風神・雷神が守護する浅草寺の総門<br />雷門は浅草寺の総門であり、正式名称は「風雷神門」という。風雷神門の名は、風神と雷神を門の左右に奉安していることに由来する。<br />その創建年代は詳らかではない。　総門が現在地に移ったのは鎌倉時代以降のことで、移築の際に風神、雷神を安置したとも考えられている。風神と雷神は名のとおり風雨を司る神であり、風水害を除け、伽藍を鎮護するために祀られた。同時に、風雨順時と五穀豊穣の祈りも込められている。<br />幕末の慶応元年（1865）、浅草田原町からの失火により雷門まで延焼してしまう。この慶応の焼失より実に95年間も雷門は再建されなかった。現在の門は、昭和35年（1960）に松下電器産業（現パナソニック）社長・松下幸之助氏の寄進により、再建された。当時、松下氏は関節痛を患っていたが、それを聞いた当山中興第24世清水谷恭順貫首がご本尊に祈願したところ快復し、その御礼の意を込めて松下氏個人で寄進されたものである。江戸時代の様式を生かした造りであり、堂々たる風格を漂わせている。<br />慶応の火災の際、風神、雷神像は頭部のみ難を逃れ、明治7年（1874）に身体部分を補った。昭和35年の雷門再建の際に、常盤堂雷おこし本舗社長・穂刈恒一氏の懇意により、補修・彩色されたのが現在の像である。<br />また、雷門の北の間（風雷神像の背後）に安置されている天龍像と金龍像は、水を司る龍神であり、浅草寺の護法善神である。<br /><br />様式　本瓦葺　切妻造り八脚門　鉄筋コンクリート合成樹脂塗装 <br />建坪　　69.3m2（21坪）・間口 11.4m・高さ 11.7m <br />昭和35年（1960）5月1日　95年ぶりに再建成25年（2013）11月18日　塗り替え工事完成 <br /><br />風神・雷神像　　　　風神　高さ2.18m、雷神　高さ2.09m<br />風神・雷神は、風や雷をつかさどる神さまであり、浅草寺の護法善神である。元々雷門はこの二神の名前から「風雷神門」と呼ばれていたが、いつの頃からか雷門とだけ呼ばれるようになった。 <br /><br />龍神像　天龍　高さ 2.93m・重さ 250kg（男性の姿）金龍　高さ 2.74m・重さ 200kg（女性の姿）<br />天龍は平櫛田中氏、金龍は菅原安男氏により謹刻、木曾檜造り。<br />雷門の背面、風神・雷神と対称となるように奉安されている。<br /> <br />提灯　高さ3.9m・幅3.3m・重さ700kg　平成25年（2013）11月掛け換え（5回目） <br />「金龍山」額　　京都・曼殊院門跡の良尚法親王筆の模写<br />http://www.senso-ji.jp/guide/guide01.html　より引用<br /><br />浅草寺　については・・<br />http://www.senso-ji.jp/<br />

浅草暮-2　浅草寺総門　風雷神門：個人寄進で再建　☆天龍・金龍像も伽藍を鎮護

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2018/12/18 - 2018/12/18

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マキタン２さん

風神・雷神が守護する浅草寺の総門
雷門は浅草寺の総門であり、正式名称は「風雷神門」という。風雷神門の名は、風神と雷神を門の左右に奉安していることに由来する。
その創建年代は詳らかではない。　総門が現在地に移ったのは鎌倉時代以降のことで、移築の際に風神、雷神を安置したとも考えられている。風神と雷神は名のとおり風雨を司る神であり、風水害を除け、伽藍を鎮護するために祀られた。同時に、風雨順時と五穀豊穣の祈りも込められている。
幕末の慶応元年（1865）、浅草田原町からの失火により雷門まで延焼してしまう。この慶応の焼失より実に95年間も雷門は再建されなかった。現在の門は、昭和35年（1960）に松下電器産業（現パナソニック）社長・松下幸之助氏の寄進により、再建された。当時、松下氏は関節痛を患っていたが、それを聞いた当山中興第24世清水谷恭順貫首がご本尊に祈願したところ快復し、その御礼の意を込めて松下氏個人で寄進されたものである。江戸時代の様式を生かした造りであり、堂々たる風格を漂わせている。
慶応の火災の際、風神、雷神像は頭部のみ難を逃れ、明治7年（1874）に身体部分を補った。昭和35年の雷門再建の際に、常盤堂雷おこし本舗社長・穂刈恒一氏の懇意により、補修・彩色されたのが現在の像である。
また、雷門の北の間（風雷神像の背後）に安置されている天龍像と金龍像は、水を司る龍神であり、浅草寺の護法善神である。

様式　本瓦葺　切妻造り八脚門　鉄筋コンクリート合成樹脂塗装
建坪　　69.3m2（21坪）・間口 11.4m・高さ 11.7m
昭和35年（1960）5月1日　95年ぶりに再建成25年（2013）11月18日　塗り替え工事完成

風神・雷神像　　　　風神　高さ2.18m、雷神　高さ2.09m
風神・雷神は、風や雷をつかさどる神さまであり、浅草寺の護法善神である。元々雷門はこの二神の名前から「風雷神門」と呼ばれていたが、いつの頃からか雷門とだけ呼ばれるようになった。

龍神像　天龍　高さ 2.93m・重さ 250kg（男性の姿）金龍　高さ 2.74m・重さ 200kg（女性の姿）
天龍は平櫛田中氏、金龍は菅原安男氏により謹刻、木曾檜造り。
雷門の背面、風神・雷神と対称となるように奉安されている。

提灯　高さ3.9m・幅3.3m・重さ700kg　平成25年（2013）11月掛け換え（5回目）
「金龍山」額　　京都・曼殊院門跡の良尚法親王筆の模写
http://www.senso-ji.jp/guide/guide01.html　より引用

浅草寺　については・・
http://www.senso-ji.jp/