2019/05/12 - 2019/05/12
2785位(同エリア7080件中)
関連タグ
かんでりんさん
- かんでりんさんTOP
- 旅行記10冊
- クチコミ40件
- Q&A回答0件
- 33,217アクセス
- フォロワー0人
ゴールデンウィーク明けの最初の週末は多分観光地も空いているだろうと思い、奥さんと2人で前から行きたかった鎌倉に行ってきました。
鎌倉は、たくさんの映画・テレビドラマ・小説・漫画の舞台として繰り返し取り上げられる場所であり、外国人までもが聖地巡礼に訪れています。
今回は鎌倉ビギナーとして純粋に名所を巡り、名物のしらすを食べながら、ついでに好きな漫画の舞台、特に「海街Diary」と「とめはね!鈴里高校書道部」で登場した場所にも立ち寄りつつ、一泊二日の鎌倉旅行を満喫しました。
首都圏の人にとっては日帰り観光地でしょうが、関西地方からは一泊二日で丁度良いと思います。
全体の旅程を記しておきますので、関西から行く人は参考にしてください。
5月11日(土)
08:39-10:37 京都-新横浜 新幹線のぞみ308号
10:49-11:01 新横浜-横浜 横浜線桜木町行
11:12-11:36 横浜-鎌倉 横須賀線逗子行
5月12日(日)
14:59-15:24 鎌倉-横浜 横須賀線上総一ノ宮行
15:35-15:49 横浜-新横浜 横浜線八王子行
(お土産・お茶購入のため長めの乗換)
16:42-18:41 新横浜-京都 新幹線のぞみ389号
PR
-
京都を出発してから3時間弱で鎌倉駅に到着です。
ゴールデンウィークが明けて最初の週末なので、空いているかと思いましたが流石は鎌倉。大変な人混みです。
とは言ってみたものの、もしかしたら通常の週末よりは空いているのかも知れません。
鎌倉駅は東口と西口がありまして、江ノ電に乗って海沿いに出るなら西口ですが、初日は小町通りから鶴岡八幡宮に行く予定なので東口に出ます。
東口は屋根の上に時計台の付いた綺麗な駅舎です。 -
東口を出て左手に進むと、小町通りです。
鶴岡八幡宮に続く、入り口に大きな赤い鳥居がある観光客向けの商店街で、お土産物屋さんや食事処が沢山ありますし、テイクアウトで食べ歩きできるようなものも沢山ありますので、ここを歩くだけでも結構観光気分です。
歩いていると人力車の客引きに会ったりします。
人混みを避けてとにかく鶴岡八幡宮に着きたいという方は、一本東側の本来の参道である若宮大路を歩いたら良いと思います。 -
若宮大路の二の鳥居を過ぎたところに、鳩サブレーで有名な豊島屋本店があります。純白の壁に鳩サブレーの文字やシンボルマークが鮮やかで、写真撮影ポットになっています。
中ではもちろん鳩サブレーが売っていますが、その他にたくさんの鳩サブレーグッズが売っています。
アクセサリ、ボールペン、あぶらとり紙などの小物が沢山あるのでお土産を買うのに良いと思います。また、鳩サブレーも本店限定のパッケージのものが売られています。 -
豊島屋本店を過ぎて少し進んで路地に入ると、鎌倉キネマ堂という小さなお店があります。本来は映画ファンの集う喫茶店のようですが、海街Diaryで登場するしらすトーストはこの店のものがモデルでは無いかという噂があり、元祖しらすトーストの看板を挙げています。
11時半開店の筈なのですが、この日は12時頃に訪れましたが何故か準備中で、しらすトーストにありつけませんでした。
大変残念です。
海街Diaryと同じ、しらすトーストとジンジャーミルクティを体験してみたかったですが仕方ありません。 -
仕方が無いので、どこかで昼食を取るため小町通りに戻ろうとしたところ、小町通りに戻る路地の角にnugoo cafeという店があり、しらすトーストの看板が出てました。
写真を見たところ、なんだか美味しそうだったのでこの店で食べようと言うことに。
元々漫画で有名なしらすト-ストは、バターとしらす、きざみ海苔だけのシンプルなものですが、この店のものはチーズを添えてピーマンと黒オリーブをトッピングしてあり、お好みでオリーブオイルを掛けて食べる、ややピザ寄りのものでした。
しかしこれが大変美味しかったです。
セットのほうじ茶ラテもよく合います。
セットのドリンクは選べますが、元々はお茶の専門店のようですので、珈琲よりも煎茶やほうじ茶を選んだ方が良いかと思います。隣のテーブルの人が食べていたかき氷も美味しそうでした。 -
さて食事を終えたら小町通りに戻って鶴岡八幡宮へ向かいます。
小町通りには、ソーセージと鎌倉ビールだとか、クレープだとか美味しそうなものが沢山ありますが、昼食を食べたばかりなのでとりあえず帰りに何か食べようと物色しながら進みます。
鶴岡八幡宮に到着すると年季の入った狛犬が迎えてくれますが、その向こうにはかなり厳しい石段が待ってます。 -
石段の左手に奉納された酒樽が並べられた棚があります。
「とめはね」の中で、書家の三浦清風先生が、書道部の面々を引き連れて鶴岡八幡宮をお参りし、その時に奉納された酒樽を見せて、そこに書かれた筆書きの文字が案外、公明な書家の手によるものだということを教えるシーンがあります。
ただの酒樽が並んでいるのだけれど、正にそのシーンの場所だと思うと少しだけ感動があります。
奉納されるのは日本酒だけかと思ってたのですが、左下の方にはピールも沢山奉納されてました。樽では無くて段ボール箱だったので少々趣には欠けましたが。 -
鶴岡八幡宮は由緒正しい良い神社ですが、それだけではなく、なんとも雄大というか勇ましい感じがします。
京都・奈良の寺社を見慣れていて、大きな神社も珍しくは無いのですが、この造りの大きさ、勇ましさは新鮮でした。
やはり源氏によって創建された戦の守り神だということが影響しているのでしょうか。
それにしても人が多すぎました。
石段を上がったところで皆、一息ついて本宮を眺めたり、写真を撮ったりしようとするのですが、警備員が立ち止まらないように促して、また本宮にお参りする際も横から警備員に急かされます。
初詣などで混雑の際は仕方ないとしても、平常のお参りがこのようだと、せっかくの壮大さを感じることが出来ずもったいないです。 -
本宮の左手に小高い丘があり、そこに丸山稲荷があります。
丘は小さいながらも木が茂り、石段と鳥居が連なって、小さいながらも稲荷山の風情があります。
上がってみると、なんとも良い感じのお稲荷様がありました。
なんでもこの稲荷は鶴岡八幡宮が出来る前からここにあったとか。
境内にはいくつか摂社があって全部回ると大変ですが、丸山稲荷だけでもお参りしておくことをお勧めします。
良い雰囲気です。 -
さて、鶴岡八幡宮へのお参りを済ませたら、引き続いて建長寺へと向かいます。正面参道へ戻ること無く、丸山稲荷神社から降りたらそのまま西へ進むと道路に出られます。
この道路沿いにずーっと10分くらい歩くと、建長寺があるようなので歩き始めました。
地図で見ると大した距離では無いのですが、けっこう上り坂が続きます。写真は途中のトンネルです。
すっかり山道です。
しかし天気が良かったので気持ちは良かったです。
緑のトンネルは楓の木だったので、紅葉の季節はこの道はもっともっと綺麗なのかも知れません。 -
鶴岡八幡宮を出て15分くらい歩き、ようやく建長寺の門前にたどりつきました。扁額には「巨福山」と書いてあります。
建長寺は鎌倉時代に禅宗の道場として設立された由緒正しい禅寺で、お堂や仏像はどれも見応えがありますが、何と言っても庭園が素晴らしいと思います。
漫画の話に戻りますが、「とめはね」で書道部が夏休みに建尚寺という禅寺で合宿をしますが、そのモデルがここ建長寺と言われてます。漫画の背景とよく似た風景に出会えます。
建長寺が高校の合宿を受け入れてるかは知りませんが写真右手の建物は鎌倉学園という中高一貫の学校で建長寺の僧侶が理事を務めたりしているとか。 -
瓦葺きの総門をくぐると、銅葺きの三門がお出迎えです。
寺の三門にはよく仁王像が配置されていますが、ここの三門はそういうのはなくて門だけです。
何も飾ってないのは寂しい気もしますが、宗派に依ったりするのかも知れません。 -
三門から柏槇の庭を過ぎると、ご本尊を奉る仏殿です。
ご本尊は地蔵菩薩です。
この建長寺の地蔵菩薩を始めとして、鎌倉という土地は地蔵信仰の盛んな地域です。後で訪れることになりますが、極楽寺周辺には道ばたのお地蔵さんや、立派な地蔵堂がいくつかあります。
地蔵菩薩像というのは、飾りの無い簡素な衣に、頭部も普通の僧侶のようで、他の菩薩像に比べると優しい感じがします。 -
仏殿の向こうが法堂(はっとう)です。
建長寺は、三門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並んでいて、廻る順番を迷わなくてすむので楽です。
何故、こんな風に一直線に並んでいるのかは、実際に行ってみると何となく分かります。建長寺は、両側に山が迫る谷に作られていて、多分、こういう風に細長い土地しか拓けなかったのでは無いかと思います。
細長く狭いながらも、悠々とした広さを感じるところは、禅寺ならではだと思います。 -
法堂の中には奥に千手観音が奉られ、手前にはパキスタンから送られたガンダーラ文明の遺産である釈迦苦行像(のレプリカ?)、そして天井には凄い迫力がある水墨画の龍雲図があります。
法堂の天井に龍雲図が描かれたのは、ここでお経や講話を聞くときに聴衆の上に法が雨のように降り注ぐように、との考えであるというような説明書きがありました。 -
ところで仏殿や法堂の周囲には、何故かこういうフクロウの置物がいくつも置かれていました。
禅寺と関係なさそうだし何だろうと思って後で調べてみたら、鳩の害が余りに酷いので鳩除けとして置かれているとか書かれているサイトがありました。
そういえば法堂も入り口に網が掛けられていて、網をくぐって中に入らないといけないようになってました。
鶴岡八幡宮の扁額には鳩をデザインした八の字が使われていたり、鳩サブレーが名物だったり、鳩に愛着のある地方であって鳩に優しいかと思いきや、鳩の害はやはり全国共通なのですね。 -
法堂を出てさらに進むと、見事な唐門があります。
最近、解体修理が行われたらしく金箔も綺麗でした。
閉め切られていて通ることは出来ないので、この先の方丈へは右手の入り口から入ります。 -
唐門の右手の入り口で靴を脱いで方丈に入ります。
方丈の中からはお経が聞こえてきましたが、覗いてみると普通に法事が執り行われてました。
お経を聞きながら方丈の回廊を通って裏まで廻ると、見事な庭園が目の前に広がります。
庭園に面した回廊にはゆっくりと見ていってくださいというようにベンチが置かれています。
人も少なく、気持ちの良い風も吹いていて、そこに座って何もせずにしばらく庭を眺めていました。
京都で龍安寺の石庭を見たときもそうでしたが、こうして何もせずに庭を眺めるというのも禅寺参拝の大事な部分なのかも知れません。 -
さて建長寺のお参りを終えて山を下りますが、そこは省略して一気に小町通りへ戻ります。
小町通りを鎌倉駅に向かって歩いて半ばくらいの右手に、雪ノ下ガーデンといういくつか屋台が集まっていてベンチとオープンテラス席が作られた場所があります。
小町通りは食べ歩きが出来る食べ物屋さんが多いのですが人混みも凄いし、店に入るほどでは無いけど少し座りたいなら、ここの屋台で何か買って食べるのが良いと思います。
目立たない表示なのですが、私はしらすたこ焼きが気になってここに入りました。 -
雪の下ガーデンの入り口は狭い路地ですが、奥へ進むと広くなっていて、一番奥にしらすたこ焼きの屋台があります。
右隣の店はソーセージや唐揚げとビールで、その他、タピオカドリンクと、キノコを揚げたものを売ってる「あげまっしゅ」という店があり、ここで座って色々食べられます。 -
しらすたこ焼き、5個で540円でした。
生ビール400円も買ってしまったので、結構高くつきましたが観光地の屋台ですから。
しらすたこ焼きは結構大きくて、たこもしっかり入っていてそこにしらすの味が加わり、なかなかいけます。
オタフクソースと醤油が選べますが、醤油の方がしらすに合うと思います。
暑い中、建長寺まで登って降りて喉が渇いていたので、青空の下で明るいうちから飲むビールは最高でした。 -
小町通りから鎌倉駅に戻ってきましたが、電車に乗る前に鎌倉ニュージャーマンに寄ります。お店の名前よりも鎌倉カスターという商品名の方が有名かも知れません。スポンジ生地にカスタードクリームが入った洋菓子で、「海街Diary」ではお土産に家に買って帰ると姉妹でチョコレート味の取り合いになってました。
そんなに取り合いになるならチョコ味だけ買えば良いのではと思いますが、この日はチョコ味を2個買って、ホテルにチェックインして休憩することにしました。 -
ホテルはJR大船駅からすぐ近くのJR東日本ホテルメッツかまくら大船です。
鎌倉駅からJRで7分、大船駅の南改札を出て東側に向かい、ルミネを通り抜けて南側へ出ればすぐに目の前がホテルです。
鎌倉駅や江ノ電沿線周辺はハイクラスのホテルが多くて高いのですが、大船にはこのホテルと、もう一つ相鉄フレッサインがあり、どちらも鎌倉価格より相当に安いです。
特に今回のホテルメッツは、ゴールデンウィーク明けで閑散期と思われ非常に安いセミダブルのシングルルーム2人利用という設定があり、なんと朝食付き2人で12,200円でした。
シングルルームと言っても140cm幅のセミダブルなので狭くは無く、バスタブは大きめ、アメニティは高級感あり、ホテルは新しくて綺麗でかなり快適でした。夫婦・カップルならお勧めです。 -
部屋で鎌倉カスターを食べてゆったりしようと思ったのですが、ここまで以外に時間を食ってしまい、チェックインして部屋に入った時点で既に17時前。
せっかく来たから海岸で夕日を見ようと思って調べると日没が18時36分、夕日が沈む前の18時過ぎには海岸に着こうと考えたらホテルを17時半くらいには出ないといけない。
というわけでコーヒー入れて鎌倉カスター食べて、30分くらい休憩したら出発となりました。
鎌倉駅に戻り、江ノ電に乗ります。
江ノ電には「のりおりくん」という600円の一日乗車券あります。
初乗り運賃190円、2~3駅向こうまで乗れば220円なので、3回乗れば元が取れるし、おまけに沿線で割引を受けられる店がありますから買わない手はありません。 -
ネットで調べて夕日を見るならば稲村ヶ崎が良いらしいとのことで、稲村ヶ崎駅で降りて、海岸へ向かいます。
海岸に出る手前の横断歩道。
この信号機と柵は、「海街Diary」で幸ねえが恋人と密会したり一人思いにふけっていたりしたときの場所です。この歩道から下に降りる石段が少し変わった形をしていて、そこに座ってサンドイッチを食べるシーンとかもありました。 -
左手に見えるのが稲村ヶ崎です。
「海街Diary」ですずとみぽりんが待ち合わせした稲村ヶ崎公園があります。行ってみると、夕日待ちでカメラを抱えた人が大勢いました。 -
日が落ちてきて、海岸線は青空と夕焼けの混ざったなんとも言えない色に染まってきます。
-
しかし、なんとも運の悪いことに、全体的には非常に晴天に恵まれたにも関わらず、西の空に厚い雲がかかり、結局夕日は拝めませんでした。
写真の右側、山の稜線付近がうっすら赤く光っているところに夕日が隠れているのだと思います。
残念ですがまあ海は綺麗だったので良しとしましょう。 -
日も暮れてきたので夕日を諦めて夕飯へと向かいます。
稲村ヶ崎駅から江ノ電で腰越駅まで。
腰越は漁港の街で、魚市場があり、新鮮な魚が食べられるそうです。
特に、しらすが有名。
この時期はしらす漁も解禁されているので生しらすも食べられます。
生しらすはすぐに傷むので、山地でしか食べられないと聞くので非常に楽しみです。
というわけで、腰越駅から歩いてすぐの、人気店だという「しらすや」に来ました。
外観はおしゃれなカフェですが、中はお魚天国です。しらすや 腰越漁港前店 グルメ・レストラン
-
生しらすを肴に是非とも一杯、ということでここは地元の鎌倉ビールをいただきます。
色は綺麗な褐色で、味は濃いめですが上品な感じです。
写真は鎌倉ビール「月」であるとタイプですが、この他にもペールエールタイプの「星」やブラウンエールの「花」もあるそうですが、しらすやさんでは「月」しかメニューにありませんでした。
ビール飲み始めた時点で18時50分くらいでしたが、ここからどんどんお客さんが増えて19時に席が埋まり、店の外に列が出来ました。早めに来て良かったです・是非、18時台の入店をお勧めします・ -
そして待望のしらすづくし定食です。
生しらす、釜揚げしらす、しらすの佃煮、かき揚げ、ごまめにご飯と味噌汁ですが味噌汁も磯の香りがします。
まずは生しらす。
これが猛烈に美味しい。
もうちょっと生臭さや魚臭さがあるかと思ったらまったく臭みは無く、魚のうまみが強く、のどごしが良く、この小鉢でお酒が2合くらい飲めそうです。
多分、時間が経つと生臭くなるから市場には出ないのでしょうね。
釜揚げや佃煮は他の地方でも普通に見ますが、普段食べているのとは全く違い、柔らかくて味が良いです。
これを食べられただけでも鎌倉に来て良かったと思います。
というところで初日は終了です。 -
2日目の朝です。
今回は格安で2人で12,200円なのに朝食付きで、なんだか申し訳ないです。
チェックインの時に渡された朝食券を持って、ロビーにある白ヤギ珈琲店に行きます。ホテルのロビーのカフェにしてはお洒落な感じの店で、昨日の夕方に通りかかったときも結構お客さんが入ってる感じでした。
この日は8時半に行きましたが適度に混んでるけどすぐ座れる程度でした。 -
朝食は、セットメニューを1品選んで、パン、ヨーグルト、スープ、ご飯、味噌汁にドリンク類などがビュッフェスタイルで自由に食べられます。
写真のセットメニューは目玉焼きとベーコン、サラダですが、この目玉焼きの代わりにスクランブルエッグ、豆腐ハンバーグ、パンケーキなども選択できます。
食パンやロールパンはビュッフェで取ってきました。オーブントースターが2台設置されてるのであまり待たずにトーストが焼けます。
コーヒーやカフェラテもあります。 -
さて朝食を済ませ、チェックアウトして、2日目の観光に向かいます。
大船駅からJR横須賀線で再び鎌倉駅へ。
江ノ電に乗る西口側に出ると、待ち合わせスポットの時計台があります。
「とめはね」でも確か主人公の大江くんがここで望月さんを待ってるシーンがあったと思います。
この時計台は旧駅舎の時計台が移設されたものだそうです。
待ち合わせスポットというか写真撮影スポットになってました。 -
今日も江ノ電の一日乗車券「のりおりくん」を買って出発です。
鎌倉駅からまずは極楽寺駅へ。
極楽寺駅のホームから赤い地蔵堂の屋根が見えます。
「海街Diary」で、扉絵でこのホームにすずが立っているシーンがあり、カラー頁でこの赤い屋根が印象的でした。見れて感動です。
ホームにはタキシードの男性とウェディングドレスの女性がいて、写真を撮っていました。
カメラマンがポーズの指示を出しているのですが、これが中国語でした。
台湾あたりの日本の漫画・アニメのファンが鎌倉に結婚の前撮りに北野ではないかと思います。 -
極楽寺の駅舎です。
人物入れずに取るのを忘れていたので、奥さんの写真にぼかしかけてます。
「海街Diary」の主人公4姉妹の家の最寄り駅は、この極楽寺駅だという設定らしく、何度もこの駅で降りるシーンやこの駅前で立ち話するシーンが出てきます。
なんだか初めて来たのによく知ってる駅のような気がします。
そういうのを抜きにしても、趣ある駅舎と、旧型の円筒ポストがマッチしていてなかなかに風情のある駅だと思います。 -
ホームから見えた赤い地蔵堂です。
「導地蔵」と書かれていました。
建長寺の本尊も地蔵菩薩でしたが、鎌倉は地蔵信仰の強い土地です。
今回は行かなかったのですが、長谷寺も「和み地蔵」「良縁地蔵」で有名らしいです。写真で見ると大変可愛らしい地蔵で、行けば良かったなと。
ところで「海街Diary」で、4姉妹の3女ちかちゃんが地蔵堂で寝ていてすずちゃんに起こされるシーンがあるのですが、それはどうもこの地蔵堂ではありません。
現地でググってみると、どうも漫画の絵に月影地蔵と書かれているのが読み取れるとのこと。月影地蔵を探すことにしました。 -
正直、月影地蔵は見つけにくかったです。
Google MAPで調べても場所が示されません。
下記のサイトが、途中の道の写真まで載せてくれていて助かりました。
<鎌倉観光 風の旅>
https://kazenotabi-kamakura.com/area-hase/tsukikagejizodo.html
サイトの写真を便りに導地蔵の前の道を進むと稲村ヶ崎小学校があります。道路を挟んで両側に校舎があって、写真のようにブリッジで繋がってます。
この小学校を過ぎてさらに進み、車が通れそうに無いくらい道が細くなった当たりで左に入ります。 -
月影地蔵です。
奥に地蔵堂があり、地蔵菩薩が奉られていますが手間にも沢山のお地蔵様がおられます。
この辺は山に挟まれた谷(やち)のかなり奥ですが、「海街Diary」で、すずがここで寝ているちかちゃんを見つけて連れて帰るということは、4姉妹の家はこの近所か、ここからさらに奥にあるという設定なのではないかと想像してしまいます。 -
地蔵堂巡りを終えて極楽寺駅に戻ります。
先ほどの赤い屋根の導地蔵堂の側に赤い欄干の端があります。そこから長谷方面を見ると、この極楽寺トンネルが見えます。
江ノ電唯一のトンネルだそうですが、極楽寺駅と長谷駅の間は結構険しい山越えのようです。
「海街Diary」のすずはこの「切り通し」を越えて走って長谷まで行くこともあるようです。さすが女子サッカー選手。
極楽寺駅周辺の散策を終えて、午前中にもう少しどこかを見て回ろうと思っていたのですが、この時点で11時過ぎですので予定を切り上げて昼食に向かうことにしました。 -
極楽寺駅から江ノ電で、昨夜も来た腰越駅に来ました。
腰越は漁港の街なので、魚関係で食事処が豊富です。
時間があれば漁港や魚市場も見学したかったですが、とりあえずは食事です。
腰越駅から少し歩くと、川邊という蕎麦屋さんがあります。
生しらす、しらす丼、しらすかき揚げ蕎麦など美味しそうなメニューが沢山あります。 -
しらすかき揚げ天ざる蕎麦をいただきました。
奥さんはしらすおろし蕎麦を食べてましたがそっちも美味しそうでした。
しらすかき揚げは昨日のしらすやさんでも食べましたが、川邊のかき揚げは大きくてさくさくでしらすの味がたっぷりで、実に美味しいです。かき揚げだけならこっちの方が美味しいと思います。蕎麦もとても美味しい。
かき揚げはメニューの写真では器にちゃんと収まっていたのですが実際にはこのようにはみ出しまくってます。メニュー写真より大きい、というのはなかなか無い経験です。サービス良すぎです。
そば湯は、あっさりしたタイプでした。
ちなみに私が入店したのは11時40分頃でしたが、12時になると満席になり断られているお客さんもいました。早めの入店がお勧め。
またこの店では江ノ電一日乗車券「のりおりくん」を見せるだけで10%の割引が受けられます。お得です。 -
食後に観光再開です。
さて江ノ電沿線に来て漫画に纏わる場所を廻っているのであれば、超有名なあの場所も押さえておかないといけません。
鎌倉高校前駅の踏切です。
アニメ「スラムダンク」のオープニング曲で背景に使われ、台湾でも大ヒットしたので、台湾人を中心に外国人の聖地になっているとか。
写真は鎌倉高校前駅のホームからの風景ですが、ホームから直接海が見え、江ノ島が遠くに見えてます。海の見える駅100選とかでも紹介される美しい駅ですので駅だけでも見ると良いと思います、が、駅のホームも中国語の嵐で大変です。 -
さてここが「例の踏切」です。
実のところ「海街Diary」や「とめはね」に比べて「スラムダンク」にはそれほど思い入れが無いので、どちらかというと聖地巡礼の台湾人を見に来た感じです。
もちろん、「海街Diary」でも海の見える踏切は何度か扉絵に登場してますが、まあこんなに熱狂されると逆に一歩引いて見てしまいます。
写真に写っている人たちは全て中国語を話していて、なんだかここにいるとアウェイ感すごいのです。 -
「あの踏切」は、見たという事実で満足して早々に引き揚げ、鎌倉大仏を見に行くことにしました。
鎌倉高校前駅から長谷駅へ。
長谷駅は、乗降客がすごく多いです。やはり鎌倉がいくら漫画やアニメで賑わっても、大仏様の人気には敵わないというところでしょうか。
長谷駅から上り坂で10分以上かかり、昨日から歩き通しで少々疲れてきました。
大仏様のおられる高徳寺に到着。 -
大仏様です。
この場所に入場するのに200円払いますが、中に入るのにも料金が掛かります。が、たったの20円ですので話の種に入っておきましょう。
御朱印を貰いたい方は、少々時間が掛かるようなので御朱印をお願いしてから大仏様の中に入ったら段取りよいかと思います。 -
大仏様にお参りを済ませて、長谷駅方面へ戻ります。
途中で西側に行くと長谷寺なのですが、歩き疲れと時間の制約で今回は省略しました。しかし「和み地蔵」、見たら良かったと。
長谷駅を過ぎてそのまま南下し、次の信号まで行ってずっと右に行くと、写真の力餅屋さんです。
色んなドラマとか漫画とかに出るらしいですが、「海街Diary」ではすずと風太がここで「福面まんじゅう」を買って海辺で食べるシーンが何度か。
福面まんじゅうは1個から買えます。
力餅は、求肥入り力餅なら1個から買えます。 -
力餅屋のお店の中です。
力餅、福面まんじゅう以外にもたくさんのお菓子があります。
住宅地にぽつんとお店があるのですが、本来は御霊神社参道のおまんじゅう屋さんだったのでしょうか、今も結構賑わってます。 -
力餅屋さんの前の道を北上すると、すぐに江ノ電の踏切があり、そこに御霊神社があります。踏切に鳥居がぎりぎり接している珍しい風景です。
色んなドラマや漫画の舞台になっているせいか、大仏様や長谷寺の有名観光地から外れた住宅地にあるのに、結構人がいます。
でも予想よりかなり立派な神社でご神木も見事でした。
御朱印の受付には、御朱印帳では無く色紙を出す人が多く見受けられました。鶴岡八幡の江ノ島弁財天を含めた鎌倉七福神巡りの一カ所になってて、御霊神社は福禄寿です。 -
神社に入ってすぐの右手、社務所と手水所の先にご神木があります。
樹齢400年のたぶの木と記されています。
写真では伝わらないかも知れませんが、ものすごい力を感じる巨木です。 -
さらに石段を上がって右手に夫婦銀杏があります。
銀杏ってこんなに大きくなるものなのですね。
ここに夫婦銀杏と書かれていて二股になっているのでこの2本が夫婦かと思いましたが、ちょうどそこに居合わせた植木関係の方と覚しき人に「これが夫婦じゃ無くて、本殿に向かって左にもう一本ある銀杏と合わせて夫婦銀杏だ」と言われました。だとするとこの説明書きはちょっと不親切では… -
御霊神社のお参りを終えて、今回の鎌倉観光は終了です。
有名処の観光地と漫画の舞台を見て名物のしらすも食べる欲張りな目標を一泊二日で完遂するには、時間的にはともかくとして随分と歩き回ることとなりました。
これまでも電車と徒歩で名所巡って歩き回る旅行はしたことがありますが、鎌倉は思ったよりも山地でした。
鎌倉は、寺社は荘厳で自然は豊かで海は綺麗で、良いところでした。見逃したところや諦めたものもあるので是非とも再訪したいですが、次回は時間や距離を精査してもうちょっと楽にしたいと思います。
写真は福面まんじゅう(右)と求肥入り力餅(左)です。
帰りの新幹線のおやつにしました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったグルメ・レストラン
鎌倉(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52