常磐線その後。代行バス、Ｊビレッジ。

2019/04/21 - 2019/04/21

・4月２１日日曜
浪江16:28―富岡16:58：ＪＲ代行バス（運行は、浜通り交通）
富岡17:04―Ｊビレッジ（臨）17:17：ＪＲ常磐線
木戸18:31―いわき18:59：ＪＲ常磐線

表紙の写真は、木戸駅の駅舎内にあった放射線量測定値の表示。まだ高い。

三陸鉄道、ＢＲＴに乗って南下し､福島第一原発Ｆ１そばの常磐線代行バスに乗った。そこまでは「津波で街ごと流された」街だが、Ｆ１の近くは「原発事故で街ごと住めなくなった」街だ。代行バスは、不通になっているＪＲ常磐線富岡駅と浪江駅間を走る。添付の写真は国道6号を走行するバスの車内からの大熊町の景色。まだ帰還困難区域で８年間も住めないとこうなる。見かけるのは警備員のみ。バスは放射線をかぶらないよう、ノンストップで走り抜ける。
常磐線復旧は２０２０年の予定。その時、中韓にある五つの駅は営業されているだろうか。ただ走り抜けるだけではないだろうな。
Ｊビレッジ日開業、開業セレモニー）。

Ｊビレッジ日開業、開業セレモニー）。
常磐線にＪビレッジ駅が出来るという案内を見たので、降りてみた（４月２１日）。すると前日の４月２０日に、駅の開業セレモニーと同時にＪビレッジの全面再開のグランドオープンセレモニーも開催されたようだった。しかし１日ずれただけで、両方のセレモニーの様子は窺うことは出来なかったが、新しくなった駅舎とビレッジの施設は見ることができた。
新駅に降りた時は、よくこんな山の中に作ったものだと思った。臨時駅のため、ＧＷ期間中は日中のみ運行。今後はビレッジの行事等に合わせて停車させるので、運行日程を確認する必要がある。
Ｊビレッジのグラウンド側の端っこは確かに駅から２，３分だが、ホテルなどの施設までは１０分くらい歩く。真新し芝生のサッカーグラウンドは９面ありまぶしい。原発事故復旧の拠点として使用していた痕跡は全く見られない。
Ｊビレッジは、１９９６年に東電が作り、「原発申し訳ない、罪滅ぼしにと思った」かどうかは分からないが、福島県に寄贈した。その後ジャパンナショナルトレーニングセンターとして運営したりしていた。サッカー、ラグビーの全日本の強化に使われればいいと思われていた。東電の女子サッカーなでしこのチーム「ベレーザ」もここを拠点として活動した。しかし、３．１１以来、ベレーザも休止し、原発復旧のための拠点として使われてきた。

エリア 福島

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＪＲ常磐線の木戸駅。2011年の福島第一原発Ｆ１の事故で休止となっていたが、１９９５年に再開した。表紙の写真のとおり、放射線量は０．１１μＳｖ/Ｈとの表示だ。

神奈川新聞に掲載された各地の放射線量測定値。地元に近い茅ヶ崎市は、０．０４６で木戸駅の約三分の一だ。まだ福島第一原発が尾を引いている。

浪江駅で。ここから先は代行バスに乗り換える。跨線橋を超えなくていいように、渡り廊下が作られている。

浪江駅。

代行バスに乗り換えて、富岡駅に向かう。今は日片道6本ある。

代行バスの様子。今回は20人くらい乗っていた。

国道6号線から外れる道路には入れない。

送電線の先は福島第一原発。工事用クレーンが見える。

国道6号線を走るバスの車内からの様子。帰還禁止区域なので、住人は見えず、荒れ放題だ。

同上。

同上。

同上。

除染土砂の集積場。

同上。

30分で富岡駅に着いた。

富岡駅にあった放射線量の測定値。

富岡からＪビレッジ駅までは、651系いわき行きの普通車運行に乗る。

同上。

ＪＪビレッジ（臨）駅に着く。ホーム中央にあるのは、優勝トロフィ台座。

ホームは長い。

同上

ホームはトンネルを出たすぐにあり、Ｖ字型をしている。

ホームから見た駅舎。

駅舎の最上階から見た駅全体。

駅前広場にある横断幕。昨日20日のセレモニーに使用。

駅正面。

電柱の左側がＪビレッジ。

何面もあるグラウンド。

同上。

メイン管理棟。

ロビー。

昨日20日に行った再開セレモニーに届いたであろう花。

平成天皇の行幸記念碑。

クウェイトから支援の感謝状。

広い敷地の全体写真。

木戸駅に貼ってあった開業の案内。