2018/12/29 - 2019/01/07
57位(同エリア132件中)
むう2にゃんさん
- むう2にゃんさんTOP
- 旅行記155冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 106,066アクセス
- フォロワー13人
真冬とはいえ行先はエーゲ海、きっと暖かいだろう~青空だろう~との希望的観測が甘かった、いや甘すぎた考えだったのを、この時点では予想できる筈もなく・・・。
12/29(土) 伊丹空港発→羽田・CDG経由アテネ深夜着
12/30(日) アテネ博物館観光
12/31(月) デルフォイ観光
01/01(火) ロードス島にフライト移動、ロドス泊
01/02(水) 午前ロドス旧市街観光、午後アテネ帰着
01/03(木) 片道5時間の鉄道往復でメテオラ観光
01/04(金) アテネ遺跡観光
01/05(土) パリ移動、パリ泊
01/06(日) 夜便CDG発フライト
01/07(月) 午後 伊丹空港着
荒ぶるオリンポスの神々 vs ヘタレな大阪おばさんの 涙無しでは語れない旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
12月31日(月曜日) 3日目
この日は大晦日。
寝不足にも関わらず、時差ボケのせいで朝4時に目が覚めてしまいベッドでだらだらとスマホ遊び(・・;) -
今日はデルフォイに日帰り遠足、アテネ⇔デルフォイ間はバスで3時間 バスチケットは前もってネットサイトから購入済みです。
7時にアパートを出てシンタグマ広場方向に向かって歩き、客待ちしていたタクシーに「リオシオン・バスターミナル」と告げて移動、
このバスターミナルは地下鉄最寄り駅から徒歩15分ぐらいかかるらしく、夜明け前に知らない場所を探して歩くのは無理ー(>_<) -
タクシー代は6.5ユーロ、10ユーロ札を出してお釣りは要らないと言うと、兄ちゃんはバス係員のおじさんにバスの出発ホーム番号まで聞いてくれる親切ぶり、う~む チップって偉大だわー。
ターミナル内でトイレを済ませようとすると、トイレはトルコ式、日本の昔懐かし金隠し型です。
トイレおばさんに 0.5ユーロを渡すと トイレットペーパーをほんの少しくれるんだけど、ギリシャではトイレ内に紙を流しては駄目で、備え付けのごみ箱に捨てる決まりになっています。
何でも 水道管が古くて細いので何たら・・・ですが、遺跡や博物館の階段に高価な大理石を使うお金が有るのなら、衛生インフラにもっと予算を回せよ!と思いませんか? -
7時発のバスは予定通り10時にデルフォイに到着。
この日は雨が降ったり止んだりのお天気で、デルフォイ遺跡内の階段の登り降りでは コケないようにと必死です。
大晦日にこんな所でコケたら シャレになりませんぜー。 -
デルフォイは、主神ゼウスが地上の西と東の果てから二羽の大鷲を放ち、その鷲が出会った場所、即ちここが世界の中心だと 古代ギリシャでは考えられていました。
デルフォイの守護神はアポロン、よってここデルフォイの地で祭司が神より授かる神託は「アポロンの神託」と呼ばれています。 -
-
-
古代ギリシャでは為政者の政治から市民の日常生活に亘るまで 神のお告げに従って凡てが為されていました。
ギリシャ全土の各地にも神託を受ける神殿はありましたが、ここデルフォイの神託が最も格式が高く、諸国の王たちは競ってデルフォイに神のお告げを求め、寄進された金銀財宝でデルフォイの地は潤い 巨大な神殿が建築されました。 -
アポロンの神託の栄華も今は昔、現在のデルフォイ神殿では 可愛い猫たちが熱烈歓迎・おやつ攻撃を仕掛けてきます。
-
そりゃもう可愛い声で おやつのおねだり、ぬっふっふ こんなこともあろうかと、日本のから犬猫向けおやつ「ささみチーズ」を持って来てたのよーん(^ω^#)
「ねえちゃん、おやつ!」「はいどーぞ♪」
「ねえちゃん、わいにも呉れやー」「あたちも頂戴!」
ああ幸せ~~~(#^.^#)
可愛い猫たちにおやつを振る舞い、我ながら気分は よっしゃよっしゃと言いつつ錦鯉に餌をやる田中◇栄の気分。
パッと見はオラオラ系の兄貴猫も 可憐な猫なで声でおやつを催促、ああもう何て可愛いのー! -
-
-
おっといけない、猫たちに気をとられて足元が疎かになると コケてしまう危険大、周囲の観光客よりもゆっくりのペースでデルフォイ遺跡を見て回ります。
こちらが ゼウスが定めた世界の中心の地である事を表す「世界のヘソ」の場所でして、今はレプリカが置かれ 本物の石はデルフォイ博物館に納められています。 -
-
-
共和制ギリシャが緩やかに衰退しローマ帝国の領土となり、そのローマも東西に分裂して滅亡--------混乱の中で神殿の宝物は失われていきました。
アポロンの栄華を誇り 世界の中心と呼ばれた神殿も時と共に朽ち果てるままとなり、今は巨大な円柱やその土台が残るのみとなっています。 -
-
-
アテネ⇔デルフォイのバスは1日3~4往復、観光に便利なバスは
往路:アテネ07:30発→デルフォイ10:00着
復路デルフォイ16:00発→アテネ着19:00着
(2018年12月時点の時刻表) -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
デルフォイには16時まで居られるのですが、雨は止まないし気温も低め(-_-)
足元の悪い遺跡見学は適当に切り上げて、エアコンの効いたデルフォイ博物館に緊急避難です。 -
その前に、お昼ご飯は博物館隣のバールで サンドイッチとカプチーノ、ああ侘しい。
今回のギリシャ旅行では観光がメインで、まともな食事にはありつけないものと それは最初から覚悟していたんだけど・・・(ため息) -
-
デルフォイ博物館は、この聖域から出土した古代の彫刻品や日用品、神殿を飾った破風(レリーフ)を中心に展示しています。
-
-
-
原始文明から始まりアルカイック期の彫刻、デルフォイの最盛期、そして帝政ローマ統治下と時代の流れに沿った展示物を ゆーーーーっくりと見て回ります。
なんせタイムリミットは16時、時間は腐るほどあるもんね。 -
-
-
アルカイック期の傑作 スフィンクス、巨大な人体像
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
こちらが 神殿の聖域に置かれていた「世界のヘソ」のオリジナル、この御ヘソ(笑)には永遠をモチーフにした彫刻が描かれています。
-
-
-
-
おっとこれは、ハドリアヌス帝の生涯の恋人 アンティノウスではあるまいか?
そういえばアンティノウスはギリシャ人だったよね、ナイル川に落ちて亡くなり(自死か他死かは不明)ハドリアヌスを嘆かせた若者の像が ここデルフォイにもありました。 -
-
-
デルフォイ博物館の至宝、紀元前5世紀に造られた青銅の御者です。
元々は4頭立ての馬と馬車(当時はチャリオットと呼ばれる戦車)を操る御者の 巨大な作品でしたが、ブロンズ製の馬も馬車も失われてしまい、いまは彼の立像が僅かに残るのみです。 -
-
-
この青年像の大きさから想像すると、馬と馬車が加わった完成型は どれほど巨大で素晴らしい作品だったことでしょう!
-
-
-
15時まで博物館で時間潰しをして、バス停のあるデルフォイの中心部まで戻ります(徒歩10分ちょい)。
バス停の目の前にあるカフェに入って 今日2杯目のカプチーノで時間調整とトイレタイム。 -
アテネ行きのバスは定刻の10分遅れでデルフォイを出発、3時間弱でアテネに帰着します。
ネット情報によると 辺鄙なバスターミナル(終点)少し手前の地下鉄駅で一時停車してくれるらしく、乗客の殆どがKato Patissia駅で下車します。
私も遅れずに手前の駅で下車、ここから地下鉄でアパートの最寄り駅Panepistimioに移動、駅からアパートへは徒歩1分の近さです(^_^)v -
大晦日の夕食は おでんと赤飯とシャンパーニュのミニ瓶、ひとり寂しい年越しです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・?
-
前の旅行記
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その1
2018/12/29~
アテネ
-
次の旅行記
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その3
2018/12/29~
ロードス島
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その6
2018/12/28~
パリ
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その1
2018/12/29~
アテネ
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その2
2018/12/29~
デルフィ
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その3
2018/12/29~
ロードス島
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その4
2018/12/29~
メテオラ周辺
-
はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・? その5
2018/12/29~
アテネ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (3)
-
- メディアさん 2019/01/24 17:27:07
- はじめまして
- こんにちは。
ギリシアの旅行記を懐かしく拝見しました。
日本では一般的に「デルフィー」と紹介されるこの町を
「デルフォイ」と呼んでおられるのはどうしてですか?
私はギリシア悲劇でこの町のことを知ったので
今でもデルフォイと呼んでいますが、
むう2にゃんさんは何からこの町のことをお知りになられましたか?
それとアテネに帰るバスのバス乗り場は
今でも小さなスーパーの前でしたか?
あの店で帰りのバスチケットを買った覚えがあります。
- むう2にゃんさん からの返信 2019/01/25 17:23:41
- RE: はじめまして
- メディアさん はじめまして。
お名前はギリシャ悲劇の王女から取られたのでしょうか?(私のHNは我が家にいたお爺ちゃん猫の名前です)
「デルフィー」と「デルフォイ」、た・確かに・・・(^^;)
実はあまり深く考えておらず、古代ギリシャ神話のイメージが強くて つい無意識に「デルフォイ」と書き込んでいたのです。
そんな感じで、嘗てコンスタンィノープルと呼ばれた都市も「イスタンブール」ではなく「イスタンブル」の方が 個人的にはしっくりとする私です。
私は日本出発前にバス会社のHPからチケットを購入したのですが、大晦日だったため帰省?する地元民の利用で往復ともほぼ満席、前もって購入しておいて正解でした。
デルフォイのバス切符は、バス停車場の目の前にある Informationで販売を行っていました。
2018年12月時点では 女性職員1人入るのがやっとの小さなブースでしたが、その背後の建物が大々的に改装を行っていたので、将来的には立派な観光案内所兼お土産処が出来るかもしれません。
バス乗り場は デルフォイINで降車した場所の向かい側、Information窓口のガラス戸に「アテネ行きバス乗り場は此処」と書かれている所です。
道路を挟んだ反対側(降車時の車線側)にはお土産物屋さんとカフェ兼レストランがあり、私や他の乗客はこのカフェで時間待ちをしていましたね。
アポロン神殿遺跡も博物館でも 何故かイタリア人の集団に遭遇し、ここはイタリア?と一瞬錯覚してしまいました(苦笑)。
> こんにちは。
> ギリシアの旅行記を懐かしく拝見しました。
>
> 日本では一般的に「デルフィー」と紹介されるこの町を
> 「デルフォイ」と呼んでおられるのはどうしてですか?
>
> 私はギリシア悲劇でこの町のことを知ったので
> 今でもデルフォイと呼んでいますが、
> むう2にゃんさんは何からこの町のことをお知りになられましたか?
>
> それとアテネに帰るバスのバス乗り場は
> 今でも小さなスーパーの前でしたか?
> あの店で帰りのバスチケットを買った覚えがあります。
>
- メディアさん からの返信 2019/01/26 12:40:27
- お返事ありがとうございました
- こんにちは。
ご推察の通り私のHNはギリシア悲劇の彼女からいただきました。
特に好きというわけでもありませんが、
それしか思い当らなかっただけなんです(笑)。
でもまさかHNの正体に気づかれるとは思っていませんでした。
むう2にゃんさんは博識でいらっしゃいますね。
旅行記をすべて見せていただきました。
それにしてもすごい雪でしたね。
楽しみにしておられたメテオラが雪の為に
きっちり見学できなかったのは残念でしたね。
あれほど雪が降るなんて私も知りませんでした。
数年後にまたギリシアへ行きたいと思って
ギリシア悲劇を読み返しているところです。
むう2にゃんさんのような充実した旅行ができたら嬉しいです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
デルフィ(ギリシャ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ はじめてのギリシャ旅行は 雪も嵐も乗り越えて・・・?
3
71