2004/10/16 - 2004/10/17
6699位(同エリア8432件中)
shintさん
- shintさんTOP
- 旅行記158冊
- クチコミ238件
- Q&A回答0件
- 473,862アクセス
- フォロワー12人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
奥熊野は僅かに冷え込んだにも関わらず目覚めのいい朝。
せっかく湯の峰に泊まって湯垢離した訳だし、ここは古事に倣って大日越をし熊野本宮大社に参詣してみるのもいいだろう。
【ツアー】
なし(個人手配)
【日程】
08:50 大日越
10:20 熊野本宮大社
11:30 大斎原
11:55 明光バス(熊野古道特急バス) 本宮大社前→JR新宮駅前
12:48 JR新宮駅前着
13:11 JR紀勢本線 特急オーシャンアロー号 新宮駅→白浜駅
14:39 白浜駅着
14:45 タクシー 白浜駅→南紀白浜空港前
15:00 南紀白浜空港着
15:50 JL1384 南紀白浜空港→羽田
16:55 羽田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
温泉を使った朝食は温泉粥、温泉湯豆腐、温泉ヨーグルト。これぞ湯の峰温泉の味!
かの小説「王道」の著者アンドレ・マルローが「日本の宿」と絶賛したのも充分うなづける。 -
湯の花に朝陽が差す露天にて朝風呂。澄み渡る空はまさに旅日和。
-
支度を済ませ旅館をあとにし、「つぼ湯」の裏手から本宮へと通じる大日山に向かう。古事によれば熊野参詣への一つとして、中辺路から赤木越を通り、湯の峰温泉にて湯垢離し、大日越にて熊野本宮大社に至ったらしい。
昨日、熊野本宮の鳥居を見て見ぬ振りし、参詣をしなかった理由がここにある。旅館あづまや 宿・ホテル
-
湯峯王子社に参拝し大日山の参詣道に足を踏み入れる。
湯峯王子跡 名所・史跡
-
杉檜の生い茂る山道。
-
急勾配な大日山の参詣道だが熊野古道では最短の巡礼路、更には湯の峰の湯垢離で本宮へと足が進む。
-
峠の鼻賭地蔵を越えた辺りからは参詣道も歩きやすくなる。
-
しばらく進んだ、巨木の立ち並ぶ月見ヶ丘神社に湧く御神水で喉を潤す。
-
月見ヶ丘神社の石祠。ひっそりと佇む古道の情景です。
-
御神水で心身共に清められた感じ。残る参詣道は一本の下り坂。
-
苔蒸した石段の峠道。
-
木漏れ日の差す坂。空気が濃いです。
-
参詣道の石段を足取り軽く、一気に大社側の大日越登山口へ駆け下りる。
-
大日越登山口から国道168号線に出て、集落を歩いて熊野本宮大社へ。
-
鳥居を潜ると一直線の石段が続く両脇の幟が精神新たかに霊場へと誘う。
-
檜皮葺屋根の本殿。杉の木立を抜けてくる風に心地良さを感じながら古色蒼然の神門をくぐり境内へ。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
-
檜皮葺の幾重ものの社殿が並ぶ姿は身が引き締まる。
-
拝殿に参拝し境内をしばし散策すると裏手には祓戸王子へ続く古道がありました。
平安の御世より現世浄土を求め幾人もの人が巡礼したのだろう。 -
幟が靡く参道の石段。
-
大社から近くにある旧社地の大斎原へ足を運ぶ。中四社と下四社の石祠。
旧社地 (大斎原) 名所・史跡
-
熊野川の洪水で流出してしまった、かつての熊野本宮大社は随所にある石垣が当時の面影を残し、境内に鎮座する石祠からは、その規模や重要性が伺い知れる。
-
日本一の大鳥居。社地の入り口に建つ鳥居の天を仰ぐ程の大きさには改めて圧倒され見上げてしまう。
-
参道脇の田園越しに見た大日山に、参詣道での木漏れ日差す石段を思い出された。
-
本宮大社前停留所から新宮へ向かう特急バスに乗り込む。
熊野本宮大社 寺・神社・教会
-
バスの車内で飲もうと買った「じゃばらのんでたもれ」。ジャバラと言う柑橘の果汁が入ったジュースです。
-
発車して間もなく車窓に大斎原の大鳥居や大日山の峰が見えた。今でこそ過ぎ去る景色の一場面だが、かつては苦行にも近い参詣道を通って目指したのかと思うと何とも気の遠くなる。それを考えると大日越はいい経験になったかも?
-
川の参詣路、熊野川。単なるバス旅では味わえないのが参詣道の魅力でもある。
-
新宮から特急に乗り、南紀の海をのんびり眺めながら白浜へ。かつての大辺路でもある。
新宮駅 駅
-
JR紀勢本線13:11発 京都行き 特急オーシャンアロー号。
-
熊野弁当。駅のホームで買い込んだ弁当を頬張りながら車窓に映り行く海岸線を眺める。
-
穏やかな森浦湾。晴れ渡った青空に静かな大海原の光景に、この帰路の選択は正解だった。幾多の漁港、幾多のトンネルを抜け、紅葉混じりの山村を列車は走る。今まさに南紀の秋は始まったばかりの様だ。
-
白浜駅からタクシーに乗って南紀白浜空港へ。
白浜駅 駅
-
南紀白浜空港。熊野参詣の空の玄関口は旅の余韻に浸る旅行客で賑わっていた。自分もその一人に過ぎない。
南紀白浜空港 空港
-
カウンターで予約した便を繰り上げしてもらうと、運良く次の便の前方窓側席に座るコトが出来た。
-
JL1384便 15:50発 羽田行き。機種はMcDonnell Douglas MD-87。旧日本エアシステム(JAS)塗装です。
-
離陸後、雲の切れ間から見えた漆黒の熊野山地。
-
束の間の空の旅。気が付けば眼下には東京湾アクアラインの海ほたる。
-
定刻通り、東京羽田空港到着。神々の宿る熊野霊場と巡礼者が行き交った参詣道。またいつか訪れてみたい場所がひとつ増えた。
羽田空港(東京国際空港) 空港
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
和歌山 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 熊野2日間「大辺路紀行」
0
38