2019/02/15 - 2019/02/21
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Pontakaiさん
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2月18日はシェム・リアップ中心街からは約40キロほど離れたバンテアイ・スレイ、バンテアイ・サムレさらに東部にあるアンコール王朝の最初の都であったロルオス遺跡群を巡ってみました。この日は何もない原野の中をはじめ人里離れたところを往復で100キロ以上トゥクトゥクに乗って走り回りました。
写真はバンテアイ・サムレ寺院跡の一角のものです。バンテアイ・スレイを訪ねたとあればあの「東洋のモナ・リザ」と一部で称されている有名なテヴァダーの写真が定番なのでしょうが、なぜかフォーカスのピシッとあった写真が撮れませんでした。代わりに生きた女神たち?の姿があったものを表紙写真としておきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 自転車 徒歩
- 航空会社
- エアアジア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バンテアイ・スレイまではのんびり走るトゥクトゥクで約1時間ほどの距離。舗装されている田舎道を一路北上します。
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途中でガス補給。ここはちゃんとしたガス・ステーションですが、途中の道端には瓶やペットボトルに入れた黄ばんだガソリンを売っていました。バイク用なら少しくらい質が悪くても平気なのでしょうか?ここはちゃんとしたガソリンだと思います。
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ところどころに高床式の家があります。雨季に備えた造りのようです。
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なにもない平野をのんびり走って行きます。
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道端にはたまに日常品や雑貨を売っている露店が出ています。
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平野ばかりの景色の前方に小高い山が見えてきました。あとから調べるとクレーン山という山らしいです。
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4,50分走るとようやくたくさんの車の止まっている駐車場らしきところに着きました。バンテアイ・スレイの駐車場です。
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赤土の路を歩いて行く先に入口があります。
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世界遺産マーク碑が立っています。
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参道に入る塔門、破風上の彫刻です。蛇紋型に囲まれた中に細かい花柄がびっしり、その真ん中に牛に乗るインドラ神(帝釈天)が彫られています。
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門をくぐると参道となり両脇にはリンガが立ち並んでいます。
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さらに行くと環濠の跡があり、その先から周壁と祠堂が続きます。
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バンテアイ・スレイの祠堂はそれぞれこじんまりとしています。バンテアシ・スレイは「女の砦」を意味するそうです。規模も雄大・勇壮というよりは優美で繊細な女性美を連想させます。10世紀建造のヒンズー寺院です。
建築素材は見ての通り煉瓦色の砂岩です。 -
ここの有名なレリーフの一つであるペディメント(破風のなかの三角形の壁の部分)に彫られたラクシュミー女神(ヴィシュヌ神の后)像です。二匹の象に聖水をかけられている像です。
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正面の祠堂の破風には破壊と創造をつかさどるシヴァ神が彫られています。写真をクリックして拡大してみるとその姿が分かります。
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猿王の上に乗る天地創造の神ブラーフマー(梵天)像?
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イチオシ
祠堂の中には入れません。
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さまざまな祠堂があります。
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イチオシ
さて、フランス人ジャーナリスト作家アンドレ・マルローが盗もうとしたテヴァダーはどれかな?と探しましたが、結構数が多く探し出すのに一苦労です。
これはそれとは違うようですが、脚の部分が崩れていなければ……と惜しまれる女性美の感じられる像かと思いますが…… -
どうやらこれがそれらのうちの一つのようです。扉を挟んで左右に対をなしています。写真撮影時にカメラが斜めになっていました。祠堂はまっすぐに建っていました。念のため。
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向かって右側のテヴァダーをアップしてみました。ガイドブックなどに載っているものです。
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イチオシ
さらにアップして「東洋のモナ・リザ」の表情を……
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入ってきたのとは反対側の門塔と濠部です。逆光で建物の写りが良くありません。
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濠の外側では楽器演奏が行われていました。
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濠の外から寺院の姿です。
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バンンテアイ・スレイは寺院のほかにも自然遊歩道があったり、釣りなども楽しめる自然公園にもなっています。駐車場の脇にはお土産物屋さんがたくさんありました。
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スレイの次はそこから写真にあるような赤土の路を10分ほど走ったところにあるバンテアイ・サムレ。
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ほとんど観光客が来ないところのようで人の気配がしませんでしたが……
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ほとんど壁や柱に装飾レリーフもない回廊を抜けて行くと
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イチオシ
なんと3人の女性がおしゃべりもせず建物に座して佇んでいました。一瞬わが目を疑いました。三美神の幻影ではなく本物の人間でした。誰もいないと思っていたので意表を突かれた感じでしたが、なんとなく古寺の中で色彩感があり絵になるような感じを受けました。彼女たちは一体何しに……?観光客それとも本当に三美神だったのかな?
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建造物は古さは感じましたがそれほど崩壊はしていませんでした。
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回廊を抜けるとそこからさきはもうジャングルでした。まだ地雷が埋まっているかもしれないと思ってそこから先へは進みませんでした。
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蟻塚のあとでしょうか?
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次に向かったのはロルオス遺跡。シェム・リアップの南東部13kmほどのところにあるということで、かなりの距離を走ることに……
写真は道の両脇の樹木や葉が赤い土埃で染まっている様子です。乾季は砂埃、雨季は染まってしまうほどのグチャグチャ道になているのでは……? -
何もない原野の中を走って行きます。
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久しぶりに家を見ました。
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道路標識らしきものがありましたが一瞬で通り過ぎてしまったので読み取れませんでした。カメラもぶれてしまっています。
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舗装された広い道路も走って……しばしこんな道を走り続け……
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また赤土の道を走ります。
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小一時間ほど走って到着したのはロレイ遺跡。かつては池の中にあったとか。現在祠堂は修復工事中です。
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祠堂が煉瓦のような小さな直方体の石で積み重ねられてできています。しかしテヴァダーの部分は石の切れ目がなくこの部分だけ一枚の岩盤上に彫られ貼られたような感じになっています。
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ここの祠堂はみな激しい崩壊に瀕しています。
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イチオシ
アンコール遺跡群のなかで初めてクメール文字で記された碑文?のようなものを見ました。ロゼッタストーンのように解読がなされていると思います。
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イチオシ
別のテヴァダーですが、やはり煉瓦積の建物とは別に彫られたものであることが分かります。このテヴァダーなかなか表情のあるものです。左手の指の太さは何でだろう?
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祠堂の間にはなにかの跡がありましたが、正体は不明です。
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同じ敷地にある新しい寺院の少年修行僧が水を撒いていました。
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次は5分ほどでバコン寺院です。ロルオスはアンコール王朝の最初の礎となる中心地域です。この地域はロルオス遺跡群としてまとめられていますが、アンコールワットに中心が移る前、9世紀後半に建てられた寺院が点在しています。
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左右両脇に紅白の花咲く参道の向こうに中央祠堂塔が見えています。
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アンコール王朝の最初の中心にあったロルオス遺跡群の一つバコン寺院跡です。
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石の質の違う(赤色の砂岩)塔は修復工事中です。
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諸建物は柱、壁共に装飾的な彫刻はなく単純な石積からなっています。
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かなり崩壊した部分も目立ちます。
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階段状の上層部から見た境内の様子せす。
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建物にほとんどレリーフはないのですが、わずかにこのようなものがあります。年代的には9世紀のものですからアンコール朝では初期のものとなります。
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ピラミッド状の作りですから回廊は階段を上るようになっています。中央祠堂のつくしんぼうのような頭頂部が見えています。
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建物ばかりが続くのでちょっと気分転換のための一枚です。プリア・コーの境内の露店に張られていた日よけを兼ねた天然素材の大型パラソルです。強風に会えばたちまち壊れてしまうのでは?と思われる作りですが日よけには格好です。台湾の美濃(メイノン)でつくられているいわゆる和傘を思い出しました。
実はこのプリア・コーでトゥクトゥクのドライヴァー、キン君が小一時間ほどどこかへ消えてしまったのでこのパラソルの下で軽い昼寝をしたり、持ってきた本を読んでいたのです。格好の休憩所となりました。 -
最後に訪れたのは同じロルオス遺跡群の中に位置するプリア・コー(聖なる牛)と呼ばれている祠堂跡です。9世紀後半の建造物です。
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名前の通り聖なる牛が三頭並んでいます。背中に瘤があるのは何か意味があるのでしょうか?
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建物はかなり風化していますが入口両脇の壁面にはかなり細かな草模様や動物のレリーフが刻まれているのが分かります。
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写真では少々分かりにくいのですが、建物は煉瓦積、壁のレリーフ模様は漆喰の上に彫られたもののようです。(クリックして拡大すると陽光線の当たっているところがそこだと分かるかと思います)
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この疑似扉の部分ももしかしたら漆喰によるものですかね?それとも岩盤に彫ったものを後から嵌めたのかしらん?それとも修復物?不明です。
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最古のアンコール遺跡群のものの一つという事でこのようにかなり崩壊の進んでいるアンコール朝プリア・コー古跡でした。
以上、長々とアンコール遺跡群を4回にわたりレポートしてみました。今回初めてのアンコール遺跡訪問の中で訪れたのは以上です。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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