ガトウィック空港ターミナル漂流

2019/03/25 - 2019/03/26

ロンドン経由でスペインセビリアへ行きました。
帰りはセビリア-ガトウィック到着23時半、翌日昼12時発ガトウィックから上海、そして日本へ。

貧乏倹約旅行のため、ターミナルで、寝ます。
その時の踏んだり蹴ったりのおはなし。

エリア ロンドン(イギリス)

セビリアからガトウィック空港までは2時間15分のフライト。
ガトウィック空港に到着し、飛行機を降りてからパスポートコントロールまでが長かった。写真はその途中のゴミ箱。表紙の女王様のモザイク画もパスポートコントロール近くでお見かけしました。

では今夜の寝床を探しましょう。セビリアに発つときにもここサウスターミナルで仮眠した。2階のベンチの裏。でもここは寒かったので今回は、3階出発フロアでいいところを見つけた。
余裕こいて、空港wifiでバレーボールの試合の動画を見てから就寝、2時。暖かい。

勝手知ったるサウスターミナルだわ。気分は映画「ターミナル」のトムハンクス、ターミナルの住人気取り。

朝5時。お腹がグルグル言うのでトイレへ。持参のアルミシートや毛布、スーツケースをそのままにして。でもせめてスーツケースはロックしておきましたよ、防犯のためね。

ついでに洗顔、歯磨きをして時間にして20分かかったかな。寝床に戻ると、わたしの荷物一式が消えてる。

えっ、盗まれたの？えっなに？
近くの人に聞いたら、セキュリティ係がごそっと持って行ったよ。と言う。

近くのセキュリティ係の男性に聞いたら、忘れ物、落し物窓口へ行けと言う。
1階から外に出て道を渡ったところにある。と。
別件で忘れ物窓口を調べている私は、その窓口は10-16時だから今は閉まってますよね、と言うと電話しておくから行けと。
迷いながら、行くと、その建物自体暗く、窓口のドアも閉まっている。ノックしても大声で呼んでもだめ。なんとなく予想できた。でもガックリ。

やむなく引き返し、今度は若い女性のセキュリティ係に必死のパッチで聞く。するとその女性は、どこかに電話して「わたしについて来て」と。
着いたさきは、「レフトバゲッジ」
セビリアにはLCの飛行機で行くので、身軽に行こうと、大きいスーツケースを預かってもらったのがここ、「レフトバゲッジ」。ほんの6時間前にここからスーツケースを引き取ったばかり。

スーツケースが出て来た。
ファスナーがこじ開けられ、アルミシートも毛布も枕がわりにしていた空の2リットルペットボトル(役目を終えひしゃげている)も。何もかも突っ込まれ、テープでぐるぐる巻きにしてある。

駐車禁止のレッカー移動みたい。
レッカー代や預かり代、罰金がなかったからヨシとする？

途方にくれながら、落ち着ける2階のベンチ裏へ行く。携帯の充電ケーブルも失くした。

着いた途端、いきなり現れた年嵩のおじさんから「自分の荷物から目を離してはいけない、盗まれたらどうするんだ、そうだろ、そして、空港の保安上も危険なのだ」と説教をいただく。はい、その通りで。ところであなた、今までどちらにいらしてたんですか？私のめっちゃ困ってる時に登場して欲しかったです。

さて気をとりなおして、荷物の整理を始める。
こじ開けられパックリ開いているけどゆっくりファスナーを動かすとまた閉じた。これなら上からまたテーピングしたら、家まで持つかも。
でも上海であの乱暴的で雑なスーツケースの取り扱いに耐えられるか、あそこでパクリと開いたら…

マークアンドスペンサーでお土産の補充したり、お化粧したりで8時くらいになり、そろそろチェックインできるか見てこようとチェックイン場所に行く。ない、中国東方航空の表示が無い。

焦る、汗る。
まずインフォメーションに行く。そこに列、なかなか進まない。焦り上乗せ。

がインフォメーションカウンターにこの写真の表示があった。
そうか、ＥチケットにはTOと書いてあった。

サウスターミナルを我が家にしていたから、ノースタミが頭からすっぽり抜けている。

電車でノースタミに移動。なんだか解放的なターミナルだ。

中国東方航空チェックイン係の人の雰囲気は、インド、パキスタン系。
私がネット予約時、間違えて名字と名前を逆に入れたので、パスポートと違うためチェックインできない。
日本発の便は次回からは間違えないで下さいと念を押されながらすぐチェックインしてもらえたけど(日本人的忖度)。今回は中国人スタッフに確認を取らねばならず、20分くらい待つ。そしてokをもらって再度チェックイン。

そのイン、パ系の係の男性がじっとスーツケースを見てるので「このスーツケース、いっぱいストーリーがあるの。長い長いね。」
と言うと、笑いながら、
「いいストーリー？」と聞いて来た。
私、一言「ノオーーーツ」