2019/04/01 - 2019/04/01
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miharashiさん
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桃源郷の代名詞にもなっているパキスタンのフンザ。ここへの旅は長年の夢だったが、外務省の治安情報の悪さから中々踏切りがつかなかった。最近ようやく治安が回復してきたようなので、今回思い切ってフンザへの旅を計画。ところが、航空券を予約した翌日、インドとパキスタンの間でトラブルが発生し、その影響でイスラマバードからフンザに飛ぶ航空便はストップする事態に。果たして予定通りの旅ができるか危ぶまれたが、出発の数日前にはフンザへのフライトも再開され、なんとか予定通り出発。ところが、最初にスカルドゥへ飛行機で入る予定だったのが、飛行機は飛び立ったものの視界不良で着陸できず、イスラマバードに引き返すことに。そのため、急遽バスでカラコルムハイウェイを走りフンザに直行することに。フンザに着いてみると、今年の冬が異常に寒かったせいか、開花時期が2週間近く遅れ、時期としては若干早すぎ。しかし、滞在期間を1週間と長めにとったことと、2日目からほぼ快晴の天気が続いたこともあり、結果的にはフンザの花と山の絶景を存分に満喫できた旅になった。
第三部は、フンザ滞在の3日目に、カラコルムハイウェイをさらに奥まで走り、グルミット、パスー、スストなどの上フンザを経て、中国との国境にあるクンジュラブ峠まで往復した時の旅行記です。(表紙写真は、カラコルムハイウェイの前に聳える上フンザの険しい山々)
今回の旅程は以下の通り
3/27 羽田ー>(北京)->イスラマバード(泊)
3/28 イスラマバードから航空機でスカルドゥに向かうも着陸できず。
イスラマバードー>(バス)->ギルギット(3/29)
3/29 ギルギットー>(マイクロバス)->カリマバード(泊)
3/30~4/5 カリマバード滞在(7泊)
4/5 カリマバードー>(マイクロバス)ー>ギルギット(泊)
4/6 ギルギットー>(バス)->イスラマバード(4/7)
4/7 イスラマバード滞在(1泊)
4/8 イスラマバード->(北京)->羽田(4/9)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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4月1日、フンザ滞在三日目。宿の部屋のベランダからは、快晴の空の下に聳えるフンザの山々が見渡せた。
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ナガール渓谷の奥に聳えるゴールデンピークを拡大。
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右側にはアーリアバードの村とラカポシ。
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ラカポシを拡大して。
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対岸の村の杏も開花が進んでいるようだ。
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宿の屋上へ上がってみると、360度のパノラマが見渡せる。
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上記の反対側。写真中央の斜面の向こう側にカリマバードのメインの村が広がっている。
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背後の山の上には、レディ・フィンガーの姿も見える。
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レディ・フィンガーを拡大。
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8時に朝食をたべ、9時頃ムシュタクの運転で出かけることに。今日は、カラコルムハイウェイを奥に走り、上フンザへ向かう。昨日同様K君も同乗。最初はパスーまでで引き返してもらうことにしていたが、あまりに天気が良いので、途中で行き先を変更して、最奥の中国国境にあるクンジュラブ峠まで行ってもらうことにした。フンザラウンジから坂道を下り、昨日と同じように宿の主人のムシュタクの住む家の前を通りすぎる。写真中央の建物は歴史的建造物らしい。その右隣りにムシュタクの家がある。
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ムシュタクの家の入り口には、大きなアーモンドの木が満開を迎えていた。
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カラコルムハイウェイを北上する途中、左手に昨日イーグルネストから見下ろせたアルティット砦が見えた。
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砦を拡大して。
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聖なる岩のそばを通る。岩壁には動物(アイベックスのような)の絵のような模様が描かれていた。
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やがて左手の高台に集落が見えてきた。ここの生活はさぞかし厳しいだろう。
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振り返るとレディ・フィンガーも雲間から姿を現した。
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前方に高く美しい峰が見えてきた。7000mを優に超えるかなりの高峰のようだが、名前は不明。
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さらに走ると川の対岸に小さな氷河らしきものが見えた。
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やがて中国の援助で出来たという新しいトンネルが見えてきた。トンネルができる前は、地滑りでせき止められて出来た湖を渡し舟で渡らなければならなかったという。
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トンネルとトンネルの間からはアッターバート湖が眺められた。間の壁にはパキスタンと中国の友好の印にこのトンネルが作られたということが書かれ、2012年から2015年まで3年間かかったことも記されていた。
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そこからのアッターバード湖の眺め。2010年1月の地滑りによって川がせき止められ出来た湖。広さは東京ドーム約300個分くらいあるそうだ。
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湖を前に記念撮影。
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さらにトンネルを通過。トンネル内はまだ工事中で、途中片側通行しなければならないところや、粉塵が充満し、まるで霧の中を通っているかのように、見透しが悪かった。当初ギルギットでレンタカーを借りて峠まで往復したいと考えていたが、運転手なしで貸してくれるところはなく、結局あきらめた。もし借りられたとしても、とても運転できる状況ではなかった。現地の状況を知らないと本当にあぶない。
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アッターバート湖の向こうに、ギザギザした形の特徴的な山が見えてきた。
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ギザギザの山を拡大して。岩の間の切れ込みがすごい。
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やがて閑散としたグルミットを通過。前方には、ギザギザがまるでコーンのような特徴的な姿をした山並みが見え続けた。おそらく楽しみにしていたPassu Cones またはPassu Cathedralと呼ばれる山だろう。正式名はTupopdanといい、標高は6106mだという。
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カラコルムハイウェイのグルミットからスストまでの間は、このような変化に富んだ山並みを楽しむことができる。
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ハイウェイの前方にパスー氷河が見えてきた。そばまで歩いて行かなくてもよく見えるので、車を停めて撮影するだけに留め、先を急いだ。
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拡大して。どうしても電線が邪魔をする。
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氷河を通りすぎると、真正面にPassu Conesが迫ってくるかのように見えてきた。
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さらに近づく。
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ハイウェイの右側に広々した川原が見えるようになった。
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スストの手前で後ろを振り返って撮影。すばらしい山岳パノラマが広がっていた。この後スストに到着。スストはガルミットに比べるとはるかに賑やかだ。途中から車の中から異音が聞こえるようになったので、ここで車を点検してもらう。私達はその間に近くのホテルでトイレ休憩。車には特に異常はなく、クンジュラブ峠目指してさらに奥へと走る。スストを過ぎると、谷間を走るようになるので、逆に周りの景色は単調になってしまう。山岳風景を楽しむだけなら、スストまで走れば十分だろう。なお、スストから奥はクンジュラブ国立公園になっていて、登録証またはパスポートの提示と入場料が必要だった。入場料は二人で3900ルピー(約3100円)と意外に高かった。外国人だからか?
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途中アイベックス(野生のヤギ)に出会うことができた。
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さらに、みごとな毛皮で覆われたヤクの集団にも出会った。
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近づいて。
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溶けずに凍ったままの雪。ドロミテでスキーをした時に見た氷瀑のようだ。
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途中から高度を上げて、峠へ向かっていく。道の周りは真っ白な雪で覆われるようになった。
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道路のまわりには、高く険しい山も見えなくて、正直、スキー場を見慣れている私達にとっては少しがっかりの景色だった。
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道の前方に中国との国境にあるゲート(写真左側)が小さく見えてきた。
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国境のゲートが近づいてきた。ウルムチまで1890km、カシュガルまで420km、タシュクルガンまで130kmと書かれていた。
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間もなくゲート。
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ゲート正面に到着。
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国境ゲートをバックに3人揃って記念撮影。着いた時はゲートは閉まっていたが、その後ゲートが開けられたのを見たので、すでに開いていたのかもしれない。ネットで調べた限りでは、国境を通過できるのは5月以降となっていた。雪の状態によって変わるのかもしれない。
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国境ゲートを後にしてフンザヘと戻って行く。道端にまたもや氷瀑のようなものが。
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峠から下る道の前方には、険しい山並みがよく見える。中国側から来れば、かなり印象的だろう。
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川原の向こうに聳える高峰。
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スストが近づいてきた。時刻は2時過ぎ。当初スストあたりで昼食の予定だったが、クンジュラブ峠まで足を伸ばし、時間が押してきたため、昼食は抜きにすることに。ムシュタクも血糖値が高めのため、食事は1日朝1回だけだという。
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スストを過ぎると、再び素晴らしい山岳風景が見え続けるようになった。来るときとは見る方向が違うので、飽きることがない。
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同上。
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再び広々した川原の横を走って行く。
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左側に変わった色や形をした岩山が現れるようになった。
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同上。行きは反対側だったので気が付かなかった。
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再び道路前方の高峰。
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川原の向こう側にも高峰群。
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行きに見た印象的なギザギザの山(Passu Cones)が再び近づいてきた。
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かつて氷河だったところ?
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道路がやや高度を上げはじめた。川原の向こうにはPassu Conesが連なっていた。
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ようやくパスーに戻ってきた。
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登り切ったところから見えた険しい山並み。
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峠を下ると、ボーリス湖へ分かれる道があった。
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ボーリス湖への道は、狭くてかなりの悪路だった。あいにく途中で対向車も。トラクターだったが、すれ違えなくなり、私達の車は一旦後戻りすることに。
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なんとかすれ違うことができ、さらに悪路をボーリス湖へと走る。
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ボーリス湖畔にはホテルが1軒建っていた。
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ホテルの横をくだり、ボーリス湖畔へ。左側の高峰の見える方向はあいにく逆光だったが、その割にはきれいに撮影できた。
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右側。こちらは順光。思ったよりは普通の湖だった。ムシュタクの話だと、この湖の水がどこから来ているかはよくわからないという。それでも年中水があり、枯れることはないらしい。
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湖には水鳥の姿も。湖畔のホテルにチャイを作ってもらい、しばし湖畔で休憩。
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再びカラコルムハイウェイに戻り、帰路へ。写真は、その途中で見えたつり橋(Hussaini Suspension Bridge)。ツアーで立ち寄る定番の場所だが、カラコルムハイウェイの途中で他のつり橋をたくさん見てきたので、写真撮影だけ。
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グルミットに到着。実は、当初の予定では、ここで2泊して、中日にここからクンジュラブ峠まで往復することを考えていた。しかし、今日すでにクンジュラブ峠まで行ってしまったので、ここに泊まる意味はなくなってしまった。幸い予約したホテル(Gulmit Continental Hotel)のキャンセル期限が今日の18時だったので、ホテルの中身をチェックしてから、泊るかキャンセルするか決めることに(写真の右手の看板がホテルへの案内板)。ところがホテルに行ってみると、閑散としていて、中には英語も話せない男性が一人いるだけ。電気もシャワーも食事もOKといわれたが、ホテルや部屋があまりに見すぼらしく、Booking.comに載っていた内容とかけ離れていたので、結局2泊ともキャンセルして、フンザラウンジにさらに2泊することになった。
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18時前にBooking.comを通してキャンセルしなければならないので、フンザラウンジへと帰路を急いでもらう。5時ごろフンザラウンジに到着。すぐにWiFiをONにしてもらい、Booking.comからキャンセルしようとしたが、なぜかキャンセル期限が1日早くなっていて、キャンセルできないようになっていた。仕方なく、宿に直接メールでキャンセルを伝えたが、結局宿から返事はなかった。カードが使えるとはとても思えない宿なので(Booking.comでは使えるとなっていた)、たぶん何事もなかったことになるだろう。
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カリマバードにもどると、今日一日で満開を迎えた杏の花が出迎えてくれた。宿の屋上からは、レディ・フィンガーに夕日があたるのが見えた。
この後、今日のツアー料金の精算を行ったが、ここで少々問題が発生。昨日、ナガール渓谷などのツアー料金(全部で11000ルピー、約9000円)を払うと同時に、今日のパス―往復分(帰りはガルミットまでで7000)とボーリス湖分(2000)、計9000ルピーを支払っていた。実際には行き先がクンジュラブ峠に延長されたので、差額を払うことに。相場ではクンジュラフ往復は16000で、ボーリス湖を含めて18000になるので、差額の9000ルピーを払えばよいと思っていた。ところが、ムシュタクは14000だという。彼の理屈では、パス―往復分の精算はすでに終わっているので、追加分(パス―からクンジュラフ往復とガルミットからカリマバードまでを足して14000)を払えということだった。実際に走った行程は同じなので、日本人の感覚ではちょっと納得が行かなかったが、ツアーそのものには大満足だったので、彼の言うとおりに支払うことに。パキスタン人は一般的に親切だが、こと金銭が絡むと、しっかりと対価を要求してくる。彼らも生活していくのに必死であることを忘れてはならないだろう。 -
今日の夕食は、K君もいっしょに、三度目のエンバシーホテルで。食事はおいしいが、さすがに四度目はなかった。(その4へ続く)
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