テルモリでお昼にしましょう - 南イタリアぐるり旅 ８日目 (３)

2014/05/22 - 2014/05/22

今日はプーリアからモリーゼを通過してアブルッツォへの移動日。
道中の所々で寄り道をしながら、今夜の宿がある町へとクルマを走らせます。

フォッジア近郊のボルゴ・メッツァノネ村をあとにして、
次に向かったのがフォッジアから100キロほど走ったモリーゼ州のテルモリ。

お昼の時刻もとっくに過ぎていることなので、ここで昼食としましょう。

と思いつつ町に到着してみたけど、ちょっと様子が変!?
何だか町中がひっそりと静まり返っています。

エリア イタリア

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

フォッジアから高速Ａ14に乗ってひたすら北上。
正面に海が見えてきたら、まもなくモリーゼです。

午前中の曇天から変わって青空となってきました。
まわりに他のクルマもおらず、快調に飛ばして走れます。

ここでプーリアとさようなら!!
モリーゼ州に入って行きます。

そんなこんなでやってきました、海辺の町テルモリ。
中心広場が駐車場になっていたので、そこにクルマを駐車します。

お昼休みの時間は駐車料金が掛からないから、
少しの間ならタダで止められるようです。

ぶらぶら町散歩の前に、まずはお昼ご飯としましょうか。

とはいっても、今日は時間の余裕があまり無いため、
レストランでのんびりと食事するのは夜までお預け。

お昼はサクッと屋台飯の予定です。

それにしても町に人の気配が感じられません。
この町の名物Ｂ級グルメ、フリットゥーラミスタが食べたかったのに…。

おっ、あのお店は人の出入りがあるようです。
ちょっと覗いてみることにしましょう。

店の看板にはバールとトラットリアとぺシェリアと書かれています。

入口がいくつかあるようで、それぞれが別の店になっているみたい。
お持ち帰りで買いたのだけど、どこから入れば良いのかな。

ここはトラットリアの入口？

手前のトビラの奥は普通のバール。
で、その先にあるの入口が総菜屋さんとなっているようです。

その店内がこちら。

カウンターに並んでいるモノたちは、
残念ながらどれも美味しそうには見えませんが…。
作り置きなのがマイナスです。

壁に貼られたメニュー、というか食品表示表。

ありました!! これです。名物のフリットゥーラミスタ・ディ・ぺシェ!!
悩むことなくこちらを注文。
それとカラマリ＆ガンベリ揚げも追加です。

「今から揚げるから10分待って」だって。
裏にあるトラットリアの厨房に注文してくれました。

できたてアツアツのフリットミスト!!

絶景テラスでアツアツを頬張ります。
安くて贅沢!! これだけで大満足!!

周囲からの人目も、そもそも人が歩いていないので気にならず…。

朝に買ってきたブッラータもついでに食べてしまいます。

お昼休みでまったく人のいない砂浜でも散歩してみましょう。

ポカポカ陽気で心地よい風が流れる中。
ビーチパラソルの間を抜けて波打ち際へと進んで行きます。

穏やかなモリーゼの海。

振り返ればテルモリを代表する建築物のお城。
現在は気象関連の施設として使われているとか。

では、上の町へと行ってみましょう。

坂道を登って上の町までやってきました。

天気は澄み渡り、遥か彼方のアドリア海の水平線が見渡せます。

テルモリのリビエラ。
きれいな砂浜がずっと遠くまで続いています。

眼下には魚捕りの小屋がいく棟も並んでいました。

小屋の前の網を上げ下げして魚を捕まえるという原始的なシステム。
ここにあるのは実際に使われているのか観光用かは不明…。

こちらはややボロさのある小屋。
どうも稼働はしていないような気がします。

真っ青な色とオレンジやイエローの家々の壁とのコントラスト。

町中も歩いてみることにしましょう。

ほどなく着いたここが中心広場かな？
広場の一角にロマネスク形式の教会が建っています。

見事な彫刻が施された教会のファサード。
12～13世紀に建てられたとのこと。

広場のバールも、どこもかしこもお昼休みの真っ只中。
通りに人の姿は見かけません。

何かな？　灯台かな？
足場を組んで修繕中。

心地よい雰囲気の町ですが長居は無用。
そろそろ次へと移動しましょうか。

ということで、短い滞在でしたがテルモリをあとにします。