年末年始、プラハで年越し3泊6日 エア+ホテル10万円！ #1/5

2018/12/29 - 2019/01/03

2018年の年末は、12月29日、30日が土日となり、通常の年末年始休暇12月31日から1月3日の4日間と併せ6連休となる相方を引き連れ、この最需要期でも格安に入手できた航空券を片手に初めてのプラハへ！
ただ、やはり安いには訳あって、キャリアは中国東方航空、乗継時間も相当に長いです。
サービス面等のレベルの低さから中国系と米国系キャリアは極力避けていたので中国東方航空の利用はかなり以前の上海便以来となり、ましてや初めての欧州長距離便となれば不安も最高潮！
そうした意味から、今回は、今後お値段重視で中国系キャリアを利用しての欧州旅行に問題がないかを探るうえでの試金石ともなります。
途中上海とパリにて”途中下車”を挟み、往路所要約27時間！
復路も同様に長いと言えば長いのですが、意外に疲れは感じなく、一番不安視された中国東方航空のオペレーションも基本的にほぼ問題なかったのは良い意味で期待を裏切られました。
初めてのチェコ、この時期でも積雪はなく、フォトジェニック的には期待外れでしたが、観光するに凍てつく寒さよりマシなのは言うまでもないですね。
世界遺産のプラハとチェスキークルムロフ、ビールは水よりも安く、食べ物も安く美味しく、街も美しく、自分自身また訪れたいと思わせるに十分な旅となりました。
そして何より、年末年始にも関わらず10万円そこそこで充実した旅ができたことには大いに満足です！


DAY1 29DEC2018
MU720 中部(NGO)16:05 上海(PVG)18:20
☆上海/外灘観光

DAY2 30DEC2018
MU8661(AF111) 上海(PVG)00:10 パリ(CDG)05:55
☆パリ市内散策
CK759 パリ(CDG)09:45 プラハ(PRG)11:30
市バス→メトロでホテルへ
☆【世界遺産】プラハ歴史地区観光
☆オペラ”マダムバタフライ” @国民劇場 鑑賞
Wenceslas Square Terraces @Prague 泊

DAY3 31DEC2018
SAバス プラハ 08:00 チェスキークルムロフ 10:50
☆【世界遺産】チェスキークルムロフ歴史地区観光
SAバス チェスキークルムロフ 16:00 プラハ 18:55
Wenceslas Square Terraces @Prague 泊

DAY4 01JAN2019
☆【世界遺産】プラハ歴史地区観光
Wenceslas Square Terraces @Prague 泊

DAY5 02JAN2019
メトロ→市バスで空港へ
CK616 プラハ(PRG)07:00 アムステルダム(AMS)08:40
MU772 アムステルダム(AMS)12:40 上海(PVG)07:00+

DAY6 03JAN2019
MU719 上海(PVG)11:35 中部(NGO)15:05


概算合計　106,360円
・航空券　76,430円 (中国東方航空)
・ホテル　@25,550円 (プラハ計3泊 51,099円)
・SAバス　2,040円 (プラハ-チェスキークルムロフ往復)
・オペラ　2,340円 (マダムバタフライ@国民劇場)

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝起きたら名古屋は初積雪、ただ、自宅を昼前に出発なのでその頃にはほぼ跡形もなく問題ありません。
常滑国際空港国際線出発保安検査場、年末年始にしては思いの外空いていました。

中部国際空港セントレア 空港

この日のフライトは、NGO→PVG→CDG→PRGと合計3フライトを乗り継ぎます。
預け荷物がどのような取り扱いとなるのか懸念されましたが、チェックインカウンターで担当者が相当苦労した挙句、最終PRGまでスルーと言うことで一件落着。
上海で一度引き取りとなると、トランジット観光の足かせとなるところでしたのでこれは助かりました。
ただ搭乗券は最初の2区間のみの発券で、かつ2区間目はAF共同運航便のため希望座席の指定はできないとのことでした。
そしてオートマチックに指定された座席は中央4席の真ん中2席…
これは上海に着いたら変更してもらうしかありません。
また、中国東方航空のチェックインカウンターではCクラスへの有償アップグレイドを15,000円で募っていましたが、時間的にも短く、A320ではシートにも期待できず、これは見送りが正解でしょうね。

中部国際空港セントレア 空港

中国東方航空はSKY TEAMと言うことで、KALラウンジで少し腹ごしらえ。
チェックインカウンターでラウンジインビテーションカードは頂けませんでしたが、「ELITE PLUS」と印字された搭乗券提示で問題なく入室できました。
全体的に常滑国際のラウンジはどこも大したことはなくJALサクララウンジがややマシと言うレベルなのですが、ここも御多分に洩れず…orz

KALラウンジ (セントレア) 空港ラウンジ

20番ゲートからMU720でまずは上海浦東へ飛びます。

中部国際空港セントレア 空港

中国東方航空、新塗装はスッキリしていてなかなか良いのでは…と、敢えてこの先の不安を抑え込み自分自身を前向きに持っていきます！

中部国際空港セントレア 空港

モニターもないうえに広告付きのヘッドカバーや広告シールが座席前の視界に入ってくるのは鬱陶しいですがそのうち慣れてきました。

さて、懸念その1の機内食…
ずっと以前の記憶では、食事が配られ食べ終わった頃に冷えてないビールなどのドリンクサービスがやって来て驚いたものですが、さすがに今回は通常どおりの順番でした。
ビールもまぁ冷えていました！
肝心の機内食は、特に問題はなく、かと言って美味しい訳でもありませんが、まずは及第点でしょう。
懸念その2のCAさんの対応も、以前のようなつっけんどんな態度は全く見受けられず、米系キャリアのCAよりよほど良いのではと思うほどでした。
残る懸念材料としてトイレの汚れと中国人の騒がしさがありますが、少なくともこの短距離便ではその不安は感じられず、中国東方航空、長距離便がまだですが意外と使えるかも！と思い始めました！

単なる浦東空港内のトランジットを除くと2010年正月以来9年ぶりに上海の地に足を下ろします。
何しろ浦東空港での乗継時間は5時間50分もあります。
計画としては、入国後リニア→地下鉄2号線を乗り継ぎ、南京東路から外灘へそぞろ歩き、夜景を鑑賞したのち黄浦江を渡し船で渡り、陸家嘴の摩天楼のどこかへ登り、小籠包でも食べてから空港へ戻るハズでした。
乗継に約6時間もあればそのくらいは可能だろうと考えていました。
機内で入国カードを仕上げ、思ったほど混雑していない入国審査を20分ほどで切り抜け一旦入国し、空港からリニア乗り場へ。
と、空港内を移動していると、なんと、相方の片方の靴底が半分以上剥がれると言う事象発生…orz

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

当初の計画どおり、浦東空港から上海マグレブトレイン(リニア)で終点竜陽路駅まで行き、そこで地下鉄2号線に乗り換え南京東路駅で下車します。
靴底が剥がれそうになろうと電車に乗っているだけであればさほど問題はありません。
残念ながら、リニアは最高速431km/hにはほど遠い301km/hしか出さない運用時間でした。
431km/hでの運用は、9:00~10:45と15:00~15:45だけですので乗られる方はお気をつけて…

南京東路駅に到着後、駅に隣接する「新世界大丸百貨」へ駆け込みさっそく靴を購入…orz

新世界大丸百貨 百貨店・デパート

「新世界大丸百貨」は、自然光の入る吹き抜けや写真奥に見える螺旋状エスカレーターなどが特徴的な2015年オープンの日系デパートだそうです。
いやホント、開いてて良かった「新世界大丸百貨」！

新世界大丸百貨 百貨店・デパート

気を取り直して南京東路を外灘方面へ歩きます。
この辺り、9年ぶりと言うこともあり、当時と比べずいぶん洗練されたように感じました。
ライトアップも以前よりかなりパワーアップしていますね。

南京東路 散歩・街歩き

中山東一路の横断歩道までやって来ると目の前に高層ビル群の夜景が目に飛び込んで来ます。
今回はあくまでもトランジット観光なので、この景色が観られれば良し！
これで最低限の目的は達成です！

外灘 散歩・街歩き

さらに高層化している摩天楼…
もはや金茂大厦も存在感希薄ですね。

外灘 散歩・街歩き

さてここから黄浦江の渡し船乗り場を目指して歩きます。
ところが、このトランジット観光に備えては正直さほど"予習"をしてこなかったことと、中国国内にて対応可能なプリペイドSIMカードを用意してGoogle Mapは使えるものの、なぜだか現在地情報が極めて不正確で、すぐその辺りにあるはずの渡し船乗り場の位置がさっぱり分かりません。
そうこうしているうちにどんどん時間は経過してしまいます。
事ここに到り、渡し船と陸家嘴と小籠包は断念、浦東空港へ戻ることを最優先課題とし、時間的に地下鉄駅まで歩くのも無駄だとタクシーでリニア竜陽路駅まで行き、リニアで空港へ戻ることにしました。

外灘 散歩・街歩き

と思ったものの、道路の渋滞やドライバーの強い推しで結局そのままタクシーで空港まで戻ることに。
予定外の出費ですが飛行機に乗り遅れるよりはマシですよね。
這々の体で浦東空港に戻り、まずは中国東方航空カウンターで次のフライトMU8661便の座席アサイン交渉。
SKYTEAM ELITEPLUSステイタスを盾に交渉した結果、無事アッパー2-4-2アブレストの2人並び席を確保でき、PRGまでの搭乗券発券も完了。
また、ここでの交渉の際、最初に預け荷物は一度パリで受け取らなければならないような事を言われましたが、それに関しては良く調べてもらった結果、常滑での話のとおり最終目的地までスルーとのことで確認が取れて一件落着。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

やるべきことをやり終え、上海市内で食べ損なった分を挽回すべく、中国東方航空のラウンジでお腹を満たします。
ヌードルバーや点心もあるなど、ミールもなかなか充実していました。

中国東方航空ラウンジ (上海浦東国際空港) 空港ラウンジ

00:10発のMU8661便、搭乗開始！
さて、ここからが本番です。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

搭乗する機材が見えます。
はい、そうです。
MU8551便はAF運行のコードシェア便で、機材はA380となります。
当初このエアを購入する際、中国東方航空のオペレーションに不安を感じていたので、中国-欧州間のフライトがAFかKL等のコードシェア便のものを狙って探していました。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

久々のA380、となるとせっかくなのでやはり2階席に乗りたいですよね。
最後尾からアッパーへの階段を登ります。
AFは22年までにA380を退役させると発表していますので搭乗するのはこれが最後の機会かもしれません。

AFの場合、A380のアッパーデッキはC/PY/Yの3クラス(Fはメインデッキ最前列に9席)、46席あるYはデュオシート、シートプラスとの位置付けで通常の格安チケットでは指定できません。
そこをPVGでの交渉でデゥオシートにしてもらったのですが、ご配慮いただいた分際でこんなことを言うのもアレなのですが、この91A91Bは、ドアサイドでエマージェンシードアの出っ張りが邪魔ですし、窓はなく物入れもなく、足が伸ばせることと躊躇なくトイレへ行けること以外のメリットは乏しく、残念ながら良いシートとはとても言えませんでした。

そうは言っても、AFは乗った瞬間からのフランス感が堪りません。
保安ビデオもオシャレです。
SKYTRAX 4 StarですがAFはお気に入りのキャリアです。

AFはYでもシャンパンが選択できます。
しかもプラグラスながらも足付きで！

そして、機内食のパンも美味しくYのワインですら数種類から選択でき美味しい！

特に見るべき映画も見当たらず食べてうたた寝してを繰り返していると、なんと、定刻05:55が2時間以上も早く03:45にCDG到着！^^;

この旅行記へのコメント （2）

• よよさん 2019/09/30 20:58:15

  レベルが高すぎて！

  すごい記憶力ですね！素晴らしい！半年以上前とは思えないですね。
  専門用語が数式みたいでクラクラして眩しすぎる！旅行、保育園児レベルから見たら指加えて見上げてしまいます。私自分のフライトの便名とか機体の型番（こんな言い方でいいのかしら）全然わかってないー。あはは。
  乗り継ぎ時間も楽しまれてて素敵ですね。むしろ直行便より安いし遊べるしいいことずくめ。はあ、早くその粋に達したい！まずは飛行機の勉強からだ！
  これは先も楽しみだー。チェスキー・クルムロフ、私も行ったから読むの楽しみー。

  lefty_0909さん からの返信 2019/09/30 21:12:46

  Re: レベルが高すぎて！

  こっそりうpしたのに見つかってしまった…orz
  いえもう細部はさっぱり覚えてなくて、河口湖旅行記との臨場感の違いに愕然としていました。
  乗継地での観光、多少のリスクはありますが意外にハマりました！
  そのせいか、最終目的地までの長い時間もそれほど苦痛ではなかったですよ。
  よよさんもぜひ！w