集まりだしてきた。

バルサのサポもカタルーニャの旗を振って応援が始まった。

するとバルサの選手たちが遂に登場。

ピケは確認できた。

試合開始30分前をきっていたが、短い時間でのウォーミングアップかと思っていたが、結構試合開始ぎりぎりまでやっていた。

選手入場と共に盛り上がるバルササポーター。

手前の赤いバルサマークのカードは座席に置いてあって、試合前に
マスゲームでかかげた。

メッシの練習風景。

現地では「レオメッシ」と呼んでいたので、以後レオメッシと言います。

フランス代表ラングレ。

今シーズンセンターバックのレギュラーを奪取。

レオメッシの正面ショット。

チャンピオンズリーグは最も取りたいタイトルと言っていたので
気合が入っている。

ウルグアイ代表スアレス。はじっこにはチリ代表のビダルも。

ウォーミングアップ中。

センターバックの要ピケ。

ピケ、レオメッシ、ジョルディー・アルバの３ショット。

ブラジル代表コウチーニョ。

サポーターからの評判はいまいちのようでした。

手前はセルヒオ・ブスケツ。現地ではセルヒオと呼ばれていた。

サラーとマネの２ショット。

この日はフィルミーノがベンチスタートだったので、この二人がリバプールの攻撃のキーマンに。

試合開始10分前にウォーミングアップ終了。

最後にバルサは円陣を組んでました。

試合開始10分に1回目の選手紹介。

バルサのスタメンは、

ＧＫ：テア・シュテーゲン
ＤＦ：セルジ・ロベルト
　　　ジェラール・ピケ
　　　ラングレ
　　　ジョルディー・アルバ
ＭＦ：セルヒオ・ブスケツ
　　　イヴァン・ラキティッチ
　　　ビダル
　　　コウチーニョ
ＦＷ：ルイス・スアレス
　　　レオメッシ

監督：バルベルデ。

ピッチ上では水がまかれていた。

そして試合開始7分前に再度スタメン紹介。

メッシ頼んだぞ。

いよいよ試合が始まると思うと鳥肌がたってきた。

そしてチャンピオンズリーグアンセムの準備に。

いよいよあの揺らしているチャンピオンズリーグ旗が見られるのかあ。

そしていつの間にかスタンドもいっぱいに。

スタンドはこのコレオグラフィー。

空も日が沈むところ。

幻想的な光景だった。

こちらも。

バルササポも重要な1戦でみな気合が入っていた。

こんな試合を見られて幸せ。

で、この赤いカードの裏にカタルーニャ語でバルサのアンセムの歌詞が書いてあった。（スペイン語と英語も並記）

この時例の曲が流れ、みなで合唱。

♪バル～サ、チャチャチャ・・・

そして遂にあのチャンピオンズリーグアンセムが流れ、選手入場！

もう興奮ＭＡＸ状態。

ただバルササポはバルサチャントを熱唱してて、チャンピオンズリーグアンセムはあまり聞こえなかった。

こんな感じでボードの隙間から撮影。

いよいよ試合が始まる。

リバプールのスタメンは

アリソン、ミルナー、マティブ、ファンダイク、ロバートソン、ゴメス、ケイタ、ファビーニョ、ワイナルダム、サラー、マネ。
監督クロップ。

両チームの選手がピッチに。

後ろからだが、バルサのスタメンメンバー。

試合前の撮影。

メッシとピケは抱擁。

ラキティッチとブスケツは試合前の打ち合わせ。

テレビでは見れないところが見られてよかった。

両チームの選手がセンターサークルへ。

いよいよキックオフ。

レオメッシ気合の表情。

キックオフから鳥肌（やべっちで言うとサブイボ）たちまくりだった。

試合開始！と思ったらわずか2分後、欧州名物あれが起こりました。

そう、観客のピッチへの乱入。

目立ちたいんだかよくわからないがせっかく準決勝のチケット手に入れたのに、わずか2分で逮捕。よくわからないね。欧州ではよくみかける光景。

早速ヨーロッパっぽいのが見られてよかったのか（笑）

警備員もたいへんですなあ。

試合中は集中して試合を見たかったのであまり写真は撮らなかったが、
前半26分、ジョルディー・アルバのクロスから抜け出したスアレスがゴール！

揺れるカンプノウ！

バルサが見事に先制！奥で喜んでいるバルサの選手。

隣に座っていたのがめっちゃソシオって感じの夫婦で試合前はおとなしかったのに、ゴールするとすごかった。そしてスアレスのことを「ウルグアイ人よくやった」みたいに言っていたのが印象的（カタルーニャ語だったのであくまで予想です）スアレスと呼ばれてないのかな？

しばらくするとリバプールのケイタ選手が負傷退場。

ケイタ選手は無念そうでした。

ケガは怖いね。

そしてとなりのバルササポはマネのことも「セネガル人」と言ってました。

あとメッシがファール受けるとむちゃくちゃ怒ってた（まわりみんな）。

前半はどちらかというとバルサペース、１－０のままハーフタイムへ。

ただ、リバプールも両サイドからの攻めがするどく、時折サラーの突破もあり迫力があった。

あと現地の反応は、コウチーニョが足元にボールが収まらず、みな不満を募らせていた。

そしてピケがクリアミスをしたのをかなり叱責していた。

メッシのドリブルはキレキレだった。これが見られただけでも満足だった。

後半開始。

アウェーゴールを狙ってリバプールが攻め立てる。

リバプールの攻撃は迫力があり、テア・シュテーゲンのビックセーブで何度かピンチをしのいでいた。

やはりリバプールも強い！（今季プレミアで1敗か2敗しかしていないらしい）

結構リバプールに攻め込まれており、バルベルデ監督も手をうつ。

いまいちなできのコウチーニョを下げ、右サイドにネルソン・セメードを投入し、左にはビダルを配置し守備を強化する。

するとこの采配が的中し、ビダルのいい守備からスアレスがシュート。ボールはポストに当たり、跳ね返ったところをレオメッシが押し込む！

バルサ２点目！　しかも得点はメッシ！

もう最高で言うことなしでした。ゴールはごっつあんゴールだったけど、そこにいるのがすごい。

どちらかというとリバプールペースのここまでの試合だったが、ゴールで流れを変えてみせた。

これぞまさにエース！

そして時計の針は８０分に。

この試合観客は９８，２９９人の超満員。

後で知ったが、今シーズンのカンプノウ最高入場者数らしい。

で、この人たちが試合後いっせいに帰ると想像するとぞっとしますよね？

地下鉄の混み具合想像できますよね？

ということで試合前から決めていたが、なくなく10分前にスタジアムを後にすることに。

席をたって、スタジアムを出るために通路を歩いていると何か盛り上がっていた。

ゴール前でフリーキックを獲得したようで、レオメッシがボールをセットしていた。

ちょうど一番近くの入口から見えたので、この場面だけ見て帰ることに。
なんか雰囲気があった。

そして、見事にフリーキックからのゴール！

現地ではメッシコールが、ひれ伏すようにしてメッシ様というポーズをとるが、まさにこれの大合唱。

もうメッシ様は崇めるしかない。

いやー最後に最高のゴールが見れてよかった。
一緒に立ってみていたスタジアムの係の人も飛び上がって喜んでいた。

結局試合はこのまま３－０で終了したようだ。

正直リバプールの強さに度肝を抜かれたが、その強いリバプールに
３－０で勝てしまうバルサの強さをまざまざと見せつけてくれた。

試合の内容、雰囲気とも最高で、もうほんと感無量。

鳥肌たちまくりの９０分（実際は８０分ですが）だった。

スアレスもにっこり。って看板ですが。

この後メッシのフリーキックの余韻にひたりながら急ぎ足でスタジアムの外へ。タクシーを拾うべくダッシュ。

が、９番ゲート付近から出たもののタクシーはいない。
仕方なく、パラウ・レイアール方面へ急ぎ足で向かう。最悪タクシーがいなければ地下鉄ですいているうちに帰ろうと。

まわりにも混雑を避けて結構走っている人たちがいた。

そして駅のある大通りのディアゴナル通りにでるとなんとか流しのタクシーを捕まえ、無事にホテルに戻ることができた。

タクシー内でラジオがついていて、そこで試合終了を確認。運転手さんもバルサの勝利でうれしそうだった。

ただ、この運転手さんが英語が通じなくて、ホテルの名前を言ってもわからず、住所を見せてと言われたが、財布ももたずにきたので住所書いたものが何もなく、とりあえずカタルーニャ広場がなんとか通じたので、そちらで下したもらった。

まあカタルーニャ広場に着いたのが23時30分頃だったが、人通りも多く、安全に帰ることができた。

そしてこちらが翌日キオスクのようなところで買ったスポーツ新聞。

一面メッシ様でした。

その他テア・シュテーゲン、ビダルの評価が高かった。

とにかく大興奮、大満足のチャンピオンズリーグ観戦だった。

ただ、この後まさかアンフィールド（リバプールのホーム）での第二戦が
あんな結末になるとは・・・

この試合後バルサの優勝を確信していたのだが・・・

サッカーはやっぱりわからない。

でもまた是非みたいと思った。

MES QUE UN CLUB!