年末年始、ほぼ“ぼっち”の上海②「インターコンチネンタル上海エクスポから渡し舟で市内中心地に出る件」

2018/12/30 - 2019/01/02

事情により、立地条件最悪のインターコンチネンタル上海エクスポで一人で宿泊することになった自分。
どう見ても、最寄りの地下鉄までは徒歩30分ぐらいかかる。
中心部までどうやって出るか？答えは偶然見つかりました。そうだ、船に乗ろう！その先は、なんと、バスがおすすめです。
そのほか、出発前には絶望的に思えた、「ホテル近くで食料を買う」こともできました！

エリア 上海(中国)

おはようございます。
さあ、ホテルから街の中心地へ向かいます。
ホテルの部屋の窓から見える風景。すぐ目の前に船が泊まってます。おそらくアレで対岸まで行ける、はず！というのも、事前にネットで調べても、川を渡る船の情報はとても少なくて、実際に活用できるものなのか確信がありませんでした。
とりあえず乗船をこころみて、無事川を渡れたらそこから歩いて地下鉄4号線の南浦大橋駅まで行こうと思います。

インターコンチネンタル シャンハイ エクスポ ホテル

ちなみに、対岸まで行かない場合、徒歩では最寄りの地下鉄駅は2つ。8号線の中華芸術宮駅と、6号線の臨イ新村駅。
中華芸術宮駅へは、川沿いの大通りをひたすら徒歩30分、南へ向かいます。万博の跡地なので、見事に何にもないです。ひたすら平地と工事現場が続いて、心が折れます。。。
地下鉄に乗るなら、6号線の臨イ新村駅をおすすめします。こちらも20分は歩きますが、道中にお店やショッピングモールもあるので、楽しいです。

中華芸術宮駅前のショッピングセンター。
信号待ちしてたら隣のおっちゃんに何か話しかけられた。残念ながら私は中国語はわかりません。そうか、同じ東洋人だから外国人だってことがわかりにくいよね。
これが韓国だと、化粧の仕方とか持ち物で何となく現地人との違いが出るのだけど、上海では上海人と日本人は違いがわかりにくいような気がしました。

中華芸術宮 博物館・美術館・ギャラリー

さて、話は戻って、ホテルの裏口から船乗り場へ向かいますよ。

ホテルの裏側は公団のような建物が続き、ちらほらとお店があります。
青い看板はコンビニ。ここが一番近い食料品店かな。裏口から徒歩2分ぐらい。
ペットボトルの飲料は4元ぐらいから。

地元のお店たち。食堂も何件かあるけど、外国人が入るのは勇気がいる感じ。一回は利用しようと思っていましたが、結局機会なく。

おなじみのローソンもありました。ちゃんと肉まんやおでんもあります。日本とはちょっとレパートリーが違うけど。

ローソンから大通りを渡ってすぐの場所に、船乗り場です。

上海版suicaである、交通カード。「ジャオトンカー」と呼ばれています。
空港で購入して、100元出して20元はデポジット、80元チャージしました。
これで、タクシーも地下鉄も、船も乗れます。

自動改札で交通カードをかざし、船が来るのを待ちます。
人がどんどんくるから、きっと出航時間も近いのね、よかった。
乗客はバイクのおっさんばっかり。それと、いかにもご近所さん的なオバチャン。かなり浮いている、自分。。。

5分もしないうちに対岸から船がやってきました。まずは降りる人が優先で。

乗り込みます。バイクの人がほとんど。
人だけだと2元、バイクは2.8元。交通カードをタッチする場所が異なります。

人は2階へ。

暖房が効いていて快適。

南浦大橋の下を通過します。

南浦大橋 建造物

後ろに宿泊しているインターコンチネンタル上海エクスポが。

5分ほどで対岸に着きました。
この船はすぐ折り返して戻っていきます。
昼間は2台の船がピストン運行しているので、待ち時間はほとんどなく、とても便利な交通機関だと思います。
（ただし、インターコンチネンタル上海エクスポ宿泊客限定）

船着き場から左へ進み、すぐの角を右へ。南浦大橋へ向かう高架のループが見えてきた。
めずらしく青空も見える。

ループの内側は公園になってる。写真撮ってたら、また通りすがりの兄ちゃんに笑いながら何か言われたけど、ごめんなさい、理解不能。
「あんた、こんなところの写真撮って何がおもしろいの？」ってところかしら。

ループを超えてすぐ、大きなバスターミナルが出てきた。
これは知らなかったな。
とりあえず地下鉄の駅を目指さなきゃ、と思っていたら…

ん？このバスは静安寺駅行きらしい。
89番の車体が10：15に出発します、ということか？

目の前に，車体番号89番のバスが止まってる。これに乗ればあと5分で出発するのか！
これは、地下鉄で乗り換えながら中心地を行くよりおもしろいかも。

誰も乗ってないけど、とりあえず交通カードをかざして乗り込む！
バスに乗る、ということは想定外だったけど、大丈夫かな？
ガイドブックとかだと、観光客がバスを乗りこなすのは難しいみたいなことが書いてあったけど。

途中のバス停でどんどん人が乗ってきた。
ちなみに上海のバスは、降りるときもボタンを押さなくてもいいみたい。全てのバス停で停まるので、気が向いたら降りればよいのだ。
Googleマップの位置情報を確認しながら、静安寺の手前のフランス租界界隈で降りました。
思わぬ時間の短縮、楽しいドライブでした。

ちなみに帰りは、一番の繁華街・南京東路近くから64番バスが南浦大橋まで走っているのを見つけました。かなり頻繁に通っています。
観光客はふつうは乗らないだろうけど、私の場合、これは嬉しい話。

ターミナルの一つ手前のバス停で全員降りて、私一人に。運転手が「着いたよ！」みたいなことを言ってきたけど、いえいえ、私は終点まで行って船に乗るんです。
帰りの船乗り場。

乗り場の目の前は体育センター？です。

夜22時を過ぎてもバイクがいっぱい乗り込む。

夜の船内。

ライトアップされた南浦大橋の下を通る！
この体験は貴重ですわ。

南浦大橋 建造物

帰りにローソンに寄りました。
なんと、レジ横にこんなコーナーが！
結構小さなお店なんだけど。。。そんなにプッシュせんでも。。。
世界のオカモト万歳！！

以上、船とバスを使って街へ出る、という離れ業を使ってみた記録でした。
今回は諸事情にてインターコンチネンタル上海エクスポに宿泊することになり、出発前は不満だらけでした。自分の意志では絶対選択肢にないホテルです。
でも実際今の上海に行ってみて、街の中心すぎるホテルはかなり周りが騒がしいので、少し離れたぐらいがちょうど良いと思いました。また、観光客いらっしゃい的なのではなく、地元密着的なお店を利用できるのも、離れたホテルのいいところですね。
明日の朝ご飯におにぎりを買っておやすみなさい。