Chiang Mai生活114(2月)

2019/02/01 - 2019/02/28

２月、つかの間の冬（？）が終わり、徐々に夏に向かっている。
イミグレーションへの90日リポート、年金の現況届け、５年に一度の自動車運転免許証の更新などの雑用が重なったが、その上に風邪を引いてしまい、慌ただしい月だった。

エリア チェンマイ(タイ)

朝はまだ涼しさが残っている。

センレックが腰があって美味しい。

毎年楽しみにしている日本映画祭が開催されたが、今年は丁度その時期風邪を引いていて参加出来なかった。とは云うものの、今年上映された映画は食指の動くものはたった１本しかなかった。映画の選択の仕方が悪いのか、日本映画全体の問題なのか。もう一つ毎年開催されるヨーロッパ映画祭と比べても、子供文化と大人文化ほどの大きな差を感じてしまう。日本の文化を語る時に、ゲームや漫画や少女グループの歌などがよく出てくるが、文化の貧しさを象徴していると思っている。

誕生日に免許更新をした。2012年、チェンマイに移り住んですぐにタイの運転免許をとった。タイの運転免許を取るのはそれほど難しくない。日本で取った国際免許証の有効期限（１年）内に、住居（ホテルでも、ゲストハウスでも可）を決めれば、主な必要書類は揃う。初年度は１年有効の免許証で、１年後からは５年後の誕生日まで有効の免許証に変わる。有効期限が誕生日で、その前後１ヶ月の間に更新すればいいと聞いていた。誕生日を過ぎても１ヶ月間は猶予がある、とは言っても、失効した免許証を持って運転していて、一斉検問に遭遇したり、事故に遭ったりした場合のことを考えると、言葉も出来ない外国で面倒なことになることは出来るだけ避けておいたほうがいいので、当然誕生日前の1ヵ月間に更新するつもりでいた。しかし、そろそろ更新に行こうかな、と思い始めた頃に風邪を引いてしまい、快復するまで待っている間に誕生日が来てしまった。歳とってからの風邪は回復に時間がかかると実感した。更新には病院で受けた健康診断の書類も必要なので、医者の前で咳など出たらいやだな、と思いながら朝7時に家を出た。陸運局というか、東京で云えば鮫洲の運転試験場にあたるその場所は、ウチからはチェンマイ市街地を挟んだ向こう側にあり、その近くの病院で健康診断を受けた。9時前に陸運局に着いて必要書類を提出したら、既に午前の部は申請者で一杯で、午後の１時半に来るように云われた。

こういう事態を避けたいと思って家を早く出たつもりだったが、しょうがない、朝食も食べずにいたことを思い出し、昼過ぎまでゆっくりしようと陸運局の近所のショッピングモールに行った。腹いっぱい食事をしてもまだまだ時間がある。免許証のことを少し考えてみた。69歳で更新するということは74歳の誕生日まで有効ということだ。日本では、高齢者が起こす運転中の事故が問題になっているようで、政府までが免許証の返納を勧めているらしい。自分の親友も70歳になる前に免許証を返納したと云っていた。日本人の律義さが現れているなぁ。東京や大阪のようなバスも電車もある都会に住んでいる分には車がなくても困らないだろうが、タイの片田舎に住む自分にとって車（又はバイク）は必要不可欠な道具だ。タイでも高齢者の危険運転がたまにニュースになるが、だからと言って免許証返納などということが話題になることはない(タイでは逆に無免許運転の多さの方が問題かも)。
何とか時間をつぶして昼過ぎに陸運局に戻った。色盲の検査と共に、運動能力の検査があった。アクセルを踏むと緑ランプ、数秒後に赤ランプがついたらすぐにブレーキをかけるのだが、タイ語での説明だったのでよくわからず、普段の運転の感覚でアクセルを踏んでブレーキをかけたら「遅い」という赤ランプが点いてしまった。そうか、これは運転中に前の車が急ブレーキをかけた時とか、突然横道から人が出てきた時のような急ブレーキのテストなのか、と理解して２回目は上手くいった。歳をとるにつれてこういう反射神経も老化するのかもしれない。次回もしこのテストがクリア出来なかったら免許証の更新が出来ず、運転が出来なくなる、ということはよく実感出来た。その後１時間のビデオを見せられて、新しい免許証を手に入れて、ウチに戻ったらすでに夕方の４時になっていた。
折角の誕生日が丸一日免許証更新手続きで台無しになったが、運転免許を通して「６９歳」ということを考える時間を得られたと思えば、それはそれで有意義な誕生日だったのかもしれない。

例年3月に起こるチェンマイ地方の煙害がすでに始まり、ドイステープの山並みが霞んできた。

NARUTOのチャンポン。

毎年この時期に子作りをするこの鳥を頻繁に見るようになった。トンボを咥えているところを見ると、近くに巣があるのだろうと様子を見ていた。

去年もこの垣根に巣を作ったが、大きな鳥に襲われて子供は育たなかった。今年も同じ垣根だが、より分かりにくい場所に巣を作っていた。

親鳥がいない間に、塀に上って巣を覗いたら、生まれてすぐのヒナが2羽いた。

２階のベランダのブーゲンビリア。

隣の家のバナナ。

赤い木の実を咥えていた。

夕方、久し振りにジョギングコースに行った。

隣の敷地で、

オープンマーケットが開かれていた。

その敷地でこんな光景が・・。

きっと職業訓練学校の生徒たちが、無料で理髪の実習授業をやっているのだろう。

19日夜はスーパームーンだったが、20日の夜明け前にもスーパームーンが見られた。

4トラベル友達の目黒警部さんとドイサケット温泉に行った。

男女別々の温泉浴場。ここには初めて入ったが半分露天風呂感覚で、開放感がある。ヨーロッパ人が一人で浸かっていたので話を聞いたら、近所に住んでいて毎朝ここに来ている、と云っていた。

タイ語と英語と日本語で温泉の浸かり方を解説。

温泉とマッサージの後、足を延ばして、山間のコーヒー生産地区に行ってみた。
2年前の1月末に来た時は、道端のそこら中でコーヒー豆を干していたが、今回はそれを見ることは出来なかった。2年前の様子はこの旅行記で見られます。
https://4travel.jp/travelogue/11211788

タニン市場で買った総菜で夕食。

またこの花が咲き始めた。

羽毛も生えて、順調に育っている。

蜘蛛の巣にしては乱雑過ぎるな。

植木市場でバラを買った。

NARUTOのたぬきそば。海外で美味しい蕎麦に出会うのは、うどん以上に難しそうだ。

そういえばここのところ親鳥を見かけないな、と思って巣を覗いてみたら空っぽになっていた。瞬間的に、留守の間か夜中に何者かに襲われたのかと思ったが、毎年襲われた後は巣が荒らされて半壊していた。巣も巣の周りも変わった様子が無いところを見ると、巣立ちをしたように思える。

時々、国会の予算審議中継をネットで見ていた。現政権を取り巻く余りの異常さに驚くばかりだ。アメリカもトランプ政権のもとでおかしくなっているが、まだ日本よりは民主主義が多少は機能している気がする。今の日本は完全な独裁政権国家になってしまったな。