2019/05/14 - 2019/05/15
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鯨の味噌汁さん
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ザモシチの旧市街はバスターミナルから西に2キロ、と地球の歩き方にある。
だがしかし、こちとら天下無双の方向オンチだ、東西南北タテヨコナナメ、てんで分からん。
地図を見ても分からん。google map を見ても分からん。
「google map を見て道に迷うヤツなんかいるのか」
とゆう方もおられるでしょうが、それは「真正の方向オンチ」を理解していないヤカラの妄言である。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
さてさて、旧市街はどっちだ。
バスターミナルを出て、通りの向こうとこっち、両方にバス停がある。
うむむむむぅ。ここは度胸一発。
エイヤっと向こう側に乗ったら、ずんどこ走って、フツーの新興住宅地が終点だった。
2分の1でも外れるのか。(われながらあきれる)
運転手のオヤジに地図を見せたら、やっぱり逆方向で、「このまま乗ってりゃいい」と親切なのであった。
なんか「気の毒なヒト」に見えていたのかもしれない。遺憾である。 -
旧市街は16世紀、イタリアに憧れた領主がわざわざイタリア風に作らせたそうだ。
ルネッサンス華やかなりしイタリアは、そのころ憧れの国だったんだね。
いまでゆう「志摩スペイン村」「ハウステンボス」みたいなもんであろう。
ちなみにわがエチゴにも、かつてバブル期に「ロシア村」「トルコ村」なるものが出来たけど、次に帰省したら、ふたつともとっとと潰れていた。
潰れるの早すぎる。一回くらい行かせろ。
が、こちらは400年続いてめでたく世界遺産になっている。エライ違いである。
何とか市庁舎前の広場にたどり着く。周囲をパステルカラーの建物が囲んで、正面に市庁舎。ぐるりとアーケードがあり、お土産物屋、カフェなどが並ぶ。
市庁舎にツーリストインフォ。その横に郷土博物館がある。
だがしかし、雨がざんざか降っていて、人の気配がない。 -
カテドラルをぐるりと回り、ホテルを探す。
市庁舎の右手にホテルの看板を見つけ、スマホを取り出し検索してみると、お値段も手ごろである。
ここにするか。
フロントで交渉すると、150ズロチ、4500円ほどであった。部屋を見せてもらい、決める。 -
地図で見ると、ザモシチはいくつもの堡塁を擁する要塞都市でもあるらしい。
回りを水壕で囲み、堡塁には大砲を置いた。
同じスタイルは、日本でも函館に「五稜郭」が残っている。 -
とはいえ、19世紀に大砲が大型化すると、まったくの時代遅れになってしまい、欧州各地に作られた要塞都市も解体されてしまう。
ザモシチでも残った堡塁は一部に過ぎず、旧市街の周囲に「なんかそれらしい」盛り土が残っているだけだ。
そういえば五稜郭もあっさり攻略され、土方歳三はそこで死んだ。 -
雨の中町を歩いてみる。観光客はぱらぱらで、遠足の小学生がたくさんいる。
女の子の中には、背が伸びて先生と変わらない子も混じってる。コマネチみたいなのもいるぞ。
そういえば、ワシらのころもクラスで二、三人、大人びた女子が居たよね。ブラジャーの線が透けて見え、衝撃を受けたもんだ。
でも50年経つと大変恐ろしいおばさんになっていて、同窓会で再会すると、やはり衝撃を受けるのだけど。 -
いっぽう男の子たちは、土産物屋さんで剣や甲冑をうれしそうに見ている。
ワシも修学旅行の会津若松で、白虎隊の木刀を買ったなぁ。
男の子ってのは、洋の東西、時代を問わず同じような行動に出るものらしい。 -
雨が強くなってきたので早々にホテルに引き上げる。
18:00、ホテルのレストランがオープン。
口開けの客になってもぐりこむ。地元の方々のパーティーがあるらしく、ウェイトレスさんは忙しそうに働いていた。
メニューをのぞくとタルタルステーキがあった。 -
イチオシ
タルタルって、タタール=東方からやってきたモンゴルのことですね。
ここはその侵攻を受けた土地だから、タルタルステーキの本場であろう。
頼んでみたら、150グラムくらいはありそうな牛のタタキがドンと出てきた。
卵・ピクルス・玉ねぎ、それにマスタードをぶち込んで、ビールとワインでいただく。
くーーーー、めちゃめちゃうまい。 -
いい気分で部屋に戻り、あすの行程を検討する。
今いるザモシチはポーランドの東のはずれだ。
ここからは西に向かおう。
タルヌフまで行ってみるか。 -
5月15日、水曜。
窓の外を見ると、きょうも雨だ。
だが天気予報を確認すると、この雨は午前中にやむそうな。
じゃあ、午前は近場の城内を歩いて、午後にバスターミナルに移動しよう。
そういえばホテルのすぐ裏手に兵器博物館があった。
あそこなら濡れないな。 -
期待しないで入ったけど、10世紀ごろのサーベルから始まって、現代のヘリコプターまで展示されている。なかなかの充実ぶりだ。
中世の武器なんて、日本のゲームデザイナーが見たらヨダレを流して喜ぶだろう。ワシもドラクエなんぞでお世話になりました。 -
この国の建国は1000年前だそうだ。
けれど平原の真ん中にあることがたたって、西からも東からもしょっちゅう侵攻され、二回ばかり国が消滅している。
国境に近いザモシチはいつの時代も最前線だった。
ナチスドイツに占領された際は、処刑場が作られ、こんな小さな町で8000人が殺された。 -
この写真、よく見ると女性もピストルを持っている。
二次大戦時のレジスタンスだろうか。
露見したら処刑されるから、命を賭けた写真だったのかもしれない。だから笑顔はない。 -
これはドイツの37ミリ砲だろうか。
プラモデルでは知っているけど、実物を見るのは初めてだ。
(中学生のころ、タミヤ模型を夢中になって集めていた時期があり、中でもドイツ軍のは全部持っていた) -
イチオシ
ソ連のT-34。これも実物をみるのは初めて。
スターリングラードでドイツを撃退したときの主力戦車。
二次大戦の映画でよく出てくる。
ワシの横を、見学中の小学生たちが先生に引率され、通り過ぎる。
彼らからしたら、戦車にスリスリしている東洋人のハゲオヤジ、不気味だろうなぁ。 -
いっぽうドイツ軍戦車のほうは、実物ではなく模型が置いてあった。
どう見てもタミヤのプラモデルなんすけど。
市販のプラモデルを置く博物館ってありかよ。
ちなみにタミヤの戦車は縮尺別に1/16、1/25、1/35、1/48 とシリーズがあり、これは上のタイガー1/25、下のエレファントは1/16ではないかと思われる。
(わかる人しかわからんですね) -
外に出ると、雨は止んでいた。
ホテルに戻り、リュックを受け取り、バスターミナルに移動する。
日が射してくるといきなり暑い。広いバスターミナルをうろうろしていると、じんわり汗がにじんできた。まったく忙しい天気だ。 -
ようやく見つけた時刻表。
残念ながらタルヌフへは深夜に一便だけだった。
いっぽう、クラクフなら次の便は13:37。
じゃあクラクフに決定だ。5時間ってとこだろうから、暗くなる前に入れるな。
スマホを取り出し、クラクフのバスターミナル横のホテルを押さえる。 -
ぴったり時刻通りにミニバスがやってきた。
料金50ズロチ、1500円。
乗客はワシを含めて3人だけだ。おばさま、それに高校生くらいの少女。 -
ザモシチからクラクフは丘陵地帯を走る。
高速道路が大半で、道はすいている。
途中でオシッコが近くなり、ドライバー氏に「トイレ!!」と叫んだら、ガソリンスタンドに停めてくれた。すると後ろに乗ってたお嬢さんがダッシュで走って行った。なんだか実に喜ばしい。(ヘンタイデハアリマセン) -
午後8時過ぎ、バスはクラクフ駅前のターミナルに滑り込んだ。
ターミナルを出ると、正面が今夜の宿だった。
あすは一日、クラクフを歩こう。
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旅行記グループ
時計回りのポーランド
この旅行記へのコメント (4)
-
- mistralさん 2019/05/29 20:54:58
- 自由な旅。
- 鯨さん
こんばんは。
昨日は東と思ったら、今日はもう西へ。
鯨さんのどこでもドアは驚異的なほどの素晴らしさです。
ザモシチ!以前クラクフに行った折、行ってみたかった地でしたが、
今回、旅行記で拝見できて良かったです。
当初の目的地、たまたま適当なバスの便がなく、
ちょうど良い出発の時間のバスに乗る!そしてクラクフへ。
素晴らしい自由な旅ですね。
奥さまとご一緒にだったら、なかなかできないスタイルです。
ザモシチの旧市街の形状から、函館の五稜郭が連想されるとのコメント。
歴史にお詳しい鯨さん、さすがです。
ふ~ん、なるほど、なるほどと納得です。
兵器博物館では、ドラクエの武器の話、タミヤのプラモデルの話、
はたまた第二次世界大戦時のレジスタンスの話などなどが
盛り込まれ、
すごいな、何を見ても鯨さん、楽しんでおられる、と。
理解不能なのは、google map が役立たないこと。
スマホでホテルの予約はされているのに?
これって別な問題なのですか?
スマホを使いこなすこととは別なんでしょうね、きっと。
mistral
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2019/05/30 08:02:53
- 地図が読めない男
- mistralさん、おはようございます。
>昨日は東と思ったら、今日はもう西へ。
あい。
おそらくは人生で一番旅ができる時期。
親はかろうじて自力で生きてる。
子供は全員片付いて。
配偶者も元気に働いてる。でもって専業主夫。
今行かずにいつ行くか、くらいのイキオイでございます。
>ザモシチ!以前クラクフに行った折、行ってみたかった地でしたが、
>今回、旅行記で拝見できて良かったです。
おお、逆コースで検討されたのですね。
クラクフを軸にすると、意外と動きやすいですものね。
でもバス5時間だと、ちょっと足を延ばすには遠いかも…
>奥さまとご一緒にだったら、なかなかできないスタイルです。
いえいえ。
意外とやってます(笑)。
「多分ここまで行けるけど、行けなかったらまた考えよー」
みたいな。
今は当日でもネットでホテルが押さえられますから、矢印だけをぎゅっと引いて出かけちゃうの。
>理解不能なのは、google map が役立たないこと。
ええとお。スマホはフツーに使ってます。地図以外なら。
google map に限らず、地図全般が「使いこなせない」。
つまりアナログで地図が読めない人は、デジタルになっても読めない。
ってか、まだ紙のほうがマシなんです。
これでよくひとり旅やってるなと。すごいぞワシ。
-
- ももであさん 2019/05/29 20:44:33
- ヒーロー現る
- ティーガーⅠ型;これだけプラモなのは、ナチスに対するせめてもの抵抗なのですかね。ぼくも中学生の頃はタミヤに青春とお金をつぎ込みました。今も実家の子供部屋にはプラモがそのままたくさん残っています。いっその事、タミヤの全プラモ博物館を作ってくれたら、ぜひ見てみたいですね。
こんな小さな乗合バスで5時間ですか。女子高生には、鯨さんがヒーローに思えたことでしょう。それがもしも急性不可逆性の水溶性雲香ならば、もはや命の恩人ですね。
タタール族のステーキ、美味しそうですね。でも5/15前後と言えば、ぼくは急性不可逆性の水溶性雲香で10日ほど脱水しておりました。広州で食べた鶏料理で、カンピロちゃんにやられたものと思われます。それでも止められませんね~
- 鯨の味噌汁さん からの返信 2019/05/30 07:47:04
- ティーガー、パンテル…
- ももさま、
> ぼくも中学生の頃はタミヤに青春とお金をつぎ込みました。今も実家の子供部屋にはプラモがそのままたくさん残っています。
うわ!! 同志がここに!
やっぱりジオラマ作っておられたんでしょうか?
ワシはもっぱら1/35で熱中してました。
あまりに凝りすぎて親が呆れ、ある日をもって禁止に(笑)…
> こんな小さな乗合バスで5時間ですか。女子高生には、鯨さんがヒーローに思えたことでしょう。
道中5時間なのにトイレ休憩なしでしたの。
どうも客がアピールして停まる仕組みらしい。
> タタール族のステーキ、美味しそうですね。でも5/15前後と言えば、ぼくは急性不可逆性の水溶性雲香で10日ほど脱水しておりました。広州で食べた鶏料理で、カンピロちゃんにやられたものと思われます。それでも止められませんね?
わははははは。
生肉には比較的強度がございます。馬刺や鯨刺も大好き。ひょっとしてイヌイットのDNAがあるのかもしれませんー。
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