2018/12/05 - 2018/12/07
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旅する歴史家@ペルシアさん
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砂漠の旅日記3 世界一不思議なペルシアのルート砂漠 (前編)
ラクダに引かれた隊商(キャラバン)が行ったり来たり、はたまた盗賊アラジンがキャラバンを襲ったり、開けゴマの呪文で盗賊たちがお宝を隠した洞窟の岩扉が荘厳に開いたり、あるいは、サン・テグジュベリが飛行機で不時着した砂漠で星の王子様に出会ったり… 砂漠をめぐるおとぎ話には何故だかいつも、エキゾチックで得体の知れない不思議なロマンがある。
そういえば子供の頃、アニメでシンドバッドやカウボーイが迷い込んでしまった砂漠の風景を観るたびに、もし自分が灼熱の砂漠で道に迷ってしまった時には、ナイフでサボテンを切ってみたら、水が吹き出てきて生き延びられるのだろうか?とか、盗賊たちに襲われる前に、開けゴマの呪文で洞窟のどこかに隠れればいいのか?とか、砂漠で蜃気楼の大きな町が出てきても絶対に騙されないようにしよう!とか、アニメだということも忘れて、目の前に広がる荒涼とした不思議な砂漠で生き延びるための方法を子供心にもかなり真剣に考えてしまったりしたものだ。
それに、おとぎ話じゃないほんものの砂漠について考えてみても、たとえば水一滴もないはずのサハラ砂漠に潜んでいるサソリだとか、砂漠の中継地点にいきなり現れるオアシスの泉だとか、鳥取砂丘以外にはほんものの砂漠を見たことがない日本人にとっても、砂漠というのはやっぱり不思議な謎に満ちている。都会の忙しない毎日に疲れてしまった時とか、誰もいない無限に広い砂漠に行って思い切り裸足で走ってみたい、とか、アラジンのようなターバンを巻いて、あるいは千一夜物語に出てくるような黒装束のチャドルですっぽりと顔まで覆って、ラクダに揺られて何日も旅してみたい、とか、オアシスの園で素焼きの壺に汲んだ冷たい水で乾いた喉を潤してみたい、とか、きっと誰もが大人になっても一度くらいは不思議な砂漠の旅を夢見たことがあるんじゃないだろうか?
少し前にユネスコの世界遺産に登録されたばかりのイラン(ペルシア)の最大の砂漠ルート砂漠は、おとぎ話の砂漠とも、アニメの砂漠とも、北アフリカの有名なサハラ砂漠とも、かなり様相が違っているのだけれど、実は世界で一番熱くて一番不思議な砂漠として知られている。
このルート砂漠はイランとパキスタンの国境近くにあり、世界遺産の巨大な古代都市バムも近くにある。いわゆる砂漠(キャビール)とそれを取り巻く乾燥した荒れ地(ビヤーバーン)から成るこの広大な砂漠地帯はイランの国土全体の10パーセントも占めるといわれ、その内奥にはまだ誰も足を踏み入れたことのない前人未踏の地が広がる秘境の砂漠だ。
そんなルート砂漠の魅力は一言で砂漠と片づけてしまっては語りきれない数々の不思議な自然の神秘に満ちているという。
たとえば、摂氏71℃を記録した世界で最も灼熱の地点では(地元民の話では90℃にも上ったことがあるという…)、フライパンを持参すればその場で卵焼きが焼けるそう。(続く)
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