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地元のコミュニティ誌に掲載されていた「伊賀青山の山間部を巡る旅」を見て、位置関係を確認して出かけようと思い ネットでgoogleの地図を確認すると血生臭い地名「血首ケ淵」を発見。なんだこれはと興味が湧いたが、紹介されているコースより離れているので近くまで行って行く事の判断する事にした。結果、そこに行った。非常に良く、まさに秘境を巡る様な川沿いの薄暗い山道を歩き、日本一の有形文化財(甌穴)を見る事が出来、これは4トラで紹介せねばと思い記載しました。「甌穴(ポットボール)」と「太平記」と「首」が関係しているようです。<br />

伊賀市青山の「血生臭い?秘境の地」と「山間部の風景」を巡る旅

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2019/02/15 - 2019/02/15

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梅の忍者

梅の忍者さん

地元のコミュニティ誌に掲載されていた「伊賀青山の山間部を巡る旅」を見て、位置関係を確認して出かけようと思い ネットでgoogleの地図を確認すると血生臭い地名「血首ケ淵」を発見。なんだこれはと興味が湧いたが、紹介されているコースより離れているので近くまで行って行く事の判断する事にした。結果、そこに行った。非常に良く、まさに秘境を巡る様な川沿いの薄暗い山道を歩き、日本一の有形文化財(甌穴)を見る事が出来、これは4トラで紹介せねばと思い記載しました。「甌穴(ポットボール)」と「太平記」と「首」が関係しているようです。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車

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  • 車で出発し、目的の「高尾地区市民センター」に到着<br />左の高台の茶色い屋根の所、駐車場もありそこに停める<br /><br />カーナビに 高尾地区市民ンセンター(0595-55-2700)をセット<br />すると簡単です<br />

    車で出発し、目的の「高尾地区市民センター」に到着
    左の高台の茶色い屋根の所、駐車場もありそこに停める

    カーナビに 高尾地区市民ンセンター(0595-55-2700)をセット
    すると簡単です

  • 市民センター前には川(前深瀬川)<br />そこにはサンショウウオが居た<br />大きさ50cm位<br />帰ってきた時にはどこか隠れて撮れず<br /><br />4トラに掲載する予定だったら撮っているが<br />その気はなく散策のみで雰囲気を確認する為だけの撮影だった

    市民センター前には川(前深瀬川)
    そこにはサンショウウオが居た
    大きさ50cm位
    帰ってきた時にはどこか隠れて撮れず

    4トラに掲載する予定だったら撮っているが
    その気はなく散策のみで雰囲気を確認する為だけの撮影だった

  • コミュニティ誌の紹介通り<br />前深瀬川の川下に沿って、いざ散策開始<br />7.2kmの道のり<br />

    コミュニティ誌の紹介通り
    前深瀬川の川下に沿って、いざ散策開始
    7.2kmの道のり

  • しばらく行くと左側に<br />岩の間を流れ落ちる「黒渕の滝」が出現<br />落差5m程度だが岩との相性が良くて迫力がある<br />地元の人たちが展望しやすい様に整備<br />水は綺麗<br /><br />

    しばらく行くと左側に
    岩の間を流れ落ちる「黒渕の滝」が出現
    落差5m程度だが岩との相性が良くて迫力がある
    地元の人たちが展望しやすい様に整備
    水は綺麗

  • 原池の集落<br /><br />この農村の風景は心癒される<br />(住んで居る人にとっては当たり前だがーー)<br />私が海外に行って興味が湧くのは、その町、村の風景である<br />人々の暮らしが垣間見れるからである<br />この農村の風景は外国人でも興味が有るのではないかな?<br />どの国に行っても都会は高層ビルが建ち綺麗なお洒落な店はある<br />後進国のアフリカ ケニアのナイロビでも南米ボリビアのラパスでもある<br />しかし、この日本の風景はどこにもない<br />(中国には少し似た所はあるが)<br />日本の文化の一端が象徴されている様に思うのは私だけか?<br />

    原池の集落

    この農村の風景は心癒される
    (住んで居る人にとっては当たり前だがーー)
    私が海外に行って興味が湧くのは、その町、村の風景である
    人々の暮らしが垣間見れるからである
    この農村の風景は外国人でも興味が有るのではないかな?
    どの国に行っても都会は高層ビルが建ち綺麗なお洒落な店はある
    後進国のアフリカ ケニアのナイロビでも南米ボリビアのラパスでもある
    しかし、この日本の風景はどこにもない
    (中国には少し似た所はあるが)
    日本の文化の一端が象徴されている様に思うのは私だけか?

  • 出合地区まで下りそこから床波川を川上に向かって歩く<br />道路沿いに民家が現れる<br />谷あいの集落<br />

    出合地区まで下りそこから床波川を川上に向かって歩く
    道路沿いに民家が現れる
    谷あいの集落

  • 右側の川向うには藁葺き屋根の家が見える<br />現在 屋根は波板で覆われているが形状はそのままで趣がある<br />日本の原風景

    右側の川向うには藁葺き屋根の家が見える
    現在 屋根は波板で覆われているが形状はそのままで趣がある
    日本の原風景

  • しばらく行くと萬松寺の看板が見えて来る<br />

    しばらく行くと萬松寺の看板が見えて来る

  • 萬松寺への急な石段

    萬松寺への急な石段

  • 萬松寺境内

    萬松寺境内

  • そこに丸い石がある<br />これが「卵石」か?<br />もしそうとすれば、この石はーーー<br />

    そこに丸い石がある
    これが「卵石」か?
    もしそうとすれば、この石はーーー

  • 萬松寺からしばらく行くと看板有り<br />血首ヶ淵と千方古道が紹介されている<br />エー<br />何か血生臭く不気味だが行けるかも?<br />伊賀市(旧青山町)の教育委員会が紹介している所なので<br />変な事はないどろうと思うが<br /><br />

    萬松寺からしばらく行くと看板有り
    血首ヶ淵と千方古道が紹介されている
    エー
    何か血生臭く不気味だが行けるかも?
    伊賀市(旧青山町)の教育委員会が紹介している所なので
    変な事はないどろうと思うが

  • 千方古道(血首ケ井戸)と表記<br />コースも整備されている様だが<br />表記通りだと草むらがありそうで<br />この時は、そこまで冒険する気は無し<br />よって舗装道路を真っ直ぐ歩く<br /><br />千方古道とは(帰宅後調査)<br />「太平記」巻第十六に藤原千方と将軍がいたと記載<br />藤原千方は平安中期の東国の武将で村上天皇の時(946~947年)<br />正二位を望んだが達成できず、この地に逃れてきたとの事<br />その当時の道が千方古道として散策道になっている<br />古道は床波川沿いにある。<br /> 

    千方古道(血首ケ井戸)と表記
    コースも整備されている様だが
    表記通りだと草むらがありそうで
    この時は、そこまで冒険する気は無し
    よって舗装道路を真っ直ぐ歩く

    千方古道とは(帰宅後調査)
    「太平記」巻第十六に藤原千方と将軍がいたと記載
    藤原千方は平安中期の東国の武将で村上天皇の時(946~947年)
    正二位を望んだが達成できず、この地に逃れてきたとの事
    その当時の道が千方古道として散策道になっている
    古道は床波川沿いにある。
     

  • 2~3軒の民家を過ぎると急に道が狭くなる<br />その先に写真の所に来る<br />写真の左が林道で右側に千方古道がある<br />林道は車の通行は少なく落ち葉が積もっている<br /><br />ここまで来ると千方古道で「血首の淵」まで800mと看板有り<br />800mだったら何かあってもなんとかなるなー<br />ここで決意、よし行くぞ<br />

    2~3軒の民家を過ぎると急に道が狭くなる
    その先に写真の所に来る
    写真の左が林道で右側に千方古道がある
    林道は車の通行は少なく落ち葉が積もっている

    ここまで来ると千方古道で「血首の淵」まで800mと看板有り
    800mだったら何かあってもなんとかなるなー
    ここで決意、よし行くぞ

  • 林道から分かれて50m程度入った所に床並ダムの看板<br />床波でなく床並の表記?<br /><br />

    林道から分かれて50m程度入った所に床並ダムの看板
    床波でなく床並の表記?

  • これが床並ダムの堤防<br />ここまでは道は広いがこれから先は一人が歩くのが精一杯<br />特にダム横は足場が悪く危ない<br />小学校高学年以上でないと無理かも<br />この先に<br />足を滑らすとダムに落ちそうな所もある

    これが床並ダムの堤防
    ここまでは道は広いがこれから先は一人が歩くのが精一杯
    特にダム横は足場が悪く危ない
    小学校高学年以上でないと無理かも
    この先に
    足を滑らすとダムに落ちそうな所もある

  • ダムの上部を過ぎると薄暗い杉林<br />川の水量は少ないが<br />歩道は整備されていなく自然のまま<br />但し、川を横切る所には丸太橋有り<br /><br />

    ダムの上部を過ぎると薄暗い杉林
    川の水量は少ないが
    歩道は整備されていなく自然のまま
    但し、川を横切る所には丸太橋有り

  • 足場は苔が生えており滑りやすい<br />人があまりと通っていない証拠である

    足場は苔が生えており滑りやすい
    人があまりと通っていない証拠である

  • この様な薄暗い道が続く<br /><br />この辺りを歩いていると、秘境にいる様に感じ<br />「血首の井戸」の表記が不気味さを連想させる<br />

    この様な薄暗い道が続く

    この辺りを歩いていると、秘境にいる様に感じ
    「血首の井戸」の表記が不気味さを連想させる

  • 少し開けた所では大きな一枚岩が見えて来た

    少し開けた所では大きな一枚岩が見えて来た

  • 川の横を歩くので雨量が多い時には歩けない道<br /><br />現在の水深は1~10cm程度<br />岩の表面をサラサラと流れている感じ

    川の横を歩くので雨量が多い時には歩けない道

    現在の水深は1~10cm程度
    岩の表面をサラサラと流れている感じ

  • 斗蓑ケ淵(とさがぶち)の看板現れる<br />

    斗蓑ケ淵(とさがぶち)の看板現れる

  • これが淵<br />段差50cmの下に淵(3X4m程度の池)<br />大して強調する様な感じではないが<br />ここで千方将軍が4人の鬼と酒盛りをした後 杯を洗ったとの事<br />

    これが淵
    段差50cmの下に淵(3X4m程度の池)
    大して強調する様な感じではないが
    ここで千方将軍が4人の鬼と酒盛りをした後 杯を洗ったとの事

  • 更に進むと<br />血首の淵への案内板<br />丸太橋を渡って行くように示している

    更に進むと
    血首の淵への案内板
    丸太橋を渡って行くように示している

  • その丸太橋<br />この当たりは開けており<br />水深は浅く。夏などは「流しそうめん」でも出来そう<br /> ーーー それはダメ「流れ残った麺が自然破壊を起こす」<br />     その位楽しめそうな所でした<br />

    その丸太橋
    この当たりは開けており
    水深は浅く。夏などは「流しそうめん」でも出来そう
     ーーー それはダメ「流れ残った麺が自然破壊を起こす」
         その位楽しめそうな所でした

  • さらに上流へ

    さらに上流へ

  • さらに行くと看板発見<br />

    さらに行くと看板発見

  • 後ろを振り返ると<br />この様な穏やかな渓流

    後ろを振り返ると
    この様な穏やかな渓流

  • さらに前進し目的地に到着

    さらに前進し目的地に到着

  • 血首ケ淵(井戸)は甌穴(おうけつ)ポットホールの事でした<br />これにて安心しました。<br /><br />千方将軍が打ち取った敵の首を投げ入れた井戸と説明有り<br />そしてこのポットホールは「日本一」と有り<br />エー と大感激<br />来るまでは血生臭いと思っていたが<br />来て良かった<br />これは4トラで紹介しなくてはと決意<br />

    血首ケ淵(井戸)は甌穴(おうけつ)ポットホールの事でした
    これにて安心しました。

    千方将軍が打ち取った敵の首を投げ入れた井戸と説明有り
    そしてこのポットホールは「日本一」と有り
    エー と大感激
    来るまでは血生臭いと思っていたが
    来て良かった
    これは4トラで紹介しなくてはと決意

  • ポットホール(甌穴)は2個有り<br />それぞれ名前が付いている<br />川下側(写真)が雌井戸<br />直径3.0m 深さ1,5m

    ポットホール(甌穴)は2個有り
    それぞれ名前が付いている
    川下側(写真)が雌井戸
    直径3.0m 深さ1,5m

  • 雌井戸の拡大(前方)<br /><br />川底に点在する緑色の物は<br />樹脂の袋に石等を入れ渡れるように人工的に作った物<br />これにより雄井戸も観に行ける<br />

    雌井戸の拡大(前方)

    川底に点在する緑色の物は
    樹脂の袋に石等を入れ渡れるように人工的に作った物
    これにより雄井戸も観に行ける

  • 川上の雄井戸<br />直径:1,2m 深さ:4.0m<br /><br />穴が良く確認できます。<br /><br />この当たりの川底は岩盤で出来ており<br />水量がそんなに多くなく、よくぞこんな深さまで出来たものだと感心<br />何千年かかったのだろう<br />凄いとかいいようがない<br />

    川上の雄井戸
    直径:1,2m 深さ:4.0m

    穴が良く確認できます。

    この当たりの川底は岩盤で出来ており
    水量がそんなに多くなく、よくぞこんな深さまで出来たものだと感心
    何千年かかったのだろう
    凄いとかいいようがない

  • 看板にはポットホールが出来た由来が説明されていた<br /><br />また、ここには萬松寺の「卵石」についても記載有り<br />卵石は千方が血首ケ淵(井戸)へ投げ入れた敵の首の化身と言われていると<br /><br />看板の写真からみると床の間に祭られているようだが<br />私が見た石は境内の石碑の横にあった<br />よって、私が写したのがそれかどうかは確認出来ていませんが<br />大きさと形から同一の物の様に思う<br /><br />雨乞いにも使用されていた様だ<br /><br />

    看板にはポットホールが出来た由来が説明されていた

    また、ここには萬松寺の「卵石」についても記載有り
    卵石は千方が血首ケ淵(井戸)へ投げ入れた敵の首の化身と言われていると

    看板の写真からみると床の間に祭られているようだが
    私が見た石は境内の石碑の横にあった
    よって、私が写したのがそれかどうかは確認出来ていませんが
    大きさと形から同一の物の様に思う

    雨乞いにも使用されていた様だ

  • 伊賀市の近くに30年近く住んで居ますが<br />こんな所が有る事を知りませんでした。<br /><br />この様な自然遺産を保護されている事に感謝します。<br />今回、4トラに紹介しましたが<br />多くの人が来るとまた自然破壊が起きますがーーー<br /><br />今回紹介しませんが「太平記」に記載されている<br />藤原千方の伝説の地、千方明神等があります。<br /><br />

    伊賀市の近くに30年近く住んで居ますが
    こんな所が有る事を知りませんでした。

    この様な自然遺産を保護されている事に感謝します。
    今回、4トラに紹介しましたが
    多くの人が来るとまた自然破壊が起きますがーーー

    今回紹介しませんが「太平記」に記載されている
    藤原千方の伝説の地、千方明神等があります。

  • ここで行き方を紹介<br /><br />基本は自動車がベスト<br /><br />もし、公共交通機関を使うとすれば<br />近鉄大阪線 青山町駅下車、にて高尾行き?<br />このバスは青山町営バスなので本数が少なく<br />観光客が乗れるかも不明です。<br /><br />

    ここで行き方を紹介

    基本は自動車がベスト

    もし、公共交通機関を使うとすれば
    近鉄大阪線 青山町駅下車、にて高尾行き?
    このバスは青山町営バスなので本数が少なく
    観光客が乗れるかも不明です。

  • 時刻表を参考に登載

    時刻表を参考に登載

  • 尚、「血首の井戸」のみ行くのであれば<br />高尾市民センターより少し上流(ほぼ真横)の道が近い<br />要所に看板が有ります

    尚、「血首の井戸」のみ行くのであれば
    高尾市民センターより少し上流(ほぼ真横)の道が近い
    要所に看板が有ります

  • この橋を渡って道なりに右に行きます<br /><br />ちなみに、私はこの橋に戻って来るコースでした。

    この橋を渡って道なりに右に行きます

    ちなみに、私はこの橋に戻って来るコースでした。

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