2018/05/27 - 2018/05/29
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mirilinさん
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ソウルはとっても身近な外国。ま、政治や歴史認識的にはいろいろ揉めていて様々なご意見あるかと思いますが、東京からだと九州や北海道に行くよりよっぽど近くて安く行ける(笑)異国ってことで、やっぱり行っちゃうわけです。
某韓流スターが大好きなんで、何度かファンミを兼ねて友人と行っているんですが、今回はマイレージ切れ対策としての訪問ってことで、なんと相方との訪問。
となると、訪れる場所も違うわけで、ロケ地巡りも、韓国コスメショッピングも封印。
そして、マニアックに「日本統治時代の建物」を巡ることとなりました。
まぁ、私も世紀末前後のアール・ヌーヴォー建築をはじめとして、建築物巡りは好きですから、相方のお供のはずが、バリバリ張り切って現存する日本統治時代の建物の場所を調べ、例のごとく歩き回ったわけです。
そんな、ソウルのちょっとマニアックな旅、興味あったら覗いてくださいませ~
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まずはこちら、「ソウル市立美術館」です。
場所は地下鉄1・2号線シチョン(市庁・City Hall・132/201)駅で下車し、古宮のひとつである徳寿宮(トクスグン)の西側を壁伝いに続く「トルダムギル」を進んだところにあります。
これは日本統治時代の「朝鮮高等法院」いわゆる「最高裁判所」の建物で、岩井長三郎・笹慶一の設計により1928年に作られました。
2002年5月に慶煕宮(キョンヒグン)内から現在の場所に移転したとのことで、旧最高裁判所庁舎のファサード(建築物の正面)だけを残しているので、一歩中に入ると、とても近代的な美術館になっています。 -
ファサードの窓のデザインが素敵です。
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こちらは、統治時代とは無関係ですが、美術館そばの徳寿宮(トクスグン)の西側の壁沿いにあった、上からベチャッと潰したような人々です。
壁の向こうには徳寿宮の中にある「国立現代美術館 徳寿宮館」がチラっと見えていますが、これも1938年に日本人建築家の中村興資平(なかむらよしへい)の設計で李王家美術館として建設されたものです。 -
こちらがその徳寿宮の入口です。
前を通りかかったら、ちょうど守門将の交代式(王宮守門交代式)をやっていました。景福宮の交代式も見ましたが、あちらは広すぎるので、こちらのほうが間近で見られて案外いいかもです。 -
さて、今回は「マニアックな歩き方」なので「徳寿宮」はスルーして、その斜向かいにある、「ソウル図書館」に行きます。
こちらは、「旧ソウル市庁舎」ですが、日本統治時代の1926年に、岩井長三郎・笹慶一の設計で「京城府庁舎」として建築されたものです。
ちなみに、その背後にあるまるで津波のような形の建物が、現在のソウル市庁舎です。 -
ソウルの中心にある広大なソウル広場の前に建つ「ソウル図書館」は、折衷ルネサンス様式の外観をそのまま残した重厚な佇まいです。ちょっと国会議事堂に似てるかな?
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全体は石造りですが、入口は木材が使われていて、温かみがあります。
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入口を入るとすぐにこんなものがありました。市庁舎時代はなにかの窓口だったのかもしれません。
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この階段も、市庁舎当時のままだそうです。
階段横の装飾や大きさの違う窓などが面白いですね。 -
この照明も、市庁舎時代のものだそうです。
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内装は近代的にリフォームされていますが、ところどころにかつての名残を残しています。
3階の中央ホールに、旧市庁舎当時の市長室、接見室などを復元し、ソウル市の行政を担う庁舎であったことを伝えています。 -
こんなユニークなベンチもあります。
ちなみにこの図書館は20万冊を越える蔵書があるそうです。 -
市庁舎の前には、ソウルの基点、ゼロポイントがありました。
東京の日本橋にも橋の真ん中にありますよね。 -
さて、今回のマニアックな歩き方のメインはここです。
東京駅ではありませんよ。東京駅のそっくりさん、旧ソウル駅です。
東京帝国大学教授・塚本靖の設計により、1925年9月30日に京城駅として建てられました。
建物は鉄筋コンクリート造のレンガ組みで仕上げており、屋根は鉄骨造で天然スレートおよび銅板を敷いて仕上げているそうです。
日本統治時代の代表的な建物として、韓国内ではいろいろ物議を醸したようですが、結局、豊かな装飾や洗練された構造の素晴らしさが認められ、1981年8月25日に大韓民国の史跡第284号に指定されています。 -
2003年には駅舎としての役割を終えましたが、現在は「文化駅ソウル284」という、ソウル駅の歴史などの展示を中心とする複合文化空間として使用されています。
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駅の前には、とても大きな方位盤がありました。
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吹き抜けの中央ホール天井にある8m×8mのステンドグラス。朝鮮戦争での破損がひどかったとのことで、残念ながらレプリカです。「カンガンスルレ」という韓国の伝統ダンスをモチーフにしているそうです。
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レプリカとはいえ、とても綺麗だったのでアップにしてみました。
西洋のステンドグラスとはまた違って、こういうのも素敵ですね。 -
中央ホールの時計です。
天窓のデザインも可愛らしいですが、時計も三角屋根の下、ぽってりとした柱に挟まれて、なんか可愛いです。 -
1・2等の待合室だったところには、こんな装飾された柱もあります。照明も可愛らしいですね。
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ちょっとぶれちゃいましたが、ドアノブも素敵です。
どこぞの邸宅ではなく、駅の待合室の扉ですからね。 -
階段横の壁には、色タイルが貼られています。
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2階に上がると、旧駅舎の装飾品や、当時の壁、構造等の分かる資料などが展示されています。
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こんな豪華なシャンデリアも、旧駅舎では使われていたようです。
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こんな図面もあります。
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骨組みですね。
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こちらは貴賓室の装飾です。
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ドアの下部分まで装飾されています。
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ゴージャスなカーテンとチョコレート色の窓が時代を感じます。
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大理石の暖炉もあります。
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2階から見下ろした中央ホールです。
重厚な柱とアーチ型の天井の様子がよくわかりますね。 -
この日は、何か若者のアート展示会?バザー?みたいなものをやっていて、ものすごい混雑でしたし、部屋中にいろいろな作品が並べられていて、当時の駅舎の様子を感じるには不向きな日でした。
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貴賓室にも、何かぶら下げちゃったりしていましたし…
0(>_<)0 ウー -
こちらは旧プラットホームです。
扉が素敵ですね。 -
昔のプラットホームに降りる階段も少し残っていました。
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プラットホームの壁には、生々しい銃弾の跡がいっぱいありました。
朝鮮戦争の時のものです。
\(>o<)/ -
大混雑の旧ソウル駅に別れを告げ、旧高速道路の高架を遊歩道にした「ソウル路(ソウルロ)7017」を歩いて、南大門方面に向かいます。
「ソウル路(ソウルロ)7017」からは、旧ソウル駅の全貌を見ることができます。
駅前がとても広いですが、かつては市電が走っていたそうです。
老朽化した高速道路を上手に活用してますね! -
ちょっと高い位置から見た旧ソウル駅もかっこいいですね~
にしても、東京駅に似てます。なので、東京駅を作った「辰野金吾」の作と勘違いしている方も多いそうです。 -
「ソウル路(ソウルロ)7017」は、南大門市場近くが終点。自然に一般道に降りていきます。まさに高速道路の出口(笑)
南大門市場を抜けて、明洞方面へ向かいます。 -
南大門市場は相変わらずの大賑わいです。
今回はマニアックに動きますから、市場での買物はスルーです。
安いのになぁ… (-。 -; ) チェッ -
南大門市場を抜けた先にデーンと登場するのが、「スタンダード・チャータード銀行明洞支店」、日本統治時代の「旧朝鮮貯蓄銀行本店」です。
こちらは裏側なので、表に回ってみると… -
立派です。
1935年に平林金吾の設計により建てられたそうです。このビルは、戦争の被害を受けなかったので、かつての雰囲気をよく遺しているそうです。
ギリシャ建築風ですね。 -
「スタンダード・チャータード銀行明洞支店」の向かいにあるのは、「韓国銀行貨幣金融博物館」。「旧朝鮮銀行」です。
このルネッサンス式の美しい姿の建物は、1912年に巨匠「辰野金吾」の事務所の中村與資平により建てられました。あの東京駅を設計した人の一門ですね。
ここは 、韓国史跡第280号として文化財指定もされています。 -
そしてその隣にあるのは、「韓国銀行別館」で、「旧東京火災保険株式会社京城支店」です。
設計は、銀座の和光(旧服部時計店)や横浜のホテルニューグランドを設計した有名な建築家「渡辺仁」で、1933年に作られました。
正面入口のひさしの部分のデザインが、個人的に気に入ってます。 -
「韓国銀行貨幣金融博物館」の向かい側に立つ堂々とした建物も日本統治時代のもの。「新世界百貨店」です。こちらはまだ現役バリバリのデパートですが、1930年に「林幸平」の設計により建てられたときもデパート「旧三越百貨店京城支店」でした。
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ネオルネサンス様式とのことですが、入口の雰囲気は銀座の三越デパートに似ている気もします。
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ひさし下の部分にも装飾が施されています。
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そしてこちらはロッテ百貨店の向かい側にある「韓国電力公社」。統治時代は「旧京城電気本社」でした。ソウルで初めてエレベーターが設置され、登録文化財第1号に指定さたとのこと。1928年の竣工です。
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これは、明洞の中心にあるので、知ってる方も多いかと思います。「明洞芸術劇場」です。もちろん今も現役の劇場です。
1936年に玉田橘治の設計で、「明治座」として建てられました。ルネサンス様式の大変優美な姿の建物ですが、いかにも日本の劇場という名前だったんですね。浜木綿子が主演してそうな…(笑) -
こちらは、明洞地区から少し離れた光化門駅すぐのところにある「イルミン美術館」です。1926年に日本人の設計で建てられ、1992年まで新聞社「旧東亜日報社」の社屋として66年間使われていたというからすごいです。
当時のはやりだった出窓が取り入れられています。 -
入口には今でもしっかり漢字で「東亜日報社」と書かれています。
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ソウル特別市有形文化財第 131 号に指定されているそうで、建物の前には案内板があり、日本語でも書かれていました。
窓まわりの装飾が凝ってますね。 -
「マニアックな歩き方」には、マニアックな食事も必要ですよね。
ってことで、この超絶庶民的なお店を紹介します。
ここは「国都食堂」といって。「ベストウェスタンプレミアホテル国都(ククド)」の隣にある、おばちゃんが一人で切り盛りしている「食堂」です。テーブルが2つしかなくて、調理場の脇で食べる感じかな…
どこかの工事現場のお兄さんたちが、常連のような感じでやってきて、ラーメンを注文していました。おばちゃんはおもむろにインスタントの辛ラーメンを取りだし、作っていました。お兄ちゃんたちは、勝手に生玉子を調理場から取っていたし、自宅の台所みたいです(笑)
テイクアウトもできるので、私はもっぱらテイクアウトでホテルに戻って食べました。 -
おばちゃんお手製のチヂミとキムパです。これがまた美味しいんですよ!
乙支路4街(ウルチロサーガ)の「ベストウェスタンプレミアホテル国都(ククド)」にお泊りの際は、騙されたと思って買ってみてください。
「ノリマキ?」と日本語で聞いてくれますよ!
(^~^)モグモグ -
そしてこちら細くて短いキムパの群れは、「広蔵市場(カンジャンシジャン)」で、これまたおばちゃんの売るキムパ。あまりに美味しいのでクセになるっていうことで「麻薬(モニョ)キムパ」と言われています。
似たようなお店がたくさんありますが、お店の番号31番のおばちゃんのお店がおすすめです。朝ごはん用に買ってきました。
ここも日本語通じます(笑)
味は…麻薬ってほどではないですが、でも小食の私でも、ペロッと食べちゃいました。 -
いかがでしたでしょう「ソウルのマニアックな歩き方」。
いわゆる日本統治時代の建築物めぐりっちゃそうなんですが、普通、女性は行きませんよね。
ってことで、普通の女性っぽいマニアックなことで締めたいと思います。
ソウルの映画界街「鐘路(チョンロ)」の地下鉄駅に掲げられた、私が大好きな韓流スターのバースデイ祝いパネル。ちょうどお誕生月だったんですぅ。偶然ですよ!偶然!!
相方が寝てから、こっそり見に行きましたぁ (#^.^#) エヘッ
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