2019GW 映画アバターの世界･武陵源と鳳凰古城のたび② 張家界からバスで鳳凰古城へ

2019/04/28 - 2019/05/05

2009年に公開された映画 アバター。その中に出てくる印象的な景色、ハレルヤ・マウンテン。特殊な磁場によって巨岩が浮遊するその景色は中国・武陵源の風景をCG加工して作られたもの。そう友達から教えてもらってから、いつか行ってみたいと思っていました。

GWに武陵源へ行くために予約した中国東方航空の特典航空券(セントレアー上海ー張家界)。出発の1ヶ月ほど前に｢上海ー張家界便が往復とも運航中止になった｣との連絡。なんとか西安経由便を見つけ、予約変更出来たもののビジネスクラスしか空きがなく必要マイルはほぼ２倍。

出発前からのトラブルに一抹の不安を覚えていたら、悪天候で目的地(張家界)に着陸出来ず。引き返した西安空港も悪天候で下りられず、楡林(ゆーりん)という聞いたこともない都市でホテルに宿泊。半日の予定と初日のホテル代が無駄になりましたが、お世話になったHさんご夫婦のお陰でトラブルを笑って過ごすことが出来ました。

旅行2日目、13時間40分遅れで到着した張家界空港。この日の宿泊場所はバスで3.5時間移動した鳳凰古城。空港からタクシーでバス・ターミナルへ。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港からタクシーで張家界中心汽車站(バス・ターミナル)へ。
この旅で唯一、メーターを使ってくれて料金は13元。
西安から一緒に楡林に行った(笑)女の子二人組は30元払った～と言ってました。夜だと150元とかふっかけられるらしいです。
メーターを使ってくれなかった時の相場は昼30元、夜40元ぐらいのよう。

紙に「張家界 → 鳳凰　2張(＝2枚)　今天(＝今日)　14:30」と書いてパスポートと一緒に窓口へ。実際の漢字は簡体字で書いています。
窓口にちゃんと並ぶ人の方が多いのですが、気を抜くと出口から入って来た人が横入りします､､､

無事、チケットを買うことが出来ました。
張家界から鳳凰へのバス代は80元(≒1,360円)、3.5時間の道のりです。

手荷物検査を受けて、待合室へ。
待合室にあるトイレは無料ですが、ペーパーはありません。日本のように、一列で待って先頭の人から空いた個室に入るのではなく、個室毎に列ができていました。
１つだけ洋式があって、中国人は誰も使わないのでそちらを利用。

掲示板に「鳳凰」が表示されたので、一番右端の有人ゲートでパスポートとチケットを見せてバスへ。鳳凰行きは大型バスでスーツケースを預けることが出来ます。

まぁまぁ綺麗なバスです。空いていたので、１人２席使えて快適でした。
ただ、出発してすぐと休憩後の２回、車掌さんがマイクで15分ぐらいづつ喋り続けるのがうるさかったです。2回目は車内販売(試食もくれました)で、結構売れてました。

16:10 高速のSAで10分間のトイレ休憩。
トイレは綺麗ですが、ペーパーはありません。トイレットペーパーは必需品です。

高速をおりて、鳳凰の街に入ったところに大きな｢遊客服務中心＝旅行者サービスセンター」建設中。もしかしたら、バスターミナルが移動するのかも。

18時頃、予定通り3.5時間で鳳凰バスターミナル(BT)に到着。
こんな駐車場で降ろされます。本当のBTへは階段を下りて行くようですが、みんなバスが駐車場へ入る坂道を下りて行ったのでついて行きました。

道路に出たところで、勧誘してきたタクシー運転手にホテルの地図を見せたら｢2人で20元で行くよ｣と言われたので乗車。助手席には先客のお姉さんが1人乗っていました。

お姉さんを南華門で降ろしたところで再び地図(百度地図を印刷)を見せます。
ホテルの電話番号も書いておいたので、運転手さんが電話して詳しい場所を聞いてくれました。
近くまで行ったのですがホテルが高台にあるので道路から見えません。運転手さんが再度電話したら前方でスタッフが手を振ってくれていて無事到着。

鳳凰でのホテルは「印記客桟 インジ イン」。
現地払いでBooking.comで予約しました。銀聯カードが使えると書いてありましたが、機械が壊れているという理由で使えず。受付のお姉さんは英語が話せて｢支払いは後でいいよ。ATM教えるから下ろしてきて～」って。

豹子灣路24-25號　tel：[phone]

お部屋は2階のツインルーム。

ふっかふかのバスタオルがとっても気持ち良かった♪
シャワーの水圧も問題なく、水周りも清潔でいい感じ。アメニティーはシャンプーとボディソープのポンプボトル、歯ブラシセット、ドライヤー、使い捨てスリッパなどがありました。

バルコニー付きで、

そこからの眺めがこれ！このホテルを選んだ一番の理由です。
虹橋や古城エリアが一望出来てとってもステキ～♪

夕暮れになってきたので、古城エリアの散策へ。
ホテルで地図をもらいましたが、大きすぎて(広げるとA1サイズぐらい)見にくい､､､百度地図アプリを利用しました。

道路を渡ってすぐ、細い階段を降りると"万名塔"に出るのですが(翌日気付いた)、ホテルの人に教えてもらったのは100ｍほど先の広めの階段。

まずは"風橋”を渡って対岸へ。

左側の塔が"万名塔"。川沿いの建物の上に宿泊ホテルも見えています。

2階建ての"虹橋"。1階部分にはお土産屋さんが連なっています。

だいぶ暗くなってきていい雰囲気。

虹橋の入口。

まずは、ホテル代を用意しようとホテルのお姉さんに聞いた虹橋近くのATMに行ってみました。が、１つは国際カードが使えず、１つ(写真)は閉まっていました(>_<)。国際カードが使えないATMが結構あるみたい。

仕方ないので、街並みを眺めながら川沿いをお散歩。

”雪橋”までやってきました。

雪橋の上段部からの眺め。

青くライトアップされているのは、跳び石とその横にある木の橋。

坂道を適当に登って、鳳凰大橋へ。
手前から"雪橋"・跳び石・"虹橋"と古城の街並み全体が眺められるビューポイント。
反対側へも行きたかったのですが、信号なんて便利なものは存在しません。車の往来が激しくて断念､､､

タクシーで一緒だったお姉さんが降りた"南華門"は鳳凰大橋のそば。
門をくぐり歩くこと5分、南華路沿いにある｢中国銀行｣に到着。ここでは問題なくキャッシングすることが出来ました。24時間使えるみたいです。
南華路はバスも通る大通りで、レストランやショップが建ち並んでいました。

銀行から古城内に向かって暗い道を適当に歩いていたら、鳳凰広場に出ました。
広場では音楽をかけて踊っているグループがあちこちに。

お腹が空いたので虹橋からすぐの｢食尚鳳凰美食城｣というフードコートに行ってみたのですが、利用の仕方が分からず。中国の人は、お店で○○ペイみたいなのでキャッシュレスのお支払。端っこにキャッシャーがあったので現金の人はそこでプリペードカードとか買うのかも､､､

日本よりキャッシュレス化がかなり進んでいる中国。何でもスマホでピィッとお支払い。なのでお店やタクシーに現金の細かいお釣りがないことが結構あります。

歩き疲れた夫が｢ケンタッキーがいい！｣と言うので、夕食はチキンサンドになりました､､､中国らしさは一切ありませんが、普通に美味しかったです。

風橋と万名塔。

手前に写っている手漕ぎ舟で沱江(だこう)を遊覧することも出来ます。
北門城楼近くから万寿宮前までの10分ほどの短い船旅だそう。

万名塔を真下から。

ホテルまで戻ってきました。

そして、お部屋からの夜景。とても贅沢な景色です♪
静寂な街並みに見えると思いますが、実はかなり騒々しい。古城内に沢山あるクラブからの大音量の歌声(多分、素人も歌っています)、道路からはクラクション､､､このホテルは古城エリアの端っこなので、まだマシな方だったとは思いますが。

でも、昨晩 数時間しか眠れなかったので爆音を聞きながら、夢の中へzzz