幻の器との出会い！・はちみつ色の街フェズ～色彩の王国モロッコの旅３日目②＋４日目

2019/02/01 - 2019/02/02

さて、シャウエンを出て、ヴォルビリス遺跡・メクネスを経て、迷宮都市フェズでの観光です。
フェズでは、①陶器工房②ミントティー③真鍮製品④リアドレストランで昼食⑤布織物工房⑥革製品工房⑦スーパーマーケット
の順で観光しました。
一日たっぷりと職人の街フェズを堪能しました。
実は、こちらに来る前、「フィガロ・ジャポン」という雑誌のモロッコ特集で、現在工場が閉鎖して幻の器となっている「コセマ」という会社のフェズ刺繍のシリーズの器を見て、できることなら、これを買って帰りたい！と思っていたのですが、添乗員さんや現地ガイドさんの計らいのおかげで、この幻の器に出会うことができました～感謝感激～（涙）




１日目　エールフランス、関空よりパリ乗り継ぎでカサブランカへ　カサブランカ泊
２日目　ラバト観光　シャウエンへ　　　　　　　　　　　シャウエン泊
３日目　午前中シャウエン観光　ヴォルビリスの遺跡・メクネス観光　フェズ泊
４日目　フェズ旧市街観光　　　　　　　　　　　　　　　フェズ泊
５日目　イフレン・ミデルトを経てエルフードへ、4ＷＤに乗り換えてメルズーガへ　メルズーガ泊
６日目　砂漠で朝日鑑賞・トドラ渓谷、ムグナを経てワルザザードへ　ワルザザード泊
７日目　アイトベンハドゥ見学、マラケシュ観光　　　　　マラケシュ泊
８日目　電車でカサブランカへ移動　カサブランカ観光　　カサブランカ泊
９日目　エールフランスでパリ乗り継ぎ
１０日目　関空着

エリア フェズ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

さて、この後はヴォルビリス遺跡とメクネスを経てフェズへ行きます。
昼食を終えて１３時ごろシャウエンを出発。再びバスまで徒歩移動です。
この時はまだ大雨だったお天気も、ヴォルビリスに着くまでやまないかなあ～と思っていたのですが・・・（途中で１回トイレ休憩）
ヴォルビリス遺跡に着いた時もやっぱりざんざん雨が降っていました（汗）
世界遺産のしるし。

ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡

ここきっと、普通にお天気だったらめちゃくちゃ風光明媚なところですよ～オリーブ畑や糸杉のある緑の中にて～んと遺跡がそびえたってて。

モザイク画も屋外とは思えんほどの保存状態。

大雨だからさっくり進んでいくけども。

これはリスボンの大地震の時に砂で埋もれて、それでかえって保存状態が良いのだとか。

遺跡内は大変広いです。

わあああ～

神殿ですね。遥か古代に思いを馳せる・・・余裕もないくらいの雨

モザイク画の凄さはわかる

ヴォルビリス遺跡

ヴォルビリス遺跡・デザルターのモザイク画（古代ローマのサーカスの人気種目をする人のこと）

カラカラ帝の凱旋門。紀元２７７年に建造されたらしい。
この遺跡を一番楽しみにしていた方もいらっしゃったのでなかなか残念なお天気となりました。

メクネスに移動。ここはマンスール門のフォトストップだけ。
写真を間近に撮りに行くのもはばかれるほどの大雨。傘が風で裏返る（笑）
この門はあまりの美しさに作った人が王様に殺されたらしい。
後から考えてもこの門、本当にモロッコ一美しい門だよ・・・
でも雨・・・

マンスール門 建造物

約１時間で今日明日２泊するフェズのホテルに到着。本館の方に行くとアネックスの方だといわれまたまた移動。
他のクラツーのツアーの方もいらっしゃいました。（この後観光地で何度も出会うことになる御一行様）
ホテルの方はなかなかに古～い感じ。エレベーターは４人以上乗ると止まるという（笑）
夜ご飯はホテルでビュッフェ。

メンゼ ザラ シティ センター ホテル

やっぱりオリーブたくさん

本当に生野菜は豊富

でも誰もお腹を壊したという人はいませんでした。モロッコで生野菜一杯食べても大丈夫ですよ～（たぶん）

さて、今度は朝ご飯
今日は一日かけてフェズ旧市街を観光します。
昨晩はお風呂のお湯が途中で水に変わり、寒中水泳大会となりました。一番お風呂に入る人が多いであろう時間帯に入ったのが良くなかったか。

オリーブの向こうは試さなかったけどアムルー？

ハムチーズ

ヤギのチーズかな

パンはどこで食べても美味しかった

４種類くらいありました

焼いたトマトは必ず食べます！（笑）
さて、今日はまず南の砦からフェズ旧市街全景を見渡します。
お天気良いといいのですが。

小雨の降る中、南の砦に到着しました。ホテルから車で１０分くらいの高台にあります。
ここはフェズ旧市街が見渡せる抜群のビュースポットです。

フェズ・エル・バリの中心部でしょうか
フェズ旧市街は9世紀にできたフェズ・エル・バリと１３世紀にできたフェズ・エル・ジェデイドに分かれています。

少し日が出てきました。より一層はちみつ色になった街並み。

アイアン越しの旧市街

ここから眺めてました

雨雲もまだ残っています。

フェズはモロッコ最初のイスラム王朝の都。

朝日を受ける猫ちゃん

砦を後にし、ツアーでおなじみの陶器工房へ、作業の見学とフェズ陶器のお買いもの。ツアーならではですが、とっても楽しみにしていました。なかなか個人では行きにくいですし。無理に買う必要もないですしね。

壁面にあしらわれたブルーのタイルが可愛い

水色のドア

まずはろくろの作業を見学

足で回します。

真剣な表情

お兄さんが作っているのはミニタジン鍋です。

今度はタイルの作業

このように組み合わせます。これは裏側

繊細な作業です。

すごい凝った模様

作業中

模様のアップ

作業場に商品も飾られています。

アップ

今度は絵付けを見学

こちらは女性がメイン

この紫色が

ブルーになります！

絵付け中

絵付け中

素敵な模様です

作業場の向こうに商品の展示場も

器の販売

タイル！鍋敷きにできるかなあ

壁に飾っています

フェズブルーが美しい

こんな大物は買えません～
結局鍋敷き用にタイルを一枚だけ買いました。

雨にぬれる展示場

商品の展示場の横に合った階段のタイルも可愛い

作業所に何気に陶器を飾っているのが良い

ブラウンの水栓

鏡や机

水栓型の飾り可愛い。これなら買えたじゃん←

これ洗面台ですね。こんな洗面所可愛すぎる

机も可愛い欲しい←

床のタイルの可愛さと言ったら・・・

階段のアップ。

さて、車で旧市街の入り口の門まで

雨に煙る町並み

ブージュルード門に来ました

ブー ジュルード門 建造物

美しい門

向こうにミナレットが見えます

模様アップ

裏側は全く同じで緑らしい

ほんまや・・・

門の前では、サボテンの実を売っていました。試食させてくれました。

パン！

さて、迷宮のスークへ繰り出します！ここから添乗員さんと現地ガイドさんの他に最後列に迷子予防にフェズのスーク専門のガイドさん、シシャモさん（若干違う名前だったが、音がししゃもに似ていたのでそう呼ばれていた）が付いてくれます。これで安心！

ぐわ～すごい扉です！

なんかいろいろ看板は出ています

ロバも通る細い道をどんどん進んでいきます。脇道をパシャリ

さて、次に行くのは一般家庭です。ミントティーをごちそうになります。
こちらもツアーでは定番ですよね。

じゃ～ん。こちらでいただきます。

早速このフェズ刺繍の施されたポットつかみが気になる・・・

全員分のミントティーグラス

茶器一セット

奥が砂糖

大根みたいなのが砂糖の最初の状態。この塊で売っていて崩して使うそう。

ポットつかみも数種類ありますね

さて入れてくれます！

ハミドゥさんとおっしゃる方です。手慣れたものです。

タッセルをひっかける金具も可愛いよ

若いころのハミドゥさんご夫婦

そしたら奥さん連れて来てくれた。お写真ＯＫです。

私の分です。中国茶とミントと両方入れるんですね～

飲んでいる間はハミドゥさんが演奏してくれました。

タンバリンも

床を見てみると?

本当に可愛い居間

台所を見せてくれるらしい。
（台所内にはなぜかない冷蔵庫）

タイル可愛い

奥様と台所

もう一つ居間が。こちらは茶色でシック。私たちは人数少ないけど、人数多い団体さんはこちらも使うのでしょうね。

もう一つの居間

さて、お茶をいただいたので再び散策へ。

次は真鍮職人のお店に行くそうです。ワクワク

ぎゃあああ～アラビアンナイトの世界！

簡単に購入できる大きさではないが・・・

アクセなら・・・

ずっと欲しかったミントティーポットも。
値段聞くと１万円くらい。質は確かなんだろうけど高すぎるので却下。

でも綺麗・・・

綺麗・・・

マラケシュで買おうかな（ここは高いので）

お盆のレリーフを彫る職人さん

ファティマの手のキーホルダーは本気でほしい

うっとり・・・

キャンドルホルダーがいいのかな

結局何も買えなくて店を出る

さて、再び散策

かごバックのお店・・・
マラケシュで買うつもりだけど、手前の紫のバッグ欲しいな←

狭い道

猫ちゃんのお通りだ

時折見かけるリヤドの看板

豪華な玄関

いろんな裏道を見るのが楽しい

ペイントしてる！

目印の看板

こういう豪華なドアはお金持ちのおうちなんだって

雨は降ったりやんだりでした

今度は昼食会場のリアドレストランに行きます！

ラビリンス

工事中？

世界遺産の旧市街なのであちこちで修復が行われています。

このドアの模様可愛い

あちこちに水栓

床のタイル可愛い

さて、リアドのレストランに着きました。
レストランＬＡＭＥＤＩＮＡ

ゴージャス～

席に着くと・・・あああああ～！！！！この器は！！！！
高級レストランで使用されていると聞く、幻の器・・・「コセマ」じゃないかああああ！！！！

うわああ～ここで会えると思ってなかった～！！！

店内も気になるけどお皿の出所も気になる（笑）

あああ～どこで買えるんだろう

ブルーフェズのお皿。本当に綺麗。持って帰りたい←ダメ

前菜のモロカンサラダ

パンがでました

イワシのタジン

デザートはプリン
このお皿もコセマ

お隣の方のプリンはブルーフェズのお皿だったので写させてもらいました。

ミントティーも出ました。生のミントが入っていました。

お店の方に「フェアキャナイバイディスディッシュ？」
と聞くと、もう倒産した会社のお皿だから買えないよ～的なお答えをいただきました。

添乗員さんにこれがどこかに売ってないものか、と相談すると、フェズ専門ガイドのシシャモさんに聞いてくれて、近くで売っていることが判明。でも、小さいお皿でも３～４千円はするよ、と。

でもそのお店に観光の間に連れて行ってくれることに！やったあああ～

ネジャーリン広場です

見事な水栓

ネジャーリン・フンドゥク

現在は木工博物館

この広場から

職人の工房を通って
（これは結婚式で使うらしい）

コセマの食器を売っているお店に連れて来てくれました！！！（涙涙）
たくさんの品揃え。奥にあるフェズ刺繍のお皿を色違いで買いました。
今思えば、もっと買っておけばよかった・・・
ちなみに日本の百均で買ったカラーボールペンをあげてちょっと値引きしてもらいました。

まさか出会えると思っていなかった幻の器に出会えて超感激です。感無量で店を後にします。

カラウィーン・モスクへ

カラウィン モスク 寺院・教会

中に入ることはできません

良く見ると文字

垣間見る感じ

モスクの周りのスークには花嫁衣装のお店が

マネキンちょっと怖い笑

綺麗

商店街をぐるぐるしていても、大きいので何度も

カラウィーン・モスクに出会います。

カラウィーン・モスク

サボテンシルクの織物の店で実演販売

これがサボテンシルク

スカーフ以外にもいろいろ販売

今から革製品のお店とその上のタンネリを見に行きます！ちょっと臭くないか心配ですが・・・

タンネリは3Ｆにあるのでとてもいい眺め。ミントの葉も下でいただきましたが、そこまでは臭くなかったです。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

タンネリと猫ちゃん

可愛い

冷たい水の中で作業する人たちを見て、大切に革製品を使わなければ、と思いました。

タンネリ

見学のあと、革製品をいろいろ見て皆さんショッピング。これで旧市街散策は終了です。

旧市街を出たところで猫ちゃん

さて、ここでフェズ専門ガイドのシシャモさんとお別れ。しっかりお礼を伝えました。

フェズの信号はこんな感じ。
今からバスでスーパーに行きます！カルフールです！

フェズのカルフールはショッピングセンターくらいの大きな規模でした。
ミントティーグラス１２個99ＤＨだって！破格の品ですよお母さん！

ミントティーポット発見！280ＤＨか・・・
これならマラケシュのスークが安いだろうなあ・・・

お菓子の量り売り

オレンジはやっぱりたくさん

１６時半ごろホテルに戻って、夕食前にひと風呂。
おかげで今日はお湯は熱いままでした～よかった。
夕食も昨日と同じホテルのビュッフェ。若干昨日のメニューと違えていたようないなかったような。ツアーの難点ですが、２日のどちらかはレストランでいただけたら良かったなあ～

やはり生野菜豊富

アーティチョーク。初めて見た・・・

今日はなぜかすべての物にレーズンが振り掛けられている・・・

デザート。
今日は、一日いろんな職人さんを見ることができました。
憧れの幻の器にも出会えたし、もう感無量です。
皆さんは食事の後ホテルのショップでもショッピング～
さて、明日はいよいよ砂漠に出発～エルフードから4ＷＤに乗り換えるので１泊分の荷物を作らなくちゃです！！