2019/02/10 - 2019/02/10
252位(同エリア712件中)
ともっそさん
相変わらず歴史には疎いのですが、それでもやっぱり遺跡が好き!
そして今回訪れたのは、松岡美術館です。
こちらの美術館、松岡地所が運営していますが、所有品の大半は創設者の松岡清次郎が購入、蒐集したものだそうです。
「人はどんなに偉くなっても、やがて忘れられる。そこへいくと、古代の第一級の美術品はずっと後世に残る。自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」
これは、彼の言葉です。
そして彼は、一度買ったものは一点も手放したことがなかったのだそうです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ヒンドゥー教神像の展示室
L字型になっています。
入ったらすぐに、ずら~っと像が並んでいます。
見ごたえがありそう~。 -
楽女
FEMALE MUSICIANSと英語表記があったので、やはりそのまま楽女です。
王宮か神様のもとで音楽を担当した女性たちでしょうか。
詳しい説明はありませんでした。
どこに飾られてあったものだろう、と想像するのも楽しいです。 -
楽女
左端をアップで。
よく見ると、全員が違うポーズなんです。細かい。
足元の子供たちも、楽部の構成員なのでしょうか。
左から4番目の女性、笑っているように見えます。 -
楽部
右端もアップで。
こちら側には、子供はいません。
鳥や布を手にしている姿が見えます。
ちょうど演じているところなのかも知れませんね。 -
楽女
右から5人目にズームを当てて。
これ、何だか見たことあるポーズ・・・と思ったら、お風呂上りに体を拭く時のそれに似てます。笑 -
楽女
右から3人目の女性。
「まぶしいっ」と手をかざしている姿に似ていて、思わずパシャリ。
左手の動きが美しいです。
踊っているところでしょうか。 -
ガンガーのいる門柱
ガンガーとは、ガンジス川を神格化した女神のこと。
「ガンジー」とは英語なので、「母なるガンガー」とも呼ばれるそうで、ガンジス川そのもののことも指すようです。
では、こちらの門柱の一部は、女神様のほうのことですね。 -
ガンガーのいる門柱
この時はてっきり、この怪獣らしきものがガンガーだと信じていたため、こちらをアップで写真に収めてしまいました。
肝心のガンガーが・・・っ。
ガンガーがガンジス川やその神格化だなんて、家に帰って調べるまで、思いもよりませんでした。
ガンガー。
ちょっと怪獣の名前っぽくありませんか?
ところで、ではこの生き物は一体、何? -
スーリヤ
インド神話の太陽神。
7頭の馬がひく戦車に乗って、天空を翔けます。
この像の馬を見た時は、メデューサやケルベロスのように、1つの体に複数の頭部を持っているのだと思いましたが、違ったようです。 -
スーリヤ
脚の太い、丈夫そうな馬です。
スーリヤは太陽神のために全身から高熱を発しているのだそうです。
馬も大変です。 -
シヴァとパールバティ
破壊神シヴァとその神妃パールバティ。
仲良さそうな夫婦です。
ヒンドゥー教彫刻は、仏教のそれよりずっと肉感的で生気に満ちているように感じます。 -
シヴァとパールバティ
向って左下にある彫刻のアップ。
何かを捧げ持っている人は、その前にいる馬に餌を与えているのか、供物をささげているところでしょうか。 -
シヴァとパールバティ
向って右下の彫刻をアップ。
横から象が顔を出してますね、これ!?
しかも、鼻を高くあげて、パオーッとやってます。
目つきのせいか、少しとぼけたようにも見えるのがかわいらしいです。 -
シヴァとパールバティ
もう1つ、彼らの彫刻を。
とても仲良さそうな夫婦像です。
シヴァ神の偶像上の特徴超は、額に第三の目、首に巻かれた蛇、三日月の装飾具、そして、髪の毛から流れるガンジス川(!!)、三股の槍、太鼓などが挙げられます。 -
シヴァとパールバティ
見つめ合って微笑んでいます。
でも、シヴァ神の手は、個人的にはこの位置でなくてもよくないか・・・な?
ところで彼女はヒマラヤ山の娘でもあり、絶世の美女だとか。 シヴァのはじめの妻「サティー」様の生まれ変わり。
彼らが結婚に至るまでの物語は、とても面白いです。 -
破風仏伝図
まずは全体を。
こちらは4つに区切られているのがわかるでしょうか?
区切られた区画ごとに異なる物語を持っています。 -
破風仏伝図
「アングリマーラーの悔悛」
図の解説;
仏典の伝えるところによれば、「多くの門弟を抱えた婆羅門学者の妻が、知力体力ともに優れた美男の弟子アヒンサに懸想し誘惑するが、相手にされなかったため夫に讒言する。怒った婆羅門は1日で100人を殺し、指1本を切り取り、その指をもって冠を作れと命ずる。師に忠実なアヒンサは、辻斬りをし、最後の1人という時に母と遭う。その時仏陀が現れるやアヒンサは、刀を捨て五体投地の礼をもって帰依した」
アングリマーラーとは「指鬘(冠)」の意味。
右端の人物が、人間の頭部らしきものを持っているように見えます。 -
破風仏伝図
「アータヴィカの帰依」
解説;
仏典によれば「ある王が狩りで森に入ったところアータヴィカというヤクシャ(夜叉)に捕らえられ、毎日食用に子供一人を差し出すことを約束させられる。最後に残ったのが王子一人という時、仏陀が現れアータヴィカも過ちを悟り仏陀に消えした」ことを表している。
右の人物が子供を抱えているのは、差し出している場面でしょうか? -
展示室を出る前にもう1度、振り返って。
正直なところ、インドの宗教に深い興味はなかったのですが、とても楽しかったです。
こうやって、食わず嫌いなものがたくさんあるかも知れません。 -
出てすぐの風景。
正面に、ギリシャ神話に出てくるゼウスの像(右側)が見えます。フランスのリシュリュー枢機卿も所有していたそうです。
美術品は、色んな人を渡ってくるのですね。
2階に進むまえに、少し休憩。 -
ディエゴ・ジャコメッティの「猫の給仕頭」像
スイスの芸術一家に生まれたディエゴの作品。
この像は本人も気に入っていたそうです。
給仕頭だけあって、表情がキリッとしてますね。 -
ディエゴ・ジャコメッティの「猫の給仕頭」像
横から。
足と尻尾のバランスが柔らかくて素敵。
ウェルカムドリンクを運んできてくれそうな猫です。 -
では、2階の展示室へ。
光がたっぷり入る設計で、気持ちのいい美術館です。 -
特別展示「中国動物俑の世界」から
「犬」
古代中国では奴隷や生きた人や馬、犬、鶏などの殉葬が盛んにおこなわれていましたが、その風習は時代と共に、俑を副葬品とすることに変わったそうです。
こちらの犬は、その中の1つ。
そもそも犬は、人間が家畜化した最初の動物で、その始まりは3万年以上前に遡れるそうです。 -
ガチョウの俑
中国におけるガチョウの家禽化は、約4千年前まで遡れるそう。
視覚と聴覚に優れていて、人が近づくと鳴き出すことから、番犬代わりに見張り役として使われたそうです。
1200度以上の焼成されたものです。
羽に残った彩色を見ると、作られた当時は美しかったことでしょう。 -
牛の俑
牛は儀式や喪礼の犠牲、他にも食用、軍需品の輸送、乗用など様々に用いられ、主に耕用としての役割に重点が置かれたそう。
こちらの俑も、ずんぐりとして足もしっかりしているので、もしかして耕用の牛なのでしょうか。 -
鶏と馬の俑
干支の俑から、今回は鶏と馬の俑が展示されていました。
頭部が鶏と馬で、体は人です。 -
馬の俑
一日に千里を駆け、血の汗を流すという名馬「汗血馬」を思わせる赤いからだに、絵具で馬具が描かれています。
今は失われていますが、胴体底の部分の4隅に穴が空いていることから、脚があったと思われています。 -
馬の陶器
唐三彩という技法で作られた馬。
唐三彩とは、唐代の7~8世紀にかけて焼成された焼成された陶器のことで、その多くは三種の薬をかけ分け、白、緑、褐で彩ったもの。この三色が基本ですが、藍が加わった四色のもの、あるいは二色のものなども含めて唐三彩と称されます。
華麗な貴族文化、生活を今日に伝えてくれています。
表面のツヤツヤしていて、保存状態がよかったのですね。 -
三彩 馬
こちらの作品のように、首を下げたポーズの馬は類品が少なく珍しいのだそうです。
面繋、胸繋、尻繋に下げている杏葉は同意匠で、西方伝来の植物文様であるパルメット文をモチーフにしているとのこと。
尻尾がくるんと上を向いてます。
馬の尻尾はもう少し長いと思うのですが、当時は違ったのでしょうか。それとも、短く装飾しているのでしょうか。 -
三彩馬の、馬具表現図
私が知っているのは、あぶみと鞍の2つだけですが、他のものも全て、現代と同じなのでしょうか。 -
馬の陶器を見終えて、気づきました。
馬の前髪(前の鬣?)に多様性があります。
ちょっと続けて、馬の前髪シリーズ。
こちらは、髷風。 -
センター分け。
分けて、端はきれいにまとめられています。 -
センター分けして、生え際あたりに飾り紐のようなものが見えます。
でもそのせいで、忍者風。 -
パッツン。
恐らく、オン・ザ。
前髪の量、多め。 -
上で縛る
この前髪、私もします。
外から帰ってきてスウェットに着替えて、前髪うっとうしいなあ・・・と。 -
坊ちゃん風
個人的には、この坊ちゃん風が1番好みです。
ちょっと微笑ましくもあり。
馬は高価なものだったでしょうから、貴族や裕福な一部の人たちが、こうやって飾ったのかも知れません。 -
この展示室も、最後に見返り。
室内灯が展示ケースに反射して白く光ってしまいました。
写真は撮りませんでしたが、中央にドーンとあるのは、ラクダです。 -
展示室はあと2部屋あったのですが、現代絵画にはまったくの造詣がなく、写真には納めないで出てきました。
ゆっくり回っているうちに、陽が傾いていました。
冬の空ですね。
ああ、楽しかった。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- ねこいしさん 2019/03/05 12:48:54
- 後半も面白かったです
- わたしもこれから、馬の前髪に注目してみます、笑。
何度もお邪魔しました。
ねこいし
- ともっそさん からの返信 2019/03/05 23:40:33
- RE: 後半も面白かったです
- ねこいしさま
馬の前髪。
実はそこに飼い主のセンスがたっぷり込められているのかもしれません。笑
きっと昔の人は、今より娯楽は少なかったので、色んな楽しみを自分たちで考えていたことでしょうね。
あの数々の前髪は、飼い主が本気(マジ)だったのか流行りだったのか娯楽だったのか、興味深いところではあります。
ともっそ
- ねこいしさん からの返信 2019/03/06 12:30:14
- RE: RE: 後半も面白かったです
- ともっそ様
なるほど!
娯楽が少ないから馬の髪型も楽しむ、そうして考えるだけでも、かなりワクワクします。
今まで馬の髪型について考えたことが無かったので、ともっそさんのお陰で楽しい世界が(地味に)広がりました、笑。
確かに、馬の頭部は人の目線にも近いし、お洒落の甲斐がある部分ですね。
愛車に凝る人のルーツを見たかも。
面白いわ〜。
ねこいし
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