
2019/04/08 - 2019/04/25
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Lauraさん
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夫婦共に後期高齢者となり、これが最後のイタリアという思いで、「カラヴァッジョの絵を見る旅」というテーマで行って来ました。 マルタ島のヴァレッタで6泊し、「洗礼者聖ヨハネの斬首」と「聖ヒエロニムス」を鑑賞。
ローマでは入館料の要る美術館などは過去に訪れているので、今回は無料で入れる教会に絞って行くことに。 年金生活者のケチケチ旅行…
マルタ⑥~ローマ②~オルヴィエート②~ナポリ③~ローマ②の15泊17日の旅の後半戦です。
10年ぶりのイタリアに行くのにテンションが上がらず、スーツケースを持っての列車の移動も疲れるだろうなあと憂鬱。
自分で計画を立てたのに、今頃になってやっぱりイタリアに行くのをやめれば良かったと後悔しているのはなぜ?
何か起こりそう… 今まで無事に旅を続けて来られたのは幸運だったとしみじみと思うのです。
不安は的中。 夕方マルタ空港からアリタリア航空でローマに飛ぶ際に手荷物ひとり45ユーロ請求され??
EU 圏内のフライトは手荷物が有料とかで、搭乗する時には私のと同じくらいのサイズのスーツケースが飛行機の搭乗口に10数個置いてあった。お金を払いたくなくて機内持ち込みにしたのか? 座席上の荷物入れには入らない大きさなのに。
1時間半ほどのフライトでローマ、フィウミチーノ空港に到着。
かなりの距離を歩いてやっとバゲッジ・クレイムでスーツケースを受け取り、テルミニ駅に向かうためにレオナルド・エクスプレスの切符を買おうと切符売り場の行列に並ぶ。
列はなかなか進まず、やっと順番が来たら、売り場の係員が「目下レオナルド・エクスプレスは遅れている。 いつ着くか分からない」と言い、ひとり15ユーロで小型マイクロバスで駅まで送るとのこと。 LEは14ユーロ、まあ1ユーロ高いだけなら良いか。もう夜の9時近く、少しでも早くホテルに着きたいので了承し、同行の乗客6人と空港の外に駐車してあった車に乗り込む。
イタリア人はひとりもいない。
これは一種の詐欺だったのか? 今考えても良く分からない。大した儲けにもならないだろうに。それに空港内の切符売り場なのに…
猛スピードで車は高速道路を走り、突然止まると運転手はトランクから乗客のスーツケースを下ろして、呆然としている8人を残して走り去った。 ここは一体どこ?
真っ暗な中、若い中国人のカップルがスマホのグーグルマップを見てすぐそこに地下鉄の駅があると言い、実際にMのサインと下に降りる階段があり、切符を買ってプラットホームまで行くとテルミニ駅行きは反対側のホームで、慌てて又階段を降りたり、上がったり。
やって来た地下鉄に乗って数駅でテルミニ駅到着。 中国人カップルとお互いの旅の無事を祈り合って別れ、私たちはスーツケースを引っ張りながら予約したホテルへと歩き出す。
駅近くのはずが、夜の暗さもあり、なかなか見つけられず、かなり歩き回って何人かに尋ねてようやくサンタ・マリア・マッジョーレ教会の裏の方にあるホテルにたどり着いた。 もう10時。 疲れ果て夕食を食べに行く気も起こらず、アリタリア航空の機内で出たクラッカーが夕食がわり。 ベッドに倒れ込む。 この日の歩数は15321歩、11km、上がった階数21階…
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ローマ2日目はまずポポロ広場へ行くことにして地下鉄に乗り、フラミニオ駅で降りる。この広場にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂にカラヴァッジョの「聖ペテロの磔刑」と「聖パウロの回心」がある。
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「聖パウロの回心」
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「聖ペテロの磔刑」
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チェラージ礼拝堂の主祭壇にはカラッチの「聖母被昇天」が。
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サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の地下にあるレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館にも入ってみた。
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ダ・ヴィンチが考えた様々な道具が展示。 触って動かしても良いとの掲示があるのも。夫は嬉々として色々動かしたりしていて指を挟んで悲鳴をあげていた。
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絵画はもちろんコピー。 フィレンツェ、ウフィツィ美術館にある受胎告知ですね。
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ダ・ヴィンチ博物館を出る時にトイレに行っておこうと、場所を聞いたらここにはないと! 教会の地下だからと言うんだけれど… 普通美術館にはトイレがあるのでは?
仕方なく外に出て広場でシャボン玉を飛ばしているのをしばらく眺めて、昼食を取りにカフェに入り、ここで借りようとしたら、ここも従業員専用のトイレしかなく、使わせてもらえなかった。
通りを歩いているとビルの中にH&Mのショップが。
しかしここにもトイレのサインがなく、聞いてみるとここにはトイレはないと言う! 信じられない。 とにかく観光客には使わせないという意思表示が感じられ、外に立っていた警官に聞くと、スペイン階段の近くに有料トイレがあるとのこと。 今回は観光スポットには行かないつもりでいたけれど、トイレのためにスペイン広場へ行くことになってしまった。 -
やっぱり観光客で溢れているスペイン広場。 やっと有料トイレ(1ユーロ)に入れた。
マルタ島でもトイレ難民になった経験が。 猫がいっぱいいる公園でトイレを探していて、やっと見つけたトイレは鍵がかかっていて利用不可。
あー、どうしようと焦っていたら、公園の噴水が勢いよく水を吹き上げ、その近くの草むらでは猫がしゃがみこんでオシッコを! やめて~と悲鳴が出そう。 夫まで焦って急ぎ足で探してくれて、ようやく近くの高級そうなホテルに入ってフロントの女性にトイレを借りても良いか?と聞き、「どうぞ!」との返事に感謝、感激でした。 -
ついでに近くにあるトレビの泉にも行ってみる。 こちらも人、人、人… 泉近くまで行き、後ろ向きにコインを投げ入れる隙間もない。もうローマには戻って来れなくても良いわ。 これが最後のローマ!
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あれだけの人がいたトレビの泉から離れて一歩路地に入ると人っ子ひとり見えない静かな通りを歩き、クイリナーレ広場を通り、ホテルのあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を目指す。 この日の歩数は21844歩、距離15.8km、上がった階数20階。 良く歩いたなあ…
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ローマ3日目の朝、ホテルをチェックアウト、テルミニ駅へ。 ここからオルヴィエートに向かう。さて、乗車する列車は何番線から発車?と掲示板を調べてみるとフィレンツェ行きの列車は広い駅の一番端っこ、1番線から出ると分かって、ゴロゴロとスーツケースを引っ張ってひたすら歩く。
列車は定刻の9時に発車。 オルヴィエート到着は10時14分。のはずが…
途中で列車は止まり、全然動かない。なんと40分遅れでオルヴィエートに着いた。駅を出てすぐのところに乗り場があるフニコラーレ(ケーブルカー)に乗って丘の上に着いたのは良いけれど、宿泊するホテルがどの辺りにあるのかサッパリ分からない。駅員の人に色々聞いて、市内には無料のループバスが走っていて、まもなくバスが来るからドゥオモ広場で降りたらツーリスト・インフォメーションがあるのでそこで聞くようにと教えてもらえた。無料っていうのは良いなあ…
壮麗なドゥオモ。 -
素敵な路地がある通りをスーツケースを引っ張りながらホテルを探して歩く。
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夜に見てみたい。
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人で溢れかえっていたローマから来ると、ホッとする。
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素敵な路地を見つけた!
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木馬やベンチが置いてあり、誰でも座れる。
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ミケランジェリというおもちゃなどを売っているお店の側です。店内に飾られているおもちゃも素敵です。
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オルヴィエート滞在中何度も立ち寄ってみました。
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これも可愛い…
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ホテルを予約した時は気づいていなくて、チェックインした時に初めて私たちが予約したのはキッチン付きのゲストハウスだったということが分かった。 入り口はホテルを出て横の路地にある大きな木のドアを鍵を開けて入り、石の階段を登った2階の部屋。 天井に絵が描かれていて、ガラスのドアがあるクロゼットを開けると。
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キッチンが現れる。
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特に料理を作りたいという気分にはなれず、夕食は近くにあるトラットリアへ。
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トラットリアの中。 時間が早かったせいか、客は私たちのみ…
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黒トリュフのパスタ
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翌日はオルヴィエート市内観光。 午前中聖パトリツィオの井戸へ。
フニコラーレの駅近くにある16世紀に建設された2重の螺旋階段がある不思議な井戸。降りる階段と登る階段が一方通行ですれ違うことがないように設計されている。深さは62メートルで大きな窓があちこちに。 一番下まで降りると水があり中には投げ入れられたコインがキラキラ。 -
降りて行くと。
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コイン以外にお札も?!
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下から上を見上げたところ。
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登って行く階段。
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