2017/06/30 - 2017/06/30
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bunbunさん
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1984年に世界自然遺産登録されたカナディアン・ロッキー山脈自然公園群の中では、最大の面積:約1万平方キロメートルを誇るジャスパー国立公園に行って来ました。今回はジャスパーの東南東44 kmにある氷河湖:マリーン湖と、ジャスパーの南南東30 kmのアイスフィールド・パークウェイ(国道93号線)沿にあるアサバスカ滝を中心にご報告します。
なお、この旅行記は「カナダ リバーサファリ ブルーリバー」(https://4travel.jp/travelogue/11263548)の続きとなります。
付録1.にマリーン湖ついて記載しましたので、ご興味をお持ちの方はご覧ください。
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7:15、ジャスパーの宿泊ホテル:アサバスカ・ホテル(Athabasca Hotel)を出て、マリーン・レイク・ロード(Maligne Lake Road)をバスでマリーン湖(Maligne Lake)に向かいます。
途中で見えた鹿の群れ。お尻が白く、角がないので、これはラバジカ(nule deer)の雌ですね。この鹿は北米西部の固有種です。 -
アサバスカ川(Athabasca River)を渡ります。残念ながら今日は曇りですねえ。
中央やや左奥の斜の縞模様の山は、ジャスパーからも見えたエディス・キャベル山(Mt. Edith Cavell、3,363 m、https://4travel.jp/travelogue/11263548)です。 -
右車窓(南)に見えたメディスン湖(Medicine Lake)。この湖にはマリーン湖からマリーン川(Maligne River)を通して水が東から流れ込み、西から出た水は地下を走るマリーン川を14 km程流れて地上に現れ、ジャスパーの北約7 kmの地点でアサバスカ川に流れ込みます。
左の山の形については付録1.をご覧ください。 -
右車窓(南)に見えたメディスン湖。
右の山の形については付録1.をご覧ください。 -
右車窓(南)に見えたメディスン湖。
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8:10、マリーン湖西端のボート乗り場に着きました。
この後、マリーン湖中央やや東側にあるスピリット島(Spirit Island、ここから約14 km)まで、ボートでクルージングです。
南の空が晴れてきましたかねえ。 -
ボート乗り場。
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ボート乗り場から南東を望む。
右(南)は晴れてるんですがねえ。 -
南東方向ズームイン。山の名前は後で説明します。
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ボートに乗ってクルージングに出発しました。
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少しカメラを右に振って、ズームイン。
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少しカメラを左に振って、さらにズームイン。
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後方(北)の風景。
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北東の山々。
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北東の山々。
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北東の山々。
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東の山々。
そろそろスピリット島に着きます。 -
スピリット島北側の船着き場から、湖畔に上陸しました。
湖畔から見た南南東方向。 -
湖畔から見た南東(湖の長手)方向。
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山の説明板がありましたので、赤字で日本語名を付け加えました。
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スピリット島が入る位置まで南西に少し移動しました。
よく観光案内にでてくる構図ですが、雲が多いねえ。 -
スピリット島、ズームイン。
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湖岸に咲いていた白い花。
コモン・ラブラドール・ティー(Common Labrador Tea)
ツツジ科
イソツツジ属
「ラブラドール」はカナダ東部の半島の名前です。 -
東南東方向。
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南方向。
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船着き場。
そろそろこのボートに乗って帰ります。 -
帰りのボートから。
進行方向前方、マリーン湖南西側の山。
山の形については付録1.をご覧ください。 -
進行方向前方、マリーン湖北東側の山。
山の形については付録1.をご覧ください。 -
進行方向右側、マリーン湖北東側の山。
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進行方向右側、マリーン湖北東側の山。
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進行方向前方、マリーン湖南西側の山。
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進行方向左側、マリーン湖南西側の山。
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進行方向右側、マリーン湖北東側の山。
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進行方向前方。
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進行方向前方。
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進行方向前方。
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進行方向前方。
中央やや左は、マリーン湖から流出するマリーン川に架かるマリーン・レイク・ロードの橋で、写真の右外側にボート乗り場があります。
いよいよ到着ですね。 -
ボートから降りました。
ボート乗り場とマリーン湖。
すっかり曇っちゃいましたね。 -
駐車場に戻ってバスでアサバスカ滝(Athabasca Falls)に向かいます。
凄い数の車だ。 -
マリーン・レイク・ロードをバスでジャスパー方向(西)に戻ります。
メディスン湖東端付近の進行方向左前方(北北西)の山。
山の形については付録1.をご覧ください。 -
メディスン湖東端付近の進行方向左前方(北北西)。
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メディスン湖東端付近の進行方向左側(南南西)に見えるメディスン湖と山々。
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メディスン湖東端付近の進行方向左側(南南西)に見えるメディスン湖と山々。
山の形については付録1.をご覧ください。 -
ジャスパーの北1 km付近でマリーン・レイク・ロードからイエローヘッド・ハイウェイ(Yellowhead Highway)に入り、ジャスパーの南でアイスフィールド・パークウェイ((Icefields Parkway、国道93号線)に入って30 km程南下しました。
進行方向右前方(南)側に見える森と山々。 -
さらに数 km程南下して、アサバスカ滝に着きました。
バスから降りて遊歩道を歩きます。
南から北上してきたアサバスカ川はここで西に折れ、落差約24 m、幅約18 mのアサバスカ滝を落ちて再び北上します。このアサバスカ川はジャスパーの街の東を流れ、その後カナダ北部を蛇行して最終的には北極海に注ぎます。
ロッキー山脈の創成についてはhttps://4travel.jp/travelogue/11446239の付録1.で説明しましたが、このアサバスカ滝付近も、滝の上のアサバスカ川底は二酸化ケイ素を主成分とするチャートや珪砂岩といった堆積岩が熱変性を受けた硬い変成岩:珪岩(quartzite)から、また滝部分は柔らかい石灰岩からできております。アサバスカ滝がここにできた理由は、川がこの石灰岩を侵食したことによります。
後ろはカークスリン山(Mt. Kerkeslin、2,956 m)です。 -
遊歩道を移動します。
アサバスカ滝 -
遊歩道を移動します。
アサバスカ滝 -
アサバスカ滝下部。
石灰岩の積層模様が綺麗に見えます。 -
アサバスカ滝下部。
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アサバスカ滝上下部。
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アサバスカ滝下部。
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アサバスカ滝下部。
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アサバスカ滝上部とアサバスカ川。
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アサバスカ滝上部とアサバスカ川と後方のカークスリン山。
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アサバスカ滝上部とアサバスカ川と後方のカークスリン山。
この旅行記は「カナダ ジャスパー国立公園 アサバスカ氷河」(https://4travel.jp/travelogue/11446239 )へと続きます。
付録
1.マリーン湖
マリーン湖はジャスパー国立公園で最大の湖です。北西から南東に延びる細長い氷河湖で、長さ約22.5 km、深さは平均35 m、最も深い地点は湖の南端で97 m、標高は約1,670 mです。マリーン湖の水は南部のマリーン川から、マリーン湖の北端より南東に約5 kmの地点に供給され、北端からまたマリーン川へと排出されます。観光で有名なスピリット島(Spirt Island)は湖の北端から南東へ約14 kmの位置にあります。
湖も含めて、川や山等の名前に付く”Maligne”は「悪の」を意味するフランス語からきています。この名前は1845年にこの地を訪れたベルギー人のピエール=ジャン=ド=スメット(Pierre-Jean De Smet)神父によって、春に湖から流れ出て、すぐに湖、峡谷、峠、山、山脈に広がる荒れ狂う流れを表すのに付けられたとされています。ただ、この名前については、初期のフランスの貿易業者がアサバスカ川との危険な合流点のために川に付けた名前である等、諸説あります。
ロッキー山脈の創成についてはhttps://4travel.jp/travelogue/11446239の付録1.で説明しましたので、これを前提にここではマリーン湖周辺の地勢を説明します。
最も高い山は湖の南端にあり、ここから北に向かって、谷の側面は形状と組成が異なります。谷の東側は、デボン紀からミシシッピ紀(約4億年前~3億年前)にかけての急勾配の石灰岩の層でできており、コリン連峰(Colin Range)と呼ばれる壮大な鋸刃状の連峰を形成しています。東側とは対照的に、谷の西側にはカンブリア紀と先カンブリア時代(約5億年前前後)の珪岩と頁岩からなるマリーン連峰(Maligne Range)があります。これらの山々は氷河によって丸められた、よりのっぺりとした輪郭を持っています。
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