2018/12/05 - 2018/12/07
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旅する歴史家@ペルシアさん
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砂漠の旅日記5 世界一不思議なペルシアのルート砂漠 (後編)
ルート砂漠は天体観測や流れ星の観測地点としても、知る人ぞ知る名高い場所。
地球ではない別の惑星に迷い込んでしまったかと思うような、こんな秘境のルート砂漠で見る星空は、地上のどんな光からも遠く遮断されていて、天空に迷い込んでしまったような神秘的な美しさに満ちているという。写真でもその雰囲気はきっと伝わると思うのだけど... もちろん、この砂漠では隕石もよく見つかっていて、この砂漠で見つかった未解明の光線を発し続けているひとかたまりの隕石も展示されている。
もっと不思議なのは、こんな秘境の砂漠には実は世界最古の文明のひとつにに数えられている文明が存在していたことが、考古学の発掘調査で明らかになっている。
なかでも名高いのが、この砂漠で見つかった世界最古の国旗。
この国旗ーあるいはただ「旗」と言ったほうがいいだろうかーはルート砂漠のなかでもシャフダード(直訳すると、神が与えた地)という名の地域で発掘された恐らく7000年以上前のブロンズ製の旗だ(写真)。この旗には、太陽/ナツメヤシの木/ライオン/牛/王が描かれていて、まだこの図像に描かれた物語の意味は解明されていないものの、たぶん大まかには、古代ペルシアの文明に従って、正義を司る至高なる神に選ばれた公正な王が大地で農耕と牧畜を司って国を治めるという意味が込められているのだろう。
世界最古のこの国旗は、古代ペルシアで登場した様々な文明のなかで少しずつ文様を変えて受け継がれていったが、後にフェルドゥスィーが口承文化で伝えられていた様々なペルシア神話を収集した「王書(シャーナーメ)」の中でも「王の輝く旗」という神話的な旗として登場する。
ルート砂漠に存在した古代文明についてはまだ発掘や考古学的な考証の段階で、解明されていない点が多いというが、この砂漠の南にある古代都市バムや、近郊のケルマーン州で見つかった9000年前のジーロフト文明の存在を考えてみれば、ルート砂漠の内部に見つかったこの謎の古代文明の存在がより身近に感じられるかもしれない。
でも今は広大な砂漠の広がるこの秘境の地で、いったい7000年以上も前に古代の人々がいったいどんな風に最古の文明のひとつをつくりあげ、この大地に生きていたのだろう...? と思いを馳せてみると、世界で最も不思議なルート砂漠の神秘はいっそう不思議な様相に包まれていくようだ...
知る人ぞ知る世界の秘境ルート砂漠への旅は、極めて専門性の高いアドヴェンチャーの部類に入り、この地に適した特別車や様々な装備や熟練したガイドたち総出でバックアップしてようやく出発が可能になる過酷な旅だそうなのだけれど、それをものともせずにアドベンチャーツアーにやって来るヨーロッパからの旅行者が後を絶たないという。
砂漠初心者の私にとっては、神秘に満ちて過酷なルート砂漠への旅はまだちょっと壁が高いような気がするのだけれど、世界一不思議な砂漠として知られているこの砂漠は、もしかしたら、おとぎ話やアニメの砂漠よりももっと摩訶不思議なありとあらゆる神秘に出会える場所なのかもしれないから、砂漠の魅力に取り憑かれてしまいそうな私としては、いつかきっと訪れてみたい場所のひとつだ。
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