長野2日間　2日目「石畳のある情景」

2004/09/11 - 2004/09/12

すっかり疲れも癒された温泉に魅せられて、朝食後にも外湯に出かける。
馴染みの浴衣姿に下駄履きで石畳をカランコロン。
温泉街の中心では朝市が開かれ、彩とりどり信州の採れたて野菜が並ぶ。で、朝市を下へ石段を降りると名湯の渋大湯。

【ツアー】
なし（個人手配）
【日程】
09:30　長電バス 奥志賀高原線　渋和合橋→湯田中駅
09:40　湯田中駅着
09:54　長野電鉄長野線　湯田中駅→権堂駅
10:36　権堂駅着
11:00　昼食「今むらそば本店」
12:00　善光寺
13:50　川中島バス（びんずる号）善光寺大門→長野駅
14:00　長野駅着
14:20　長野新幹線　長野駅→東京駅
16:16　東京駅着

エリア 長野

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

九番湯渋大湯は万病に効くとの事であったけど、誰もいない広々とした湯船が印象的でした。

九番湯　渋大湯
効能　神経痛　リュウマチ

渋温泉九湯めぐり 温泉

行基により発見された霊泉は、鉄分の多い湯を手拭越しに膝に掛けると瞬く間に褐色と化し、じんわりと肌に染み込む感じ。湯船に充分に浸かって天を仰ぎ、換気口へと流れる湯気を目で追っていた。

つかの間の時間とは言え、こうして朝から温泉とはホント旅っていいもんです。

朱塗りの欄干の「和合橋」

宵の外湯めぐりとはまた違った趣きがあって、早々と宿をあとにする宿泊客を横目に朝陽の下、浴衣姿で外湯へ向かうのは何とも言えない贅沢感。

渋温泉 温泉

外湯から戻り、宿をあとにして和合橋の停留所から路線バスに乗って湯田中駅へ。

湯田中駅 駅

駅では各宿場から発った旅人が集って列車の出発を待っていた。

車体がカーブするごとに姿を変える高社山を背景に、鮮やかな赤を散りばめた林檎畑と夜間瀬川。見慣れぬ秋景色に、しばし無心に見入ってしまった。

権藤駅で下車し善光寺表参道にある今むらそば本店へ。

今むらそば 本店 グルメ・レストラン

以前長野に来た際に寄って以来、またいつかと思っていた蕎麦の味。それほどまでに魅了したのが、そのまま食べても格段に旨い「御膳そば」。

自分が思っていた蕎麦の概念を覆された、生クリームたっぷりの甘味「そばカリッファ」。懐かしい味に、ひとくち、ひとくち、かつての旅を思い出されました。

善光寺表参道のゆるやかな坂道が石畳に変わる辺りから参道を囲む様に宿坊が軒を並べていた。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

大勧進。今も昔も善光寺参りの宿とした、当時のままの装いは、さながらにして時代の生き証人の如く参拝者を迎えていたかの様な面持ちでした。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

宗派に問わない善光寺だけあって参拝者が絶たない境内。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

六地蔵。次から次へと観光バスが乗り入れては団体客が押しては返す繰り返しだった。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

以前来た時には気にはしなかったけど、境内は植物園の如く様々な花が咲いていて、特に萩の花が見事な満開。萩色に染まる境内と本堂の萱が自然と調和してました。

温泉の石畳もいいけど門前の石畳もまた趣深いです。

仲見世通り 名所・史跡

宿坊の連なる参道。

善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会

信濃の旅を善光寺参りで締め、バスで長野駅へ移動。 満喫感からか未練もなく改札を済ませ、ちょうど来た新幹線に乗り、まだ高い陽の差す窓際席へ腰掛ける。思えば本屋の雑誌で見た一枚の写真で、行き当たりばったりで起こした今回の旅行だったけど、自然豊かな戸隠の里や、懐かしい情景や味覚との再会など、充実した週末旅行だった。また機会あったら訪れてみよう。

長野駅 (JR東日本) 駅