2019/03/26 - 2019/03/31
4511位(同エリア8869件中)
napaさん
いちどは訪れてみたかったアンコール遺跡群。まだ雪の残る北海道から暑期の真っただ中へということで熱中症にもなりかけましたが、何とか遺跡巡りを満喫してきました。
3/26 上海乗り換え、深夜到着
3/27 クバール・スピアン、バンテアイスレイ、ロリュオス遺跡群
3/28 プレアヴィヒア、ベンメリア
3/29 オールドマーケット、街歩き
3/30 アンコールワット、トム、タプロム、深夜便で帰路へ
3/31 帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の旅は上海乗り換えでシェムリアップへ。遅延が当たり前とかサービス面で評判の良くない中国東方航空ですが、ほぼ定刻通り。確かに座席ごとの液晶ディスプレイがなく、子どもたちは映画が見られなくて残念がっていましたが、せいぜい4時間のフライト、国内線に毛が生えた程度と思えば気になりません。
ところで駐機場からバスでターミナルまで移動し、乗り継ぎの手続きを済ませてシェムリアップ行きの飛行機までまたバスで移動すると、まさかの札幌から乗ってきた機体そのもの。降りずにそのまま待たせてくれれば楽だったのに、と思いましたがそうはいきませんよね。 -
空港からの送迎を事前にホテルに依頼してあったのですが、7人の我が家はバンが来るものと思っていたら、まさかのトゥクトゥク分乗。夜の街を走り抜ける爽快感、うれしい出来事でした。
カンボジアの出入国にはVISAが必要ですが、事前情報では入国時空港で取得するのが最も安く、かつ簡単だと聞いていたのですが、実際にはその場で申請している様子の人は全くいませんでした。我が家は日本出発前にe-VISAを取得してありました。手数料として1人当たり6USDかかりましたが安心には代えられませんし、空港での発券時にもビザは確認されました。なお、プリントアウトしたe-VISAは入国用、出国用の2枚必要なのは要注意です。 -
4泊するトラベラーホーム・アンコール、一か所に滞在するのは荷物の移動や預けることを考えなくていいので楽ですね。
ヤモリも出迎えてくれました -
朝食はホテルのレセプションでクーポンをもらって、道路向かいのトラベラーズキッチンで。10数種類のセットメニューの中から選んで注文すると程なく持ってきてくれます。
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路地を横切る屋台を牽くバイク。
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今日は郊外の遺跡を巡るツアーに参加、大人ひとり当たり75USD。
暑さがそれほどでもない午前のうちに30分以上山道を歩かなくてはならないクバール・スピアンへ。たちまち汗が吹き出します。 -
ガイドさんが蟻に刺されないよう注意してくれました。現地の人は食材にするそうです。
それにしても英語ができない我が家にとって日本語ガイドというのは本当に楽ちんです。 -
あちらこちらで見られる蟻塚、大きいものは1m以上ありました。
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途中の屋台ではナタマメも売っていました。ひとつ2USD。
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クバール・スピアン、乾季のため川の水は干上がっています。川底に彫られた遺跡を観察するには絶好のような、水がなければ単なる規模の小さな遺跡にすぎないような。
クバール スピアン 史跡・遺跡
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巨大なリンガ。
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石がくぼみにはまって流れに乗って回転することでできた巨大な甌穴。
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ヨニのなかに配されるリンガ。よどんだ水が溜まっていますが、雨が降って清らかな流れとなれば美しいことでしょう。
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びっしりと川底を埋め尽くして彫られたリンガ。
この地はシェムリアップ川の源流にあたり、ガンジス川になぞらえて遺跡を作ったそうです。リンガに清められた水は聖なる川となって平野を潤し豊穣をもたらすと考えられました。 -
摩耗した天女像、気を付けてみるとあちこちの岩に彫刻が施されています。
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王さまの沐浴池。
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沐浴池の下流側。水量が多いときは大きな滝となって、地元の人も水遊びに訪れるそうです。
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車で移動中の風景、道路沿いはどこも大量のごみが散乱しています。その向こうはマンゴー畑。
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農村地区でよく見かけた高床式住居、国の経済が良くなりつつあるのか、新築工事中の現場も頻繁に見かけました。
高床になっているので風通しが良いうえに、日陰になる部分にはどの家も縁台やハンモックをつるしていて、家族が集まって日がな一日くつろいでいるようでした。 (暑くて仕事なんてしてられないからかもしれませんが)
経済的にははるかに豊かなはずでも仕事に追われ心にゆとりがない日本、どちらがほんとうに豊かなのか、考えさせられました。 -
お店の軒先にはカラフルな輪っかがいくつもぶら下がっていますが、バイクのタイヤでしょうか。カンボジアでは移動や荷物の運搬に、車よりバイクのほうがはるかにたくさん活躍しているように感じました。
どこへ行っても道沿いには飲み物などを売っている商店があって、そんなにお客さんが来るのかなと疑問に思いましたが、家の子どもがクーラーボックスから売り物のジュースを取り出して飲んでいるのを見かけたので、そんなに熱心に商売しようという感覚はないのかもしれません。 -
バンテアイスレイに到着。熱帯特有のラテライトや赤みを帯びた砂岩を積んで建造されているので遺跡全体が赤い印象です。
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両側にリンガが立ち並ぶ参道。
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連子窓とリンガ。
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周壁の門の内側にはびっしりと碑文が刻まれていました。何と書かれているのでしょうか?
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門をくぐるとその向こうは環濠があり、
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特徴的な形の塔門。
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遺跡全体が精巧でうつくしい彫刻で覆われています。芸術性の高さとそれが千年の時を経て保たれていることに感嘆しました。
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この奥の中央祠堂は保護のため立入禁止になっています。
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門からのぞく彫像、手前のレリーフはカーラとガルーダでしょうか。
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細かいところまで彫刻で埋め尽くされています。
バンテアイ スレイ 史跡・遺跡
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東洋のモナリザとも呼ばれるデバタ―像。
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開くことのない扉を守っているかのようにも見えます。その向こうは天国でしょうか。
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建物のデザインと赤い色が相まって遺跡全体が燃えているようです。いよいよ暑くなってきました。
頻繁にミネラルウォーターを飲んで水分補給と火照った体を冷やそうとしますが、全然追いついていない気がします。ペットボトル何本も飲んでいるのにまったくトイレに行っていません。 -
向き合って話をしているような猿の彫像。
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環濠越しに遺跡全景を眺めて。
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牛を見つけました、聖なる牛ナンディンに乗るシヴァ神。
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さてここで昼食、ガイドさんがハットというレストランに案内してくれました。名前の通り敷地内に小屋が点在しており、その多くはブランコのように揺れる構造になっていました。
見回すと外国人のお客さんばかりでした。今日のツアーに限らず、ガイドさんや運転手さんは私たちと一緒に食事をとることは無かったのですが、レストランやお弁当が現地の人の相場とはかけ離れているのでしょう。 -
正面から見たナンディン、千年以上ここで雨や強い日差しにさらされてきました。
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食事の後はロリュオス遺跡群に属するプリア・コーへ。アンコール遺跡群最古の寺院だそうです。
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プリア・コーは聖なる牛という意味だそうで、祠堂の前には3体のナンディン像が並んでいます。聖牛ナンディンはシヴァ神の乗り物。
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シンハ像の間から見下ろすナンディン、参道ははるかジャングルの奥まで続いているのが見えました。
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バンテアイスレイのものより摩耗してはいますが、間近で見ることができるデバタ―像。
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遺跡全景、比較的小規模な遺跡とはいっても十分見ごたえがあります。
プリア コー 史跡・遺跡
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主にレンガと漆喰が用いられています。現在は漆喰のほとんどは剥がれ落ちてしまい赤いレンガが目立ちますが、建造当時は当地で見られる牛のように白く、彫刻でうつくしく装飾されていたのでしょう。
彫像は門の守護神ドヴァラパーラ。 -
とかげを発見。遺跡の後方には王宮があったそうですが、今はジャングルに埋もれています。
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経堂と呼ばれている建物。レンガ造りで空気の通り道として多孔状の窓が開けられてあり、火葬場だったそうです。
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両側に深い環濠を備えた参道を歩いてバコンへ。もうここまで来ると熱中症一歩手前、頭は痛いし疲れてよれよれです。
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ピラミッド状の寺院が見えてきました。
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楼門からのぞく中央祠堂。
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急な階段を登って中央祠堂へ。
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祠堂まで階段を登ることで神さまに近づくと考えたのでしょうか、また上から民を見下ろすことで権威を象徴していたのかもしれません。
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最上段の祠堂の中は今も信仰の場でした。
バコン 史跡・遺跡
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四隅には象の彫像。
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他の遺跡やパブストリートなどの繁華街でも時折見かけましたが、内戦時代の地雷で体の自由を奪われた人たちが楽器を演奏して寄付を募っていました。眺める人は多いのですが、お金を置いて行く人はほとんどおらず、どうやって生活しているのか疑問に思いました。
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環濠の外側で放し飼いにされていた牛。牛好きな我が家は牛を見つけると大興奮!
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シェムリアップ市街への帰り道。荷物満載、立ち乗りのバイク。
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4時過ぎにホテルに戻っても疲れがどっと出てしばらく昼寝、暗くなってようやく街へ出かけました。アンコール・ナイトマーケット向かいのレストランで夕食、明日に備えて早く寝ることにします。
つづく・・・
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カンボジア遺跡巡りの旅
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