2016/02/05 - 2016/02/05
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めんまさん
2016年2月。初めての大島。
伊東からのジェット船に乗り込みますが・・・まさかこんなことになるなんて。
ブログ 雨女ニモマケズ
http://blog.livedoor.jp/doroboumenma/
ジェット船とクジラが衝突! 運が悪かったお話【2】
https://4travel.jp/travelogue/11468900
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2月5日(金)
この日はいつもの通り前日の夜出発して翌日の朝に離島に渡る計画です。
目的は釣りと観光、目指すは大島。
近場だけれど、まだ行った事のない未知の島です。
この時期、メジナが釣れるという事で道具を買い足し、気合が入ります。
大島への行き方は色々あるのですが今回は、一番近い久里浜から乗ってみようかということになり事前に船を予約しようと電話をすると、どうやら満席らしい。仕方が無いので伊東から乗ることにしました。
お決まりの場所、道の駅伊東マリンタウンで車中泊をします。
駐車場は、いつもより空いていました。
さて2時だ。早く寝なくては。おやすみなさい~(*´ェ`*)道の駅 伊東マリンタウン 道の駅
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2月6日(土)
朝7時に起きて歯磨きをして身支度を整えます。
この日は時間が無いのでいつもの朝定食はあきらめてお隣にある東海汽船の船乗り場に移動します。
荷物をおろして待合所に行くと、中高年の団体様ご一行が。身なりからして、三原山のハイキング、ってところですかね。
往復のチケットを買って、港をぶらぶらしながら船の到着を待ちます。
まるまると太った猫たちが警戒しながらも写真を撮らせてくれました。
港の人にお世話してもらっているんだね。可愛いなぁ。 -
しばらくすると遠くの方からすごいスピードでやってきました。
これが私たちがこの日に乗る船、朝8時30分発の高速船、「セブンアイランド友」。
なんか、派手な船だなぁ~( ・Д・)
この時点ではまさかあんなことが起こるなんて知る由も無く・・・
伊東港から大島まではおよそ30分。もう高速船には慣れたもの。
あれ?でもこの船シートベルトがついてる。
今までの船には無かったような。
まあとりあえずベルトをして、いざ出発!
天気も良く、風も無く波も穏やかで、潮周りもよさそうなのでなんか今日は釣れそうだね、などと相方と話しながらの短い航海。
10分ほどすると、アナウンスが入ります。
「このあたりは、 大型海洋生物が通ることがあるので高速走行を中断し速度を落として走行いたします。」との事。
へぇ~、そんなことってあるのかぁ~
なんて別段気にすることも無く聞き流した矢先・・・・。
前にのめるような衝撃とともに、ドゴーン!!!と明らかに何かにぶつかった音がして船内の荷物は飛び、備え付けの扇風機が落ち、とっさに外を見ると、無数の何かの破片が飛び散っている!!!
すぐにエンジンは止まり、静かになります。
「これは・・・・ヤバイやつかも。」と思いました。
シートベルトのおかげか、ぱっと見けが人は無さそうです。
船内のざわめきで外を見ると何か大きな黒いものが浮いていて、大量の血を流して海を真っ赤に染めています。
口々に、皆が「クジラだ!!!」と騒ぎ始めると
「ただ今本船は、クジラと思われるものと衝突しました。」とアナウンスが流れました。
ただ事ではない雰囲気が流れ、私も固まります。
血を流しているクジラをスマホで撮影している人もいましたが私はそんな気になれずただ、固まるばかりでした。
私達が座っていた席は1階左側の一番前。
2階へ移動するように言われたので、上がると救命胴衣が配られました。
全員が2階に上がったところで乗組員の方からの説明がありました。
「この船は先ほどクジラと思われるものと衝突し、その衝撃で船首部分が破損し、一部が浸水したため電気系統がダウンしました。今のところ船が沈むということはありませんが、念のため皆さん救命胴衣を着用してください。」
浸水・・・・・
と聞くと、冷たい海に投げ出される自分を想像して怖くなる。
「今のところ」という言葉が気になるものの、救助を待つしかありません。
海上保安庁に連絡して、下田から船が来てくれるというのでそれをひたすら待つだけです。
位置的にここは伊東と大島のちょうど中間地点。下田からだから、1時間くらいで来てくれるのだろう、そしてその船に移動して、無事に伊東に帰れるのだろう、とその時はなんとなく思っていました。
その後、何度か乗組員から説明がありそれによると、
下田海上保安庁から救助の船が向かっていること。
救助方法は分からないこと。
何時頃になるのかは分からないこと。
どこの港に帰るのか分からないこと。
と、分からないことがたくさんあることが分かりました。
時折乗客から質問が出るのですが、連絡が入り次第ご報告します、との返事のみでした。
どうして詳細は分からないのか?
どうなるのか分からず不安な乗客にとって情報は唯一の安心材料。
大まかでも良いので今後の方向を知りたいのです。
電話もつながる場所だっていうのに、どんな通信手段を使ってるのよ!とイラつきます。
トイレが流れなくなってしまったので使い方を教えてもらいトイレへ。
乗務員さんが船内の自販機を壊してくれて、飲み物が配られました。
しばらくして
「11時頃に海上保安庁の船が到着する予定です。」という説明を聞きみんなホッとします。
が、聞けば最初に到着する船は、具合の悪くなった人を運ぶ船だそうです。
というのも船酔いがひどい乗客が数名出たためその方たちを先に伊東港へ運ぶということです。
相方は相当船酔いがひどく、座っていられないほどになってしまったので、風が当たる後部へ移動し横になりました。他にも気分が悪くなってしまった方が数名。
この時は東海汽船の乗務員さんが相方に毛布をかけてずっと付き添ってくださり本当に心強かったです。 -
伊東を出発してから2時間半。
11時少し前に、やっと海上保安庁の巡視船が見えてきました。
見えてきたものの、波がうねっていて横付けできず乗客が船と船の間を渡ることは危険と判断され救助用のボートでピストン輸送することになりました。
ボートは4人ほどしか乗れない小さなもの。
しかも救助隊が2人乗るので、乗客は2名ずつしか乗れません。
7名なので4往復。
1時間かかりました。 -
私は相方がボートに乗ったのを見届けて上からその様子を見ていました。
ボートから巡視船までは高さがあります。
相方と一緒に乗った初老の女性は縄梯子で上がっていきましたが相方は立てないほどだったのでボートごとクレーンのようなもので引き上げられていました。
ボートは不安定にぐらぐらと揺れて、後から聞いたところ水も相当入ったそうです。これって、逆に危険なんじゃないの?
そして7人を乗せた船は伊東に出発。
無事に着いておくれよ~(*・ω・)ノ
この時点で12時頃。
朝、船に乗ってから3時間半経っています。
・・・・・・・・さて、残った私たちはどうなるんでしょう。
なんか落ち着いてきちゃったな。
そしてやっとやっと、私達を港まで運んでくれる船が来ました。
こちらもまた乗り移るのではなく港まで曳航するとのことで、まずは船と船を繋げなくてはなりません。
東海汽船さんは先端にボールのついたロープを投げ縄のような要領で投げる方法を、海上保安庁に提案したそうなのですが、保安庁によるとそれは出来ないとの事。なんか決まりがあるのかな?緊急事態なのに。
海上保安庁は、索発射銃(さくはっしゃじゅう)というピストルのようなものを発射するというのだが、その準備に40分かかるという。準備に、ですよ?
えええ~~?と落胆の声が上がります。
どーして、どーして、どーしてそんなに時間がかかるのぉ?
この時点で既に皆、かなり疲労しており体というより精神的に参ってしまっていました。
でも待つより他無いんですよね。
そして無事にロープを設置し終え、やっと曳航してもらえることに。
たぶん東海汽船さんが投げた方が早かったと思うけどね。
ゆっくりと伊東港へ向かいます。
エンジンが止まり、ゆるゆると引かれるだけの船内は静かで、外は穏やかに晴れて海面はキラキラと輝き、思わず、「あれ? 漂流してるんだったっけ?」と我に返ったりしました。(笑)
しばらくすると船内に明かりがつきテレビも映るようになり皆リラックスして過ごせるようになります。
途中、ニュース番組になり
「今日、静岡県を出発した船がクジラのようなものに衝突し現在漂流中で、救助を待っています。」
と流れたときは、さすがに皆シーンとしましたよ(笑)「現在漂流中」。ああ、渦中にいるんだ、っていう実感が沸くような沸かないような。
そして、あとは港に着くのを待つだけ、のはずだったのですが・・・・。
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