2019/05/07 - 2019/05/11
9位(同エリア7381件中)
ねんきん老人さん
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「生きていたら来年、ベトナムに行くべえ」
去年台湾で飲みながら口走ったジサマ(爺様)9人。
どういう訳か誰も死なず、ホーチミンに行くことになりました。
おまけに1人増えて10人になり、行く前からユーウツの限りです。
平均年齢73歳。 皆マイペース・・・というと聞こえがいいのですが、要するに協調性がないということで。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
PR
-
【 印旛沼 】
出発は5月7日。成田発ベトナム航空303便です。
離陸するとすぐ、印旛沼が見えました。 手前の大きな沼は北部調整池、鯉釣りに通った所です。 遠方の曲がった沼は西部調整池、これも鯉釣り。 二つの沼を結ぶ水路は印旛捷水路、へらぶな釣りに通いました。
左に行くと宗吾霊堂、拙稿「「せめて極楽浄土で、と願いつつ・・・」で詳しく紹介した所です。
https://4travel.jp/travelogue/10864639
これはまた、ベトナム旅行記を書くところですのに、ハナから話がそれてしまいました。 -
【 バイクシャワー 】
初日はホテルに着いたのが夜の8時過ぎだったので、近くのレストランで夕食をとっただけで終わりました。
2日目はHISの現地ツアーに参加するため7時20分にロビーへ。
こんな時間だというのに、早くも無数のバイクが走っています。 でもこれはまだ序の口で、往路はただただバイクの流れだけを見ながらの1時間半となり、そのせいか、何十年ぶりかでバスに酔いました。 -
【 メコン河 】
ツアーのタイトルに「メコン河クルーズ」という言葉が入っており、なんとなく長大なメコン河を大きな船でゆったりと下るイメージを抱いていたのですが、乗ったのはこれ。 しかも対岸までの10分足らずです。
これはクルーズというより「渡し船」でしょう。
-
【 ガイドさん 】
HISは現地の SKYhub という旅行社と提携しているらしく、これは会社のガイド、Tuanさんです。 いかついご面相に似合わず気の良い人で、私はすっかり気が合いました。
船を操る船長(なんたって船員は1人しかいませんので)が裸足なのがなんともローカルな感じです。 -
【 ハチミツの売り込み 】
中洲の桟橋に着くと、そこはハチミツ農園。
農園といっても写真のテーブルに直行して手際よく試飲をさせられ、あとは専らハチミツの売り込みです。
ガイドさんから値引き交渉をするように言われていましたが、当然先方もそれは織り込み済みで、あらかじめ値段を上乗せしています。 幼稚な交渉の結果、10人中7人が買わされました。
なまじ交渉などするから相手のペースにはまってしまうのだと思います。 -
【 何を好んで 】
その先に行くと、男性が無言、無表情で蛇を首に巻いてくれます。
皆逃げますが、一人だけまんざらでもない男が。
「何やってんだアイツは? 馬鹿じゃねえか?」
「今ごろ気づいたんか? アイツは前から馬鹿だよ」 -
【 椰子の実割り 】
続いてココナッツキャンディー工場という所に案内されます。
工場といってもただの小屋で、ガイドのTuanさんが何やら囁くと、それまで床に座っていた男性が無言、無表情で立ち上がり、椰子の実を1個剥いて、割って、ポイと捨てます。 そこにはそうして捨てられたと思われる実が沢山溜まっています。
観光客相手にしてはとことん不愛想ですが、どこかの国の首相みたいに外国人に対しては靴の底でも舐めそうなおべっかを使う人物より、よっぽど実直な感じで好感が持てます。 -
【 キャンディー作り 】
同じ小屋の中にはこんな一角があって、女性たちが板状の飴を包丁で切っているようでした。
手前の売り場では別の女性が熱心に売り込みをしていましたが、作業中の女性たちは自分たちのお喋りに夢中で、観光客などには目もくれません。
そういえばこの旅行中、土産売り場にせよレストランにせよ、客に相対している人以外は実に不愛想で、こちらが声をかけても「フンッ」という感じで素通りしてしまいます。
「ベトナム人は愛想がねえな」
「お前さん、鏡を見ろよ。愛想を期待できる顔か?」 -
【 土産物売り 】
道は一本しかないので、必然的に土産物屋が並んだ所を通ります。
するとあちこちから女性が現れて、「3つで1000円」と布製のバッグを売りにかかります。 無視して通り過ぎようとするとすかさず「4つで1000円」と値段を下げます。
それでも無視すると、次の客に近寄り、また「3つで1000円」「4つで1000円」の繰り返し。
たまの旅行ですから1000円ぐらいは出してもいいのですが、どう考えても使う訳はないし、お土産にして喜ばれるとも思えないので、申し訳ない気持ちでスルーします。 -
【 フルーツで休憩 】
土産物屋が途切れるとそこは果樹園。
むろんテーブルに直行で、何種類かのフルーツが人数分並べられています。(どれも一切れずつ!)
手前の黄色いのはジャックフルーツというらしく、これは誰の口にも合ったようですが、マンゴー、ドラゴンフルーツその他は皆一口で投げ出し、あとはビールです。 「333」というのは「バ・バ・バー」と発音すればいいと、これはTuanさんに教わりました。 軽くてちょっと物足りない感じですが、味は抵抗がなく、昼間飲むにはちょうどいいと思いました。 -
【 民族音楽 】
と、楽器を持った男性2人と女性数人が現れて、どうやらベトナムの民族音楽らしい歌を歌い出しました。
これはいいと思う間もなくそのうちの2人の女性がカゴを持ってチップを集め始めます。 その迫力たるや、もし断れば物陰から屈強の男が現れて身ぐるみ剥がれるのではないかと思われるほどで、ジサマたちは全員チップをむしり取られました。 (私は写真を撮るふりをして席を離れ、難をのがれました) -
【 ジャングルクルーズ 】
さあ、いよいよジャングルクルーズです。
ジャングルといっても、写真のすぐ左側には道路があり、立派な家も建っています。
赤いアオザイを着たおばさんがちょっと太目で、スリットからこぼれそうなお腹がご愛嬌。
そうそう、このクルーズの料金は勿論HISのツアー代金に含まれているのですが、ボートの乗り口には肩からバッグを下げたおばさんがいて、有無を言わさずチップを「徴収」しています。 -
【 ウォーターココナッツ 】
水路の茂みに奇怪な植物が。
さっき売店で見たものです。 ウォーターココナッツと書いてありましたが、ネットで調べてもそういう名前の植物は出てきません。
それにしてもグロテスクなものですね。 私は初めて見ました。 -
【 水路のゴミ 】
ベトナムはどこに行ってもゴミが散乱していますが、観光のメッカとて例外ではありません。
音もなくすべる手漕ぎボートは楽しい乗り物ですが、あちこちに漂うゴミはちょっと興をそぎます。 -
【 ガジュマル 】
拍子抜けするぐらいあっけなく終わったジャングルクルーズ。 再び渡し船に乗って中洲を離れ、昼食会場に向かいます。
「Mekong Rest Shop」というレストランで、敷地内には南国の花が咲き競い、なかなかムードのある所でした。
写真のガジュマルが無数の気根をカーテンのように下げているその向こうに椰子の実がなっているのが見えますでしょうか?
普段の生活圏にない植物を見ると、旅行に出たという実感が湧きます。 -
【 象耳魚 】
このツアーのお約束、象耳魚の唐揚げが出てきました。
ビニール手袋をした女性が身をほぐし、ライスペーパーに包んでくれます。
「ベトナムの女性は皆スリムだなあ!」
「社会主義だからだよ」
「・・・? 食べ物のせいじゃねえか?」
「いや、社会主義だからだよ」
「・・・? アンタ、馬鹿じゃねえか?」 -
【 肉屋 】
昼食後、バスの窓から見た肉屋さんです。
30℃を超える気温で店頭にぶら下げられた生肉。 大丈夫なのでしょうか?
「社会主義だからな」
「・・・・」 -
【 クチトンネル 】
午後はクチ郡にあるベンディン地下道の見学です。
ベトナム戦争の際に掘られた地下道をメインとする展示場で、写真のように落とし穴の種類を再現模型で見せたり、有料の実弾射撃場があったりと、かなり観光を意識した展示になっています。
周りの森もきれいに植林され、ゴムの栽培が行われていて、あの悲惨な戦争があった場所という実感が湧きません。 落ち葉で隠されたトンネル入り口なども、そこだけやけに平らで、そこだけ落ち葉が敷きつめられたりしており、どうも観光用に作られた感じです。 -
【 アリ塚 】
あのベトナム戦争の最中、暗くて狭いトンネルの中でアメリカ軍の砲撃に耐えていた人たちは、今そこが観光客の「遊び場」になっていることを知ったらどう思うでしょうか?
私は申し訳ない気持ちが先に立ってしまい、前掲写真のような作り物以外は写真を撮りませんでした。
1枚だけ、トンネルの空気孔として利用されたというアリ塚を撮りましたが、これが50年前のものである筈はなく、この下にトンネルがあるかどうかも分かりません。 -
【 土産物屋 】
市内まで戻った所でTuanさんが「休憩しま~す」。
ジサマたち「疲れてね~よ」
とはいえ、それは格安ツアーのお約束ですから、しぶしぶ店内に入ります。
座らされた席にはコーヒーやキャンディの箱が並んでおり、「休憩」のコーヒーが出るより早く売り込みが始まります。
やっぱり買わされたジサマたち。 「忖度だよ、忖度」
忖度で買ったにしては箱の数が多かったようですが。 -
【 仏壇? 】
ホテルに帰って気づいたのですが、ロビーの一角にこんなものがありました。
祭壇のようで、線香が置いてあり、自由に上げることができます。
これはありがたい。 実は、今日は妻の命日なのです。 線香に火をつけ、小声で妻に話しかけました。
「2年も待たせちゃって・・・」
通りかかったYさんが大きな声で言いました。
「まだ(妻の死を)引きずってんのか? いい加減に忘れろよっ!」
私が言い返します。
「大きなお世話だっぺ! 俺が引きずらねえで誰が引きずってくれんだよ? 俺は死ぬまで引きずんだっちゃ」
「死ぬまでって、いつ死ぬんだよ?」
「アンタよりあとだよ!」 -
【 サイゴン川ディナークルーズ 】
夕食はサイゴン川でのディナークルーズと洒落ました。
まずは記念撮影。 下痢で1人不参加となり、9人です。 写真を撮った私は写っていません。
Iさんが交代して撮ると言いましたが、断りました。
「俺は写真に入らねえって決めてんだよ」
「なんでだよ?」
「親父の遺言だよ」 -
【 サイゴン川ディナークルーズ 】
船は「インドシナクイーン号」という大きな船で、出航したのも着岸したのも全く分からない、静かな航行でした。 窓外の夜景を見る者もおらず、これなら陸上のレストランでも良かったのではないかと思いましたが、ステージのショーも卓上の料理も申し分なく、なによりもビール、ウィスキー、それに数種のワインで夢見心地の2時間でした。 -
【 歴史博物館 】
3日目。 この日はホーチミン市内半日観光(昼食付き)というのに申し込んでありました。
ガイドはSKYhubのナンさんという女性。 すこぶる真面目で熱心で、先史時代からベトナム戦争に至るまでの歴史を、それはそれは丁寧に説明してくれましたが、不真面目な日本のジサマたちの本音は「もうちょっとかいつまんで説明してくれねえかな」というものでした。
それでも誰一人それを口にはせず、最後まで頷きながら聞いていましたから、この点だけは見直しました。
その晩、飲みながらの話。
「ナンさんはすごいな。 日本のバスガイドなんか、カラオケのセットするだけで終わりだもんな」
「あの人は自分の仕事に誇りをもってるな」
「もうじき死んじまう年寄り相手だっちゅうのに、全然手を抜かねえもんな」
「社会主義だからだよ」
「・・・? おめえはそればっかりだな」 -
【 バイクタクシー 】
博物館を出ると、バイクタクシーが停まっていました。
緑色のジャンパーを着て同色のヘルメットをかぶった人たちは「Grab」という配車アプリで客を拾うようです。 私服のタクシーも沢山いて、彼らはアプリを持たないせいか、直接声を掛けてきます。
私も滞在中何度も声を掛けられましたが、それがタクシーなのか、それともただのオッチャンが小遣い銭稼ぎに誘っているのかは分かりません。
いずれにしてもバイクタクシーはぼったくりが当たり前ということですが、その額はたかが知れているようです。
それより、あのバイクの洪水の中を五体むき出しで走る度胸は私にはありませんので、一度も乗りませんでした。 -
【 統一会堂 】
ベトナム戦争当時、大統領官邸だった所です。
戦争の最終局面で、逃げ惑う南ベトナム幹部たちにとどめを刺すように北ベトナムの戦車2両がここのフェンスを突き破って侵入したことが「サイゴン陥落」の象徴的な場面とされています。
その戦車(?)2両は現在もこの写真の右方に展示されていますが、きれいに塗装され、色合いも濃緑色に変わっていて、私が抱いていたイメージとはかけ離れたものになっていました。 -
【 脱出用ヘリコプター 】
屋上にはヘリコプターが展示されていました。
あのサイゴン陥落の直前、南ベトナムの高官や在越米人たちが南シナ海に待機するアメリカ軍空母への脱出のため我先に乗り込んだヘリコプターです。
これまたきれいに塗り直され、当時の緊迫感は伝わってきません。 -
【 ここはどこでしょう? 】
歴史博物館の次に行ったのはここです。
さて、ここはどこでしょう?
所狭しと並べられた土産物・・・でも、それだけじゃあヒントになりませんね。 -
【 ここはどこでしょう? 】
それでは、カメラを引いてみましょう。
なにやら右に大きな空間がありそうですね。 次の写真がその空間です。 -
【 中央郵便局 】
はい、これがその空間です。
フロアの周りにぐるりと窓口のようなものが。 そうです、郵便局です。
でもやっぱりフロアの中央には土産物屋が。 そして正面にはあのホーチミンさんの肖像画が掲げられています。
両替店もありますが、レートは悪いそうです。(レート表は掲示されていません)
私たちの感覚では、郵便局というより、駅のような感じです。 -
【 土産物を買わされるジサマ 】
郵便局を出たところでHさんが土産物売りのオバサンに声をかけられました。
老人とは思えぬ駆け足で向かいの聖母マリア教会まで逃げましたが、オバサンは見事な並走で食い下がります。
それを見ていたジサマたちは大喜び。
「あ、逃げてる、逃げてる!」
「あっ、つかまった!」
「あ~あ、買わされた! ザマぁ見ろ!」 -
【 また土産物店へ 】
その後、観光名所を2か所ほど回りましたが、ただ写真を撮るためだけの15分ほどの停車です。
それなのに「休憩」だけはきちんと取り、コーヒーも飲みました。 そして勿論、休憩を終えたジサマたちの手にはしっかりと土産物が。 -
【 昼食 】
半日市内観光の最後は「Song Ngu」というレストランでの昼食です。
フォー、揚げ春巻き、生春巻き・・・ツアーの食事には必ず出てきます。 食に興味のない私とはいえ、この3点セットには少々うんざりですし、その他の料理にはパクチーが載っていて、これは喉を通りません。
いきおいビールばかり飲むことになりますが、それは他のジサマたちも同じだったようです。
「カップラーメンが食いてえなあ」
「いいねえ。 俺は明星の一平ちゃんだ」
「俺はニッシンの出前一丁だよ」
「嘘つけ! 赤いきつねと緑のたぬきだろ?」
ベトナムまで来て、なんとも実りのない会話で。 -
【 水上人形劇 】
夜は水上人形劇を観に行きました。
ベトナムで1000年以上も続く伝統文化だそうで、これは旅行前から楽しみにしていました。
「ロンヴァン劇場」という所に着いたとき、Tさんが「予定が変わったの?」と意味不明の質問。
「変わってねえよ」
「だって、ここ、違うじゃん」
Tさんは、水上人形劇というから船の上でやる人形劇だと思っていたのだそうです。
Nさんが素っ頓狂な声を上げました。
「馬鹿じゃねえか? ベトナムは3回目だって自慢してたっぺ? あれは嘘か?」 -
【 水上人形劇 】
農業にまつわる話とか湖に伝わる伝説とかを棒の先につけた人形で演じているのですが、語りがベトナム語なのでよく分かりません。
コミカルな動きと迫力ある歌唱、語りで、意味は分からなくても退屈はせず、おおいに満足しました。 -
【 道路横断にチャレンジ 】
4日目の朝、同室のKさんが寝ている間に外出しました。 目的は「バイクの途切れない広い道を横断する」ことです。
ホテルから10分ほどで Tom Duc Thang St. という大通りに出ました。 しめしめ、期待どおりのバイクの洪水です。
写真右端に写っている歩行者用ボタンを押して信号を変えます。 こちらが青、つまり敵さんにとっては赤に変わったところで横断を試みましたが、どうにもなりません。 車は停まるのですが、バイクの流れはまったく変わりません。
ひょっとしてバイク用の信号が別にあるのかも知れないと思ってしばらく観察してみましたが、そんなものはありません。
10分以上そうしていたでしょうか。 意を決して渡り始めました。 俺様は青信号で渡ってるんだ! そう自分に言い聞かせながら、バイクの連中を鬼の形相で睨み付け、ゆっくり歩きます。
すると、あれほど我が物顔で走っていたバイクがスピードを落とし、私を避け、それでも避けられないバイクは寸止めのように停まります。
無事渡り終えた私は、ああそうだったのか、と妙に納得し、また同じ要領で戻りました。 そしてまた。
何回か行ったり来たりして道路横断の要領を呑み込んだ私は、その晩の食事の席で大演説をぶちました。
「道路はな、駆けちゃおいねえぞ。 ゆっくりな、ふてぶてしく渡んだっちゃ。 俺あ、日本の代表だって顔して渡れ」 -
【 ここはどこでしょう? 】
ベトナムではタクシーのぼったくりが常態化しているとのことで、ホテルのロビーで対策を打合せました。
料金は後部座席の者が払う。
レシートと釣り銭を要求し、運転手が応じるまで金を渡さない。
支払いが済むまで誰も降りない。
そして、2台に分乗して目的地に到着。
するとIさんがさっさと降りてしまい、残った者たちで打合せどおりに支払いをしました。
「馬鹿! なんで降りちゃったんだよ?」
「アンタたちこそ、なんでグズグズしてんだよ? 着いたんだぞ!」
「おめえは人の話を聞いてねえのか? 馬鹿!」
-
【 タン・ディン教会 】
タクシーを降りて言い争っていたのは、このタン・ディン教会の前です。
建物全体がピンクに塗られ、インスタ映えするスポットとして人気という話でした。
でも行ってみると、敷地が狭すぎて建物全体をカメラに収めることはできません。 道路を渡って少し離れてみましたが、そうすると無粋な電線が邪魔になって写真になりません。
イエス・キリスト受難の場面が像になっているという庭に回ってみようとしたところ、不愛想なオジサンがダメだというジェスチャー。 なぜダメなのかと訊いてみましたが、取り合ってくれません。
事務所に行って食い下がってみましたが、やはり不愛想に「あっちへ行け」というジェスチャーをするだけです。
協会の内部にも入れず、結局なにをしに行ったのかわかりませんでした。 -
【 戦争証跡博物館 】
今度はタクシー3台に分乗して戦争証跡博物館へ。
博物館の写真と所在地をプリントしたものを配り、これを運転手に見せるようにと、しっかり念を押しました。
ところが1台が着きません。 Oさんがしびれを切らせて電話すると、今「歴史博物館にいる」との返事。 歴史博物館といえば昨日行った所です。
「何やってんだよ! プリントは見せたのか?」と言っている途中で電話が切れてしまい、イライラ、イライラ。
それを見ていたらしい若者がどうしたのかと訊いてきました。 嬉しいことに英語です。 訳を話すと、この博物館には門が2つあるので、もう一つの門にいるかも知れない、行ってみたらどうかとのアドバイスをくれました。
Hさんが「謝謝!」と礼を言います。
Sさんが、「それ、中国語じゃねえか?」
Hさんは澄ました顔で、「中国語じゃねえ、台湾語だよ」
Nさんが、「どっちにしてもダメじゃねえか、馬鹿!」 -
【 戦争証跡博物館 】
若者のアドバイスに従ってもう一つの門に行ってみると、そこにGさん達3人が。
「歴史博物館にいるって言ったのに、なんでここにいるんだよ?」
「・・・?」
「ここは歴史博物館じゃねえよ! 戦争証跡博物館だよ」
「どっちだって同じだろ!」
「同じじゃねえよ、馬鹿!」 -
【 戦争証跡博物館 】
ともあれ全員揃ったところで中へ。
これは衝撃でした。
ベトナム戦争で使われた兵器があちこちに展示されていますが、それより写真をはじめとする数々のパネル展示に息を呑みます。
米越の軍事力の差、ベトナム人戦死者の遺体を弄ぶ米兵の姿、枯葉剤の散布による人体への言を絶するダメージ・・・。 それでも大国が小国に敗れた歴史の事実。
見て回るうちに、私は自分がカメラを持っていることが恥ずかしくなり、むりやりバッグに押し込みました。 -
【 昼食 】
戦争証跡博物館を出たあと、昼食場所を探しました。
もうフォーは勘弁してくれという声が飛び交い、暑さに疲れてもいたので、ビクトリーホテル・サイゴンのレストランに飛び込んだところ、ランチビュッフェをやっていました。
値段を訊くと、飲み物別で1人200ドンとの返事。
「200ドン? まさか! 本当に200ドン?」と繰り返し確認しましたが、はっきりと200ドンだと答えます。 日本円にしたら1円ちょっとではありませんか。
半信半疑で席につきましたが、どう考えても納得がいきません。
食事の途中でまた確認し、紙に書いてもらいました。 すると、なんと200,000 VNDと書いてよこしました。
これは200ドンじゃなくて20万ドンでしょうと言うと涼しい顔で、そうだという返事。 ちょっとムッとして、10人分でいくらかと訊くと、2,000ドンだと答えます。 200万ドンではないかと訊くと、そうだとの返事。
私はかなり腹を立てましたが、そこに至ってようやく訳が分かりました。 タクシーのメーターが30,000ドンを「30」と表示することも同じですが、人々の生活の中では実質的なデノミが行われていて、1,000を「1」と表現しているのですね。
実際に1,000ドンに達しない商品などないので、それで不自由はないのだと思います。
つまり、ベトナム人がいう200ドンというのは、200キロドンと考えればいいのですね。 -
【 ベン・タイン市場 】
ホーチミンの観光では外せないスポットと言われているベン・タイン市場に行ってみました。 自分から希望した人はいなかったのですが、それほど有名な場所なら冥途の土産に覗いてみようかという程度です。
案の定、右からも左からも「オトーサン、ナニガホシーデスカ?」と声をかけられ、うっかり立ち止まったら大変だと早足で売り場を素通りし、その道をまた戻り、滞在時間5分強で退散です。
写真は市場の入口にあった注意書き。 左の赤丸は禁止、右の緑はオーケーだということは分かりますが、円内の人物の違いが分からず、皆でああでもないこうでもないと当てずっぽうなことを言っていました。
「分かりにきいな」
「社会主義はダメだなあ」
結局誰も分かりませんでしたが、今こうして見ると、緑の方は頭部に目と口がありますね。 赤の方はただの黒い頭。 そうか、バッグを体の前に下げろということか! ひったくり予防の注意なのですねえ。 -
【 スコール 】
市場からホテルに帰ろうとしてタクシーを止めたところ、近すぎるという理由で乗車拒否をされました。
そんなに近いのなら歩こうと考えたのが大間違い。 歩き始めてすぐ、公園の中に鳩の巣箱を見つけて面白がっているときにスコールに見舞われました。
そういうこともあろうかと、行動中は常に使い捨てのポンチョを持ち歩くという打合せをしてあります。
それなのに、Tさんがポンチョをホテルに置いて来ちゃったと困り顔。
「なにい! 何のための打合せだよ、馬鹿!」
Iさんが自分のポンチョをTさんにあげ、自身は小さな折り畳みの傘を出しました。 そんなものが役立つような生っちょろい雨ではありません。
雨宿りするような場所はないし、スコールだから長くは降らないだろうと、そのまま歩き続けましたが、道路は冠水して、皆くるぶしの上まである水の中をジャブジャブと進みます。 降り方に強弱はあっても止むことはなく、おまけに雷も鳴っています。
あっちだろう、こっちだろうと見当をつけながら歩き、何度も道を訊き、歩くことちょうど4時間。 ホテルについたときにはポンチョの隙間から入った雨で全身濡れネズミの如くでした。
-
【 最後の夕食 】
今日は最後の晩ということで、レックス・ホテルでの夕食を予約してありました。
ホテルにあったドライヤーでズボンを半乾きにはしたものの、トイレットペーパーを詰めて水を吸わせた靴はときどきクチャクチャと音をたてる始末です。
Yさんはズボンがどうにも乾かず、下だけパジャマでの参加。
「五つ星ホテルの夕食でパジャマかよ! 席から動くなよ」
食べて良し、飲んで良し。 ステージの音楽を聴いて良し、踊りを観て良し。
ベトナム最後の夜は大満足でした。 -
【 空港のトイレ 】
5日目は早朝の便で帰るだけですが、最後にIさんの話を確認しようということになりました。
いわく、空港のトイレは流しちゃあいけない、紙が悪いから詰まっちゃうんだ、日本のトイレットペーパーを持っていけば流してもいい、とのこと。
そんなバナナ! 国の顔たる空港でそんなことがある訳はない。 一斉に否定するメンバーの声を嘲笑うかのようにIさんはトイレットペーパーを2巻も持っていきました。
「おめえ、そんなにクソすんのか?」
ともあれ皆でトイレへ。
写真の右に写ったドアの陰に大きなドラムがあり、そこにセットされた紙を見ましたが、とくに粗悪なものではなさそうです。
たぶん、紙の問題ではなく、配管あるいは浄化槽の問題だろうということで皆の意見がまとまりましたが、Gさんが横に置かれた籠の中を覗いて大声を出しました。
「ケツ拭いた紙はここに入れんだ! クソが付いてる!」 -
【 おまけ 】
トイレ確認のミッションを終え、いよいよベトナムともお別れです。
その最後の場面で、またTさんがやらかしました。
手荷物検査で、あのハチミツ農園で買わされたハチミツ2本を没収されたのです。
「馬鹿! そんなもの持ってたら没収されんのは決まってんじゃねえか」
「ダメなのか?」
「当たりめえだろ! 俺は世界中行ってるって自慢してるくせに、液体の持ち込みルールも知らねえのか! 世界中どうやって行ってんだよ?」
帰国して数日後の「反省会」で、Tさんが「最も世話の焼けたジサマ」に選ばれたことは言うまでもありません。
懲りないジサマ達は反省そっちのけで、来年はカンボジアに行くべえと能天気なことを言っていますが、その前にせめて3人ぐらいは死んでもらいたいと心底願っているのが、この私です。
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この旅行記へのコメント (25)
-
- ちいちゃんさん 2023/03/02 18:01:54
- 罰ゲームですか?
- ねんきん老人さん、こんばんは。
蓮の花盛りのころにホーチミンへ行ってみたいと旅行記をあさっていたら、年金老人さんの観光というより罰ゲームオンパレードの旅行記に遭遇しました。逃げても並走するお土産売りのおばさんには驚きです。私の生ぬるい筋トレやウォーキングでの体力では到底太刀打ちできません。帰る頃には買わされた土産物で、もう一つスーツケースが増えているような気がします。そのスーツケースはもちろん無理やり買わされたものです。
気の置けないご友人と一緒だったせいか大いに楽しんだ雰囲気が漂っているのですが、ホーチミン良いところでしたか。
ちいちゃん
- ねんきん老人さん からの返信 2023/03/02 19:47:06
- 罰ゲーム? なるほど、そう言われれば罰ゲームでしたね。
- ちいちゃんさん、こんばんは。 書き込みをありがとうございました。
ホーチミンへのご旅行をお考えですか。 いいですねえ、私ももう一度行きたいです。 ということは、結論めいてしまいますが、ホーチミンはいい所だったと思います。
街はゴミだらけですし、人々は無愛想ですし、日本人を歓迎しているのは観光業者や土産物店ばかりのように思えましたが、日本とはまったく違う厳しい歴史を持つ国ですから、そうそう日本人好みの対応はしていられないのだと思います。
でも、どこの国にも親切な人や誠実な人はいますし、逆にカネ・カネ・カネで、誇りも節操もなく観光客を狙う人もいますから、その辺を割り切ってかかれば、楽しめる所ではないでしょうか。
まあ、ちいちゃんさんも要らない物を買わされるのを承知で少し余分にお金を持って行かれたらと思います。
ちなみにあのとき一緒に行ったジサマたちはまだ一人も死んでいません。それどころか、コロナも収まってきたのでまたどこかに行こうと盛り上がっています。 私は「アンタたちとは金輪際行かねえ!」と宣言しています。
かかりつけの医者からは、「外国で死ぬと遺体の搬送に莫大な費用がかかりますよ」と脅かされています。 これも罰ゲームでしょうか?
ねんきん老人
-
- みかちゃんっすさん 2022/09/06 21:18:09
- 私もベトナム行きましたよ~♪
- ねんきん老人さん、私の拙い旅行記見ていただきありがとうございます!
いいね!までいただきありがとうございます!
私も3年前にママ友3人とベトナム行って来ました!
ツアー観光だったので、ねんきん老人さんと同じ所を観光している所が多々ありました!
でもベトナムのパワーに圧倒されつつもバイタリティー溢れる国民性も気に入って、また訪れたいと思いました!
しかし、沢山集まるとなかなかまとまらずにワガママや勝手行動する輩も出て来て、疲れますよね・・・(-_-;)
韓国ママ友6人ドタバタ旅行がそうでした・・・(*_*)
人間なんて大体自己中ですから長旅だと余計に本性が出るものです!
本音で付き合えるからこそ、言いたい放題、ガマンせずにひどいことも言えるのかもしれませんね~。
でも、奥様の事を「忘れろ‼」なんてひどすぎます!!!
他人事だからそういう軽はずみなことが言えるのかしらん・・・(*_*)
私も職場の年配の方に「早く忘れて前を向け」と言われた時、怒りがこみあげて来ました!(# ゚Д゚)
子供を持つ同じ母親として、自分が同じ立場になったらそんなことが、いけシャーシャーと言えるのか!!!
人の心なんて、人の痛みなんて、分かろうはずはありません!
またベトナム行きたいのですが、コロナでそれどころではなくなってしまいましたね・・・(*_*)
早く安心して旅行出来る日が来る事を祈ります!
また訪問させて頂きますね~(^^♪
- ねんきん老人さん からの返信 2022/09/07 17:33:42
- ベトナム、いいですね。
- みかちゃんっすさん、こんにちは。
ジサマばかりのつまらぬ旅行記におつきあい下さり、その上、書き込みまでありがとうございました。
みかちゃんっすさんもベトナムに行かれたのですか? それも3年前といったら私が行った同じ年でしょうか? そう思ってみかちゃんっすさんの旅行記を探してみたら、やっぱり2019年でしたね。 ➀~⑤まであるので、今晩ゆっくり読ませていただきます。 きっと覚えのある所が出てきて、楽しく拝読できると思います。
ママ友数人での旅行というのは、ちょっと心配ですね。 日帰りならいいのですが、何泊もするとなると、だんだん我がままが出てきて、ささいなことで腹を立てたりということがあるかも知れません。
私は自己中のジサマばかり大勢で行きましたから、最初から最後までぶつかってばかりでした。 まあ、いつもぶつかっていますから、そんなもんだと思っていますので、ケ・セラ・セラです。
妻のことを忘れろと言われたときにはさすがに腹が立ちましたが、まあ、私の妻のことなど、生きているか死んでいるかも関心がないでしょうから、言い争ってもしかたがないのですが。
大切な家族を失う辛さというのは、人には分からないでしょうから、自分だけが心においておけばいいでしょうかね。 みかちゃんっすさんは去年七回忌だったのですよね。 私の所は来年七回忌です。 仏事での数え方なので、実際には6年ですが。
心に悲しみを抱えているからといって、表面的な行動まで沈み込んでいてはいけないと思いますので、普段通りに動いていますし、旅行もしています。
本当にこのコロナは嫌になりますね。 気をつけながら、行けるときに行ける場所に行く気持ちだけは持ち続けましょうね。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- ハリーママさん 2021/07/05 18:01:32
- はじめまして!
- ベトナム•ホーチミンの旅行記、楽しく楽しく拝見しました。私の拙い長崎の旅行記に投票してくださりありがとうございます。私も5年前、家族でホーチミンに旅行し、ねんきん老人さんとほぼ同じところを巡りましたので、本当に楽しく懐かしく拝見しました。うちは当時高校生の娘が、普段は大人しく引っ込み思案なのに、何故か志願して大蛇を首に巻いて満面の笑みで写真を撮ったことを思い出しました。はちみつ屋さんでは、ツアーの中でわたしだけローヤルゼリーまで買って主人に呆れられたり、結局わたしだけバイク行き交う道路を渡るコツを掴めずに帰ってきたり、帰国したその日から猛烈な下痢に襲われたり。旅行って思い出すと全てがたのしいですね。ねんきん老人さんのおかげで、娘ともベトナムの思い出話で幸せな気分になりました。ありがとうございました。
私は2021.7現在51歳で、あと数日で52歳なのですが、ここ10年ほどあちこち検査で引っかかって手術したり経過観察のオンパレードで、身内や友人も亡くなったりして、いつまで旅行できるかな、とかネガティブな気持ちからはなれられずにいましたが、
ねんきん老人さん達みたいな楽しい旅行ができる70歳になりたいなと心から思いました。
長文失礼しました。これから他の旅行記にもお邪魔させていただきます!ますますのご活躍&旅行記を楽しみしております!
- ねんきん老人さん からの返信 2021/07/05 19:50:48
- ご旅行、これからじゃないですか!
- ハリーママさん、こんばんは。 嬉しい書き込み、ありがとうございました。
ベトナム旅行記、駄文を恥じるばかりですが、お嬢様との思い出話のきっかけになったということで、なにより嬉しく思います。
お嬢様はへびを首に巻かれたのですか!? 私は全能の神が唯一失敗したのはへびという生き物を地上に出現させたことだと思っていますから、もしお嬢様にお会いする機会があったら、きちんとソーシャルディスタンスをとらせてもらいます。
仰るとおり、旅はトラブルも苦しみもすべて良い思い出になるという不思議なものですね。
ハリーママさんは今、お体のあちこちに不安を抱えていらっしゃるようですが、なになに、まだ51歳という若さではありませんか。
私は昔、職場の上司から「人間は頭の先から足の先まで何の不調もないという日は年に4日しかない」という話を聞き、おおいに勇気づけられました。
言われてみれば確かにその通りで、いつも「今日は腹が痛い」とか、頭痛、腰痛、歯痛をはじめとして倦怠感、吐き気、目まい等々、何かしら具合の悪いのが当たり前の毎日を過ごしてきました。
でも、それが普通で、「今日はどこも悪くない」などという日はまずないのですから、具合が悪いのが常態で、どこも悪くないと「今日は変だな」と思うようにもなりました。
それでも78歳になった今まで旅行を続けていつのですから、ハリーママさんが51歳と聞けば、失礼ながら「まだ人生の半分しか経験していない」若者にしか思えません。
私は今どこに行っても「これが最後だろうな」と思っていますが、ハリーママさんは「次に来るときは・・・」と思いながら旅ができるのですから、楽しみは無限です。
もちろん体調が悪くて動けないときもあるでしょうが、「これが治ったら」という計画が立てられる若さは何よりの宝です。
おおいに楽しんで、沢山の旅行記を書いてください。
ねんきん老人
-
- cookieさん 2020/06/25 20:13:15
- 初めまして 面白くて おもわず。。
- 初めまして。。
おもわず 面白い旅行記みて、コメント 書きたくなりました。
おもろいやり取りなんですけど 父もそんなかんじでした。
と思い *^^)v
また 奥様の命日だったとのこと。。
うちの父も 奥様がよっぽど 好きだったみたいで(母)笑
ずーーと 引きずってました。
母が亡くなると アルツもいきなり なりつつで こりゃ同居しなきゃだめかな??と
腹をくくってたら いきなりの事故死でした。
ねんきん老人さんの旅行記読んでると父を思い出すので(いい意味でね)
また ゆっくり 全旅行記ゆっくり読み返しする事決心いたしました。
楽しい旅行したいのに コロナ騒ぎ
どうぞ お体だけは ご自愛くださいませ
cookie
- ねんきん老人さん からの返信 2020/06/26 09:42:02
- 父上が・・・
- cookie さん、書き込みをありがとうございました。
父上が事故で亡くなられたとのこと、お悔やみを申し上げます。 どういう事故だったのかは存じませんが、突然のことでご家族のご心情は察するに余りあります。
実は私の兄も交通事故で死んでおります。 夜中の電話で、警察官の落ち着いた声で死亡を告げられたときの不思議な感覚は、50年近く経った今でも忘れられません。
父上は母上のことをずっと引きずっていらっしゃったとか。 それはそうでしょう。
人が死後どうなるのかは分かりませんので、残った者が勝手に想像して自分に都合の良いように死後の世界を作り出しているのだとは思いますが、そうは分かっていても、やはり死者は生者を見つめているのだと思ってしまいます。
母上が最も頼りにしていた父上がいつまでも引きずっていたこと、つまり忘れていなかったことは、母上にとってせめてもの慰めだったのではないでしょうか?
今はご両親が同じ場所で仲良く過ごしていらっしゃるだろうというのも生者の想像でしかありませんが、私は子どもたちにそう想像してもらいたいと思っています。
「死んだらお母さんとまた一緒にいられる。その日が待ち遠しい」
そう子どもたちには言っています。
父上にずっと思い続けてもらっていた母上は、私の想像では喜んでいらっしゃったことと思います。
余計なことを申し上げました。 失礼の段、お許しください。
コロナ収束で心置きなく旅行のできる日はまだ先のことと思います。どうぞお気をつけて、その日に備えてください。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- はんなりさん 2020/02/24 16:28:54
- お仲間さん達の会話
- ねんきん老人さん
こんにちは(^^♪
拙い旅記に何時もお気遣い有難うございます。
再び見返し懐かしくもあり嬉し恥ずかしです(^^;
ジサマの旅での仲良しだからこその会話
「クスッ」と「ジーン」との感情が交互に湧きあがりつつ
拝見させて頂きました。
同年代のようにお見受けしておりますが
どうぞ又のお仲間さんたちとの懲りない旅を
楽しませて下さいませ。
- ねんきん老人さん からの返信 2020/02/24 20:13:19
- みっともない旅を肯定的に捉えてくださり、ありがとうございます。
- はんなりさん、こんばんは。 自分でも恥ずかしい駄文にわざわざの書き込みをありがとうございました。
ダメ爺たちの集団を「仲良し」と見ていただいて恐縮しております。
確かにしょっちゅう一緒に飲んでいる仲間たちで、それが楽しいのですから仲良しと言えば仲良しなのですが、こと旅行となると世話の焼ける連中です。
それが今、5月にカンボジアに行くことになっており、半分楽しみ、半分ユーウツな気分でおります。
折しも新型コロナウイルスが猛威を振るっているさ中であり、中止になれば楽でいいとは思うのですが、年齢を考えると1年延ばして実現するかどうかは怪しい限りですので、なんとか行きたいとは思っております。
旅行費節約のため、一人部屋ではなくツインルームでの相部屋となりますが、その部屋割りでは早くも揉めています。
「おめえと濃厚接触はしたくねえ」
「こっちこそ、おめえと一緒には死にたくねえ」
などと言い合っていますが、はたしてどうなることやら、先が思いやられます。
はんなりさんは、このコロナウイルス騒ぎでご旅行を控えていらっしゃいますか?
時間の余裕がおありなら、半年ぐらいは待って、何の不安もなくなってから出かけられた方が心の底から楽しめると思いますね。
いずれにしても、くれぐれも用心なさって、お体を大切になさってください。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
- はんなりさん からの返信 2020/02/25 16:37:00
- RE:此方こそ有難うございます。
- ねんきん老人さん
こんにちは(^^♪
次回はカンボジアですか
アンコールワット見たさに十数年前に観光しました。
> 旅行費節約のため、一人部屋ではなくツインルームでの相部屋となりますが、その部屋割りでは早くも揉めています。
> 「おめえと濃厚接触はしたくねえ」
> 「こっちこそ、おめえと一緒には死にたくねえ」
> などと言い合っていますが、はたしてどうなることやら、先が思いやられます。
旅前のやり取り勝手に想像すると笑わせて下さいますねぇ。
> はんなりさんは、このコロナウイルス騒ぎでご旅行を控えていらっしゃいますか?
> 時間の余裕がおありなら、半年ぐらいは待って、何の不安もなくなってから出かけられた方が心の底から楽しめると思いますね。
よくぞ聞いて下さいました。
コロナウイルスの不安から4月に予定していたオーストリア
特に憧れ続けているハルシュタットへの旅を一昨日に
泣く泣くキャンセルしましたのです。。。
> いずれにしても、くれぐれも用心なさって、お体を大切になさってください。
何事も健康であればこそですものね。
早急に収束することを祈るばかりです。
ねんきん老人さんもご自愛のほどお願い致します。
ねんきん婆さんより
- ねんきん老人さん からの返信 2020/02/25 20:00:57
- えーっ? えーっ!
- はんなりさん、こんばんは。
ハルシュタット、キャンセルとか!
まあ、不安を抱えて歩くのでは、あの町の良さを味わえませんので、ここは落ち着いて騒ぎが収束してからゆっくりと行かれた方が・・・というのは建前でして、手配までしたあとにキャンセルというのは残念の極みですね。
私もハルシュタットには行き、そのときのことを4トラに投稿し、はんなりさんにもお読みいただいて、投票もいただき、忘れられない場所です。
はんなりさんがおいでになれば、体験を共有できたのにと、私自身がキャンセルしたように残念な気持ちが拭えません。
強いて自分に言い聞かせるならば、折角いらっしゃっても、現地の方たちから「あの感染国から来た人か」などと思われたのではせっかくの旅が楽しくないので、ここは一呼吸待った方がいいのかなとは思います。
楽しみにする期間が長くなったと思って・・・無理ですね・・・必ず時は流れ、必ずその日は来ると思って・・・やっぱり無理ですね。
こうなったら、その日まで新型コロナウイルスを恨み続けましょうか。
是非、この騒ぎが収まったらおいでになってください。
そのときには必ず岩塩坑にも入られ、トロッコや滑り台を体験なさってください。
そしてそのご旅行の顛末を、投稿なさってください。
楽しみにしております。
ねんきん老人
-
- こあひるさん 2020/01/07 09:26:48
- 今年もよろしくお願いします
- ねんきん老人さん
明けましておめでとうございます。
いつもながら、ウィットに富んだ、的確なコメントいっぱいで楽しませて頂きました。おじさまたちが揃うと、こんなに楽しいものなんでしょうか(笑)?お土産やチップ攻撃にずるずる飲み込まれながらも、ペースを崩さず楽しんでいるお仲間たち・・・なんだかんだ言ってもいい感じですよねぇ。ねんきん老人さんの、皮肉で意地悪な口調の中にも、ホントはとっても優しくて繊細なお心をお持ちなのが垣間見えて、ほっこりもします。
今年もまた楽しい旅行記をたくさん作れるように、お互い健康で元気で過ごせるように・・・。
こあひる
- ねんきん老人さん からの返信 2020/01/07 16:12:34
- こちらこそよろしくお願いいたします。
- こあひるさん、あけましておめでとうございます。
どなたにとっても参考になる情報が皆無の旅行記にわざわざの書き込みをしてくださり、ありがとうございました。
私自身、投稿したあとで読み返し、「ベトナム旅行を考えている方が、ヒントを求めて旅行記を開いたら、さぞかしがっかりするだろう」と反省しましたが、あとの祭りでした。 思えば私はいつも同じような反省をしているのですが、反省だけなら猿でもできることで、毎回同じ失敗をしています。
今回のメンバーで海外に行くのは、前年の台北を含めて2回目ですが、国内旅行には何度も行っています。
毎回、主たる目的は宿で飲むことで、昼間はその予行練習と称して飲んでいます。酒の肴はもっぱら各員の自慢話で、当然ツッコミ合戦になります。
「もうオメエとは旅行しねえ!」などというセリフは毎度のことですが、次の飲み会ではまた旅行の相談をしているのですから、こあひるさんの仰るとおり、結構楽しんでいるのだと思います。
今は5月のカンボジア旅行の打ち合わせと称して頻繁に飲んでいますが、その席でもお互いの持病が話題になり、「カンボジアは医療体制が整っていねえから、アンタの病気は危険だぞ。今回は不参加にしとけ」などと牽制し合っています。
まあ、なんとか旅行できる健康状態であることに感謝し、一緒に行こうという仲間がいることにも感謝し、ぼつぼつ行動してゆこうと思っています。
こあひるさんもどうぞお体に気をつけて、たくさん旅行をなさってください。そしてその様子をまた旅行記として投稿してくださることを楽しみにしております。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- yamayuri2001さん 2019/12/24 16:51:48
- ねんきん老人さん、お久しぶりです。
- 抱腹絶倒の旅行記、拝見しました。
私も、丁度一年前に ホーチミンで
バイクの洗礼と物売りとチップの洗礼を受けましたので
思い出しました。
でも、思い出すと案外楽しかったです。
戦争証跡博物館だけは、笑えない迫力がありました・・・
スコールも、思い出しました。
動けないくらいの勢いで降るので
靴は3日間 乾きませんでした。
道路は冠水するし、傘は役に立たないしで
絶望的な状況でした。
それにしても、人数が増えてのご旅行
何よりです。
今度は、このメンバーでどちらに行かれるのでしょう!
私 楽しみです。
どうぞ、残り少ない令和元年を お楽しみください。
そして、良いお年をお迎えください。
yamayuri2001
- ねんきん老人さん からの返信 2019/12/27 08:02:00
- 3日間、乾かない靴を履かれていたとは!
- yamayuri2001さん、おはようございます。 書き込み、ありがとうございました。
ホーチミンに行かれたとのこと、体験の共有ができたのは嬉しいかぎりです。
バイク、物売り、チップ・・・私の味わった「うんざり」気分を実感としてご理解いただけたものと思います。 でも、yamayuri2001さんの仰るとおり、案外楽しかったのも事実です。
戦争証跡博物館は必見の場所だと思いました。ベトナム戦争のころ、私は高校で能天気な毎日を送っていて、ベトナムの惨状を聞いてもどこか他人事のように感じていましたが、今回博物館を見学して、自分の愚かさを今更ながら悔いる思いがいたしました。 あれほどの戦禍からまだ40数年しか経っていないのですから、ベトナム人が外国人に金品をせがむくらいは無理のないことで、暖衣飽食の生活を送っている日本人が彼らを非難するのは筋違いだとも思いました。
スコールも体験されたそうで、3日間靴が乾かなかったということですから、私のときより更に激しい雨だったのだと思います。これまた得難い体験で、やはり百聞は一見に如かずということだと思います。
次の5月にはカンボジアに行こうと騒いでいますが、今からメンバーのデタラメさに頭が痛い反面、また未知の体験ができるものと楽しみでもあります。
これからもyamayuri2001さんの豊富な体験を拝読しながら、旅のスキルを磨いていこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
-
- olive kenjiさん 2019/12/23 18:48:22
- 社会主義だからね
- 先輩、台湾に引き続き、また面白い旅行記をお書きになりましたね。
各写真ごとのお話に笑ちゃって、まるで落語のごとくでした。
それにしても70歳も越えて10名で海外旅行するのだから大したもんです。
これも皆さまの結束力と先輩の旅行慣れ魂に人徳の賜物かと思っております。
私も以前ホーチミンを訪れたことがありますが、基本的にはあまり変わっていないようです。但し、脱出用ヘリコプターの迷彩柄何ですか!今風の迷彩ファションの柄を取り入れて。当時の迷彩色と全然違います。だから現実感と緊迫感が無いんだな~
あの時は3人で行ったのですが、怪しい所で私は9千円、A君は3万円、B君は6万円盗まれちゃって、びっくりな思いをしました。私は財布の中見が少なくて良かったです。これをケチの功名といいます。B君はもう日本へ帰ろうかと泣いていました。
勿論、誰も一円たりとも義援金は出さずです。
こんな話をしていたら、どんどん話が続いていくので止めときます。
市場の注意書きは、いまだによく分からないですね。
男はポケットに手を突っ込んでたらダメだにしかみえませんが。
むしろ、荒れた中高学校に置いて欲しいですね。
来年は3人ほど死んで頂きたいそうですが、私が見る限り、こりゃダメですね。
むしろカンボジアに向かって元気に勢いずくばかりで、元気になったのは先輩のおかげだと感謝されるばかりでしょうね。
旅行計画と実施と反省会がお仲間の長寿の薬になっているのに違いありません。
爺爺10名編成の騎兵隊は先輩のラッパの元、どこまでも向かって行くでしょう。
先輩に於かれましては新年はご健康で良きお年になることを願っております。w/9名
olive kenji
- ねんきん老人さん からの返信 2019/12/25 10:47:04
- 馬鹿な旅行も健康の元と自分に言い聞かせています。
- olive kenji さん、書き込みありがとうございました。 具体的な話が書かれていて、興味をそそられました。
我々のグループは、結束力というと聞こえが良いのですが、実は一人旅ができないからぞろぞろとくっついているだけの集団です。
ヘリコプターの迷彩塗装、やっぱりolive kenji さんも同じ感想を持たれましたか。 歴史の証跡を保存するという意識より、ミーハーの歓心を買おうという商魂の方が強いのでしょうか?
旅行記に書きましたように、地下トンネルなどもまるでテーマパークのようになっていて、心無い観光客がキャーキャー喜んでいる実態に呆れました。
olive kenji さんがご友人と一緒にお金を盗まれたとのお話に、やっぱりな、という思いがします。
至る所に散乱するゴミ、意味もなく要求するチップ、油断するとぼったくられる各種料金・・・ベトナム人の道徳観を疑ってしまう旅行でした。(国の機関である戦争証跡博物館ですら、10人分の入館料があまりに高いのでしつこく問いただしたところ、チケットと一緒に渡されたぺらぺらのリーフレットの代金というのが追加されていました)
でもまあ、札びらを切って歩き回る日本人が多いことも、ベトナム人をそういう行動に走らせる一因でしょうから、相手ばかりを責めるわけにもいきませんね。
早くも次の5月にカンボジアに行くことは決まってしまいましたが、私の念力で、必ず3人は死なせます。あまり力んで私自身が死なないように手加減も必要とは思いますが。
また読んでいただけることを励みにしております。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- アンペルマンさん 2019/12/22 11:37:22
- 道路の渡り方、勉強になりました。
- ねんきん老人さん こんにちは
何とも歯切れの良い、歯に衣着せぬ書き振りで、読んでいてとても気持ちよかったです。
私も何回かグループで出かけましたが、似たような状況でした。
傑作だったのは最初の旅行で台北に8人で行った時でした。
私が勘定を払っているうちに皆どんどん行ってしまったことがありました。
やっと出会って九分に行き、混み合う通路を歩いているうちに、また皆いなくなってしまいました。
さすがに皆反省したらしく、夜、西門に食事に出かけたときに振り返ると、私を先頭に8人全員が数珠つなぎのように並んで歩いていました。
その時の姿は、今思い出してもつい吹き出してしまう光景です。
クループ旅行は、同行者を写した写真が多く、旅行記を書きにくいですが、私も挑戦してみようかなって思いました。
第2弾、期待しています。
アンペルマン
- ねんきん老人さん からの返信 2019/12/22 19:04:15
- 幹事頼りのグループ旅行、目に浮かぶようです。
- アンペルマンさん、こんばんは。
とりとめのない駄文に過分なコメントをいただき、恐縮しております。
アンペルマンさんもグループ旅行の幹事役でしたか。 いやはや、ご苦労様です。
どうしてグループのメンバーというのは幹事が会計している間に勝手に動いてしまうのでしょう? そのくせ自分でトラブルの処理ができる訳ではなく、ホテルの部屋のオートロックで締め出されたりすると泣きついてきます。
「わざわざ俺の部屋まで来なくたって、直接フロントに行けよ」と言うのですが、私のことを無料の添乗員くらいに思っているものですから、些細なことでもいちいちこちらに振ってきます。
ですから、アンペルマンさんとはぐれたり、カルガモの子どもみたいにぞろぞろとついてきたりという光景は目に浮かびます。
私は今回のメンバーとは台湾・ベトナムの2回だけですが、どうも彼らは味をしめたようで、来年はカンボジアだと騒いでいますから、また一苦労しなければならないようです。
旅行さえなければ、実に気楽な仲間で、それぞれ善人ですから、付き合いをやめる気はないのですが・・・。
グループ旅行の苦労をご存知のアンペルマンさんに読んでいただけて、強い仲間ができた気分です。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- kiyoさん 2019/12/21 22:06:31
- 胸にじーんときました
- ねんきん老人さん、こんばんは。
私も昔、ツアーでベトナムに行きました。
キャンディー工場やジャングルクルーズなど
そうそう、私も行ったなと懐かしく思い出しながら、
ねんきん老人さんの軽妙な文章に噴き出しつつ、
とても楽しく読ませていただきました。
ホーチミンの、あのすごい道路を横断。
尊敬します!
私も、信号のない道路で、車を避けつつ横断するのは、
海外で何度か経験して慣れているつもりだったのですが、
ホーチミンのあの道路は怖くて渡れませんでした。
スコールでずぶ濡れになって、4時間(@@!
風邪などひかれませんでしたか?
私もホーチミンでスコールに遭遇しましたが、
あの降り方はとんでもないですね。
それから、ご旅行中に奥様の命日だったとのこと。
お線香があったのは、神様のご配慮でしょうか。
「俺が引きずらねえで誰が引きずってくれんだよ?
俺は死ぬまで引きずんだっちゃ」というお言葉が、胸にじーんときました。
私も10年前に母を亡くし、半年前には父も亡くなりました。
ねんきん老人さんのおっしゃる通り、
二人の事は、私が死ぬまで引きずっていこうと思えました。
ありがとうございます。
kiyo
- ねんきん老人さん からの返信 2019/12/22 15:14:05
- 旅行体験の共有、うれしい限りです。
- kiyo さん、雑多な旅行記に最後までお付き合いくださって、ありがとうございます。
ホーチミンでのあれこれ、kiyo さんも経験なさったとのことで、私の不十分な記述でもご理解いただけたものと喜んでいます。
一方的な報告というのは、書いている方も味気ないものですが、「そうそう!」とうなづいてくださる体験者の存在は、こちらの楽しさを倍加させてくれます。
それにしても、大切な人を失った体験は別ですね。 10年前にお母さま、半年前にはお父様を亡くされたというのは、おかけする言葉もない悲しい体験で、お気持ちは察するに余りあります。
人は忘れられたときが本当の死だということを聞いたことがあります。
私が妻を忘れたとき、妻は本当に死んでしまうのでしょう。 kiyo さんがご両親の死を忘れたときに、ご両親は本当に亡くなってしまうのだと思います。
ご両親にとって、kiyo さんは今も子供。 心配でそばを離れられずにいらっしゃると思います。
どうか、ずっと忘れずに、ご両親に安心していただけるよう、毎日を充実させてください。 そして旅行に出られるときは、ご両親を案内して差し上げるお気持ちで美しい景色、美味しい食べ物を楽しんでください。
おっと! こういうお節介なことを言うのが老人病の特徴でしたね。
書き込んでいただいたお言葉に勇気づけられました。ありがとうございました。
ねんきん老人
- kiyoさん からの返信 2019/12/22 20:52:58
- Re: 胸にじーんときました
- ねんきん老人さん、こんばんは。
お節介だなんて、とんでもないです!
「人は忘れられたときが本当の死」
「ご両親に安心していただけるよう」
「旅行に出られるときは、ご両親を案内して差し上げるお気持ちで」
これらの言葉に、涙が出ました(><)
ありがとうございます!
父が亡くなってから、遊びに行くのが
後ろめたく感じられる時もあったのですが、
これからは「私も元気だよ。心配しないで。
空の上からお父さん、お母さんも楽しんで」という気持ちでいたいと思います。
ねんきん老人さんも、健康第一で長生きなさってください。
そして、天国にいらっしゃる奥様にむけて
美しい景色とおいしい食べ物を楽しんでくださいませ。
kiyo
-
- comodoさん 2019/12/21 12:10:26
- 賑やか楽しいジサマ達
- ねんきん老人さん、こんにちは
クスクス笑いながら拝見しました(≧▽≦)
何はともあれ、ジサマ方はとてもお元気!
言いたい事が言える仲間がいて、行きたい所に行けて、自分のペースで動けて、とても幸せな事ですね。
この最強メンバーなら、地球の裏側までも行けそうです。
来年も間違いなく、全員でカンボジアですね。
奥様も、ヤレヤレと言いながら笑っていらっしゃるでしょう。
ますますお元気で!
comodo
- ねんきん老人さん からの返信 2019/12/21 20:04:03
- 今更ながら恥じ入る次第です。
- comodo さん、こんばんは。 書き込みをありがとうございました。
一行一行が温かくて、とても嬉しく拝読しました。 2行目の「何はともあれ」という文言には笑ってしまいましたし、「地球の裏側までも行けそう」というくだりにも冷や汗が噴き出す気分でした。メンバーにそれを伝えたらたちまちその気になってしまうでしょうから、内緒にしておきます。
最後の、妻がヤレヤレと言いながら笑っているとのお話は、まさしく妻の姿そのものであり、不覚にも胸が熱くなってしまいました。
近い将来、妻に追いついたときの土産話ができるよう、カンボジアにも行ってこようと思います。
重ねて、ありがとうございました。
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