2018/11/05 - 2018/11/19
32位(同エリア41件中)
はるたびさん
以前から行きたかったフランスの田舎。 そんな時知ったのが「フランスの美しい村」という制度。 早速、本と南西部の地図を買って、美しい村を地図上に落としていくうちに、美しい村巡りは、鉄道ではなかなか難しいということに気づいたのです。しかも、オフシーズンのため、バスも鉄道も便数が減り、週に数便しかない所も。そのため、旅プランを大幅に練り直しました。でも人も少なかったので、観光地の本当の姿を見た気がしました。
また、格安SIM、格安飛行機、民泊などの初体験が多くて、わくわくドキドキの、とても充実した旅になりました。
■旅程の一部
11月16日 ロデズ ~ フィジャック ~ サン・シル・ラポピ ~ カオール
(鉄道とバス Ligne 910)(カオール泊)
11月17日 カオール観光 ~ ボルドーへ移動 (鉄道)(ボルドー泊)
11月18日 ボルドー観光
11月19日 ボルドー ~ ベルリンへ移動 (格安飛行機 Easyjet)
ロデズからフィジャックは鉄道で移動。
その先のフィジャックからカオールまでは、SNCFのバス番号910です。 サンシルラポピーは、途中下車の形です。
切符は、ロデズ駅で購入。SNCFのバス路線にも割引きが適応されました。
・全体の旅スケジュールは
https://4travel.jp/travelogue/11444381
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ロデズからのサンシルラポピーまではバスでおよそ1時間。風景を楽しみながら、サンシルラポピーというバス停で降りればといいと思っている内に、バスはそこを通り過ぎてしまった。 急いでバスの運転手に降ろして貰ったが、ガイドドブックをみると、なんと、2つも前のバス停だった。今日はロングウォークだ!と切り替え、田舎の景色を楽しみながら引き返す。 正しいバス停は:Tour-de-Faure Marie。
-
やっと、橋の所まで戻った。 戻るのに1時間以上歩いた。
このロット川を渡るといよいよ、サンシルラポピーに(あと2Km)。 -
だんだん見えてきました。 村への入り口の門。
歩いて上っているので、周囲の景色は存分に楽しめた。 -
絶景ポイントからパチリ。
崖に張り付くように家が立ち並び、中心に教会の塔がそびえる眺めはまさに絶景。人口約200人の小さな村。 -
周囲の景色と教会を眺めながら、ワインとチーズで、ピクニックランチ。
美しい村巡りには、食料持参が必須だ。
シーズンオフなので、開いている所は2-3軒のみ。観光案内所もやっと14時半から開いた。しかしカオールからも近いせいか、ドライブがてらの観光客は絶えない。
シーズン中は美味しいレストランがオープンするらしい。 -
ピクニックの場所から上ると、昔の要塞?
-
切り立った崖の下を流れるロット川。 川沿いに、この崖の中に歩く道があり人気らしい。
-
村の中の道沿いに家が連なる。奥に見える門が村への入り口の門。
-
中世から続く家、今までに何度屋根を直したのだろうか。いろんな所で修理が行われていた。
-
村の中はかなりの坂道。どこも絵になるが、この時期、誰も住んでいない。
-
この重厚さ!歴史の重みそのもの。味わいのあるこんな扉が続く。
写真を一杯取った。 -
夕方になると、村が幻想的に浮かび上がった。
しかし現実は、どうなのだろうか。5時を過ぎると車がどんどん下っていった。
カオール行きの18:27のバスが、30分以上遅れて来た。暗くなり不安になったが、無事カオールに到着した(19:04)。 -
今日からカオール。 町の中心にあるサンテティエン大聖堂(12世紀)。
サンティアゴデコンポステーラの巡礼路でもある。
昨夜到着したとき、既に暗く、宿のある旧市街まで駅から20分ほどだったが、ネットのマップのおかげで、宿に無事到着。宿はこの大聖堂の一角だったので探しやすかった。
大聖堂の隣で、毎週市場が午前中開かれる。地元の人が買い物袋を持って集まってくる。私もジェスチャを加えながら買った。全て量り売りで、レシートを見せて貰えば値段もわかる。クレジットカードも使える。
市場が終わると、清掃車が来て水できれいに掃除していた。市場の角に安くておいしい地元の人がいくレストランがあった。 -
カオールも中世の街並み。この通り全体が今リノベ-ション中。おしゃれな店が集まる通りに変身するのだろう。どこの町も、町の魅力作りに余念がない。
-
カオール旧市街への入り口の警備所(バルバカン)。カオールは、ロット川が大きく蛇行しループ上の所に発達した町。
-
ヴァラント橋(14世紀)、要塞のような橋で、ヨーロッパで最も美しいと言われている。
-
ヴァラント橋の塔の一つ。船を監視していたのだろうか。
カオールはポリフェノールたっぷりの赤味が濃いワインで有名。
この橋のそばにカオール産のワインが揃っているワインショップがある。私も1本購入。美味しかった! -
いよいよ、フランス旅の最終地ボルド-。
建物の大きさ、道路の広さにびっくりした。ボルドーは良港で、貿易で栄え、18世紀には、ワイン貿易で黄金時代を築いた。ジロンドの記念碑。この先に港に向かって2本の塔が立つ。
ボルドーは鉄道の駅から中心地までは離れていて、路面電車に乗る。 今はどこも切符を販売機となっていて、いつも面食らう。が、近くの人に教えて貰うのが一番。英語でもフランス語でも皆親切に教えてくれる。 既に暗くなっていたが、ホテルは民泊とちがい看板も出ているので安心感があった。 -
ガイドツアー(10ユーロ)に参加。ガイドについて行くだけなので、どこをあるいているのかわからず、物足りない。
写真の右手は、昔はマーケットだった所。最近立て替えられ、以前の建物より景観がよくなり、地元民はホッとしているそうだ。 -
町中を走るトラムカー。これがいい。とっても静か。
-
大劇場。 ヨーロッパで最も美しいと言われている。周囲は広~いコメディ広場(Place de la Comedie)。向かい側は大ホテル。
-
コメディ広場の一部。道路がまるで床のようにツルツル。一角には大きな現代彫刻もあった。
-
ボルドーは、「月の港」として世界遺産に登録されている。
町は、弓なりのガロンヌ川沿いに発達し、18-19世紀に都市計画によって生まれた町。宮殿と、その前には半円の水鏡、宮殿が映し出されるように意図したもの。この大胆さには驚いた。
左隅に見えるのは中国企業ファーウェイの広告。市の財政収入の策として場所を貸し出しているらしい。 -
カイヨ門 ボルドー市街への入り口
-
サンタンドレ大聖堂(St.Andre)(古い部分は11世紀、ほとんどが12-14世紀)。サンティアゴデコンポステーラの巡礼路にある大聖堂で、世界遺産。
この大聖堂の中で最も高い塔は、鐘楼。鐘の揺れで大聖堂が傷む危険があるので、大聖堂とは離して立てられたそうだ。
ここでガイドツアーは終わり解散。 その後自分で地図を見ながら歩き始めたら、やっとボルドーに来た気がした。 -
ガイドツアがモノ足らなかったので、大聖堂の鐘楼に上ることにした。らせん階段をひたすら上る。
ボルド-の町が一望できる。 -
建物の高さか揃っているのできれい。
-
上から見たサンタンドレ大聖堂の屋根。
ボルドーは予想以上に整った大きな街だったが、観光ポイントは旧市街に集まっているので、歩きながら、楽しめるのはありがたい。
これで、今回のフランスの旅は終わった。
ホテルに戻ろう。街の中心にあるホテルだったが、低価格で予約できて、ラッキーだった。ホテルはやっぱり民宿より、使い勝手が良かったというのが正直な感想です。 -
ホテルの窓から眺めていると、音もなくトラムカーが狭い道から出てきた。とにかく道が広い。
以前フランスを旅したときは、石畳みを通る車の騒音が気になったが、今は、車道は舗装になり騒音は消えた。
今日は、格安飛行機でベルリンに行く日。ボルドー空港へ向かうバスは、10分おきくらいにあり、空港まで約40-45分だった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
鉄道とバスで廻る南西フランスとミディピレネー
-
鉄道・バスで「南西フランス と ミディピレネーの美しい村」(4) ~ コンク、ロデズ
2018/10/05~
コンク
-
鉄道・バスで「南西フランス と ミディピレネーの美しい村」(1) ~クレモン・フェラン, ル・ピュイ・アン・...
2018/11/05~
クレルモン=フェラン
-
鉄道・バスで「南西フランス と ミディピレネーの美しい村」(2) ~フィジャック、 ナジャック
2018/11/05~
フィジャック
-
鉄道・バスで「南西フランス と ミディピレネーの美しい村」(3)~ コルド・シュル・シエル、 アルビ
2018/11/05~
コルド=シュル=シエル
-
鉄道・バスで「南西フランス と ミディピレネーの美しい村」(5) ~ サン・シル・ラポピー、カオール、ボルド...
2018/11/05~
サン=シルウ=ラポピー
この旅行記へのコメント (1)
-
- デコさん 2019/02/11 18:23:39
- 素敵な田舎巡り♪
- はるたびさん、先日はメッセージをありがとうございました(^^♪
早速フランス旅にお邪魔させていただきました!
素敵なところを上手に回ってこられたんだなぁと羨ましく拝見させていただきました。
ナジャックでは親切な地元の方の車に乗せてもらった様子や、コルド・シュル・シェルやコンクでの宿泊なども羨ましい限り!
私は大きな荷物をもってバス移動が不安だったので、ついつい鉄道駅のある町から日帰り訪問してしまいました。
やはり、ここぞと思う村や町でお泊りしたかったなぁって、今でも未練がましく思ってしまっています。
半分懐かしく、半分未知の世界を興味津々で旅行記を楽しませていただけました!
ありがとうございました^^
またお邪魔させていただきますね(^^♪
デコ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 鉄道とバスで廻る南西フランスとミディピレネー
1
29