2019/03/24 - 2019/03/25
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うりえむさん
今回は仏像好きの母が「法華寺の十一面観音が見たい」と言うので御開帳に合わせて母とその友人と一緒に三人旅をしてきました。
東京から一泊二日の短い期間ですが、行くお寺を絞ってのんびりじっくり見てきました。
一日目:法華寺、海龍王寺、興福寺
二日目:唐招提寺、薬師寺
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東京から朝八時台の早いのぞみで京都まで。
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いいお天気で富士山もとてもきれいです。
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京都からは近鉄奈良線の特急で35分。
あっという間です。
10年くらい前に奈良に行った時と比べると車両が新しくなっていて快適でした。 -
近鉄は平城京跡の真ん中を通るので車窓からよく見えます。
奥に立っているのが多分第一次大極殿だと思います。 -
近鉄奈良駅の近くで昼食を軽く済ませていよいよ観光です!
まずは一番のお目当てである法華寺へ、近鉄奈良駅からバスで向かいます。
バスの本数は一時間に二本ほどですが、10分くらいで着き、バス停からも徒歩3分くらいです。 -
国宝十一面観音菩薩立像は年三回の特別開扉時のみ拝観できます。
御開帳なので混んでいるかと思ったらそうでもなく、ゆっくり見ることが出来ました。 -
法華寺の十一面観音菩薩立像は光明皇后をモデルにしていると伝えられています。
想像していたものより少し小ぶりでしたが、気品があってとても素敵でした。
蓮の葉とつぼみの光背や裾を軽くつまんだ右手が特徴的です。 -
海龍王寺
法華寺のすぐ近くにあります。 -
小さいけどとても趣のある山門。
雪柳がとてもきれいです。 -
雪柳の前を通って本堂へ。
こちらのご本尊も十一面観音(重文)で、ちょうど御開帳の時期でした。
身に付けた衣装や飾りがとても精巧ですばらしく、また座って見上げたお顔がとてもやさしく、その微笑みに包まれるような不思議な感覚を覚えました。
法華寺の十一面観音に負けず劣らず、とても素敵な観音様でした。 -
バスで奈良駅まで戻ってきました。
お次は興福寺へ。
奈良公園を通ります。 -
奈良公園にはお決まりの鹿がたくさんいました。
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鹿も人間に馴れたもので、すぐ近くを涼しい顔で通ります。
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写真を撮っていたらすぐ近くまで寄ってきて、じぃ~っと見つめて、鹿せんべいを持っていないことを確かめると(多分)さっさと離れていきました。
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興福寺
東金堂と五重塔 -
平成30年に再建落慶された中金堂
710年創建当時の様式で復元されたそうです。
ご本尊の釈迦如来坐像は再建に合わせて修理されたとのことで、キンキラキンに輝いていました。
普段見慣れている仏像は金が剥がれたり木造だったりが多いので、金色にはどうも違和感があります。
でも当時の人々はこのお姿を見ていたのですね。何だかタイムスリップしたような気分です。
中金堂には四天王像もありますが、とても力強くダイナミックな動きをしていてこれもまた好きです。 -
鴟尾も美しく輝いています。
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国宝 五重塔
1426年に再建されたもので、奈良時代からの伝統的な和様の建築様式で復興されているそう。 -
東金堂
今の建物は1415年に再建されたものだそうで、ご本尊は薬師如来像です。
他にもたくさんの仏像がありとても見応えがあります。
この後国宝館も見てきました。
以前来た時から建物が新しくなっていて、人気の阿修羅像も直に見れました。(以前はガラスケースだったような気が…) -
国宝 三重塔
南円堂の裏手にあり、しかも坂を下った方にあるので全く目立ちません(泣)が、国宝です。平安時代の創建で鎌倉初期に再建されたものです。
中には入れません。 -
寺巡りはここまでで、次は街歩きを。
母が「お土産に墨を買いたい」と古梅園に行ったところ、何とお休み。
戸に近くで古梅園の商品を取り扱っている代理店の案内が貼ってあり、そちらに行くことに。
間口も広いけど奥行きもとんでもなく広い建物です。 -
町中にあったコンビニ。
この建物も古そうで、特別感があっていいですね。 -
南都銀行本店
大正15年建築の美しい建物です。 -
案内板がありました
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和菓子の老舗 千代の舎 竹村
小さいカップサイズのわらびもちを買いました。
ちょこっと食べたい派には便利です。
お味ももちろん美味しかったです。 -
麻布おかい
こじゃれた麻製品のお店です。
自分のお土産を買いました。 -
今回のお宿はJR奈良駅のすぐそばにあるホテル日航奈良です。
ここには大浴場があって、温泉ではないけどゆっくりお風呂に入れるのがいいです。
疲れたので夕食はホテルで済ませてしまいました。
美味しい和食でした。 -
翌朝
いいお天気です。
6階のお部屋から。 -
今日はまずは唐招提寺へ行きます。
JR奈良駅からバスで15分くらい、バス停がお寺の目の前なので便利です。
南大門 -
南大門前の道がいい雰囲気です。
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唐招提寺は鑑真和上が759年に開いた研修道場が始まりだそうです。
中国揚州に生まれた鑑真和上は742年に聖武天皇からの招きに来日を決意、五度も航海の失敗を重ね盲目の身となりながらもついに753年、来朝を果たしました。 -
国宝 金堂
本尊は廬舎那仏座像で、他にも薬師如来立像などの仏像がありますが、なかでも私が気に入ったのは千手観音菩薩立像です。
通常、千手観音菩薩を仏像としてあらわすときには、1本の手を25本として数え、実際には40本造ることがならわしとなっているそうですが、ここの千手観音はちゃんと千本の手があるそうです。
びっしりと生えているのでまるで手が自分に向かって迫ってくるかのようなすごい迫力です。本当に救ってもらえそう。
修復時に手を一本一本解体した時の写真が飾ってあったのですが、本体から放射線状に並べた手はそれはもうスゴイ迫力で、よく元通りにはめたものだと感心しました。 -
奥が国宝の講堂。
青空に瓦が美しく輝いて見えます。 -
まだ午前中で人が少なく気持ちの良い散策です。
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鑑真和上の御廟に向かいます。
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木々の間から日が差し込んでとてもきれいです。
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苔が日を浴びてすごくきれいに輝いています。
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切り株から新しい命が。
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鑑真和上の御廟は一番奥の方にありとても静かです。
人もあまりおらず鳥のさえずりが聞こえていてとても穏やかな気持ちになりました。 -
一本だけ満開の…桜?
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青空に映えて美しい。
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講堂を左側から
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池のふちに何やら鳥の足跡のようなものが…、結構大きい(笑)
本人(本鳥?)は見ませんでした。 -
唐招提寺から薬師寺へ向かう道端にきれいなお花
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薬師寺
裏側ですが…
時間が余ったので薬師寺にも寄りました。
とはいえじっくり見る時間はあまりないので早足ですが。 -
大講堂
平成15年に完成したものです。
本当に大きくて立派な建物です。 -
よーく見ると細かいです。
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金堂
昭和51年再建
国宝 薬師三尊像(ご本尊の薬師如来像と日光/月光菩薩)があります。
大きく美しく、そして本当に私が病んだ時に救ってくれそうなありがたい感じがします。
ちなみに裏側から後姿もちらっと見えます。 -
東塔はただいま解体修理中(平成32年まで)
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金堂と修理中の東塔
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西塔
昭和56年の復興。 -
桜越しの西塔
この後JR奈良駅まで戻って、東京への帰路へつきました。
たまにはのんびり仏像巡りもいいですね。
また他の仏像も見たくなりました。いいなぁ、奈良。 -
恒例、自分へのお土産
・麻布のポーチ(内側は別布で二重になっています)、軽くてたっぷり入って○!
・興福寺で買った天燈鬼のクリアファイル(実物は貸出中で見れず…)
・イタチの毛でできた紅筆
以上、これで私のつたない旅行記は終わりです。
お付き合いいただきありがとうございました!
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