2019/01/09 - 2019/01/09
1802位(同エリア4589件中)
ころたさん
前回、あまりの混雑に断念した上野の森美術館で開催中のフェルメール展。
ようやく行けましたよ。そして行った甲斐があった。フェルメールはやはり素晴らしい! 今さら何だと言われるでしょうが、素晴らしい。
あの混雑がもう少し解消してくれたら、より素晴らしいんだけどなぁ。
会期は2月3日まで。急げ!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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前回来たのは11月2日。フェルメール展も開催されて1月が経ったので、そろそろ少しは空くかなぁと思って行ってみたら大行列!
で第二希望のルーベンスを見に行ったのだ。
https://4travel.jp/travelogue/11420739上野の森美術館 美術館・博物館
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しかし今日は10分待ち。これならいいかなぁと係員に聞くと、「もう少しすれば列は解消されると思います」という嬉しいお言葉。ならば先にランチでも済ませて1時間後に来ましょう。
https://www.vermeer.jp/上野の森美術館 美術館・博物館
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チケットは入場時間指定制。大人2700円と強気の価格設定。
一応、音声ガイド付きでその値段が入っているとのことだが、俺は普段ガイドは使わない。でもしょ~がない。
11時~12:30入場指定のチケットを購入してから、アメ横辺りで安いランチでも食べよう。上野の森美術館 美術館・博物館
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今日1月9日を選んだのは、正月休み明けだし、この冬1番の冷え込みだったから。平日ヒマしているジジイ達は嫌がって出てこないだろうという読みだ。
ジジイのお前が出て来てるだろうって?
そだね~(祝、流行語大賞!) -
アメ横の入り口でささっとうどんを食べて美術館に戻った。
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空気は冷たいが雲一つない冬空の下の上野公園は気持ちがいい。
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西郷さんとスカイツリーと片付けそこないのクリスマスツリー。
11月に来た時は大河ドラマも佳境で、西郷さんの廻りに人がウジャウジャいたのだが、ドラマが終わればいつもの風景。
人間なんて薄情なもんだよね、西郷さん。上野恩賜公園 公園・植物園
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美術館に帰ると係員の言う通り入場待ち0分。
いいぞぉ、この調子で展示室も空いているといいなぁ。 -
と言うのは夢でした。混んでます。ばっちり人だらけです。
そしてこの美術館、狭いです。今回のフェルメール作品は8点。美術展的には過去最多の9点というのが売りなのだが、実は同時展示は8点に留まる。その8点が1つの部屋に展示されているのだが、これが狭い! フェルメールの作品はほとんどが小作なのだが、それにしても作品の感覚が狭すぎて、人の渋滞を引き起こす。
もっと広い部屋にゆったりと展示すれば、ず~っと見やすいのになぁ。
これ、不当宣伝にならないの? -
入場すると小さなパンフと音声ガイドが手渡される。このパンフがねぇ、品祖なのよ。
普通の美術展で作品の脇にあるキャプチャはなく、簡素な説明が全展示品について書かれている。方式としては悪くない。なぜならいつもの美術展だと、作品の真ん前でキャプチャを読むのに一生懸命な人(おもにオバチャン)が渋滞を作るから。
「説明文、絵の脇に付けてくれればいいのにねぇ。」
なんて言っているオバチャンもいたが、まさにあなたのためにパンフにしたんですよ!
一方で内容がおそまつ。絵に描かれていることをそのまま字にしているだけ。
いらねぇっつの! -
音声ガイドも同様にどうでもいいことを説明しているのだ。でも声が石原さとみちゃんだからいいか。
と思って聞くと、ガイドしている作品はわずか10点。しかもさとみちゃんがしゃべっているのはほんの30秒たらず。あとは男性アナウンサーに代わってダラダラしゃべっている。
いらないよ。金返せっ! -
と言いつつ作品に浸る。
フェルメール作品は当然ながら一番最後に展示されている。約50点の絵画はすべて17世紀オランダの作品。するとレンブラントは!フェルメール最大のライバル、レンブラントもあるの?
ないんです、残念ながら。知識不足の俺が知っているのはフランス・ハルス、ヤン・ステーンくらい。無知でスイマセン。上野の森美術館 美術館・博物館
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それでも当時のオランダ絵画を存分に味わえるし、何点もの発見に心打たれる。
例えばヤン・スェーニックスの「野ウサギと狩りの獲物」の兎の毛並みの柔らかさ。
反対にオイーテル・サーンレダムの描く教会。これには驚いた。貴方は誰?ほとんどアールデコだ。カッサンドルのポスターかと思ったよ。こんな絵を描く人が17世紀にいたんだ!
フェルメール展と銘打った美術展でスポットライトが当たらないのは仕方がないのだろうが、これらの絵について何の情報も公式ページで紹介されていないって、主催者的にいいの? -
で、肝心のフェルメール作品。。。
やっぱりいいよね。どれも最高だ。展示の順番が年代順でもなければテーマ別でもなく、「本邦初」とか「過去最多」とかに重点が置かれているところが気に食わないのだが、作品には何の罪もない。素敵ですよ、どれも。
順番は記憶している限り「マルタとマリアの家のキリスト」「ワイングラス」「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの少女」「手紙を書く女」「取り持ち女」「手紙を書く婦人と召使」「牛乳を注ぐ女」の8点。
https://www.vermeer.jp/pictures/ -
「マルタとマリアの家のキリスト」はフェルメール22歳の作品。唯一の宗教画にして最大の作品だという。
作品がまだ若い。「あのフェルメール」に未だ成っていない若さを感じる。
国立西洋美術館にある「聖プラクセディス」と同列。でもこの「マルタ」を見て「聖プラクセディス」はやはりフェルメールだと確信したな。ドシロウト的には。
この1年後に「取り持ち女」を描いていて、ここでまず題材を大きく変えたね。いわゆる風俗画になってく。すなわち「あのフェルメール」になっていく。 -
ここからは展示順に従わず、自由に見て回った。なんせ狭い部屋だし。それに何より混みすぎていて自由に絵を観られない。なので比較的人の少ない絵を行ったり来たり。
ちなみに貰ったパンフの掲載は年代順になっている。一応これを目安に見ていった。「マルタ」の次は「取り持ち女」そして「牛乳を注ぐ女」と続く。「取り持ち女」は題材こそ違えどテクニック的には「マルタ」の延長線上。
気になったのは、この絵にだけサインと言うかマークが絵の右下に書かれている。フェルメールのサインは見つけにくい所に散在していて、以下のサイトでは作品毎のサインのマップを紹介している。
http://www.essentialvermeer.com/signitures.html#procuress
でも俺が気が付いたのはそれらのフェルメールサインではなく、「Dicery 2913」(記憶違いでなければ)という文字列。何だこれ? ネットを探しても分からない。上野の森美術館 美術館・博物館
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そして「牛乳を注ぐ女」はフェルメール26歳の作品だ。
これは既に完成されたフェルメールだ。柔らかな光、計算されつくした遠近法、女性の表情と美しい青と黄色、そして注がれる牛乳の生々しい事!
これを彼は26歳で描いたのか。すごいな。 -
今回作品の中で俺が一番好きなのは「真珠の首飾りの女」。2012年の西洋美術館のベルリン国立美術館展で見て一目惚れした。眩い、しかし柔らかな光に包まれた少女の表情、淡く輝く少女の黄色い服、簡素な背景。日本ではあまり人気がない作品なのが不思議。
ベルリン国立美術館展の時は美術展自体がなぜか不人気で、俺は彼女を30分間も独り占めしていた。それに比べて今回は、、、人多すぎ。でも旧知の恋人に再会できた気分だ。
この気分は海外の美術館で味わえたら最高だろうな。そういう旅をしてみたい。上野の森美術館 美術館・博物館
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その他の作品も最高なのだが、いかんせん混みすぎで。。。
でも会期はあと1月。これからもっと混むんだろうな。
会場を出るとそこはミュージアムショップ。「牛乳を注ぐミッフィー」とか「ミルクさん缶バッジ」とか良くわからないグッズがあったが、当然スルー。
で、出口はチケット売り場の奥、コインロッカーの陰にあるこの小さなドア。なんか貧しいなぁ。もう少しグレードを上げてよ。
上野の森美術館は公益財団法人日本美術協会が運営管理しているれっきとした美術館。どっかの成金が金儲けのために建てたんじゃないんでしょ。もう少し美術鑑賞の持つ意味とか与える影響とかを総合的に考えてくれないかな。 -
美術館を出て不忍池に下りた。何やらテントが並んでいる。
不忍池 自然・景勝地
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ほう、骨董市だね。小さいながら日本、中国、インド、アラビア等々の骨董品が並んでいる。お値段控えめで数100円から高くて数万円。
不忍池 自然・景勝地
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お客は海外の人が多かったな。
一攫千金を狙って何か仕入れようかな。300円の根付とか。 -
後ろでバカにするような笑い声がするので振り向くとたくさんのカモメ。そういえば我が家の脇の境川にももう少しするとカモメが飛来する。家は江の島から50kmはある。それに比べればここなんか海から一っ飛びだろうな。
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そろそろ帰ろう。
駅方向に折れようとすると、なんとオークラ映画館! まだあったんだ。我が青春のピンク映画よ!しかも連日オールナイトだと。
ピンクをバカにするなよぉ。日本のヌーベルバーグだぞぉ。 -
おいおいフェルメールから始まって、最後の締めはピンク映画かよ。
格調高かったのが台無しだぜ。不忍池 自然・景勝地
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